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七章 決戦
9話 2人の死闘
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洞窟の中に入っていった2人は入ってすぐのところにいたワイバーンを倒していた。
「コレがワイバーンだよね?」
「うん。多分ね」
「じゃあこの奥にいるのって……」
「うん。上位種かまったく別物の魔物ってことになるね」
「ぼくたち……大丈夫かな?」
「………………」
その問いかけにどっちも答えられないまま2人は奥へと進んでいった。
その道中にいたワイバーンも一匹残らず駆逐しながら。それが、この後の運命を大きく分けるとも知らずに。
しばらく洞窟を進んでいた2人は、巨大な空間が広がっている広間に出た。周りを見ると、出入り口はここだけのようだった。
「でかい広間だね」
「うん。なにかがここにいたみたいだね」
そういった瞬間に上から炎が降り注いだ。
2人は急なことで反応が遅れたが、すでに人間離れしている身体能力のおかげかギリギリで回避することができた。
「…………フラグ乙」
「…………ごめん」
そんなことを言い合う2人の目の前には、まるで岩壁に張り付くトカゲのような巨大な魔物が三日月の瞳をギラつかせながら睨みつけていた。
刹那、トカゲが先ほどよりも強力な炎を再び上から2人に向けて放った。
「……ッ!翔也鑑定!」
「分かってる!」
2人は驚異的な身体能力を持って再びその炎を回避したが、放たれた炎は地面に衝突した直後まるで水のように弾け2人に襲いかかった。
「クッ……翔也大丈夫か!」
「大丈夫!それより今からあいつのステータスを教えるよ」
そこから知らされた内容に橙里は戦慄した。
「おいおい……まじでかよ」
「相当厄介だよ」
2人の目の前にいる魔物のステータスにはこう記されていた。
ーーーーーーーーー
バジリスク
種族:神龍
==========
LV:80000
MP:843,569,999,999,000,000×0e399/
843,570,000,000,000,000×0e400
STR:816,449,700,000,000,000×0e400
DEF:897,510,000,000,000,000×0e400
AGI:1,051,978,000,000,000,000×0e400
MGA:815,337,951,000,000,000×0e400
MGD:873,645,000,000,000,000×0e400
適応属性:火、水、地、雷、氷、重力、空間
==========
スキル
全属性魔法耐性レベル10、全属性魔法超耐性レベル10、毒超耐性レベル10、暗視レベル10、明視レベル10、感覚超強化レベル10、異常状態超耐性レベル10、物理攻撃耐性レベル10、物理攻撃超耐性レベル10、自然治癒レベル10、超自然治癒レベル10
魔法スキル
火魔法レベル10、水魔法レベル10、風魔法レベル10、雷魔法レベル10、氷魔法レベル10、重力魔法レベル10、空間魔法レベル10
固有能力
神龍の咆哮、神龍の鉤爪、神龍の覇気、神龍の支配圏、魔力反射、緑神龍の毒液、眷属化、眷属吸収
魔物スキル
硬化、超硬化、部分強化、部分超硬化、咆哮、威圧
加護
邪神の加護
==========
称号
神に仕える者、最硬の龍、邪に取り憑かれた者、
ーーーーーーーーーー
これだけの情報を口頭で伝えるのは無理だと思うかもしれないが、翔也には饒舌と思考速度超上昇というスキルがあるため、一気に情報を伝えることができたのだ。
「えっと……勝てるかな?」
「自分のステータス見てみたら?」
「…………」
何も言えなくなった橙里は無言で冷や汗をかいていた。
「逃げ……れるかな?」
「さあ?。目の前の神龍様をみてみたら?」
翔也にそう言われた通りは神龍を見据える。
その瞳に神龍は敵意むき出しで睨み返した。
「うん。逃げようとした僕が間違ってたみたい」
『グルルルォォォオオオオン!!」
神龍の咆哮が洞窟内に響き渡り、その方向だけで地面や壁にいくつもの亀裂が入った。
そして、天井の岩壁が崩れ落ちさっき自分たちが通ってきたたった1つの通路を塞いだ。
「クソ!もうやるっきゃないのかよ!」
「最初っから相手はそのつもりだよ!」
2人は抜剣をし、腰を低く構えた。
「こんなところで死にたくないからな」
「その気持ちは一緒だよ」
「帰ったら……一緒に飯食おう」
「うん。絶対に」
『グルルルァァァアア!!』
2人がそう約束しあったところで神龍の口から巨大な雷の玉が放たれた。
「コレがワイバーンだよね?」
「うん。多分ね」
「じゃあこの奥にいるのって……」
「うん。上位種かまったく別物の魔物ってことになるね」
「ぼくたち……大丈夫かな?」
「………………」
その問いかけにどっちも答えられないまま2人は奥へと進んでいった。
その道中にいたワイバーンも一匹残らず駆逐しながら。それが、この後の運命を大きく分けるとも知らずに。
しばらく洞窟を進んでいた2人は、巨大な空間が広がっている広間に出た。周りを見ると、出入り口はここだけのようだった。
「でかい広間だね」
「うん。なにかがここにいたみたいだね」
そういった瞬間に上から炎が降り注いだ。
2人は急なことで反応が遅れたが、すでに人間離れしている身体能力のおかげかギリギリで回避することができた。
「…………フラグ乙」
「…………ごめん」
そんなことを言い合う2人の目の前には、まるで岩壁に張り付くトカゲのような巨大な魔物が三日月の瞳をギラつかせながら睨みつけていた。
刹那、トカゲが先ほどよりも強力な炎を再び上から2人に向けて放った。
「……ッ!翔也鑑定!」
「分かってる!」
2人は驚異的な身体能力を持って再びその炎を回避したが、放たれた炎は地面に衝突した直後まるで水のように弾け2人に襲いかかった。
「クッ……翔也大丈夫か!」
「大丈夫!それより今からあいつのステータスを教えるよ」
そこから知らされた内容に橙里は戦慄した。
「おいおい……まじでかよ」
「相当厄介だよ」
2人の目の前にいる魔物のステータスにはこう記されていた。
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バジリスク
種族:神龍
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LV:80000
MP:843,569,999,999,000,000×0e399/
843,570,000,000,000,000×0e400
STR:816,449,700,000,000,000×0e400
DEF:897,510,000,000,000,000×0e400
AGI:1,051,978,000,000,000,000×0e400
MGA:815,337,951,000,000,000×0e400
MGD:873,645,000,000,000,000×0e400
適応属性:火、水、地、雷、氷、重力、空間
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スキル
全属性魔法耐性レベル10、全属性魔法超耐性レベル10、毒超耐性レベル10、暗視レベル10、明視レベル10、感覚超強化レベル10、異常状態超耐性レベル10、物理攻撃耐性レベル10、物理攻撃超耐性レベル10、自然治癒レベル10、超自然治癒レベル10
魔法スキル
火魔法レベル10、水魔法レベル10、風魔法レベル10、雷魔法レベル10、氷魔法レベル10、重力魔法レベル10、空間魔法レベル10
固有能力
神龍の咆哮、神龍の鉤爪、神龍の覇気、神龍の支配圏、魔力反射、緑神龍の毒液、眷属化、眷属吸収
魔物スキル
硬化、超硬化、部分強化、部分超硬化、咆哮、威圧
加護
邪神の加護
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称号
神に仕える者、最硬の龍、邪に取り憑かれた者、
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これだけの情報を口頭で伝えるのは無理だと思うかもしれないが、翔也には饒舌と思考速度超上昇というスキルがあるため、一気に情報を伝えることができたのだ。
「えっと……勝てるかな?」
「自分のステータス見てみたら?」
「…………」
何も言えなくなった橙里は無言で冷や汗をかいていた。
「逃げ……れるかな?」
「さあ?。目の前の神龍様をみてみたら?」
翔也にそう言われた通りは神龍を見据える。
その瞳に神龍は敵意むき出しで睨み返した。
「うん。逃げようとした僕が間違ってたみたい」
『グルルルォォォオオオオン!!」
神龍の咆哮が洞窟内に響き渡り、その方向だけで地面や壁にいくつもの亀裂が入った。
そして、天井の岩壁が崩れ落ちさっき自分たちが通ってきたたった1つの通路を塞いだ。
「クソ!もうやるっきゃないのかよ!」
「最初っから相手はそのつもりだよ!」
2人は抜剣をし、腰を低く構えた。
「こんなところで死にたくないからな」
「その気持ちは一緒だよ」
「帰ったら……一緒に飯食おう」
「うん。絶対に」
『グルルルァァァアア!!』
2人がそう約束しあったところで神龍の口から巨大な雷の玉が放たれた。
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