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とある悪役令嬢の返り咲きと聖女の転落を見ていたモブたちの掲示板での大盛り上がりの一部始終
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1:名無し
なあみんな、居たよな昨日の夜会
阿鼻叫喚だったな
2:名無し
まさか聖女様が偽証で実の姉であるリリス様を陥れてたなんて…そりゃあ聖女様は腹違いのリリス様に思うところはあっただろうけど、やりすぎだよな
3:名無し
エヴァ様があんな性悪女だったなんて…ショック…
4:名無し
リリス様と婚約破棄をして、エヴァ様と再婚約したアダム様は廃嫡だってさ…結局正妃様の子は王太子の座に就けず、寵妃様の子が王太子の座に就いたか
5:名無し
却ってよかったかもな
アダム様なんか無駄にプライド高くて苦手だったし
6:名無し
そうなんだよなー!あの偉そうでムカつく態度を二度と取れられないと思うとスカッとする!
7:名無し
第二王子であらせられるアーロン殿下は我々貴族にも礼儀正しく、優しく、それでありながら上に立つものとしての振る舞いも熟知されているからな…
8:名無し
アーロン殿下万歳!寵妃様も国王陛下のご寵愛を受けるだけあってとても優しい方だし、無駄に衣装代を捻出していた正妃様にもそろそろ…
9:名無し
まあまあ、そこは国王陛下の判断なさるところだろう
10:名無し
寵妃様のご実家も、いずれは臣籍降下すると思っていた孫が急に王太子って逆に大変そう
11:名無し
でもなんだかんだで大丈夫なんじゃない?
寵妃殿下のご実家もちゃんとした辺境伯家だし
12:名無し
だなー、王太子殿下の後ろ盾としては十分だよな
13:名無し
アーロン殿下が王太子になってくださって本当に俺たちとしては助かったな!王室万歳!
14:名無し
おまけに、アーロン殿下って国外の印象もいいんだってね。今後の外交的にも本当に王太子殿下が王位に就けることになって良かった良かった。
15:名無し
廃太子されたアダム様は、断種されてエヴァ様と労役に就くとのことだけど…
16:名無し
エヴァ様の身体強化魔術をアダム様に掛けて、アダム様が魔獣の多い地域で魔獣の処分をするんだよな?
17:名無し
獲れた魔獣は…たしか肉は現地の村人たちに振る舞い、魔獣核は現地の領主に与え、その他の素材は国庫に納めるんだよな
18:名無し
命懸けのただ働きとか辛すぎ
ざまぁ
19:名無し
アダム様はざまぁだし、アーロン殿下は王太子位に就いてくださって万歳だし、寵妃様の扱いもこれで良くなるだろうし、正妃様も少しは反省してるみたいだし、国王陛下もニッコニコだし、リリス様は返り咲きできたし、エヴァ様もプチざまぁだし、すっきり!!!
20:名無し
エヴァ様はプチざまぁどころか盛大にざまぁだと思うよ
21:名無し
大衆の目の前でリリス様にやり込められて、リリス様の冤罪は晴れ、リリス様は貴族社会に返り咲き
一方で自分は大衆の目の前で恥をかかされ、一生労役を課され、惨めな人生に逆戻りだもんなぁ
22:名無し
リリス様、昨日の夜会で一番輝いてたよな!
23:名無し
お一人でエヴァ様とアダム様に立ち向かわれる姿はまるで凛とした大天使のようだった…
24:名無し
それに引き換え、次々と罪状を明らかにされるエヴァ様とアダム様の無能ぶりとみっともなさったらないね
25:名無し
リリス様万歳!たったお一人で、国を傾けるあの二人を国のためにと告発するお姿は本当に月の精霊のように美しかった…
26:名無し
ところでリリス様って今フリーなんだよな?
27:名無し
上位貴族の皆様方から釣書が殺到してるだろうなぁ
28:名無し
あの美しさに、あの優秀さに、あの血筋で、あの優しさだからなぁ…おまけに、エヴァ様に騙されたお父君は今リリス様にもはや逆らえない立場ときた
29:名無し
今のリリス様はあのお二人を告発し、国に尽くしたということで国王陛下から目を掛けられているからな
30:名無し
一方でエヴァ様を甘やかしたお父君は、国王陛下から睨まれてるしな
31:名無し
おまけのおまけに、リリス様はお小遣いを昔から投資に回していて…今ではご実家の総資産より私財を持っているとか
32:名無し
そんなリリス様に選ばれる男は誰かなぁ
33:名無し
…聞いたところによると、リリス様は独身を貫かれるおつもりらしいが
34:名無し
え
35:名無し
え!?
36:名無し
んん?
37:名無し
アダム様の件で、もう男性には懲り懲りだと
38:名無し
マジで?
39:名無し
もったいないなぁ
40:名無し
後継はどうすんの…ってあのご実家には兄君がいるから関係ないっけ
41:名無し
兄君とリリス様は仲がいいからな、唯一リリス様を庇った家族だし
42:名無し
じゃあまあむりに婚約だの結婚だのしなくてもいいのかぁ…私財は山ほどあるみたいだし
43:名無し
ご実家の総資産を超える私財があるならなんとでもできるよなぁ
44:名無し
それがさぁ、リリス様、一生独身宣言の後無人島を買って、今有り余る私財で無人島を絶賛大改造中なんだって
45:名無し
え、なにそれ
46:名無し
あ、なんか聞いた聞いた
リゾート地開発中って
しかもその土地魔獣に荒らされてて、固有の動植物は軒並み全滅してるから今更自然環境に配慮とかも要らないらしいよね
47:名無し
どこにでも生えてる草花だけの土地なら開拓しやすいよなぁ
しかもそこって労役に就いたお二人が必死になって魔獣を排除した最初の土地…www
48:名無し
ざまぁ!!!
49:名無し
あとリリス様、なんか国王陛下から特別に叙爵されるって噂が
50:名無し
え、なんで?
51:名無し
なんか【悪役令嬢】だってエヴァ様に貶められて実家から追い出されて旅に出てた間に、多くの他国に色々豊富な私財を駆使して恩を売っていたらしいよ
しかも『恩返しはどうかわたくしの祖国に』って自分自身には無償でさ。
腹違いの妹と元王太子のために実家を追い出されたのに、国益のために行動するお姿は本当に例えようもないほどお美しい…
52:名無し
それは叙爵されますわ
53:名無し
でもご実家ほどの爵位ではないだろ
54:名無し
まあそりゃあ男爵位らしいけど…でも男尊女卑とか言われる我が国で初の女男爵の誕生よ?新しい風を感じない?
55:名無し
感じる!
56:名無し
だよね!
でもそうなると、功績的に一代限りの男爵位じゃないよね?子々孫々に渡って受け継がれるものだよね?やっぱり伴侶必要じゃない?
57:名無し
いやそれが、親戚の女の子…なんか知らないけど昔駆け落ちした大叔母の曾孫さん…?
を、なんか奇縁があって引き取って、調べてみたら血縁関係が魔術で証明されたとかでその子を跡取りにするらしい
だから独身宣言したらしいとか、なんとか
58:名無し
まじで?
59:名無し
すご
60:名無し
思っていたより覚悟ガンギマリだった
61:名無し
でも逆に、その女の子が「お父さんが欲しい」って言ったら…?
62:名無し
あー、そしたらわからないね
63:名無し
そうなったら誰が選ばれるんだろうなぁ
「…ですって」
「もうそこまで噂になってたのね、お母さま!」
「噂が回るのって早いわねぇ…わたくし、びっくり」
「わたしもびっくりだわ!」
「それで…」
きょとんとする娘に聞く。
「お父様が欲しいとか、言う?」
「お母さまがいてくれれば十分すぎるくらい十分よ!でもできれば欲しいわ」
「そっかぁ…」
「でもでもでも、お母さまを幸せにしてくれる相手じゃなきゃだめよ?」
「そうかぁ…道は険しいなぁ」
けれど愛娘がそう望むなら。
わたくしはわたくしを幸せにしてくれる、彼を。
彼を、この国初の女男爵となるわたくしに相応しい地位に引き摺り上げよう。
棄民の貴方。
全てを無くしたわたくしに手を差し伸べて、一緒に旅をして無茶もしてわたくしを貴族社会に押し戻してくださった貴方。
一人で勝手にまた旅に戻った貴方。
絶対に見つけ出して、わたくしに相応しい地位に就けて差し上げる。
全ては我が愛娘のために。
「…ふふ、お母さま。悪い顔をしていてよ?」
「あら、バレた?」
「ふふふ。お母さまが誰を引き摺り出そうとしているのか、なんとなくわかったわ!彼の方がお父さまになってくださるのなら大歓迎!」
「では、準備しなくちゃね」
「ええ!」
そしてわたくしは、【準備】に取り掛かった。
1:名無し
ビッグニュースだ!!!
リリス様が婚約したぞ!!!
2:名無し
誰と!?
3:名無し
出自不明の成金が、金で子爵位を買ったそうだ
その男と婚約したらしい
4:名無し
まじで?
そんな相手で大丈夫なのか?
5:名無し
いやそれが、リリス様の旅していた頃の恩人らしい
6:名無し
ああー…
あー…なるほどですね
7:名無し
その情報だけで納得いたしました、はい
8:名無し
おめでとうございます、リリス様
9:名無し
あと正式にリリス様の【愛娘】殿が【後継】として発表された!!!
10:名無し
ああ、たしかルシアさまだったか…隔世遺伝とかいう奴で、リリス様そっくりだったな
11:名無し
血縁関係も既に魔術で証明済み、その上瓜二つのお姿…本当に、親子のようだ
12:名無し
【親子】なんだろ
13:名無し
ルシア様、可愛らしいなぁ…息子の婚約者にどうかなぁ…
14:名無し
近い年頃の息子を持つ親で、おんなじ事思ってる連中は多いぞぉ
15:名無し
ルシア様、まだちっちゃいのにしっかりしてていい子だものなぁ…
16:名無し
リリス様のリゾート地もかなり発展したよなぁ
17:名無し
今じゃ大人気リゾートだ
18:名無し
将来はあの土地と子爵位と男爵位をルシア様が継ぐ…ってことだよな?
19:名無し
いや、子爵位はリリス様と婚約者殿の子となるルシア様の将来の【弟か妹】が継ぐかも?
20:名無し
なるほど、それもあるか
21:名無し
いやはやしかし、リリス様は本当に鮮やかに返り咲きなさったな
好きな人とゴールインして、国で初めての女男爵になって、愛娘もいて、これからさらに家族が増えるかも知れないなんて
22:名無し
リリス様の兄君も爵位を継いで、きっちりご活躍なさってるしな
23:名無し
リリス様のお父君は田舎に引っ込んで今では大人しくなっているとか
24:名無し
罪人であるエヴァとアダムは未だに命懸けの労役を科され、頑張っているらしいな
25:名無し
なんで私が!とかなんで僕が!とかお前のせいで!とか毎日喧嘩してるらしいな、あの罪人たち
26:名無し
ざまぁ!
27:名無し
正妃様は結局心を病んで引きこもられたとか
28:名無し
今では寵妃様が妃としての仕事に励んでいらっしゃる
29:名無し
国外の印象も寵妃様の方がいいらしいな
30:名無し
アーロン殿下も素晴らしい評判だ
31:名無し
国王陛下もここのところ、正妃様から解放されて毎日幸せそうだな
32:名無し
ところでリリス様の今の婚約者は、リュカ様というらしい
33:名無し
へえ
34:名無し
金のお髪に赤い瞳の美丈夫だそうだ
35:名無し
…ん?
なんか、海の向こうの王の隠し子がたしか…
36:名無し
しーっ!!!
37:名無し
まあ、そういうこと?
38:名無し
おおう…元辺境伯家の姫君と元………
39:名無し
おっとそれ以上はいけない
40:名無し
めでたやめでたや
41:名無し
あとは祝福あるのみ
42:名無し
おめでとうございます!!!
「…ですって」
「もうそこまで噂になってたかぁ」
「貴方の出自まで当てられるなんてねぇ…わたくし、びっくり」
「僕もびっくりだよ」
「お父さまー!お母さまー!…あら?お取り込み中?」
走ってきた愛娘を抱っこして、言う。
「いいえ、大丈夫よ。どうしたの?」
「あのね、会う人会う人みんなお父さまとお母さまにおめでとうって!だから伝えにきたの!」
「そう、ありがとう」
「ふふ、お父さま、お母さま、本当におめでとう!籍を入れて本当に家族になれるのが今から楽しみ!」
「そうね、楽しみね」
愛娘、ルシア。
わたくしの可愛らしい小さな天使。
わたくしの婚約者、リュカ。
わたくしの頼もしい愛する人。
三人で一緒にいられるのなら。
「本当に楽しみだね、リリス」
「ええ、本当に」
「わたしも楽しみだわ!」
他の何を犠牲にしても、この幸せは守り抜く。
ふとスレを見ると、盛り上がりは最高潮。
そんな彼らに心の中でお礼を言う。
あの時、わたくしの背中を押してくれてありがとうと。
貴方方がわたくしを焚き付けてくださったから、今のわたくしがあるのだと。
なあみんな、居たよな昨日の夜会
阿鼻叫喚だったな
2:名無し
まさか聖女様が偽証で実の姉であるリリス様を陥れてたなんて…そりゃあ聖女様は腹違いのリリス様に思うところはあっただろうけど、やりすぎだよな
3:名無し
エヴァ様があんな性悪女だったなんて…ショック…
4:名無し
リリス様と婚約破棄をして、エヴァ様と再婚約したアダム様は廃嫡だってさ…結局正妃様の子は王太子の座に就けず、寵妃様の子が王太子の座に就いたか
5:名無し
却ってよかったかもな
アダム様なんか無駄にプライド高くて苦手だったし
6:名無し
そうなんだよなー!あの偉そうでムカつく態度を二度と取れられないと思うとスカッとする!
7:名無し
第二王子であらせられるアーロン殿下は我々貴族にも礼儀正しく、優しく、それでありながら上に立つものとしての振る舞いも熟知されているからな…
8:名無し
アーロン殿下万歳!寵妃様も国王陛下のご寵愛を受けるだけあってとても優しい方だし、無駄に衣装代を捻出していた正妃様にもそろそろ…
9:名無し
まあまあ、そこは国王陛下の判断なさるところだろう
10:名無し
寵妃様のご実家も、いずれは臣籍降下すると思っていた孫が急に王太子って逆に大変そう
11:名無し
でもなんだかんだで大丈夫なんじゃない?
寵妃殿下のご実家もちゃんとした辺境伯家だし
12:名無し
だなー、王太子殿下の後ろ盾としては十分だよな
13:名無し
アーロン殿下が王太子になってくださって本当に俺たちとしては助かったな!王室万歳!
14:名無し
おまけに、アーロン殿下って国外の印象もいいんだってね。今後の外交的にも本当に王太子殿下が王位に就けることになって良かった良かった。
15:名無し
廃太子されたアダム様は、断種されてエヴァ様と労役に就くとのことだけど…
16:名無し
エヴァ様の身体強化魔術をアダム様に掛けて、アダム様が魔獣の多い地域で魔獣の処分をするんだよな?
17:名無し
獲れた魔獣は…たしか肉は現地の村人たちに振る舞い、魔獣核は現地の領主に与え、その他の素材は国庫に納めるんだよな
18:名無し
命懸けのただ働きとか辛すぎ
ざまぁ
19:名無し
アダム様はざまぁだし、アーロン殿下は王太子位に就いてくださって万歳だし、寵妃様の扱いもこれで良くなるだろうし、正妃様も少しは反省してるみたいだし、国王陛下もニッコニコだし、リリス様は返り咲きできたし、エヴァ様もプチざまぁだし、すっきり!!!
20:名無し
エヴァ様はプチざまぁどころか盛大にざまぁだと思うよ
21:名無し
大衆の目の前でリリス様にやり込められて、リリス様の冤罪は晴れ、リリス様は貴族社会に返り咲き
一方で自分は大衆の目の前で恥をかかされ、一生労役を課され、惨めな人生に逆戻りだもんなぁ
22:名無し
リリス様、昨日の夜会で一番輝いてたよな!
23:名無し
お一人でエヴァ様とアダム様に立ち向かわれる姿はまるで凛とした大天使のようだった…
24:名無し
それに引き換え、次々と罪状を明らかにされるエヴァ様とアダム様の無能ぶりとみっともなさったらないね
25:名無し
リリス様万歳!たったお一人で、国を傾けるあの二人を国のためにと告発するお姿は本当に月の精霊のように美しかった…
26:名無し
ところでリリス様って今フリーなんだよな?
27:名無し
上位貴族の皆様方から釣書が殺到してるだろうなぁ
28:名無し
あの美しさに、あの優秀さに、あの血筋で、あの優しさだからなぁ…おまけに、エヴァ様に騙されたお父君は今リリス様にもはや逆らえない立場ときた
29:名無し
今のリリス様はあのお二人を告発し、国に尽くしたということで国王陛下から目を掛けられているからな
30:名無し
一方でエヴァ様を甘やかしたお父君は、国王陛下から睨まれてるしな
31:名無し
おまけのおまけに、リリス様はお小遣いを昔から投資に回していて…今ではご実家の総資産より私財を持っているとか
32:名無し
そんなリリス様に選ばれる男は誰かなぁ
33:名無し
…聞いたところによると、リリス様は独身を貫かれるおつもりらしいが
34:名無し
え
35:名無し
え!?
36:名無し
んん?
37:名無し
アダム様の件で、もう男性には懲り懲りだと
38:名無し
マジで?
39:名無し
もったいないなぁ
40:名無し
後継はどうすんの…ってあのご実家には兄君がいるから関係ないっけ
41:名無し
兄君とリリス様は仲がいいからな、唯一リリス様を庇った家族だし
42:名無し
じゃあまあむりに婚約だの結婚だのしなくてもいいのかぁ…私財は山ほどあるみたいだし
43:名無し
ご実家の総資産を超える私財があるならなんとでもできるよなぁ
44:名無し
それがさぁ、リリス様、一生独身宣言の後無人島を買って、今有り余る私財で無人島を絶賛大改造中なんだって
45:名無し
え、なにそれ
46:名無し
あ、なんか聞いた聞いた
リゾート地開発中って
しかもその土地魔獣に荒らされてて、固有の動植物は軒並み全滅してるから今更自然環境に配慮とかも要らないらしいよね
47:名無し
どこにでも生えてる草花だけの土地なら開拓しやすいよなぁ
しかもそこって労役に就いたお二人が必死になって魔獣を排除した最初の土地…www
48:名無し
ざまぁ!!!
49:名無し
あとリリス様、なんか国王陛下から特別に叙爵されるって噂が
50:名無し
え、なんで?
51:名無し
なんか【悪役令嬢】だってエヴァ様に貶められて実家から追い出されて旅に出てた間に、多くの他国に色々豊富な私財を駆使して恩を売っていたらしいよ
しかも『恩返しはどうかわたくしの祖国に』って自分自身には無償でさ。
腹違いの妹と元王太子のために実家を追い出されたのに、国益のために行動するお姿は本当に例えようもないほどお美しい…
52:名無し
それは叙爵されますわ
53:名無し
でもご実家ほどの爵位ではないだろ
54:名無し
まあそりゃあ男爵位らしいけど…でも男尊女卑とか言われる我が国で初の女男爵の誕生よ?新しい風を感じない?
55:名無し
感じる!
56:名無し
だよね!
でもそうなると、功績的に一代限りの男爵位じゃないよね?子々孫々に渡って受け継がれるものだよね?やっぱり伴侶必要じゃない?
57:名無し
いやそれが、親戚の女の子…なんか知らないけど昔駆け落ちした大叔母の曾孫さん…?
を、なんか奇縁があって引き取って、調べてみたら血縁関係が魔術で証明されたとかでその子を跡取りにするらしい
だから独身宣言したらしいとか、なんとか
58:名無し
まじで?
59:名無し
すご
60:名無し
思っていたより覚悟ガンギマリだった
61:名無し
でも逆に、その女の子が「お父さんが欲しい」って言ったら…?
62:名無し
あー、そしたらわからないね
63:名無し
そうなったら誰が選ばれるんだろうなぁ
「…ですって」
「もうそこまで噂になってたのね、お母さま!」
「噂が回るのって早いわねぇ…わたくし、びっくり」
「わたしもびっくりだわ!」
「それで…」
きょとんとする娘に聞く。
「お父様が欲しいとか、言う?」
「お母さまがいてくれれば十分すぎるくらい十分よ!でもできれば欲しいわ」
「そっかぁ…」
「でもでもでも、お母さまを幸せにしてくれる相手じゃなきゃだめよ?」
「そうかぁ…道は険しいなぁ」
けれど愛娘がそう望むなら。
わたくしはわたくしを幸せにしてくれる、彼を。
彼を、この国初の女男爵となるわたくしに相応しい地位に引き摺り上げよう。
棄民の貴方。
全てを無くしたわたくしに手を差し伸べて、一緒に旅をして無茶もしてわたくしを貴族社会に押し戻してくださった貴方。
一人で勝手にまた旅に戻った貴方。
絶対に見つけ出して、わたくしに相応しい地位に就けて差し上げる。
全ては我が愛娘のために。
「…ふふ、お母さま。悪い顔をしていてよ?」
「あら、バレた?」
「ふふふ。お母さまが誰を引き摺り出そうとしているのか、なんとなくわかったわ!彼の方がお父さまになってくださるのなら大歓迎!」
「では、準備しなくちゃね」
「ええ!」
そしてわたくしは、【準備】に取り掛かった。
1:名無し
ビッグニュースだ!!!
リリス様が婚約したぞ!!!
2:名無し
誰と!?
3:名無し
出自不明の成金が、金で子爵位を買ったそうだ
その男と婚約したらしい
4:名無し
まじで?
そんな相手で大丈夫なのか?
5:名無し
いやそれが、リリス様の旅していた頃の恩人らしい
6:名無し
ああー…
あー…なるほどですね
7:名無し
その情報だけで納得いたしました、はい
8:名無し
おめでとうございます、リリス様
9:名無し
あと正式にリリス様の【愛娘】殿が【後継】として発表された!!!
10:名無し
ああ、たしかルシアさまだったか…隔世遺伝とかいう奴で、リリス様そっくりだったな
11:名無し
血縁関係も既に魔術で証明済み、その上瓜二つのお姿…本当に、親子のようだ
12:名無し
【親子】なんだろ
13:名無し
ルシア様、可愛らしいなぁ…息子の婚約者にどうかなぁ…
14:名無し
近い年頃の息子を持つ親で、おんなじ事思ってる連中は多いぞぉ
15:名無し
ルシア様、まだちっちゃいのにしっかりしてていい子だものなぁ…
16:名無し
リリス様のリゾート地もかなり発展したよなぁ
17:名無し
今じゃ大人気リゾートだ
18:名無し
将来はあの土地と子爵位と男爵位をルシア様が継ぐ…ってことだよな?
19:名無し
いや、子爵位はリリス様と婚約者殿の子となるルシア様の将来の【弟か妹】が継ぐかも?
20:名無し
なるほど、それもあるか
21:名無し
いやはやしかし、リリス様は本当に鮮やかに返り咲きなさったな
好きな人とゴールインして、国で初めての女男爵になって、愛娘もいて、これからさらに家族が増えるかも知れないなんて
22:名無し
リリス様の兄君も爵位を継いで、きっちりご活躍なさってるしな
23:名無し
リリス様のお父君は田舎に引っ込んで今では大人しくなっているとか
24:名無し
罪人であるエヴァとアダムは未だに命懸けの労役を科され、頑張っているらしいな
25:名無し
なんで私が!とかなんで僕が!とかお前のせいで!とか毎日喧嘩してるらしいな、あの罪人たち
26:名無し
ざまぁ!
27:名無し
正妃様は結局心を病んで引きこもられたとか
28:名無し
今では寵妃様が妃としての仕事に励んでいらっしゃる
29:名無し
国外の印象も寵妃様の方がいいらしいな
30:名無し
アーロン殿下も素晴らしい評判だ
31:名無し
国王陛下もここのところ、正妃様から解放されて毎日幸せそうだな
32:名無し
ところでリリス様の今の婚約者は、リュカ様というらしい
33:名無し
へえ
34:名無し
金のお髪に赤い瞳の美丈夫だそうだ
35:名無し
…ん?
なんか、海の向こうの王の隠し子がたしか…
36:名無し
しーっ!!!
37:名無し
まあ、そういうこと?
38:名無し
おおう…元辺境伯家の姫君と元………
39:名無し
おっとそれ以上はいけない
40:名無し
めでたやめでたや
41:名無し
あとは祝福あるのみ
42:名無し
おめでとうございます!!!
「…ですって」
「もうそこまで噂になってたかぁ」
「貴方の出自まで当てられるなんてねぇ…わたくし、びっくり」
「僕もびっくりだよ」
「お父さまー!お母さまー!…あら?お取り込み中?」
走ってきた愛娘を抱っこして、言う。
「いいえ、大丈夫よ。どうしたの?」
「あのね、会う人会う人みんなお父さまとお母さまにおめでとうって!だから伝えにきたの!」
「そう、ありがとう」
「ふふ、お父さま、お母さま、本当におめでとう!籍を入れて本当に家族になれるのが今から楽しみ!」
「そうね、楽しみね」
愛娘、ルシア。
わたくしの可愛らしい小さな天使。
わたくしの婚約者、リュカ。
わたくしの頼もしい愛する人。
三人で一緒にいられるのなら。
「本当に楽しみだね、リリス」
「ええ、本当に」
「わたしも楽しみだわ!」
他の何を犠牲にしても、この幸せは守り抜く。
ふとスレを見ると、盛り上がりは最高潮。
そんな彼らに心の中でお礼を言う。
あの時、わたくしの背中を押してくれてありがとうと。
貴方方がわたくしを焚き付けてくださったから、今のわたくしがあるのだと。
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