79 / 88
ほっぺにちゅー
しおりを挟む
ある日、デートのお出かけ先でコトハと隣り合って座っている時のこと。
コトハがあまりにも無防備だから、不意打ちでほっぺにちゅーしてしまった。
「!?」
「隙ありー」
「も、もう、ナギさんったら」
真っ赤に頬を染めるコトハの可愛いこと可愛いこと。
今は絶賛映画鑑賞中だけれど、ちょっとイチャイチャするくらいいいよね。
そのままコトハと指を絡める。
映画なんてそっちのけで、照れて真っ赤になるコトハに釘付けになってしまった。
「映画、面白かったね」
「人気アニメの総集編だったけど、見応えあったね」
満足そうなコトハに僕も満足する。
「このまま帰るのもいいけれど、少し寄り道をしようか」
「うん!」
「いつもと違う道を通って帰ろう」
デートがてら散歩をする。
もちろん手繋ぎで。
いつもと違う道を通ると、当然知らないお店を発見。
雑貨屋さんに入ってみると、可愛いティーポットと茶器を発見した。
コトハが欲しそうにしているのに気づいたので、購入決定。
「コトハ、これ買って帰ろうか」
「え、いいの?」
「もちろん」
そしてティーポットと茶器を買って、雑貨屋を出る。
今度はお誂え向きに紅茶専門店を見つけたので、そちらにも寄っていく。
紅茶専門店では、セイロンティーのひとつである「ディンブラ」を買った。香り高い紅茶だとおすすめされたのだ。
さらに歩いていくと食べ応えのありそうなパウンドケーキを売っているお店を発見し、即購入。
そして家に無事帰ってきた。
「コトハ、せっかくだからさっそく三時のおやつにしよう」
「うん!」
先ほど買った茶葉のストレートティーを用意して、先ほど買ったパウンドケーキをお茶菓子に楽しむ。
ティーポットな茶器ももちろんさっき買ったもの。
「いい買い物ができたね」
「うん、美味しいね」
「コトハ」
「うん?」
隙だらけのコトハに、今度はおでこにキスをした。
「隙ありー」
「な、ナギさん…っ」
真っ赤に染まる頬が可愛くて、もう一度ほっぺにちゅー。
「も、もう!」
「愛してるよ、コトハ」
「…っ、わ、私も…」
「じゃあ、コトハもキスをして」
にっこり笑ってそういえば、真っ赤になるコトハ。
でも意を決したようにこちらに顔を近づける。
…ちゅっ。
鼻先にキスしてくれたコトハ。
「ふふ、可愛いね」
「うう…」
「頑張ってくれてありがとう、コトハ」
「うん…」
可愛いコトハ。
無防備な君を、僕が守るからね。
「コトハ、今幸せ?」
「すっごく幸せ!」
「僕もだよ」
即答してくれた優しいコトハ。
君の幸せも、僕が守るからね。
コトハがあまりにも無防備だから、不意打ちでほっぺにちゅーしてしまった。
「!?」
「隙ありー」
「も、もう、ナギさんったら」
真っ赤に頬を染めるコトハの可愛いこと可愛いこと。
今は絶賛映画鑑賞中だけれど、ちょっとイチャイチャするくらいいいよね。
そのままコトハと指を絡める。
映画なんてそっちのけで、照れて真っ赤になるコトハに釘付けになってしまった。
「映画、面白かったね」
「人気アニメの総集編だったけど、見応えあったね」
満足そうなコトハに僕も満足する。
「このまま帰るのもいいけれど、少し寄り道をしようか」
「うん!」
「いつもと違う道を通って帰ろう」
デートがてら散歩をする。
もちろん手繋ぎで。
いつもと違う道を通ると、当然知らないお店を発見。
雑貨屋さんに入ってみると、可愛いティーポットと茶器を発見した。
コトハが欲しそうにしているのに気づいたので、購入決定。
「コトハ、これ買って帰ろうか」
「え、いいの?」
「もちろん」
そしてティーポットと茶器を買って、雑貨屋を出る。
今度はお誂え向きに紅茶専門店を見つけたので、そちらにも寄っていく。
紅茶専門店では、セイロンティーのひとつである「ディンブラ」を買った。香り高い紅茶だとおすすめされたのだ。
さらに歩いていくと食べ応えのありそうなパウンドケーキを売っているお店を発見し、即購入。
そして家に無事帰ってきた。
「コトハ、せっかくだからさっそく三時のおやつにしよう」
「うん!」
先ほど買った茶葉のストレートティーを用意して、先ほど買ったパウンドケーキをお茶菓子に楽しむ。
ティーポットな茶器ももちろんさっき買ったもの。
「いい買い物ができたね」
「うん、美味しいね」
「コトハ」
「うん?」
隙だらけのコトハに、今度はおでこにキスをした。
「隙ありー」
「な、ナギさん…っ」
真っ赤に染まる頬が可愛くて、もう一度ほっぺにちゅー。
「も、もう!」
「愛してるよ、コトハ」
「…っ、わ、私も…」
「じゃあ、コトハもキスをして」
にっこり笑ってそういえば、真っ赤になるコトハ。
でも意を決したようにこちらに顔を近づける。
…ちゅっ。
鼻先にキスしてくれたコトハ。
「ふふ、可愛いね」
「うう…」
「頑張ってくれてありがとう、コトハ」
「うん…」
可愛いコトハ。
無防備な君を、僕が守るからね。
「コトハ、今幸せ?」
「すっごく幸せ!」
「僕もだよ」
即答してくれた優しいコトハ。
君の幸せも、僕が守るからね。
53
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ハイスぺ幼馴染の執着過剰愛~30までに相手がいなかったら、結婚しようと言ったから~
cheeery
恋愛
パイロットのエリート幼馴染とワケあって同棲することになった私。
同棲はかれこれもう7年目。
お互いにいい人がいたら解消しようと約束しているのだけど……。
合コンは撃沈。連絡さえ来ない始末。
焦るものの、幼なじみ隼人との生活は、なんの不満もなく……っというよりも、至極の生活だった。
何かあったら話も聞いてくれるし、なぐさめてくれる。
美味しい料理に、髪を乾かしてくれたり、買い物に連れ出してくれたり……しかも家賃はいらないと受け取ってもくれない。
私……こんなに甘えっぱなしでいいのかな?
そしてわたしの30歳の誕生日。
「美羽、お誕生日おめでとう。結婚しようか」
「なに言ってるの?」
優しかったはずの隼人が豹変。
「30になってお互いに相手がいなかったら、結婚しようって美羽が言ったんだよね?」
彼の秘密を知ったら、もう逃げることは出来ない。
「絶対に逃がさないよ?」
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる