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1 ニャリス
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前世はとっても可愛がられていた猫でした。
飼い主は何処かの国のお金持ちの騎士様で、黒猫の僕にニャリスって名前をつけてくれて、そりゃもう可愛がって育ててくれました。僕も飼い主が大好きです。
飼い主の名前は、ラクロア様といって、なにやら偉い人みたいでした。ラクロア様は結構命を狙われがちな人で、その日は寒い冬の雪が降ってる夜でした。
僕は、新しく入ったメイドが、ワインに何か紫の不味そうな匂いのする液体を入れるのをみてました、だってそんなこと、他のメイドはしないのに、ちょっとだけ僕は抗議しようと、鳴くと、蹴られて、とても痛かった。
ラクロア様が部屋にはいってきて、そのワインを飲もうとした時に、僕は必死で邪魔をしたけれど、ラクロア様は僕を可愛がってるだけで、全然毒に気づいてくれませんでした。
仕方がないから、僕はラクロア様が注いだグラスを思いっきり蹴って床に溢して、こらこらと優しく怒るラクロアの目をみて、そのワインをペロペロとなめました。次第に身体が痺れて、僕はへにゃりと、その場に倒れてしまいました。
遠くの方でラクロア様が僕の名前を必死で叫んでいるのが聞こえました。耳がだんだん聞こえなくなって、でも、身体は温かでした。ラクロア様がずっと抱き締めててくれたから。僕は、雪のふる寒い日に、ラクロア様の腕のなかで死にました。
ずっと一緒にいたかったけど、ラクロア様が元気なら良いです。僕は主の危機を救った猫です。だから幸せでした。ごめんね、ラクロア様、泣かないで。
目を覚ますと、僕はどうやら生まれ変わって今度は人間になったようです。
でも所詮前世は猫ですから、人間になってものんびりとゆっくりと暮らしたいです。残念ながら、僕が産まれた家はとっても貧乏でした。
お父さんもお母さんも、ちっとものんびりしてなくて、むしろセカセカとしていて、そしていつも疲れていました。そして僕が13歳になると、あっけなく二人とも死んでしまいました。凄く悲しくて、泣いていると、悪いおじさんに、連れていかれて、僕は人間なのに、猫みたいに売られてしまいました。
僕を買ったのは、黒髪の子供が好きな変態オジサンでした。
僕を一目見て気に入った変態オジサンは、僕を一応は大切にしてくれました。しかし、屋敷にきて3日後の昼、変態オジサンのお屋敷に沢山の人が勝手に入ってきて、変態オジサンを捕まえて縛り上げ何処かへ連れていきました。僕はどうして良いかわからなくて、ぼんやりとしていると、見知った人を見つけました。沢山の人を指揮している大きな男の人です。見覚えがありました。それは、僕の飼い主だったラクロア様でした。
僕は急いで、ラクロア様の所へ走りました。また会えるなんて思ってなくて、嬉しくて走りました。
「ラクロアさまっ!!」
左の後ろ肩目指して抱きついたら、ラクロア様は、ぎょっとして、僕を引き離しました。
「誰だ、何のようだ」
「僕です」
「は?」
「僕です、ニャリスです、僕、人間になりました」
「……」
ラクロア様は急に鬼みたいな顔をしました。僕はラクロア様がそんな顔をするところみたこと無かったので、びっくりしていると、今度はラクロア様は少し困った顔をしました。
「その話を何処で聞いたか知らないが、二度としないでくれ」
「何でですか?もう名前を呼んでくれないんですか?」
「お前の名ではない」
「僕の名です!!ラクロア様がつけてくれたのに忘れちゃったんですか?僕を拾ってくれたその日にニャリスって名前をつけてくれました、僕、凄く嬉しかったのに、忘れたんですか」
ラクロア様がじっと僕をみてます、僕も小首を傾げてラクロアを見つめました。ラクロア様は、まさか、そんなと呟いてます。
「ラクロア様、僕のことまた飼ってくれるでしょう?」
そう聞くと、周りにいた騎士達がザワッとした。ラクロア様は、わなわなと真っ赤な顔をしている。
「この失礼な男娼も牢屋にぶちこんどけ!!」
ラクロア様がそういって、叫ぶと、僕は騎士に捕まえられて、寒い牢屋に入れられました。
ラクロア様は僕のこと忘れてしまったみたいです。僕はラクロア様に会えてとっても嬉しかったのに、ラクロア様は嬉しくなかったのかな。
凄くかなしくて、ぽろぽろ涙がでてきて、牢屋は寒いし暗いし恐くて、端っこの隅で、ぶるぶると震えていました。
しばらくすると、足音がして、誰かが僕にご飯を持ってきました。僕は一口も食べませんでした。次に持ってきた時も食べませんでした。お腹はとっても空いていたけど、信用のできない人からのご飯は恐いから食べませんでした。
いつの間にか僕はあまりに空腹で、倒れたみたいです。ぐったりした身体を誰かが運んでます。あぁ、僕はまた猫に戻ったのでしょうか?こんな風に抱っこして運ばれるのは久し振りです。でも、僕、ラクロア様以外の人に抱っこされるのはあまり好きじゃありません。
僕がふさふさで艶々で柔らかくて温かだからって、知らない人に勝手に抱かれるのは嫌です。
触らないで、ほおっておいてと言いたかったけど、僕はぐったりしていて、とっても眠くて目を開けられませんでした。
次に目を覚ますと、目の前にラクロア様がいました。僕は嬉しくて鳴こうとおもったけど、声が出ませんでした。水もずっと飲んでなかったから喉がカラカラで、かすれた音がなりました。そういえば僕は人間になったのでした、猫の時があまりに幸せだったから、ついいつも猫の記憶に引かれてしまいます。
人間になって、ラクロア様に嫌われるなら、ならなきゃ良かった。
しょんぼりしていると、ラクロア様が唇に湿ったスポンジを当てて、僕に水を与えてくれました。もう一度目を合わすと、ラクロア様は心配そうな顔をしています。
「らくのあ……さま」
「お前の事信じた訳じゃない、だけど、若い身空で死ぬな、飯くらいちゃんと食え」
「ラクロア様からしか食べたくないの」
「何をいってる、今までは食べてただろ?甘えるな」
「じゃぁ、いらない」
プイッと顔を背けると、ラクロア様は怒って部屋を出ていってしまいました。また僕は一人ぼっちです。何だか死期が近いような気がしてきました。猫は死ぬときは姿をなるべく隠します。害獣に死体を食べられないように、仲間に迷惑をかけないように、そして飼ってくれた人を悲しませたくないから。
僕は、よろりとベットから降りました。
ここは、ラクロア様の部屋ではなかったけど、何度か来たことがある客室でした。何処で最後の時を迎えようか迷って、中庭の木下のお気に入りのベンチの下が良いかなと思いました。
人間の姿は大きいから、きっとベンチの下にうまく隠れられないけど、仕方がないと思いました。
ふらふらしながら、中庭のいつも登っていた大きな木をみつめ、その横にあるベンチの下へもぐりこみました。懐かしい匂いがします。僕は、猫だった時、ここで本を読むラクロア様の膝の上にいたり、ちょっと肉球触られ過ぎて嫌な時はこうやってベンチの下へ逃げました。幸せだった。なんで嫌われちゃったのかな。僕は、会えて嬉しかったけどな。
あぁ、また雪が降ってきました。人間の身体は手足が冷たくてもう感覚がありません。このまま仲違いしたまま死ぬのかと思うととても悲しいです。でも恨んだりはしません、だって猫だった時ラクロア様はとっても優しくしてくれたから。大好きです。また今度は猫に産まれたい。そしたらまた飼ってくれるかな。
飼い主は何処かの国のお金持ちの騎士様で、黒猫の僕にニャリスって名前をつけてくれて、そりゃもう可愛がって育ててくれました。僕も飼い主が大好きです。
飼い主の名前は、ラクロア様といって、なにやら偉い人みたいでした。ラクロア様は結構命を狙われがちな人で、その日は寒い冬の雪が降ってる夜でした。
僕は、新しく入ったメイドが、ワインに何か紫の不味そうな匂いのする液体を入れるのをみてました、だってそんなこと、他のメイドはしないのに、ちょっとだけ僕は抗議しようと、鳴くと、蹴られて、とても痛かった。
ラクロア様が部屋にはいってきて、そのワインを飲もうとした時に、僕は必死で邪魔をしたけれど、ラクロア様は僕を可愛がってるだけで、全然毒に気づいてくれませんでした。
仕方がないから、僕はラクロア様が注いだグラスを思いっきり蹴って床に溢して、こらこらと優しく怒るラクロアの目をみて、そのワインをペロペロとなめました。次第に身体が痺れて、僕はへにゃりと、その場に倒れてしまいました。
遠くの方でラクロア様が僕の名前を必死で叫んでいるのが聞こえました。耳がだんだん聞こえなくなって、でも、身体は温かでした。ラクロア様がずっと抱き締めててくれたから。僕は、雪のふる寒い日に、ラクロア様の腕のなかで死にました。
ずっと一緒にいたかったけど、ラクロア様が元気なら良いです。僕は主の危機を救った猫です。だから幸せでした。ごめんね、ラクロア様、泣かないで。
目を覚ますと、僕はどうやら生まれ変わって今度は人間になったようです。
でも所詮前世は猫ですから、人間になってものんびりとゆっくりと暮らしたいです。残念ながら、僕が産まれた家はとっても貧乏でした。
お父さんもお母さんも、ちっとものんびりしてなくて、むしろセカセカとしていて、そしていつも疲れていました。そして僕が13歳になると、あっけなく二人とも死んでしまいました。凄く悲しくて、泣いていると、悪いおじさんに、連れていかれて、僕は人間なのに、猫みたいに売られてしまいました。
僕を買ったのは、黒髪の子供が好きな変態オジサンでした。
僕を一目見て気に入った変態オジサンは、僕を一応は大切にしてくれました。しかし、屋敷にきて3日後の昼、変態オジサンのお屋敷に沢山の人が勝手に入ってきて、変態オジサンを捕まえて縛り上げ何処かへ連れていきました。僕はどうして良いかわからなくて、ぼんやりとしていると、見知った人を見つけました。沢山の人を指揮している大きな男の人です。見覚えがありました。それは、僕の飼い主だったラクロア様でした。
僕は急いで、ラクロア様の所へ走りました。また会えるなんて思ってなくて、嬉しくて走りました。
「ラクロアさまっ!!」
左の後ろ肩目指して抱きついたら、ラクロア様は、ぎょっとして、僕を引き離しました。
「誰だ、何のようだ」
「僕です」
「は?」
「僕です、ニャリスです、僕、人間になりました」
「……」
ラクロア様は急に鬼みたいな顔をしました。僕はラクロア様がそんな顔をするところみたこと無かったので、びっくりしていると、今度はラクロア様は少し困った顔をしました。
「その話を何処で聞いたか知らないが、二度としないでくれ」
「何でですか?もう名前を呼んでくれないんですか?」
「お前の名ではない」
「僕の名です!!ラクロア様がつけてくれたのに忘れちゃったんですか?僕を拾ってくれたその日にニャリスって名前をつけてくれました、僕、凄く嬉しかったのに、忘れたんですか」
ラクロア様がじっと僕をみてます、僕も小首を傾げてラクロアを見つめました。ラクロア様は、まさか、そんなと呟いてます。
「ラクロア様、僕のことまた飼ってくれるでしょう?」
そう聞くと、周りにいた騎士達がザワッとした。ラクロア様は、わなわなと真っ赤な顔をしている。
「この失礼な男娼も牢屋にぶちこんどけ!!」
ラクロア様がそういって、叫ぶと、僕は騎士に捕まえられて、寒い牢屋に入れられました。
ラクロア様は僕のこと忘れてしまったみたいです。僕はラクロア様に会えてとっても嬉しかったのに、ラクロア様は嬉しくなかったのかな。
凄くかなしくて、ぽろぽろ涙がでてきて、牢屋は寒いし暗いし恐くて、端っこの隅で、ぶるぶると震えていました。
しばらくすると、足音がして、誰かが僕にご飯を持ってきました。僕は一口も食べませんでした。次に持ってきた時も食べませんでした。お腹はとっても空いていたけど、信用のできない人からのご飯は恐いから食べませんでした。
いつの間にか僕はあまりに空腹で、倒れたみたいです。ぐったりした身体を誰かが運んでます。あぁ、僕はまた猫に戻ったのでしょうか?こんな風に抱っこして運ばれるのは久し振りです。でも、僕、ラクロア様以外の人に抱っこされるのはあまり好きじゃありません。
僕がふさふさで艶々で柔らかくて温かだからって、知らない人に勝手に抱かれるのは嫌です。
触らないで、ほおっておいてと言いたかったけど、僕はぐったりしていて、とっても眠くて目を開けられませんでした。
次に目を覚ますと、目の前にラクロア様がいました。僕は嬉しくて鳴こうとおもったけど、声が出ませんでした。水もずっと飲んでなかったから喉がカラカラで、かすれた音がなりました。そういえば僕は人間になったのでした、猫の時があまりに幸せだったから、ついいつも猫の記憶に引かれてしまいます。
人間になって、ラクロア様に嫌われるなら、ならなきゃ良かった。
しょんぼりしていると、ラクロア様が唇に湿ったスポンジを当てて、僕に水を与えてくれました。もう一度目を合わすと、ラクロア様は心配そうな顔をしています。
「らくのあ……さま」
「お前の事信じた訳じゃない、だけど、若い身空で死ぬな、飯くらいちゃんと食え」
「ラクロア様からしか食べたくないの」
「何をいってる、今までは食べてただろ?甘えるな」
「じゃぁ、いらない」
プイッと顔を背けると、ラクロア様は怒って部屋を出ていってしまいました。また僕は一人ぼっちです。何だか死期が近いような気がしてきました。猫は死ぬときは姿をなるべく隠します。害獣に死体を食べられないように、仲間に迷惑をかけないように、そして飼ってくれた人を悲しませたくないから。
僕は、よろりとベットから降りました。
ここは、ラクロア様の部屋ではなかったけど、何度か来たことがある客室でした。何処で最後の時を迎えようか迷って、中庭の木下のお気に入りのベンチの下が良いかなと思いました。
人間の姿は大きいから、きっとベンチの下にうまく隠れられないけど、仕方がないと思いました。
ふらふらしながら、中庭のいつも登っていた大きな木をみつめ、その横にあるベンチの下へもぐりこみました。懐かしい匂いがします。僕は、猫だった時、ここで本を読むラクロア様の膝の上にいたり、ちょっと肉球触られ過ぎて嫌な時はこうやってベンチの下へ逃げました。幸せだった。なんで嫌われちゃったのかな。僕は、会えて嬉しかったけどな。
あぁ、また雪が降ってきました。人間の身体は手足が冷たくてもう感覚がありません。このまま仲違いしたまま死ぬのかと思うととても悲しいです。でも恨んだりはしません、だって猫だった時ラクロア様はとっても優しくしてくれたから。大好きです。また今度は猫に産まれたい。そしたらまた飼ってくれるかな。
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