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第1部
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次の週からはクラブ活動もお休みとなり、期末試験の準備に入る。
週末にはイーサンが来てくれて、私の苦手な算術を教えてくれることになっていた。
舞も数学は嫌いだったよね、あまり学校には行けなかったけど…。
メイドからイーサンの来訪を告げられると、私は少し緊張しながらホールへイーサンを迎えに行き、そのまま2人でまずお父様の書斎へと向かった。
ノックすると返事があり、中に入るとそこにはお父様はもちろんお母様、お兄様もいた。
なんだか緊張するわね。
「お父様、今日はイーサン様に期末試験の勉強を見てもらおうと思って、お呼びしたの」
「マルテッロ侯爵、お久しぶりです」
「イーサン、久しぶりだ。
オリバーと仲が良いと思ったが、いつのまにかアイシャとも仲良くなったのだな」
「はい。
ご挨拶が遅れまして申し訳ありません。
アイシャ嬢と、お付き合いさせていただいております」
「そうか。
うちの娘は器量良しで性格も申し分ない、素晴らしい娘だ。大事にしてくれよ?」
やだ、お父様、親バカ…。
「はい。私にはもったいない方です。
大事に、大事にいたします。
よろしくお願いいたします」
「うん、イーサンなら、私も安心だな。
今日は夕食も是非共にしよう」
「はい、是非。
こちらよろしければ食後のデザートに、チョコレートです」
とお母様に差し出す。
「まあ、ありがとう。
この店のチョコは大好物なの」
とお母様はニコニコ。
「こんなにガチガチなイーサンは初めて見た」とお兄様はニヤニヤしていた。
挨拶を終え私達は部屋でお勉強タイム。
イーサンは初めて入る私の部屋をキョロキョロと見て、
「…意外だな。もっと…可愛い感じの部屋なのかと思った」と言う。
「マホガニーの重厚な感じが好きで、集めているの。意外かしら?」
「うん、でも、俺もこういう落ち着いた色合いは好みだ」
そんな事を話しながら2人でデスクを囲み、私は算術の本を開いた。
「ここが、よく分からなくて…」
「ああ、これはこの概論を読むと分かりやすい」
イーサンの教え方はスムーズでとても優しい。
「イーサンは教えるのがとても上手だわ。
他の子にも教えてあげていたのかしら」
「他の子?」
「ほら、モテていたじゃない、イーサン、下級生に。
私はもっと年下で分からなかったけど、ケイトの噂でモテモテだったらしいって聞いたわ」
イーサンは長い足を組み替えて私ににじりよる。
「…モテるというか、まあ、告白された事は何度かある」
ふぅーん?私はもっと知りたくなって、
「おつきあいはしたの?」
「まあ…」
そうよね。
彼は5つ上で、おつきあいはもちろん性体験もあるわよね。
凛々しくてかっこよくて頭も良い。
それは分かっていたけどね、でもまあ、ちょっと気にはなるわよね…。
「でも、アイシャと恋人になれて、今までの、関係はまやかしだなと思った」
「まやかし?」
「そうだ。自分に気持ちがなかった。
相手を思う気持ちが。
流されてしまっていた。
…申し訳ないことをしたと思う。
俺にはアイシャしかいない…愛している」
そう言ってイーサンはちゅっと私に軽い口づけをした。
…ちょ…誰か入ってきたら…もう…と思いながらも私は嬉しくて
「私も、イーサン、大好きよ」
と頬にキスをお返しする。
私達はしばし見つめあい、イーサンが
「…早く試験が終わらないかな。
…アイシャを早く抱きたい」
なんて言うから、私は恥ずかしくなって、
「…っ、つ、追試験がないように、イーサン、早く教えてちょうだい!」
と再び算術の本を開くのだった。
週末にはイーサンが来てくれて、私の苦手な算術を教えてくれることになっていた。
舞も数学は嫌いだったよね、あまり学校には行けなかったけど…。
メイドからイーサンの来訪を告げられると、私は少し緊張しながらホールへイーサンを迎えに行き、そのまま2人でまずお父様の書斎へと向かった。
ノックすると返事があり、中に入るとそこにはお父様はもちろんお母様、お兄様もいた。
なんだか緊張するわね。
「お父様、今日はイーサン様に期末試験の勉強を見てもらおうと思って、お呼びしたの」
「マルテッロ侯爵、お久しぶりです」
「イーサン、久しぶりだ。
オリバーと仲が良いと思ったが、いつのまにかアイシャとも仲良くなったのだな」
「はい。
ご挨拶が遅れまして申し訳ありません。
アイシャ嬢と、お付き合いさせていただいております」
「そうか。
うちの娘は器量良しで性格も申し分ない、素晴らしい娘だ。大事にしてくれよ?」
やだ、お父様、親バカ…。
「はい。私にはもったいない方です。
大事に、大事にいたします。
よろしくお願いいたします」
「うん、イーサンなら、私も安心だな。
今日は夕食も是非共にしよう」
「はい、是非。
こちらよろしければ食後のデザートに、チョコレートです」
とお母様に差し出す。
「まあ、ありがとう。
この店のチョコは大好物なの」
とお母様はニコニコ。
「こんなにガチガチなイーサンは初めて見た」とお兄様はニヤニヤしていた。
挨拶を終え私達は部屋でお勉強タイム。
イーサンは初めて入る私の部屋をキョロキョロと見て、
「…意外だな。もっと…可愛い感じの部屋なのかと思った」と言う。
「マホガニーの重厚な感じが好きで、集めているの。意外かしら?」
「うん、でも、俺もこういう落ち着いた色合いは好みだ」
そんな事を話しながら2人でデスクを囲み、私は算術の本を開いた。
「ここが、よく分からなくて…」
「ああ、これはこの概論を読むと分かりやすい」
イーサンの教え方はスムーズでとても優しい。
「イーサンは教えるのがとても上手だわ。
他の子にも教えてあげていたのかしら」
「他の子?」
「ほら、モテていたじゃない、イーサン、下級生に。
私はもっと年下で分からなかったけど、ケイトの噂でモテモテだったらしいって聞いたわ」
イーサンは長い足を組み替えて私ににじりよる。
「…モテるというか、まあ、告白された事は何度かある」
ふぅーん?私はもっと知りたくなって、
「おつきあいはしたの?」
「まあ…」
そうよね。
彼は5つ上で、おつきあいはもちろん性体験もあるわよね。
凛々しくてかっこよくて頭も良い。
それは分かっていたけどね、でもまあ、ちょっと気にはなるわよね…。
「でも、アイシャと恋人になれて、今までの、関係はまやかしだなと思った」
「まやかし?」
「そうだ。自分に気持ちがなかった。
相手を思う気持ちが。
流されてしまっていた。
…申し訳ないことをしたと思う。
俺にはアイシャしかいない…愛している」
そう言ってイーサンはちゅっと私に軽い口づけをした。
…ちょ…誰か入ってきたら…もう…と思いながらも私は嬉しくて
「私も、イーサン、大好きよ」
と頬にキスをお返しする。
私達はしばし見つめあい、イーサンが
「…早く試験が終わらないかな。
…アイシャを早く抱きたい」
なんて言うから、私は恥ずかしくなって、
「…っ、つ、追試験がないように、イーサン、早く教えてちょうだい!」
と再び算術の本を開くのだった。
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