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89.チキチキ!ハ国猛レース-後編
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どこまでも澄んだ高い空に号砲が鳴り響く。スタートの合図を出した爆弾が炸裂し誰も居ないところの土を吹っ飛ば――
「空砲にしなさいって言ったでしょ! 誰よあれ用意したの!」
思わずツッコミを入れた私は、反応がないことにハッと我に返った。大歓声の中、前方を見ればすでに他のみんなは出走していて見る間にその姿が小さくなっていく。
「いけないっ、わーむ君急いで!」
慌てて号令をかけると、一声鳴いたわーむ君は走り出した。初速は遅いけれど徐々にスピードを上げて最後尾のメカメカ手首ちゃん号の後ろにピタリと付ける。
(わーむ君は目がよくないからカーブでしっかり指示を出さないとっ)
そうなってくると直線が勝負だ。私は前もって付けておいた首紐にしっかりと掴まりながら先を観察する。
やはりというか、先頭を走るのはラスプだった。四ツ足の狼の姿に変化し無駄のないフォームで疾走している。その後ろに続くのが飛行しているグリ。いつもの死にかけの虫みたいな動きはどこへやら、滑るような動きで追従している。そこから少し遅れてコウモリの大群に運ばせているルカ。あれは多分まだ本気を出してない、彼のことだから様子を見つつ一気に勝負をかけてくるはずだ。
「あれ、あれ?」
と、ここで私たちの少し先を走っていたメカ手首ちゃん号にトラブルが発生した。順調に動いていたはずの足(というか手というか指というか……ええい、ややこしいな!)が、プスンプスンと黒い煙を出しながら動きを鈍らせていってしまったのだ。
「あぅ~、やっぱりまだ調整が足りなかったかー」
「お先っ」
涙声で点検を始めるライムの横を軽快に抜き去る。よしっ、ダークホースかもしれないメカ組はここで脱落と見た。これはラッキー!
後ろにばかり気を取られていた私は、いきなりワッと沸いた観客の声で弾かれたように前に向き直った。いつの間にか一歩抜き出たグリがふわっと空中でターンし両手を広げている。その腕に沿うようにしてポポポポと赤く燃え上がる鬼火が出現した。
「ルール無用なら、ここらで先手を打っとくってのも手だよねぇ」
ゆるい喋りとは裏腹に、手のひら大だった鬼火たちは空気を取り込み渦を巻く業火へと成長する。思わずたたらを踏んだ後続の私たち目掛けて、巨大な火柱が一直線に放たれた。
「フレイム!」
「おわぁ!?」
「ひぃっ!」
「回避!」
三者三様、それぞれギリギリのところで避けることに成功する。横っ飛びに一回転したラスプが死神目がけて怒鳴りつけた。
「てめぇ何しやがるっ、卑怯だぞ!」
「卑怯じゃないよ、俺燃費わるいし、今の一発で糖分補給が必要」
「大量の菓子持ち込みはその為ですか」
クッキーをモグモグと咀嚼している彼に悪びれた様子は少しもない。かすめたところのわーむ君の焦げを手で払ってあげながら私も叫んだ。
「ほんとよっ、もう少しで丸焦げになるところだったじゃない、そんな、そんなっ」
ふわんと漂うお肉の甘い匂いに、気づけば口が勝手に動いていた。
「なんて美味しそうな真似するのよっ」
――ピィッ!?
「お前……」
「主様……」
揃って振り返るルカとラスプにハッとする。いやっ、違っ……今のはだな! 引き気味の視線を黙らせようと、私は魔石のついたブレスレットを天高く掲げた。
「っていうか、何でもありならこっちも対抗するだけっ。でりゃあ!!」
「んなっ!?」
カッコいい詠唱でもなんでもない掛け声と共に、綺麗に整地されていたコースが一瞬にして隆起する。まるで障害物競争のようになった険しい道の中、湧き上がる会場の声援に後押しされレースは加速度を増していく。
「ではこちらも解禁ということで」
ニコリと笑ったルカが風魔導でコウモリたちの手助けを始めたかと思えば
「物理無効の死神にこんなの意味な――待って、出して」
土壁の中を通り抜けようとしたグリがエネルギー不足により『かべのなかにいる』状態になったり
「お前らそりゃ魔導を使えないオレへのあてつけかオラァッ!!」
ここにきても身一つで張り合ってるラスプが(ある意味いちばんのド根性枠)駆け抜けたりで、攻防が入り乱れて光線が飛び交って何が何だかよくわかないけどとにかく前へー!
「「「っらああああぁぁぁぁっっ!!!」」」
ついに最後のカーブを曲がり、全員が銀テープの貼られたゴール目がけて全力疾走する。あとちょっと、あとちょっとで……夕飯のおかずが一品増える!!
――お、おーい!
ところがその時、後方から声が聞こえてきた。チラっとそちらに視線をやった私たちはギョッとして揃って目を見開く。
「待ってよぉぉー、ボクだってまだ負けてないんだからねーっ」
もうもうと舞い上がる土煙と共に、手、ではなくメカメカ手首ちゃん号が迫ってくる。なっ、故障したはずじゃ!? 走り続けたまま目をこらすと、なんとライムは動かなくなったピストンを掴んで、すさまじい勢いで動かしていた。
「あははは、もうこうなったら手動で動かすしかないよね、メカニックとしては悔しいところだけど勝つためだー!」
オオオオイ!! 明らかに燃料で動かしてた時より速い! どれだけ馬鹿力なのよあの子は!?
「っていうか前! 前見てライム!!」
「え? なーに? 何かいったー?」
構造的に後ろ向きになっているライムは、操作をまるっきり相方に任せて爆走しているのだけど、そのパートナーである手首ちゃんはあまりのスピードに完全に硬直していた。暴走機関車のように迫りくるメカ手首ちゃん号が、そのままゴールに逃げ切ろうとした私たちを巻き込んで、そして
豪快な爆音を轟かせ、もんどりうった出場者たちはまとめてゴール脇の支柱へと叩き込まれたのだった。
-finish-
今回の被害まとめ。設備損壊と軽度の負傷者数名。わーむ君のしっぽ。メカメカ手首ちゃん号スクラップ化。
当然、レースは中止になり賭けの結果はノーゲームになったのは言うまでもない。
「えぇぇぇ!! 全員分買ったオレの立場はぁ!?」
えぇいうるさいっ、払い戻しはあっちでどうぞ! 心配かけさせたくないからエリック様には言わないでよっ。リカルド! 笑いながら写真撮ってんじゃないわよっ!
あぁ、魔族のとんでもパワーを単純に競馬にあてはめた私のミスだった……次やる時はこの反省点を活かしてもうちょっと上手くやろう。
+++
て、手首です……順位はつけられませんでしたが中々の盛り上がりを見せましたし今回はこれで良かったのではないでしょうか? お願いを聞いて貰える権利も保留になったことですし。
あらご主人様、何か御用ですか? はい? ……絵、ですか? デザインを考えている。あぁ、例のアレですわね。ここは一つ皆さまのお力を借りてはいかがでしょう? はぁ、もう借りられたと。その結果がこちら―― うわっ
「空砲にしなさいって言ったでしょ! 誰よあれ用意したの!」
思わずツッコミを入れた私は、反応がないことにハッと我に返った。大歓声の中、前方を見ればすでに他のみんなは出走していて見る間にその姿が小さくなっていく。
「いけないっ、わーむ君急いで!」
慌てて号令をかけると、一声鳴いたわーむ君は走り出した。初速は遅いけれど徐々にスピードを上げて最後尾のメカメカ手首ちゃん号の後ろにピタリと付ける。
(わーむ君は目がよくないからカーブでしっかり指示を出さないとっ)
そうなってくると直線が勝負だ。私は前もって付けておいた首紐にしっかりと掴まりながら先を観察する。
やはりというか、先頭を走るのはラスプだった。四ツ足の狼の姿に変化し無駄のないフォームで疾走している。その後ろに続くのが飛行しているグリ。いつもの死にかけの虫みたいな動きはどこへやら、滑るような動きで追従している。そこから少し遅れてコウモリの大群に運ばせているルカ。あれは多分まだ本気を出してない、彼のことだから様子を見つつ一気に勝負をかけてくるはずだ。
「あれ、あれ?」
と、ここで私たちの少し先を走っていたメカ手首ちゃん号にトラブルが発生した。順調に動いていたはずの足(というか手というか指というか……ええい、ややこしいな!)が、プスンプスンと黒い煙を出しながら動きを鈍らせていってしまったのだ。
「あぅ~、やっぱりまだ調整が足りなかったかー」
「お先っ」
涙声で点検を始めるライムの横を軽快に抜き去る。よしっ、ダークホースかもしれないメカ組はここで脱落と見た。これはラッキー!
後ろにばかり気を取られていた私は、いきなりワッと沸いた観客の声で弾かれたように前に向き直った。いつの間にか一歩抜き出たグリがふわっと空中でターンし両手を広げている。その腕に沿うようにしてポポポポと赤く燃え上がる鬼火が出現した。
「ルール無用なら、ここらで先手を打っとくってのも手だよねぇ」
ゆるい喋りとは裏腹に、手のひら大だった鬼火たちは空気を取り込み渦を巻く業火へと成長する。思わずたたらを踏んだ後続の私たち目掛けて、巨大な火柱が一直線に放たれた。
「フレイム!」
「おわぁ!?」
「ひぃっ!」
「回避!」
三者三様、それぞれギリギリのところで避けることに成功する。横っ飛びに一回転したラスプが死神目がけて怒鳴りつけた。
「てめぇ何しやがるっ、卑怯だぞ!」
「卑怯じゃないよ、俺燃費わるいし、今の一発で糖分補給が必要」
「大量の菓子持ち込みはその為ですか」
クッキーをモグモグと咀嚼している彼に悪びれた様子は少しもない。かすめたところのわーむ君の焦げを手で払ってあげながら私も叫んだ。
「ほんとよっ、もう少しで丸焦げになるところだったじゃない、そんな、そんなっ」
ふわんと漂うお肉の甘い匂いに、気づけば口が勝手に動いていた。
「なんて美味しそうな真似するのよっ」
――ピィッ!?
「お前……」
「主様……」
揃って振り返るルカとラスプにハッとする。いやっ、違っ……今のはだな! 引き気味の視線を黙らせようと、私は魔石のついたブレスレットを天高く掲げた。
「っていうか、何でもありならこっちも対抗するだけっ。でりゃあ!!」
「んなっ!?」
カッコいい詠唱でもなんでもない掛け声と共に、綺麗に整地されていたコースが一瞬にして隆起する。まるで障害物競争のようになった険しい道の中、湧き上がる会場の声援に後押しされレースは加速度を増していく。
「ではこちらも解禁ということで」
ニコリと笑ったルカが風魔導でコウモリたちの手助けを始めたかと思えば
「物理無効の死神にこんなの意味な――待って、出して」
土壁の中を通り抜けようとしたグリがエネルギー不足により『かべのなかにいる』状態になったり
「お前らそりゃ魔導を使えないオレへのあてつけかオラァッ!!」
ここにきても身一つで張り合ってるラスプが(ある意味いちばんのド根性枠)駆け抜けたりで、攻防が入り乱れて光線が飛び交って何が何だかよくわかないけどとにかく前へー!
「「「っらああああぁぁぁぁっっ!!!」」」
ついに最後のカーブを曲がり、全員が銀テープの貼られたゴール目がけて全力疾走する。あとちょっと、あとちょっとで……夕飯のおかずが一品増える!!
――お、おーい!
ところがその時、後方から声が聞こえてきた。チラっとそちらに視線をやった私たちはギョッとして揃って目を見開く。
「待ってよぉぉー、ボクだってまだ負けてないんだからねーっ」
もうもうと舞い上がる土煙と共に、手、ではなくメカメカ手首ちゃん号が迫ってくる。なっ、故障したはずじゃ!? 走り続けたまま目をこらすと、なんとライムは動かなくなったピストンを掴んで、すさまじい勢いで動かしていた。
「あははは、もうこうなったら手動で動かすしかないよね、メカニックとしては悔しいところだけど勝つためだー!」
オオオオイ!! 明らかに燃料で動かしてた時より速い! どれだけ馬鹿力なのよあの子は!?
「っていうか前! 前見てライム!!」
「え? なーに? 何かいったー?」
構造的に後ろ向きになっているライムは、操作をまるっきり相方に任せて爆走しているのだけど、そのパートナーである手首ちゃんはあまりのスピードに完全に硬直していた。暴走機関車のように迫りくるメカ手首ちゃん号が、そのままゴールに逃げ切ろうとした私たちを巻き込んで、そして
豪快な爆音を轟かせ、もんどりうった出場者たちはまとめてゴール脇の支柱へと叩き込まれたのだった。
-finish-
今回の被害まとめ。設備損壊と軽度の負傷者数名。わーむ君のしっぽ。メカメカ手首ちゃん号スクラップ化。
当然、レースは中止になり賭けの結果はノーゲームになったのは言うまでもない。
「えぇぇぇ!! 全員分買ったオレの立場はぁ!?」
えぇいうるさいっ、払い戻しはあっちでどうぞ! 心配かけさせたくないからエリック様には言わないでよっ。リカルド! 笑いながら写真撮ってんじゃないわよっ!
あぁ、魔族のとんでもパワーを単純に競馬にあてはめた私のミスだった……次やる時はこの反省点を活かしてもうちょっと上手くやろう。
+++
て、手首です……順位はつけられませんでしたが中々の盛り上がりを見せましたし今回はこれで良かったのではないでしょうか? お願いを聞いて貰える権利も保留になったことですし。
あらご主人様、何か御用ですか? はい? ……絵、ですか? デザインを考えている。あぁ、例のアレですわね。ここは一つ皆さまのお力を借りてはいかがでしょう? はぁ、もう借りられたと。その結果がこちら―― うわっ
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