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君の心は僕のもの
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今日はコトハと二度目のデートをすることにした。
コトハと手を繋いで出かける。
今日は世間で人気のソフトクリームを二人で食べに行くことにした。
ちょっと遠出になるけれど、二人でお出かけは楽しい。
景色を楽しみつつ移動して、人気の牧場にたどり着いた。
「いい景色だね」
「すごく素敵だね、ナギさん」
「そうだね。コトハは景色を楽しんでここで待っていて」
「うん!」
コトハを座れるスペースで待たせて、ソフトクリームとドリンクを二人分買った。
ソフトクリームはもちろんバニラ、ドリンクは牧場自慢のミルクを使ったミルクティー。
意気揚々とコトハの待っているスペースに戻れば、コトハが二人の男にナンパされていた。
「ねえねえ、ちょっとくらいいいでしょ?一緒に行こうよ」
「恋人がいて…恋人と来てるんです。だから…ごめんなさい」
「こんなに可愛い子を待たせるやつが悪いよ。一緒に行こう?」
「ごめんなさい、無理です…!」
若干むっとしてしまったが、あえて態度には出さないようにして余裕があるような表情を作りコトハの元へ向かう。
「コトハ!待たせてごめんね。ソフトクリームとミルクティーを買ってきたよ」
「ナギさん!」
コトハはパッと表情を明るくする。
一方でナンパ野郎は気まずそうな顔をした。
「それで?僕のコトハに何か用?」
「い、いえ」
「お邪魔しましたー…」
ナンパ野郎は去っていく。
「ごめんね、待たせて。怖かったでしょう」
「ううん、ナギさんが来てくれてよかった」
「それならよかった。ところでコトハ」
「なに?」
「君の心は僕のものだよね?」
コトハは目を丸くした後笑う。
「ナギさん、ヤキモチ?」
「うん、やきもち」
「ふふ…うん、私の心はナギさんのものだよ」
「よかった。僕の心もコトハのものだよ」
「嬉しい」
その後はコトハとのんびり景色を楽しんで、ソフトクリームを食べる。
「すごく濃厚で美味しいね」
「うん、すごく美味しい!」
「ミルクティーの方も味わい深いね」
「ね、最高だね」
穏やかな表情のコトハはとても愛らしい。
本当にこんな可愛い子が僕の恋人なのかと思ってしまうほどに。
「コトハ、愛してるよ」
「え」
急に愛を囁かれて真っ赤になるコトハ。
「わ、私も…ナギさんを愛してるよ」
「ふふ、よかった。コトハが可愛すぎて抑えられなくなっちゃった。急にごめんね」
「う、ううん!すごく嬉しい!」
「本当?良かった」
コトハの反応に、コトハが本当に僕の恋人なんだと実感する。
胸がギュッとなる。
胸が苦しくなるほど、愛おしくて。
胸が苦しくなるほど、幸せすぎる。
コトハと手を繋いで出かける。
今日は世間で人気のソフトクリームを二人で食べに行くことにした。
ちょっと遠出になるけれど、二人でお出かけは楽しい。
景色を楽しみつつ移動して、人気の牧場にたどり着いた。
「いい景色だね」
「すごく素敵だね、ナギさん」
「そうだね。コトハは景色を楽しんでここで待っていて」
「うん!」
コトハを座れるスペースで待たせて、ソフトクリームとドリンクを二人分買った。
ソフトクリームはもちろんバニラ、ドリンクは牧場自慢のミルクを使ったミルクティー。
意気揚々とコトハの待っているスペースに戻れば、コトハが二人の男にナンパされていた。
「ねえねえ、ちょっとくらいいいでしょ?一緒に行こうよ」
「恋人がいて…恋人と来てるんです。だから…ごめんなさい」
「こんなに可愛い子を待たせるやつが悪いよ。一緒に行こう?」
「ごめんなさい、無理です…!」
若干むっとしてしまったが、あえて態度には出さないようにして余裕があるような表情を作りコトハの元へ向かう。
「コトハ!待たせてごめんね。ソフトクリームとミルクティーを買ってきたよ」
「ナギさん!」
コトハはパッと表情を明るくする。
一方でナンパ野郎は気まずそうな顔をした。
「それで?僕のコトハに何か用?」
「い、いえ」
「お邪魔しましたー…」
ナンパ野郎は去っていく。
「ごめんね、待たせて。怖かったでしょう」
「ううん、ナギさんが来てくれてよかった」
「それならよかった。ところでコトハ」
「なに?」
「君の心は僕のものだよね?」
コトハは目を丸くした後笑う。
「ナギさん、ヤキモチ?」
「うん、やきもち」
「ふふ…うん、私の心はナギさんのものだよ」
「よかった。僕の心もコトハのものだよ」
「嬉しい」
その後はコトハとのんびり景色を楽しんで、ソフトクリームを食べる。
「すごく濃厚で美味しいね」
「うん、すごく美味しい!」
「ミルクティーの方も味わい深いね」
「ね、最高だね」
穏やかな表情のコトハはとても愛らしい。
本当にこんな可愛い子が僕の恋人なのかと思ってしまうほどに。
「コトハ、愛してるよ」
「え」
急に愛を囁かれて真っ赤になるコトハ。
「わ、私も…ナギさんを愛してるよ」
「ふふ、よかった。コトハが可愛すぎて抑えられなくなっちゃった。急にごめんね」
「う、ううん!すごく嬉しい!」
「本当?良かった」
コトハの反応に、コトハが本当に僕の恋人なんだと実感する。
胸がギュッとなる。
胸が苦しくなるほど、愛おしくて。
胸が苦しくなるほど、幸せすぎる。
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