7 / 22
7話 水島
しおりを挟む
「もしもし、水島さん」
「もう終わりましたか!」
「なんでわかるですか?」
「先程の電話の時はノイズが酷かったですが、今は安藤さんの声はっきり聞こえますので終わったかと思いまして」
「今回のお祓い説明お願いしますよ」
安藤はオーナーへの報告が必要なため水島に何がどうなったのか、ここに居たのは何なのかを尋ねた。
「どこまで話せばいいのか。。。」
水島は言葉を詰まらせた。
「では、分かりやすいよう簡単に説明します。」
水島の説明はこうだ。
まずこの部屋は新築で事故物件ではないのに何で怪異が起こり始めたのか?
都内の高級マンション最上階に住めるような人物、そのような人物は良き物、悪き物にとりまかれるような人物が多い。慕われたり、ねたまれたりと複雑な状態になるという。
普通はそんな人物には最高の守護霊が憑いているので、ある程度弾の災いは弾き出してくれるので
自室となれば部屋は強力な結界と化すようだ。
しかし、そういった霊たるものにはルールがあるというのだ。
本人の意思で部屋に招き入れたものは、守護霊でもどうにもできないという。
恐らく、ずる賢い生き霊の類いを受け入れたのであろう。
「よくホラー映画とかであるでしょう?部屋のチャイムがなり、扉を開けても誰も居ないとか、非通知の電話にでてしまうと、うめき声が聞こえるとか」
水島によると霊たるものは自ら力以上の結界を破れないため、内側から開けてもらうよう仕向けるのだという。
「愛人などを部屋に招き入れるのも危険です。
最初の家主は何らかの過ちを犯したのが元凶かと思います。」
安藤は水島の説明に理解を示すと気がかりな点を質問した。
「霊や怪異の正体は何となく察しがつきましたが、青年のお祓い、あれで払えたのでしょうか?」
「清人はどんな事してましたか?」
「ミネラルウォーターのペットボトルに封じ込め飲み込んだと言ってました」
「急ぎとはいえ、雑な装備で失礼しました。」
水島は苦笑いをし安藤にお詫びした。
「本来は衣装であったり、祭壇を用意したり、儀式的に見せたほうが依頼者を納得してもらうのに楽なので使うのですが、なんせ急に仕事を振ったから手ぶらだったようで、、、でも大丈夫です、清人は法具など使わなくても充分に対処できるので。」
水島の話によると霊体は電気を辿る事ができ、ミネラルや鉱物を含む水を好むという。
4隅で念仏を唱えたのは逃げられないように結界をはり、真言により霊を中心に誘い込み中シャンデリアの電球からペットボトルに霊を移したようだ。
「青年はあの水を飲み込んでしまいましたが大丈夫なんでしょうか?」
「よく心霊スポットで取り憑かれた若者にもさせますが、排泄という行為が簡易的な除霊なんです(笑)説教もこめて塩を含んだ水を2リットルくらい飲ませてやります。口からでも尿でも便でも体内から出させるというのが除霊に繋がります。」
「しかし、彼の腹部はアザのようになっていました、そしてウネウネと動いていました」
安藤は自分が見た奇妙な出来事を水島に伝えた。
「清人は何というか。。。。宿してるです」
「宿してる。。。。?何をです?」
「そういったものを好んで喰らうものを(笑)そこまではオーナーに説明をしなくてもいいと思いますので、祓えたか心配でしたら、安藤さん数日そこにお泊まりになってみてください。」
そう言って水島は電話を切った。
オーナーへの報告の為、安藤は寝袋を持参してこの部屋で過ごすのであった。
「もう終わりましたか!」
「なんでわかるですか?」
「先程の電話の時はノイズが酷かったですが、今は安藤さんの声はっきり聞こえますので終わったかと思いまして」
「今回のお祓い説明お願いしますよ」
安藤はオーナーへの報告が必要なため水島に何がどうなったのか、ここに居たのは何なのかを尋ねた。
「どこまで話せばいいのか。。。」
水島は言葉を詰まらせた。
「では、分かりやすいよう簡単に説明します。」
水島の説明はこうだ。
まずこの部屋は新築で事故物件ではないのに何で怪異が起こり始めたのか?
都内の高級マンション最上階に住めるような人物、そのような人物は良き物、悪き物にとりまかれるような人物が多い。慕われたり、ねたまれたりと複雑な状態になるという。
普通はそんな人物には最高の守護霊が憑いているので、ある程度弾の災いは弾き出してくれるので
自室となれば部屋は強力な結界と化すようだ。
しかし、そういった霊たるものにはルールがあるというのだ。
本人の意思で部屋に招き入れたものは、守護霊でもどうにもできないという。
恐らく、ずる賢い生き霊の類いを受け入れたのであろう。
「よくホラー映画とかであるでしょう?部屋のチャイムがなり、扉を開けても誰も居ないとか、非通知の電話にでてしまうと、うめき声が聞こえるとか」
水島によると霊たるものは自ら力以上の結界を破れないため、内側から開けてもらうよう仕向けるのだという。
「愛人などを部屋に招き入れるのも危険です。
最初の家主は何らかの過ちを犯したのが元凶かと思います。」
安藤は水島の説明に理解を示すと気がかりな点を質問した。
「霊や怪異の正体は何となく察しがつきましたが、青年のお祓い、あれで払えたのでしょうか?」
「清人はどんな事してましたか?」
「ミネラルウォーターのペットボトルに封じ込め飲み込んだと言ってました」
「急ぎとはいえ、雑な装備で失礼しました。」
水島は苦笑いをし安藤にお詫びした。
「本来は衣装であったり、祭壇を用意したり、儀式的に見せたほうが依頼者を納得してもらうのに楽なので使うのですが、なんせ急に仕事を振ったから手ぶらだったようで、、、でも大丈夫です、清人は法具など使わなくても充分に対処できるので。」
水島の話によると霊体は電気を辿る事ができ、ミネラルや鉱物を含む水を好むという。
4隅で念仏を唱えたのは逃げられないように結界をはり、真言により霊を中心に誘い込み中シャンデリアの電球からペットボトルに霊を移したようだ。
「青年はあの水を飲み込んでしまいましたが大丈夫なんでしょうか?」
「よく心霊スポットで取り憑かれた若者にもさせますが、排泄という行為が簡易的な除霊なんです(笑)説教もこめて塩を含んだ水を2リットルくらい飲ませてやります。口からでも尿でも便でも体内から出させるというのが除霊に繋がります。」
「しかし、彼の腹部はアザのようになっていました、そしてウネウネと動いていました」
安藤は自分が見た奇妙な出来事を水島に伝えた。
「清人は何というか。。。。宿してるです」
「宿してる。。。。?何をです?」
「そういったものを好んで喰らうものを(笑)そこまではオーナーに説明をしなくてもいいと思いますので、祓えたか心配でしたら、安藤さん数日そこにお泊まりになってみてください。」
そう言って水島は電話を切った。
オーナーへの報告の為、安藤は寝袋を持参してこの部屋で過ごすのであった。
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
しずめ
山程ある
ホラー
六つの森に守られていた村が、森を失ったとき――怪異が始まった。
フォトグラファー・那須隼人は、中学時代を過ごしたN県の六森谷町を、タウン誌の撮影依頼で再訪する。
だがそこは、かつての面影を失った“別の町”だった。
森は削られ、住宅街へと変わり、同時に不可解な失踪事件が続いている。
「谷には六つのモリサマがある。
モリサマに入ってはならない。枝の一本も切ってはならない」
古くからの戒め。
シズメの森の神に捧げられる供物〝しずめめ〟の因習。
そして写真に写り込んだ――存在しないはずの森。
三年前、この町で隼人の恋人・藤原美月は姿を消した。
森の禁忌が解かれたとき、過去と現在が交錯し、隼人は“連れ去られた理由”と向き合うことになる。
因習と人の闇が絡み合う、民俗ホラーミステリー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
旅の紀行記怪談
Eisei 5
ホラー
車での、自由な一人旅が好きな私が、旅した先で出会い・感じた”僅かな怪異たち ”。
心霊現象も怪奇現象も、何も出てはきませんが、一応ホラーのつもりです …。
ほぼ、旅の旅行記の、『旅の紀行記怪談』です。
宜しかったら、どうぞ …。
★この作品は、「小説家になろう」、「カクヨム」、「エブリスタ」、「ノベルアップ+」でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる