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第1章 呪われた村
16 エルフの少女マキナ2
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そして、さらに二日──俺は地道な善行を続け、ポイントを上乗せしていた。
「モンスターが来たぞー!」
夕方になり、村人の一人が走ってくる。
前回と似たシチュエーションだ。
だけど、今回は──、
「今度は、村の中に入ってきた! みんな、避難しろー!」
さらに別の人が走ってきて叫ぶ。
真っ青な顔だ。
「カイル様」
「ああ、退治しにいくぞ」
俺はノエルとともに現場へ向かう。
「お前たちは──」
その道中で、例の冒険者パーティ──ジェイムスたちと鉢合わせした。
彼の他に格闘家の男と僧侶風の女、そしてマキナがいる。
「やっと骨のありそうなモンスターが現れたみたいだな。今度こそ、俺たちが倒す」
ジェイムスが傲然と胸を張った。
自信たっぷりだ。
「お前は余計な手出しをしないでもらおう」
「……大丈夫なのか、お前たちで」
「ハァ? Eランクごときが何言ってるのよ?」
女僧侶が露骨に顔をしかめた。
「へっ、お前こそお呼びじゃねーよ、Eランク。引っこんでろ」
と、格闘家の男が嘲笑する。
「どうか、ここは譲ってほしい。私も、強い相手と戦ってみたい」
マキナが、ぺこり、と頭を下げた。
「自分の力を磨きたい。だから」
「……まあ、お前たちが倒してくれるなら、村としても助かるし」
うなずく俺。
「恩に着る」
「行くぞ」
ジェイムズの号令とともに四人は走っていった。
「カイル様、どうしましょう?」
ノエルがたずねる。
「あいつらが倒してくれるんなら、それはそれでいい」
Aランクが四人もいるなら、そうそう負けないだろう。
「邪神の手下の中にはSSSランクやSSランクも混じっています。現れるのはまれですが」
ノエルが言った。
「そんな強いのが襲ってくることもあるのか」
「強い手下ほど、この世界に長くいられないらしく、短時間で引き上げていきます。なので村はなんとか滅びずに済んでいるんです……」
ヘルギガントやリトルベフィモスくらいなら、たぶんジェイムズたちが普通に勝つだろう。
でも、けた違いの敵が現れたら──。
「やっぱり、俺たちも行こう」
──村はずれに到着すると、そこには倒れた冒険者四人の姿があった。
魔導砲塔Ⅲも上部が粉々に吹き飛ばされている。
「に、逃げて……」
苦しげな息の下で、マキナがうめいた。
全員、生きてはいるみたいだけど、かなり大きなダメージを負っている様子だ。
早く手当てしないと──。
「また冒険者とやらか。まとめて食らってやろう」
傲然とした声が響く。
前方に、巨大な馬にまたがった騎士がたたずんでいた。
「こいつは……!」
俺は表情を険しくした。
いや、こいつこそが。
おそらくは、邪神の高位配下──。
「モンスターが来たぞー!」
夕方になり、村人の一人が走ってくる。
前回と似たシチュエーションだ。
だけど、今回は──、
「今度は、村の中に入ってきた! みんな、避難しろー!」
さらに別の人が走ってきて叫ぶ。
真っ青な顔だ。
「カイル様」
「ああ、退治しにいくぞ」
俺はノエルとともに現場へ向かう。
「お前たちは──」
その道中で、例の冒険者パーティ──ジェイムスたちと鉢合わせした。
彼の他に格闘家の男と僧侶風の女、そしてマキナがいる。
「やっと骨のありそうなモンスターが現れたみたいだな。今度こそ、俺たちが倒す」
ジェイムスが傲然と胸を張った。
自信たっぷりだ。
「お前は余計な手出しをしないでもらおう」
「……大丈夫なのか、お前たちで」
「ハァ? Eランクごときが何言ってるのよ?」
女僧侶が露骨に顔をしかめた。
「へっ、お前こそお呼びじゃねーよ、Eランク。引っこんでろ」
と、格闘家の男が嘲笑する。
「どうか、ここは譲ってほしい。私も、強い相手と戦ってみたい」
マキナが、ぺこり、と頭を下げた。
「自分の力を磨きたい。だから」
「……まあ、お前たちが倒してくれるなら、村としても助かるし」
うなずく俺。
「恩に着る」
「行くぞ」
ジェイムズの号令とともに四人は走っていった。
「カイル様、どうしましょう?」
ノエルがたずねる。
「あいつらが倒してくれるんなら、それはそれでいい」
Aランクが四人もいるなら、そうそう負けないだろう。
「邪神の手下の中にはSSSランクやSSランクも混じっています。現れるのはまれですが」
ノエルが言った。
「そんな強いのが襲ってくることもあるのか」
「強い手下ほど、この世界に長くいられないらしく、短時間で引き上げていきます。なので村はなんとか滅びずに済んでいるんです……」
ヘルギガントやリトルベフィモスくらいなら、たぶんジェイムズたちが普通に勝つだろう。
でも、けた違いの敵が現れたら──。
「やっぱり、俺たちも行こう」
──村はずれに到着すると、そこには倒れた冒険者四人の姿があった。
魔導砲塔Ⅲも上部が粉々に吹き飛ばされている。
「に、逃げて……」
苦しげな息の下で、マキナがうめいた。
全員、生きてはいるみたいだけど、かなり大きなダメージを負っている様子だ。
早く手当てしないと──。
「また冒険者とやらか。まとめて食らってやろう」
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おそらくは、邪神の高位配下──。
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