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てんぷらとライス
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今日は人喰いムーンドロップベアーの親子の討伐の依頼があった。正直子熊までというのは気が引けるけれど、人の味を覚えた子は放置出来ない。せめて楽にと、睡眠魔法で眠らせてから氷魔法の氷柱で心臓を一撃に。どうかこの親子が来世では幸せになれますようにと神に祈りを捧げて宿で待つリオルのところに戻る。
リオルと手を繋いで美味しい食べ物屋さんを探す。ふと「てんぷら」の看板を見つけ引き寄せられるように入る。
「いらっしゃい」
「果実水二人分、あと玉ねぎとレンコンと、それからきすとえび、かぼちゃとライスを二人分」
「はいよ」
今日は何も知らないリオルではメニューも選びようがないだろうと私が決める。最近気付いたがリオルはメニューは読めてもそれがなんであるか想像がつかないので私と同じものにするのが無難なのだ。
「はい、お待ち」
「これがてんぷらなのじゃ?美味しそうなのじゃー!」
「いただきます」
「いただきますなのじゃ!…んー甘くて美味しいのじゃ!」
「それは玉ねぎを揚げたものよ。覚えておくといいわ」
「わかったのじゃー!んん、これはシャキッとしてるのが美味しいのじゃ!」
「レンコンね。歯ごたえがいいわね」
「これも甘くて美味しいのじゃ」
「それはかぼちゃ。本当に美味しいわね」
「このお魚もとっても優しい味なのじゃ!」
「きすっていうのよ。さくっとして美味しいわ」
「この赤い尻尾のはぷりっとしていて味も良し、最高なのじゃー」
「やっぱりえびは定番よね。私も好きよ」
こうしててんぷらをライスと共に堪能し、店を出る。
「美味しかったわ、御馳走さま」
「ありがとうなのじゃー」
「はい、まいど」
二人で手を繋いで店を出る。美味しかったと満足気なリオルを見て、今日も当たりだったとほくほくした気分で宿に向かった。
リオルと手を繋いで美味しい食べ物屋さんを探す。ふと「てんぷら」の看板を見つけ引き寄せられるように入る。
「いらっしゃい」
「果実水二人分、あと玉ねぎとレンコンと、それからきすとえび、かぼちゃとライスを二人分」
「はいよ」
今日は何も知らないリオルではメニューも選びようがないだろうと私が決める。最近気付いたがリオルはメニューは読めてもそれがなんであるか想像がつかないので私と同じものにするのが無難なのだ。
「はい、お待ち」
「これがてんぷらなのじゃ?美味しそうなのじゃー!」
「いただきます」
「いただきますなのじゃ!…んー甘くて美味しいのじゃ!」
「それは玉ねぎを揚げたものよ。覚えておくといいわ」
「わかったのじゃー!んん、これはシャキッとしてるのが美味しいのじゃ!」
「レンコンね。歯ごたえがいいわね」
「これも甘くて美味しいのじゃ」
「それはかぼちゃ。本当に美味しいわね」
「このお魚もとっても優しい味なのじゃ!」
「きすっていうのよ。さくっとして美味しいわ」
「この赤い尻尾のはぷりっとしていて味も良し、最高なのじゃー」
「やっぱりえびは定番よね。私も好きよ」
こうしててんぷらをライスと共に堪能し、店を出る。
「美味しかったわ、御馳走さま」
「ありがとうなのじゃー」
「はい、まいど」
二人で手を繋いで店を出る。美味しかったと満足気なリオルを見て、今日も当たりだったとほくほくした気分で宿に向かった。
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