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5 デートのあなた
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夏休みが始まった。
朝は九時過ぎに起きて、朝ごはんを適当に食べたら興味のない朝の情報番組をボーッと見る。
そして二度寝に突入して、起きるのは昼過ぎ。
起きたらお昼ご飯、その後はソファでゴロゴロしながらまたテレビを見る。
気づいたら夜で、夜ご飯を食べたら好きな映画を一本観る。ときもあれば観る元気さえない日もある。
何もする気が起きなくて、わたしの一日は食っちゃ寝、食っちゃ寝するだけで無意味に過ぎていった。
こんなことなら数学の補習で学校に行った方がマシだったかもしれない。
美咲と浅井くんが一緒にいた日から、浅井くんに挨拶もできなくなって以前のように関わりがまったくなくなって夏休みに入ってしまった。
そして放課後に公園で唯と話すのも、疲れてるとか何かと理由をつけて避けてしまっている。
美咲との関係を聞いてしまいたいけれど勇気が出ない。
今日も昼過ぎに二度寝から起きてみると、お母さんが買い物から帰ってきたところだった。
「ちょうどよかった。さっきそこの公園ではるかの彼氏......じゃなかった、クラスのお友達に会ったわよ。会いたがっていたから、三十分後に待ち合わせねって約束してきちゃったわ」
「え? えーー!? 何で勝手に!」
わたしは頭を抱えてお母さんに詰め寄ったけど、
「だってはるか、いつも寝てばっかりで。ケンカでもしたんでしょう。お友達、はるかにとーっても会いたがっている様子だったわよ」
お母さんは、いい仕事してきましたとばかりに一つウインクをした。
「ケンカなんか、してないけど......」
わたしが勝手に避けているだけだ。
もごもごと歯切れの悪いわたしの背中を押すお母さんは、鼻唄なんか歌いながらわたしを洗面所まで連れてくると、早く準備して行きなさいと言い残していった。
洗面所の鏡に下唇をつきだしながら、いじけている自分の顔が写る。
でも心の奥がさっきからソワソワしてきているのを感じる。
本当は唯に会いたくて仕方なかったんだ。
唯と話す日々がわたしにとってはもう日常だったと気づかされる。
早く準備して家を出なきゃ。
ボサボサの髪を何とかしなきゃだし、何を着ていけばいいかも分からないし。
はやる気持ちを抑えきれずに、わたしはバシャバシャと床に水を散らして顔を洗った。
朝は九時過ぎに起きて、朝ごはんを適当に食べたら興味のない朝の情報番組をボーッと見る。
そして二度寝に突入して、起きるのは昼過ぎ。
起きたらお昼ご飯、その後はソファでゴロゴロしながらまたテレビを見る。
気づいたら夜で、夜ご飯を食べたら好きな映画を一本観る。ときもあれば観る元気さえない日もある。
何もする気が起きなくて、わたしの一日は食っちゃ寝、食っちゃ寝するだけで無意味に過ぎていった。
こんなことなら数学の補習で学校に行った方がマシだったかもしれない。
美咲と浅井くんが一緒にいた日から、浅井くんに挨拶もできなくなって以前のように関わりがまったくなくなって夏休みに入ってしまった。
そして放課後に公園で唯と話すのも、疲れてるとか何かと理由をつけて避けてしまっている。
美咲との関係を聞いてしまいたいけれど勇気が出ない。
今日も昼過ぎに二度寝から起きてみると、お母さんが買い物から帰ってきたところだった。
「ちょうどよかった。さっきそこの公園ではるかの彼氏......じゃなかった、クラスのお友達に会ったわよ。会いたがっていたから、三十分後に待ち合わせねって約束してきちゃったわ」
「え? えーー!? 何で勝手に!」
わたしは頭を抱えてお母さんに詰め寄ったけど、
「だってはるか、いつも寝てばっかりで。ケンカでもしたんでしょう。お友達、はるかにとーっても会いたがっている様子だったわよ」
お母さんは、いい仕事してきましたとばかりに一つウインクをした。
「ケンカなんか、してないけど......」
わたしが勝手に避けているだけだ。
もごもごと歯切れの悪いわたしの背中を押すお母さんは、鼻唄なんか歌いながらわたしを洗面所まで連れてくると、早く準備して行きなさいと言い残していった。
洗面所の鏡に下唇をつきだしながら、いじけている自分の顔が写る。
でも心の奥がさっきからソワソワしてきているのを感じる。
本当は唯に会いたくて仕方なかったんだ。
唯と話す日々がわたしにとってはもう日常だったと気づかされる。
早く準備して家を出なきゃ。
ボサボサの髪を何とかしなきゃだし、何を着ていけばいいかも分からないし。
はやる気持ちを抑えきれずに、わたしはバシャバシャと床に水を散らして顔を洗った。
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