完結【清】ご都合主義で生きてます。-空間を切り取り、思ったものを創り出す。これで異世界は楽勝です-

ジェルミ

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第3章 開花

第34話 ワイバーン

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 進路方向に空飛ぶ魔物がいる。
 商隊が襲われ冒険者が戦っていることをマドック公爵に伝えた。
 すると『なんとかなりそうかね?』と言われた。

「そう言われましても…」

「このままではいずれ、他に犠牲が出てしまう。何とかできないものか…」
「こんな時、誰かが居れば…」
「絶対的な強者よ、来たれ~」
 マドック公爵は私の方をチラチラ見ながら、一人で何かを言っている。
 わかりましたよ、やればいいんでしょ。

 私はスナイパーライフルМ110改のスコープを覗き込む。
 まずは頭を狙ってと…。

 バンッ!!

 弾は当たったけど魔物はふらつきながらも健在のようだ。

 弾かれた?!
 頭部は硬いのね。
 それなら腹部はどう?

 魔物は警戒したのか、上空に舞い上がる。
 それ!!

 「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!
  「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!
   「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!
  「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!
 「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!「「バンッ!!

 腹部や翼の被膜に『硬弾』が当たる!!
 特に皮膜は貫通している。

「ギァォ~~~ン!!」

 魔物は叫び声をあげ落ちて来る。
 これならいけるわ!!
 私は威力をあげるために、魔物に近付いて行く。

 魔物は地に落ち、もがいている。
 馬車や冒険者の人達はすでに逃げている。

 それなら遠慮なく。
 私はライフルを単発からフルオートに切り替えた。

「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!
  「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!
 「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!
  「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!「「ドドドドッ!!

 これだけ距離が近く魔物も大きいから、フルオートでも簡単に当たるわ!!
 それ、それ、それ~~!!

 もういいかしら。
 魔物の鳴き声もしなくなった。

〈〈〈〈〈 テレレレッテッテッテー  〉〉〉〉〉

『レナはレベル15から24へレベルUPした。【スキル】魔弾を覚えた』


 ふぅ~。やっと終わったわ。
 私は魔物に近づく。
 そこにはビルの二階くらいはある大きな魔物が横たわっていた。

 この魔物は何かしら?
 それ、スキル【鑑定】
 名前:ワイバーン
 種族:飛竜
 レベル:41
 特徴:ドラゴンの頭、コウモリのような翼、ヘビの尾を持つ。
    赤い舌が伸び炎を吐く。

 まあ、あれがワイバーンなのね。

 私が眺めている間にマドック公爵の馬車がやって来た。
「いや~、やっと追いついたよ」
 そう言いなが公爵が馬車から降りて来る。
「しかし大きな魔物だね。なんという魔物だろうか」
「ワイバーンです。こんな大きな魔物は頻繁に出没するのですか?」
「そんな訳がないだろう。ワイバーンか、初めて見たよ。しかしブラッディベアと言い魔物が活発化しているようだ。何かの予兆か?戻ったら警戒するように騎士団に伝えよう」

 そうだろうね。
 こんな上位の魔物が頻繁に出没したら、旅なんて安心していけないよ。

「ありがとうございました。ありがとうございました」
 商隊の責任者なのか、人がやって来た。
 話を聞くとラルフの街に向っている所だったという。
 突然、影が差したと思うとワイバーンが襲ってきたという。
 目当ては人のようで、護衛を咥えて行こうとしていたらしい。

「こんな怖い思いをしたのは初めてです」
「安心してください。ワイバーンは討伐されましたから」
 そう私は答える。
 すると商隊の一人が、公爵に話しかける。

「御貴族様、その女性は…。さすがは御貴族様の騎士様です。ワイバーンはA級の魔物です。それをお一人で倒せるなんて、聞いたことがありません」

すると冒険者の一人がこう言いだした。
「ドラゴンバスターいいえ、ドラゴンアーチャーの誕生をこの目に焼き付けました」

 そうなんだ…。
 あはは!!

 しかも弓矢(アーチャー)ではないし、スナイパーですよ私は。
 まあ、銃なんていってもわからないだろうけど。

 なんだか段々と平穏な生活が出来なくなるような気が…。

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