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46:解体作業
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「本当、お前と居ると退屈しないな」
「え~?」
退屈しないってどう言う意味かな?良い意味で言ってくれてるのは何となくわかるけど、そう言う褒められ方は微妙だよね。
「さぁさぁリンちゃん!ここに出して頂戴!!」
解体場のど真ん中を指差して振り返るアリオスさんの言う通りに、狩ってきた3体のホワイトバードを無限収納から取り出して横に並べていく。
「一応今回狩ってきたのはこの3体です」
で~んと、解体場に現れた大きなホワイトバード達に他の解体作業をしていたおじさん達もワイワイと近寄り覗き込んでくる。
「ジャンさん、この3体の解体をお願いね。羽根は全部纏めて袋に収納で、肉は1体はお持ち帰りで2体はギルドに卸してくれるそうよ!」
「おお、それは久々に大物だな!街の住民も喜ぶだろうよ」
ジャンさんと呼ばれた恰幅の良いおじさんは解体を専門にしているギルド職員の人だそうだ。
それにしても、今、久々の大物って言ったよね?この街の冒険者の人達はホワイトバードなんかの大型の魔獣は討伐したりしないのだろうか?
いや、してないからさっきの言葉が出るんだろうなぁ.....。
「どれぐらい掛かりそうかしら?」
「そうだなぁ.....夜までには全部終わるかな?コイツは肉の解体より羽根が折れないように剥ぎ取るのに時間が掛かるからなぁ。しかも3体ときてる」
「そ。シリウス、それで大丈夫かしら?」
「問題ない。元々今日はこの街に泊まるつもりだったからな、リンもそれで良いか?」
「はい」
どうせ自分ではあんな大型の魔獣は解体出来ないから時間が掛かってもお任せするしかないんだしね。
「じゃあ明日の朝に取りに来る」
そう告げて私とギルドマスターは冒険者ギルドを後にして、少し早いが夕食へと向かう。何度もこの街に視察で来ているギルドマスターお薦めのお店だそうだ。
中に入れば所謂大衆食堂のようなお店で、既に仕事帰りなおじさん達が一杯始めて楽しそうに会話を楽しんでいる。
「こう言うお店の方が旨い店が多いからこの街に来る度に重宝してるんだよ」
「へぇ~……そうなんですね。確かに良い匂いがしてますね!」
アルコールの匂いも結構するけどね!
ギルドマスターはエールで、私は果実水を頼み、食事は今日のお薦めメニューを2人分頼んだ。
そして何気に始まった今日の反省会。何故!?
「元々リンは冒険者としてのセンスは悪くない。登録したばかりの新人冒険者でホワイトバードを倒せる実力があるのがその証拠だ。だが、お前には決定的に足りてない物がある。......何かわかるか?」
「......わかりません」
んー?足りてない物ってなんだろう?魔法のコントロールとかかな?実際に今日はホワイトバード相手に何度も魔法を躱されたし......
「それは経験値だ」
「....経験値......」
「そうだ。冒険者として魔獣と闘った経験値が殆どないだろう?誰かに指示されたりすれば的確に動けるだろうが、誰も居ない場合力ずくでゴリ押ししようとする傾向があるように俺には見えた」
言われてみたら確かにその通りかも知れない。今までも強い風魔法を使えば何とかなるって思ってたしねぇ.....。
「殺傷能力の強い魔法を使えば確かに楽に魔獣は倒せるかもしれないが、もしその魔法が使えない場合どうするかを考えるのも冒険者だ」
「魔法が使えない場合」
「そうだ。その為には沢山の討伐経験をして色んなパターンの討伐方法を身体に染み込ませる事が大事なんだよ」
ギルドマスターの言いたい事は凄くよくわかった。これは誰かに言われないと気がつかない事だろうな、と思う。
「わかりました。ミルトンに戻ったら頑張って討伐依頼も受けてみます」
私の回答に満足したのかギルドマスターが笑みを浮かべ頷いた。
そして、話に一段落着いたタイミングで食堂のおばさんが今日のメニューを持って来てくれ、その日の夕食は美味しく頂いたのだった。
「え~?」
退屈しないってどう言う意味かな?良い意味で言ってくれてるのは何となくわかるけど、そう言う褒められ方は微妙だよね。
「さぁさぁリンちゃん!ここに出して頂戴!!」
解体場のど真ん中を指差して振り返るアリオスさんの言う通りに、狩ってきた3体のホワイトバードを無限収納から取り出して横に並べていく。
「一応今回狩ってきたのはこの3体です」
で~んと、解体場に現れた大きなホワイトバード達に他の解体作業をしていたおじさん達もワイワイと近寄り覗き込んでくる。
「ジャンさん、この3体の解体をお願いね。羽根は全部纏めて袋に収納で、肉は1体はお持ち帰りで2体はギルドに卸してくれるそうよ!」
「おお、それは久々に大物だな!街の住民も喜ぶだろうよ」
ジャンさんと呼ばれた恰幅の良いおじさんは解体を専門にしているギルド職員の人だそうだ。
それにしても、今、久々の大物って言ったよね?この街の冒険者の人達はホワイトバードなんかの大型の魔獣は討伐したりしないのだろうか?
いや、してないからさっきの言葉が出るんだろうなぁ.....。
「どれぐらい掛かりそうかしら?」
「そうだなぁ.....夜までには全部終わるかな?コイツは肉の解体より羽根が折れないように剥ぎ取るのに時間が掛かるからなぁ。しかも3体ときてる」
「そ。シリウス、それで大丈夫かしら?」
「問題ない。元々今日はこの街に泊まるつもりだったからな、リンもそれで良いか?」
「はい」
どうせ自分ではあんな大型の魔獣は解体出来ないから時間が掛かってもお任せするしかないんだしね。
「じゃあ明日の朝に取りに来る」
そう告げて私とギルドマスターは冒険者ギルドを後にして、少し早いが夕食へと向かう。何度もこの街に視察で来ているギルドマスターお薦めのお店だそうだ。
中に入れば所謂大衆食堂のようなお店で、既に仕事帰りなおじさん達が一杯始めて楽しそうに会話を楽しんでいる。
「こう言うお店の方が旨い店が多いからこの街に来る度に重宝してるんだよ」
「へぇ~……そうなんですね。確かに良い匂いがしてますね!」
アルコールの匂いも結構するけどね!
ギルドマスターはエールで、私は果実水を頼み、食事は今日のお薦めメニューを2人分頼んだ。
そして何気に始まった今日の反省会。何故!?
「元々リンは冒険者としてのセンスは悪くない。登録したばかりの新人冒険者でホワイトバードを倒せる実力があるのがその証拠だ。だが、お前には決定的に足りてない物がある。......何かわかるか?」
「......わかりません」
んー?足りてない物ってなんだろう?魔法のコントロールとかかな?実際に今日はホワイトバード相手に何度も魔法を躱されたし......
「それは経験値だ」
「....経験値......」
「そうだ。冒険者として魔獣と闘った経験値が殆どないだろう?誰かに指示されたりすれば的確に動けるだろうが、誰も居ない場合力ずくでゴリ押ししようとする傾向があるように俺には見えた」
言われてみたら確かにその通りかも知れない。今までも強い風魔法を使えば何とかなるって思ってたしねぇ.....。
「殺傷能力の強い魔法を使えば確かに楽に魔獣は倒せるかもしれないが、もしその魔法が使えない場合どうするかを考えるのも冒険者だ」
「魔法が使えない場合」
「そうだ。その為には沢山の討伐経験をして色んなパターンの討伐方法を身体に染み込ませる事が大事なんだよ」
ギルドマスターの言いたい事は凄くよくわかった。これは誰かに言われないと気がつかない事だろうな、と思う。
「わかりました。ミルトンに戻ったら頑張って討伐依頼も受けてみます」
私の回答に満足したのかギルドマスターが笑みを浮かべ頷いた。
そして、話に一段落着いたタイミングで食堂のおばさんが今日のメニューを持って来てくれ、その日の夕食は美味しく頂いたのだった。
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