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第5話
弟子と師匠2
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『真理の塔』は、この国の魔法使いを統べる機関の名だ。由来は、古い時代に建てられた研究施設が塔であることからきている。転じて、そこで魔法理論=世界の真理の解明に心血をそそぐ魔法使いたちを指すこともある。
王宮の片隅にある一つの小さな塔から始まったそれは、今では魔法使いの卵を育てる学院やその寮、図書館、保管庫、実験場なども併設され、一大施設群となっている。
その最高責任者として、すべてをまとめているのが、リュスノー・ローゼンバーグ閣下だった。つまり、このジジイである。
ちなみに、位は守護魔法使いの方が上だ。あくまでも、その下で実務を担当するのが最高責任者で、時に兼任することもある。ジジイがいい例で、自分が守護魔法使いをやっていた時から今に至るまで、それを務め続けている。
そのジジイのあとをついて、俺はおとなしく塔の廊下を歩いていた。名前の由来になった建物だ。最も古いはずのものだが、前世で俺が上部を半壊させたので、そのあたりは新しくなっている。
最上階にある部屋のうち、東向きの部屋へと案内された。
中に入ると、窓が開けられており、物憂げで優しい夕暮れ時の空気が部屋を満たしていた。使われていないはずの部屋だから、黴臭いか埃臭いものと思っていたから、意外だった。
「ここがお父上の居室でした。今も当時のままに残してあります。掃除もいきとどいているので、すぐに使えるでしょう」
俺は壁という壁にとりつけてある本棚の棚板を触った。塵一つ落ちていない。それから、並んでいる本の背表紙を眺めた。よく覚えてはいなかったが、確かに俺ならばこう配置するだろうという順番に並べてあった。
その中で一冊だけ、乱雑に横になっている本が目につく。どうしてだろうと手に取ると、アナローズ姫に貰った覚えのあるしおりが途中に挿んであって、読みかけなのだと知れた。
そう。俺は読みかけの本を、こうして本棚の本の上に、てきとうに上げておく癖がある。それが、そのまま残されているのだろう。本当に、ここはあの日のまま、時を止めているらしかった。
二度と主の戻ってこない部屋なんて、片付けてしまってくれてかまわなかったのに。というより、そうするべきだろう。俺は、なんとも言い難い、妙な気分になった。
「どうして」
ジジイは俺の質問ともいえない呟きには答えず、扉へと目を向けた。開け放したそこから、廊下を駆けてくる足音が近付いてきていた。
やがて人影が飛び込んでくる。その人物はぎょっとしたように立ち止まった。
「リュスノー様? ブラッド!?」
初めはジジイを不思議そうに呼び、それから俺に気がついて、半ば叫ぶようにして名を呼んだ。そして突然、乱暴に掴みかかってくる。
「ブラッド、おまえっ、無事で、今まで、どこに」
痛いほど二の腕を掴まれ、乱暴にゆすられた。相手が前世の俺を知っているのは間違いなかったが、すぐには誰なのか判別つかなかった。十年以上という年月は、思ったよりも人の外見を変える。掴みかかられることによって、ごく近くで相手を観察し、やっとこれが誰なのか、記憶の中から答えを拾ってくることができた。
ランジエ・アノマラード。大貴族のぼっちゃんで、俺の不倶戴天の敵だった男。いつも憎々しげに俺を見ていた奴が、なぜか泣きそうな顔で、支離滅裂なことを口走っていた。
「ランジエ、やめよ。それはブラッド王子だ」
「えっ」
奴は動きを止めて、俺の顔を凝視した。それでもまだ戸惑った様子で、呆然としている。俺は焦れて、名前を告げた。
「今日付けでリュスノーの弟子となったブラッドだ」
「あ」
奴は夢から覚めたように、俺から手を離した。慌てて深い礼をする。
「失礼いたしました。ランジエにございます。お目にかかれて光栄です」
俺は彼に対して、さらに違和を感じた。『真理の塔』は魔法の才能の有無で人を集めるために、時に前世の俺のように、姓のない者が入ることがある。だから、通例として名だけを名乗る。だが、こいつは何かというと姓も名乗り、己の血筋を誇っていた。
だから今日も、王族の血やら大魔法使いの血やらも入ったそれを、王族とはいえ庶民の血を引く俺に、ひけらかすのではないかと思っていたのだ。
だが、どうやら年を重ねて、少しは謙虚になったらしい。最低限の礼儀を守ってくれるなら、こちらも敵対する必要はない。俺は気楽な気分になって話しかけた。
「畏まらないでくれ。ここではリュスノーの弟子でしかない。身分にこだわるなら、むしろ俺が、そちらを兄弟子として敬わなければならない立場だ」
「いえ、それは」
恐縮して言葉が濁される。
「だったら、我が父に免じて、弟子仲間として扱ってくれ。……見たところ、おまえは父と同じ年頃のように思うのだが。学友だったのか」
「はい。仰せのとおりです。同じ年に学院に入学いたしました」
そうしてさんざん、反目しあった。その相手が、どうして俺を見て、あんな顔で飛びついてきたんだ。
「そうか。なぜ、今日はここに?」
「……今日はわたくしの当番の日でございましたので、窓を閉めに来ました。その、親しかった者たちで、順番に掃除をしているのです。お父上は行方不明でいらっしゃいますが、いつ帰られてもよいようにと思いまして」
「行方不明?」
何を言っている。あの状況を実際に見た魔法使いなら、誰でも本能的にわかるはずだ。あれに巻き込まれて、助かるはずがないと。それを、王都にいたこの男も見たはずだ。
「はい。公式の発表は存じております。その可能性が低いことも、充分に理解しております。ですが、彼がそんなに簡単に死んだとは思えないのです」
思えないから、戻ってくるのを待っていると?
「もう、十六年にもなるが」
「はい。そうでございますね」
ランジエはそこで、どういうわけか、楽しげに苦笑した。
「もしかしたら、百年や二百年かかるのかもしれません。小さなことにこだわらない、おおらかな方でしたから。それでもきっと、帰ってくる気がするのです」
俺は返す言葉がなかった。なんでこいつが、よりによってこいつが、そんなふうに俺を語るんだ。
ランジエは、急にすっといずまいを正し、再び頭を下げた。
「先程、弟子仲間としてと仰っていただきましたが、実はわたくしは、お父上とは大変仲が悪うございました。わたくしはお父上の才能に嫉妬し、血筋を笠にきて彼を貶していた、つまらぬ愚か者にございます」
そうだった。俺にはどうしようもできない生まれを、それによって身につけられなかった、あるいは身につけてきたものを、根こそぎこいつは嘲笑った。俺の故郷を、家族を、仲間を、馬鹿にして、否定した。だから俺はこいつと、なれあうことはできなかった。いっそ憎んでいた。
こいつだっていつも、憎しみのこもった目で俺を見ていたじゃないか。
それを、愚かだったと、懺悔するのか。
当時の奴は、まさに貴族的で高慢な顔つきの男だった。けれど、頭を下げ続けている奴の姿には、昔の若々しさはどこにもなかった。面影はそのままに、少しくたびれた、そのぶん己の分を知った、大人の男がいるだけだった。
急に、十六年という歳月が、ひどく長いもののように思えてきた。俺が死ぬことによって彼らを置き去りにしたのではなく、俺が彼らに置いていかれてしまったような気がした。
途方に暮れて、俺はただ突っ立っていた。ランジエは微動だにしないまま。何か声をかけなければ、身分が下のランジエは退出することもできない。なのに、どうしても言葉が出てこなかった。
「ランジエ、下がりなさい」
ジジイが静かに命じた。
「失礼いたします」
奴はちらりと一度目を上げると、すぐに礼をし、そのまま退出していった。
ジジイは自ら室内のランプを灯してまわると、鎧戸を閉め、窓も閉めた。そうすると、窓が開いていたときよりもずっと明るくなり、暖かな光に浮かび上がる本だらけの狭い部屋に、ようやく俺は心が落ち着くのを感じたのだった。
王宮の片隅にある一つの小さな塔から始まったそれは、今では魔法使いの卵を育てる学院やその寮、図書館、保管庫、実験場なども併設され、一大施設群となっている。
その最高責任者として、すべてをまとめているのが、リュスノー・ローゼンバーグ閣下だった。つまり、このジジイである。
ちなみに、位は守護魔法使いの方が上だ。あくまでも、その下で実務を担当するのが最高責任者で、時に兼任することもある。ジジイがいい例で、自分が守護魔法使いをやっていた時から今に至るまで、それを務め続けている。
そのジジイのあとをついて、俺はおとなしく塔の廊下を歩いていた。名前の由来になった建物だ。最も古いはずのものだが、前世で俺が上部を半壊させたので、そのあたりは新しくなっている。
最上階にある部屋のうち、東向きの部屋へと案内された。
中に入ると、窓が開けられており、物憂げで優しい夕暮れ時の空気が部屋を満たしていた。使われていないはずの部屋だから、黴臭いか埃臭いものと思っていたから、意外だった。
「ここがお父上の居室でした。今も当時のままに残してあります。掃除もいきとどいているので、すぐに使えるでしょう」
俺は壁という壁にとりつけてある本棚の棚板を触った。塵一つ落ちていない。それから、並んでいる本の背表紙を眺めた。よく覚えてはいなかったが、確かに俺ならばこう配置するだろうという順番に並べてあった。
その中で一冊だけ、乱雑に横になっている本が目につく。どうしてだろうと手に取ると、アナローズ姫に貰った覚えのあるしおりが途中に挿んであって、読みかけなのだと知れた。
そう。俺は読みかけの本を、こうして本棚の本の上に、てきとうに上げておく癖がある。それが、そのまま残されているのだろう。本当に、ここはあの日のまま、時を止めているらしかった。
二度と主の戻ってこない部屋なんて、片付けてしまってくれてかまわなかったのに。というより、そうするべきだろう。俺は、なんとも言い難い、妙な気分になった。
「どうして」
ジジイは俺の質問ともいえない呟きには答えず、扉へと目を向けた。開け放したそこから、廊下を駆けてくる足音が近付いてきていた。
やがて人影が飛び込んでくる。その人物はぎょっとしたように立ち止まった。
「リュスノー様? ブラッド!?」
初めはジジイを不思議そうに呼び、それから俺に気がついて、半ば叫ぶようにして名を呼んだ。そして突然、乱暴に掴みかかってくる。
「ブラッド、おまえっ、無事で、今まで、どこに」
痛いほど二の腕を掴まれ、乱暴にゆすられた。相手が前世の俺を知っているのは間違いなかったが、すぐには誰なのか判別つかなかった。十年以上という年月は、思ったよりも人の外見を変える。掴みかかられることによって、ごく近くで相手を観察し、やっとこれが誰なのか、記憶の中から答えを拾ってくることができた。
ランジエ・アノマラード。大貴族のぼっちゃんで、俺の不倶戴天の敵だった男。いつも憎々しげに俺を見ていた奴が、なぜか泣きそうな顔で、支離滅裂なことを口走っていた。
「ランジエ、やめよ。それはブラッド王子だ」
「えっ」
奴は動きを止めて、俺の顔を凝視した。それでもまだ戸惑った様子で、呆然としている。俺は焦れて、名前を告げた。
「今日付けでリュスノーの弟子となったブラッドだ」
「あ」
奴は夢から覚めたように、俺から手を離した。慌てて深い礼をする。
「失礼いたしました。ランジエにございます。お目にかかれて光栄です」
俺は彼に対して、さらに違和を感じた。『真理の塔』は魔法の才能の有無で人を集めるために、時に前世の俺のように、姓のない者が入ることがある。だから、通例として名だけを名乗る。だが、こいつは何かというと姓も名乗り、己の血筋を誇っていた。
だから今日も、王族の血やら大魔法使いの血やらも入ったそれを、王族とはいえ庶民の血を引く俺に、ひけらかすのではないかと思っていたのだ。
だが、どうやら年を重ねて、少しは謙虚になったらしい。最低限の礼儀を守ってくれるなら、こちらも敵対する必要はない。俺は気楽な気分になって話しかけた。
「畏まらないでくれ。ここではリュスノーの弟子でしかない。身分にこだわるなら、むしろ俺が、そちらを兄弟子として敬わなければならない立場だ」
「いえ、それは」
恐縮して言葉が濁される。
「だったら、我が父に免じて、弟子仲間として扱ってくれ。……見たところ、おまえは父と同じ年頃のように思うのだが。学友だったのか」
「はい。仰せのとおりです。同じ年に学院に入学いたしました」
そうしてさんざん、反目しあった。その相手が、どうして俺を見て、あんな顔で飛びついてきたんだ。
「そうか。なぜ、今日はここに?」
「……今日はわたくしの当番の日でございましたので、窓を閉めに来ました。その、親しかった者たちで、順番に掃除をしているのです。お父上は行方不明でいらっしゃいますが、いつ帰られてもよいようにと思いまして」
「行方不明?」
何を言っている。あの状況を実際に見た魔法使いなら、誰でも本能的にわかるはずだ。あれに巻き込まれて、助かるはずがないと。それを、王都にいたこの男も見たはずだ。
「はい。公式の発表は存じております。その可能性が低いことも、充分に理解しております。ですが、彼がそんなに簡単に死んだとは思えないのです」
思えないから、戻ってくるのを待っていると?
「もう、十六年にもなるが」
「はい。そうでございますね」
ランジエはそこで、どういうわけか、楽しげに苦笑した。
「もしかしたら、百年や二百年かかるのかもしれません。小さなことにこだわらない、おおらかな方でしたから。それでもきっと、帰ってくる気がするのです」
俺は返す言葉がなかった。なんでこいつが、よりによってこいつが、そんなふうに俺を語るんだ。
ランジエは、急にすっといずまいを正し、再び頭を下げた。
「先程、弟子仲間としてと仰っていただきましたが、実はわたくしは、お父上とは大変仲が悪うございました。わたくしはお父上の才能に嫉妬し、血筋を笠にきて彼を貶していた、つまらぬ愚か者にございます」
そうだった。俺にはどうしようもできない生まれを、それによって身につけられなかった、あるいは身につけてきたものを、根こそぎこいつは嘲笑った。俺の故郷を、家族を、仲間を、馬鹿にして、否定した。だから俺はこいつと、なれあうことはできなかった。いっそ憎んでいた。
こいつだっていつも、憎しみのこもった目で俺を見ていたじゃないか。
それを、愚かだったと、懺悔するのか。
当時の奴は、まさに貴族的で高慢な顔つきの男だった。けれど、頭を下げ続けている奴の姿には、昔の若々しさはどこにもなかった。面影はそのままに、少しくたびれた、そのぶん己の分を知った、大人の男がいるだけだった。
急に、十六年という歳月が、ひどく長いもののように思えてきた。俺が死ぬことによって彼らを置き去りにしたのではなく、俺が彼らに置いていかれてしまったような気がした。
途方に暮れて、俺はただ突っ立っていた。ランジエは微動だにしないまま。何か声をかけなければ、身分が下のランジエは退出することもできない。なのに、どうしても言葉が出てこなかった。
「ランジエ、下がりなさい」
ジジイが静かに命じた。
「失礼いたします」
奴はちらりと一度目を上げると、すぐに礼をし、そのまま退出していった。
ジジイは自ら室内のランプを灯してまわると、鎧戸を閉め、窓も閉めた。そうすると、窓が開いていたときよりもずっと明るくなり、暖かな光に浮かび上がる本だらけの狭い部屋に、ようやく俺は心が落ち着くのを感じたのだった。
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