【完全版製作記念連載再開】金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!

夕凪五月雨影法師

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勇者辞めますの真相編

15話 荒業ウォンテッド  イラストあり

「……ふん。雌豚が、誰のおかげで生きていられると思っているのだ」

 セイリーヌとの念話を終え、諸々の後片付けをしたガイムは、そう吐き捨てながら部屋を出た。
 女は定期的にしつけをしないとつけあがる。
 男がしっかりと管理監督をする必要があるのだ。
 いや、それを言い始めたら、この世のほとんどの者はしつけが必要なバカばかりだ。

 人の上に立つ才がある者。
 無駄に生を垂れ流すものたちに、生産性と存在価値を与えられる優秀な者が、しっかりと管理監督してやらねばならない。
 つまりガイムのような者が、彼らには必要なのだ。

「お、いいじゃんいいじゃん。いい感じに撮れた~♪」
「え~、でもこれビーリッシュのほうが顔ちっちゃく見えるくね? 撮り直そうよ」
「お前らいい加減にしろって、もうホテル戻ろうぜ~」

 そんなことを思いながら渡り廊下を歩いていると、中庭ではしゃぐバカどもの顔が見えてきた。
 溜息を押し殺しながら、ガイムは彼らに歩み寄って行く。

「ヘルデン殿……なにをされているのですかな?」
「見りゃ分かんだろ。こいつらがパブスタに上げる写真撮るのに付き合わされてんだよ」
「ではなくて……」

 ガイムはやや声を鋭くすると、

「予定が変更になったので、今日これから件の場所に発つと、朝にそうお伝えしたはずですが、準備はできているのですかな?」
「あ~? あーあーあー。そういや言われたな。んなこと。二日酔いのときに言うんじゃねえよ、すっかり忘れてたわ」
「…………」

 ピクリ、と、僅かにガイムの顔が微動するが、そんなことには気づきすらせず、ヘルデンは女の子二人のほうを向き、

「ってわけだから、今日エニーサイドなしな。これから出なきゃいけねえらしいから」
「はあ~!? ざっけんなよ! もう匂わせ投稿しちまったよ!」
「さすがにありえねえっしょ! じゃあもうウーバーでその場所まで持って来いよ、エニーサイドのディナ―!」

 ギャアギャアと騒ぐ女子二人から目を離すと、ヘルデンは再びガイムに向き、

「だってよ、ガイム? ワンチャン予定ズラせねえ? こいつら怒らすとマジ面倒だからさ、お前が責任取ってくれんなら別だけど~」
「…………」

 ガイムは再度、ピクリと表情筋を動かし、そして頬を揉み解しながらヘルデンたちに歩み寄ると、

「そうですね。火急の案件につき、予定をズラすことは出来かねまする。それと……」
「……あ!」
「ちょっと!」

 ガイムはエニファーとビーリッシュのケータイを取りあげると……。
 それを地面に叩きつけ、勢いよく踏み潰した。

「王城でむやみにケータイを使うな……と、何度言えば分かってくださるのですかな?」
「は……はあ!? はあ!? マジありえねえ、マジありえねえんだけどコイツ! お前これ最新機種……」
「おいふざけんなよ狸ジジイ! 弁償じゃすまねっ……」

 と、威勢よくガイムに食いつこうとしたふたりだが、唐突に言葉を止める。
 そして、その顔を見る見るうちに青く染めていった。
 なぜなら、

「……調子に乗るなよ、阿婆擦れどもが」

 ガイムの顔には、鬼のような形相が張り付いていたからだ。
 人生経験の少ない者にでも分かる。
 海千山千の修羅場を潜り抜けてきた者の目。
 その過程において、何人もの人を殺してきた者の目。
 どんなバカにでも、どんな人生を歩んできた者に対してもそれが伝わる、恐ろしく冷たい目で、ガイムはふたりのことを睨み据えていた。
 それをヘルデンへと向けると、彼は僅かに肩を跳ね上げる。

「貴様のような三流勇者が、一丁前の服を着て、王城に出入りし、『勇者連合』の理事の椅子にまで座れたのは、誰のおかげだ?」
「…………っ!」
「誰のおかげだっ!?」
「ア、アンタだよ。アンタのおかげで、俺は散々いい思いをできてる……か、感謝してるよ」

 うろたえながらそう答えるヘルデンに、ガイムは更にもう一歩歩み寄りながら、

「女を侍らせるのは良い。横柄な態度を取るのも、まあいい。
 しかし、わしの命令にだけはなにがあっても逆らうな。
 貴様も、そこの汚い女二人も、その家族、友人に至るまで、このわしの機嫌ひとつでどうにでもなるということを、努々忘れるな。
 ──分かっていただけますかな、ヘルデン殿?」
「あ、ああ、分かった、分かってるよ……調子に乗って悪かった」

 その情けない詫び姿に鼻を鳴らすと、ガイムはくるりと踵を返し。

「それでは、いますぐ、ご準備のほうをよろしくお願いいたしまする、ヘルデン殿。ご婦人がたふたりもよしなに」

 そう言って、中庭を後にした。
 ガイムは人をしつけることにも長けている。
 ときには金で。時には名誉で。ときには恫喝で。
 ときには、その人にとって大事なもので。
 人を管理し、意のままに操っていくのだ。
 しかし、そのどれでも操ることができない、本物のバカに対しては……。

(勇者殺し……か。悪くない肩書だが、いささか物騒だな。なにかほかに候補はないものか……)

  懐に隠し持った手を触れながら、ガイムは城の中に消えていくのだった。





そして、その日の夜。

「じゃあね、セイラちゃん。ほんと、長いことお世話になっちゃってごめんね?」
「ん~ん。同棲してるみたいで楽しかった♡ またいつでもおいで~♡」

 悲しみに暮れる女スパイに、涙ながらに懺悔されているなど露知らず。
 功名心の強い外務大臣に、策謀を巡らされていることなど歯牙にもかけず。
 ユーリとセイラはそんな幸せ会話を繰り広げていた。

 場所はセイラ宅の玄関前。ユーリの手には大量の荷物が持たれている。
 長らくセイラの家に泊っていたユーリだったが、改装工事が終わったので、今日から自宅に帰ることにしたのだった。

 帝国から戻った後、軽く飲み会をした一同は、三々五々に解散した。
 ユーリはその足でセイラ宅へと向かい、置いていた荷物をまとめ、しっかりやることもやってから、帰途に着くことにしたのだった。

「ど、同棲……いい響きだね! じゃあさじゃあさ、僕が帰るときの挨拶もさ、『じゃあね』じゃなくて『行ってきます』って言ってもいい?」
「え~、恥ずかしいよぉ♡ なんかさあ、それだとさあ、えへへ~♡ 結婚してるみたいじゃない~?」
「いいじゃんいいじゃん! 言っちゃおう! 僕言っちゃおう! ……行ってきます、マ~マ♡」
「いやぁん♡ ママだなんて! そんなぁ! 気が早いよぉ~♡ ……行ってらっしゃい、パ~パ♡」
「ママに行ってきますのちゅーしちゃおっ♪ ちゅっ!」
「あん♡ ちょっとぉ~♡ 私たちの子どもが見てるよぉ、パパァ♡」
「いいじゃ~ん。ママとパパが仲良いのは嬉ちいでちゅよねえ、まだ見ぬ赤ちゃん?」
「もぉ~♡ 変態なパパで困っちゃいまちゅね~、まだ見ぬ赤ちゃん♡」

 で、クソキモ会話を繰り広げていた。
 セイリーヌとガイムが聞いていたら、なにもかもが馬鹿らしくなり、田舎に帰るレベルのクソキモだった。
 それはともかく、

「あ、そうだ。ユーくんが明日会う人に渡す手土産、荷物の中に入れておいたから、ちゃんと持っていってね」
「あ、ありがとー。また買っといてくれたんだ。
 でも、毎回なくても大丈夫だと思うよ? 今回もお忍びで会うわけだしさ」
「お忍びだから、だよ。正式な形でご挨拶ができないから、違った形で敬意を払う必要があるの」
「わお。すごいねセイラちゃん。めっちゃ社会人っぽい~」
「ユーくんは勇者っぽくしてってば……」

 バカップルモードを『弱』にしつつ、セイラは人差し指を立ててユーリに釘を刺す。

「何回も言うけど、ほんとに、ほんとぉ~に、粗相のないようにしなきゃダメだよ?」
「はい! セイラちゃんの言うこと聞きます!」
「よろしい! じゃあ、行ってらっしゃい、パ~パ♡」
「行ってきます、マ~マ♪ そしてまだ見ぬ赤ちゃん。ちゅっ」
「ねえ~ズゥルゥいぃ~! ママにもチューしてくださ~い!」
「もちろんだよ~! ちゅちゅちゅちゅっ!」

 と、結局はバカップルモードを『爆キモ大』に上げてから、セイラはユーリを送り出した。

(……ユーくん、ちょっと元気が出たみたいで良かった)

 遠ざかっていく背中を見つめながら、セイラはそんなことを思う。
 退任式を終えたあとはどうなることかと思ったが、皆のサポートもあり、ユーリなりに気持ちの整理がついたようだった。
 しかし、それが一時的なものであることは分かっている。

(ユーくん、ヴィジュはつよつよだけど、メンタルよわよわだからなぁ……)

 いまのユーリには、まだやることが山のように残っているし、会わなければいけない人もたくさんいる。
 が、それら全てが落ち着き、改めて自分の心に空いた穴と向き合わなければならなくなったとき……。
 きっと彼は、再び孤独に押し潰されそうになってしまうだろう。
 そうなったら、いよいよ自分たちは……。

(……なんて、いまそんなこと考えても仕方ないよね)

 セイラは大きく伸びをしながら門扉をくぐり、自宅の玄関へと向かった。
 考えなければいけないことはたくさんある。なればこそ、休めるときにしっかり休み、自分の機嫌を取ることも大事なのだ。

「さて、ユーくんの盗撮写真見ながら、アイス食~べよ♪」

 ご機嫌な口調でヤバい独り言を言いつつ、玄関のドアを開け放った、そのとき──。

「…………!」

 ガッ! と。
 背後から腕を拘束され、口元も覆われる。
 そして、そのまま家の中に引きづりこまれてしまった。

「むぐぅ、ぐ、ぐぅっ!」
「拘束魔法【ジャイリス】」

 拘束魔法でセイラの両腕を固定してから、黒装束を着たその人物は玄関のドアに鍵をかけた。
 そうして部屋の中に連れ込んだところで、ようやくセイラの口元から手を放す。

「っぷは! 解呪魔法【アンチェイ──】」
「動かないでください」
「…………!!」

 チャキ、と、喉元に鋭い刃を突きつけられ、セイラは魔法の構築を中断し……。
 そして、大きく目を見開いた。
 セイラを拘束し、自宅に押し入ってきた、その人物は──。

「ヒィロ……さん……?」

 ユーリの直弟子にして、『アンペルマン』の次席勇者。
 黒装束を取り払った彼女が、セイラに剣を突きつけていたのだった。

「なん、で……? ヒィロさっ……」
「セイラ様」

 セイラの言葉を寸断すると、ヒィロは感情のこもらない目を鋭く眇め、


「──あまり自分を舐めないでいただきたい」

 ヒィロの剣が、窓から差し込む月光の照り返しを受けて、ぬらりと怪しく輝いた。






※※以下本文用語解説※※

>>パブスタ
正式名称、パブリック・スタジオ。
ケータイで撮影した写真や動画を撮影して、友達や家族とシェアすることができるアプリ。


>>ウーバー
正式名称、ウーバーミール
ネットでのフード注文・配達プラットフォーム。アプリひとつで、注文者の指定した場所へフードを配達してもらうことが可能。

両方とも拙作の完全オリジナルのアプリなので、他のもので例えるのはかなり難しいのですが、それでも無理やり例を挙げるとすれば……。







インスタグラムとウーバーイーツみたいなものです。

……異世界感の無い異世界ファンタジーですいません……。

今回もご覧いただきありがとうございました!!
ご意見ご指摘、ブックマーク登録や大会ポイントの投票などいただければ幸いです!!




ウーバーは昔ちょっとヒィロさんもやってました。
チップいっぱい貰って戸惑いがちでした。
感想 1

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