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呪連鎖編 Newシーズン
1話 橘エイト
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『 いつもご愛読ありがとうございます😊
以下の物語は3章となります。
1章 2章とも独立した物語です。一章完結の為、どの章から読まれても問題ございません』
-呪連鎖編-
真っ白な天井、柔軟剤の優しい香りが鼻をくすぐる。
夢を見ていたのか、夢だとすれば人生で一番残酷な夢だった、残忍極まりない悪魔。
そんなものと類を並べる奴と対峙した。
夢であれ。。。夢であれ。。。夢であってほしい。
視界が戻るとともに聴覚も戻ってきた、そういえば季節は夏だったけか、
蝉の声が響きわたる。
左手は誰かに握られているのか手の温もりを感じる。
潤う瞳越しみえる母親の面影。
「ジレンマ! お願い先生を呼んできてエイトの意識が戻りかけている」
「エイト聞こえる?母さんよ」
かあさん。。。なんで母さんが?俺は確か。。。みんなは?
かあさんの涙が俺の顔に落ち頬を伝う。
「母さん、ここは?」
「病院よ、今先生呼んだから、そのまま横になってなさい」
蓮見さんと鳴海は。。。無事なのか。
「は。。蓮見さんと鳴海は。。。」
俺は声を振り絞りそういった。
「蓮見さん達は下の売店にいっているわ、とにかく無理しないで寝てなさい」
母さんの隣にいる、乱れ髪の男は誰だ?母さんの知り合いか、どこかであったような気がするが。
そんなことはどうでもいい、良かったあの二人が無事だったのか。
(タッタッタッ)
「エイトさん。。。よかった。。。意識が戻って、本当に良かった。。。」
鳴海は意識を取り戻したエイトを見つめると方針状態、自然と涙があふれ
買い物袋が指から滑り落ちる、そしてエイトのもとに駆け寄った。
「奏ちゃん、買ってきたものが落ちてるよ💦 エイトくん意識が戻ってよかったね」
そう声掛けしてくれたのは鳴海の親戚の蓮見さんそして俺の前で号泣している彼女は会社の後輩の鳴海奏だ。
俺は2日意識がなかったらしい、先生からはあと1日安静にして問題なければ退院していいと告げられた。
安心した鳴海と蓮見さんは明日またくるといって病院をあとにした。
母さんの隣にいる中年の男性この人は誰なんだ?
「母さん、この人は?」
「あっ、ごめんなさい、紹介するわ、こちら相良さん、母さんの友人よ」
黙って母さんの隣で突っ立てた男が口を開いた。
「すまないね。。。挨拶するタイミングがなくて。。。
初めまして相良ジレンマといいます、お母さんから連絡を受けて手助けができると思いまして」
このおっさんも霊媒師の類か?何できるというのか、蓮見さんだってお手上げ状態なのに、そういえば
水島さんとお弟子さんたちは。。。
「水島さんとお弟子さんたちはどうなった?」
俺のその言葉に母さんと相良という男は即時に回答をしてこない。
母親が話そうとすると、相良が遮り話始めた。
「残念だけど水島さんという方は今、集中治療室にいて、お弟子さんは一人を残し亡くなったようだ」
「亡くなったってどういうことだよ!絶対成功する、あなたを助けるって水島さんはそう約束したから。。。
俺はそれを信じてお願いしたのに話がちげーよ」
(あの人たちとは数時間しか接していないけど何故か涙がこぼれた。
俺一人のために人が死んだり、瀕死になっている人もいる、俺なんかの為に。)
ジレンマは窓の外を目を細め見つめていた。
ジレンマの視線の先、向かいのビルの屋上でこちらを見つめる人影のようなもの。
「彼女らはあれを祓うことができなかった、確かに手ごわそうだね、まるで思考があるようだ」
ジレンマはそうエイトに伝えた。
(あれを祓うことができなかっただと、日本有数の霊能者の水島さんが、祓なかったのか?
んなことがあっていいのか。)
「あんた。。。あいつが見えるのか?」
「ずっと見えてるよ、君がここに運ばれてきてから、何を考えているのかわからないが
一定の距離を保ちながらああやって君を眺めてる、何故だろう眠っている君を襲う気配がないんだ」
母さんが割って話しに入ってきた。
「相良さんは、あれからあなたを守るためにここにいるの、初対面なんだし態度をあらためなさい」
何言ってんだ、この二人は、母さんも久しぶりに会ったと思えば説教じみたことをいって。
この数日間の俺の苦しみを知っているのか。
「まぁまぁ、惨事から目覚めて冷静にいろっていうほうが、難しいと思いますよ、それよりエイトくんちょっと歩けるなら散歩しようか?」
ジレンマはエイトを屋上の庭園に誘った。
以下の物語は3章となります。
1章 2章とも独立した物語です。一章完結の為、どの章から読まれても問題ございません』
-呪連鎖編-
真っ白な天井、柔軟剤の優しい香りが鼻をくすぐる。
夢を見ていたのか、夢だとすれば人生で一番残酷な夢だった、残忍極まりない悪魔。
そんなものと類を並べる奴と対峙した。
夢であれ。。。夢であれ。。。夢であってほしい。
視界が戻るとともに聴覚も戻ってきた、そういえば季節は夏だったけか、
蝉の声が響きわたる。
左手は誰かに握られているのか手の温もりを感じる。
潤う瞳越しみえる母親の面影。
「ジレンマ! お願い先生を呼んできてエイトの意識が戻りかけている」
「エイト聞こえる?母さんよ」
かあさん。。。なんで母さんが?俺は確か。。。みんなは?
かあさんの涙が俺の顔に落ち頬を伝う。
「母さん、ここは?」
「病院よ、今先生呼んだから、そのまま横になってなさい」
蓮見さんと鳴海は。。。無事なのか。
「は。。蓮見さんと鳴海は。。。」
俺は声を振り絞りそういった。
「蓮見さん達は下の売店にいっているわ、とにかく無理しないで寝てなさい」
母さんの隣にいる、乱れ髪の男は誰だ?母さんの知り合いか、どこかであったような気がするが。
そんなことはどうでもいい、良かったあの二人が無事だったのか。
(タッタッタッ)
「エイトさん。。。よかった。。。意識が戻って、本当に良かった。。。」
鳴海は意識を取り戻したエイトを見つめると方針状態、自然と涙があふれ
買い物袋が指から滑り落ちる、そしてエイトのもとに駆け寄った。
「奏ちゃん、買ってきたものが落ちてるよ💦 エイトくん意識が戻ってよかったね」
そう声掛けしてくれたのは鳴海の親戚の蓮見さんそして俺の前で号泣している彼女は会社の後輩の鳴海奏だ。
俺は2日意識がなかったらしい、先生からはあと1日安静にして問題なければ退院していいと告げられた。
安心した鳴海と蓮見さんは明日またくるといって病院をあとにした。
母さんの隣にいる中年の男性この人は誰なんだ?
「母さん、この人は?」
「あっ、ごめんなさい、紹介するわ、こちら相良さん、母さんの友人よ」
黙って母さんの隣で突っ立てた男が口を開いた。
「すまないね。。。挨拶するタイミングがなくて。。。
初めまして相良ジレンマといいます、お母さんから連絡を受けて手助けができると思いまして」
このおっさんも霊媒師の類か?何できるというのか、蓮見さんだってお手上げ状態なのに、そういえば
水島さんとお弟子さんたちは。。。
「水島さんとお弟子さんたちはどうなった?」
俺のその言葉に母さんと相良という男は即時に回答をしてこない。
母親が話そうとすると、相良が遮り話始めた。
「残念だけど水島さんという方は今、集中治療室にいて、お弟子さんは一人を残し亡くなったようだ」
「亡くなったってどういうことだよ!絶対成功する、あなたを助けるって水島さんはそう約束したから。。。
俺はそれを信じてお願いしたのに話がちげーよ」
(あの人たちとは数時間しか接していないけど何故か涙がこぼれた。
俺一人のために人が死んだり、瀕死になっている人もいる、俺なんかの為に。)
ジレンマは窓の外を目を細め見つめていた。
ジレンマの視線の先、向かいのビルの屋上でこちらを見つめる人影のようなもの。
「彼女らはあれを祓うことができなかった、確かに手ごわそうだね、まるで思考があるようだ」
ジレンマはそうエイトに伝えた。
(あれを祓うことができなかっただと、日本有数の霊能者の水島さんが、祓なかったのか?
んなことがあっていいのか。)
「あんた。。。あいつが見えるのか?」
「ずっと見えてるよ、君がここに運ばれてきてから、何を考えているのかわからないが
一定の距離を保ちながらああやって君を眺めてる、何故だろう眠っている君を襲う気配がないんだ」
母さんが割って話しに入ってきた。
「相良さんは、あれからあなたを守るためにここにいるの、初対面なんだし態度をあらためなさい」
何言ってんだ、この二人は、母さんも久しぶりに会ったと思えば説教じみたことをいって。
この数日間の俺の苦しみを知っているのか。
「まぁまぁ、惨事から目覚めて冷静にいろっていうほうが、難しいと思いますよ、それよりエイトくんちょっと歩けるなら散歩しようか?」
ジレンマはエイトを屋上の庭園に誘った。
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