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――というわけで、百戦錬磨の色恋天下人、洋平からこうした具体的なアドバイスをもらっていたわけである。
洋平の言うところの「男子として尽くす」とは、今のところ「元カノと別れた悲しさを表に出さない」程度のことしか話されていないのだけれど。
とにかく、一人の女子に何か尽くしてみたらいい。という事らしい。
夏弥はそう解釈していた。
「まぁ…………無いこともないけど。困ってること」
ソファに深く腰掛けていた美咲は、自分の髪の毛に触れながら答える。
「お」
美咲の反応が、夏弥には意外だった。
夏弥のなかでは八割方「は? そんなん、あったとしても夏弥さんに話すわけないじゃん」と冷たくあしらわれて終わるかと思っていたからだ。
「どんなこと? 何に困ってるの?」
「あ……いや、やっぱいい。別に困ってなかった」
「え」
「だからいいってば! その……やっぱいい。……困ってないって」
「……」
(これ……本当は困ってることあんのに、なんか恥ずかしいとか、めんどくさいとか、自分の中で色々理由付けてごまかしてるのかな)
冴えない夏弥でもこれには気が付いた。
何に対してそんなに困っているのかまではわからない。が、やはり美咲が素直じゃないことは、一か月も同居していればイヤでも理解できるわけで。
夏弥は、どうしたら美咲が悩みを吐き出すのかと考えてみた。
そして、彼は駆け引きに出る。
「美咲。まぁ、無理に言わなくていいよ」
「え?」
「本当は何かあるんだろうけど」
「……」
「言いたくなきゃ言わなくていい。ただ、今日から俺は料理を作らない」
「……は?」
夏弥は、美咲を目の前にして「料理作らない宣言」をしてやった。
主婦業ストライキ。これが効果テキメンだと踏んだのである。
スト宣言を耳にした美咲の表情は、パキッと音を立てて一瞬で固まった。
最新冷凍庫も驚き。あっという間の瞬間冷凍。ある意味でこれは当然の反応かもしれない。
ここ一か月あまりの食事。主に朝食と夕食。
そのほとんどが夏弥の素晴らしい手料理だった。
和洋折衷、料理の三加減ぬかりなく。
ソレは、まぎれもなく美咲の胃袋をぎゅっと握っていた。
握りしめていたと言ってもいい。
弱みを握るよりもはるかに効果があるだろう。
人間、胃袋を握られてしまうと、はっきり言ってどうしようもない。上げられてしまった生活水準は、簡単には下げられないものである。コンビニ弁当やパック惣菜のお手軽な味も、デリバリーフードも、決してマズイわけじゃない。
けれど、少しずつ美咲の舌に合うよう微調整を繰り返してきた夏弥の手料理のほうが、明らかに、したたかに、美咲の胃袋を飼い慣らしていたのである。
さらば出前〇。さらばウーバーイー〇。
「さあて、今日から夕飯どうしよっかなー? コンビニに行って買ってくるかぁ。……ま、仕方ないよな。美咲が困りごとを打ち明けないんだから」
「……」
夏弥の言葉を聞いても、未だ美咲はカチコチに固まったままのようである。
「……じゃ、じゃあ俺、制服着替えたら外に行ってくるから――うわっ⁉」
そう言って、夏弥が着替えの服を取りに脱衣室へ向かおうとした。その時。
彼の肩を、美咲が後ろからガッと掴んでいた。
「え……なんですか?」
どこにそんな力が? と思えてしまいそうなくらい、美咲の手には力が込められていた。
引き留められる形になった夏弥は、そのまま後ろを振り返る。
美咲は目をそらしたまま、なんとか夏弥に聴き取れそうな声で話し始めた。
「……うから」
「ん?」
「言うから。……言うから作ってよ。料理」
「あれ? さっき困ってないって言ってたじゃん」
「……」
「……」
お互いひと呼吸置いて。
「夏弥さんの料理……食べられないのは…………その……。イヤだし」
美咲は、その小さくて可愛らしい唇をきゅっと噛みしめているようだった。
「そ、そっか」
夏弥は少しだけ感動していた。
美咲の言ったそのセリフの内容も、言い方も。前よりもずっと感情的で、急にいじらしく見えてしまっていたからだ。
「まぁ、困ってること言ってくれるなら、今日も料理作るよ」
「うん」
(胃袋を掴むのっておそろしいのかもしれないな……。覚えとこ)
一か月以上ツンツンした態度が当たり前だった美咲だけれど、どうやら胃袋の意志には抗えないらしい。
こうして、夏弥は駆け引きに勝つことができたのだった。
実際のところ、夏弥も美咲が折れてくれるのか半信半疑だった。
デリバリーの料理とはつまるところプロの料理なわけだし、夏弥もそこまで行きすぎた自信家じゃない。
幸い、結果的には望んだ未来になった。
夏弥は、ひとまずそのことに胸をなでおろす。
「――で、なんなんだよ。困ってることって」
「そ、その……」
すぅっと一つ息を吸って、美咲は重大なことを告げるようにして言った。
「実は、ある人からつきまとわれてるんだよね。あたし」
「え⁉ マジ……?」
「うん」
「いつから? 心当たりとかある……?」
「いや、心当たりとかは――」
「そ、そうだよな。あるならとっくにわかって「ありまくるし」
夏弥が言い終える前に、美咲の言葉が割り込んできた。
夏弥はコケそうになった。
(そっちね……)
ありまくって当然だった。
なぜなら美咲は入学してから七月の現在まで、山のように男子をフリ続けてきていた。そんな死屍累々の彼らをカウントしていけば、心当たりがどうとかいう問題ではなくなってくる。
彼ら全員が心当たりの対象である。全員が怨嗟の声をあげていて、これを原作にサイコホラー映画の一本でも撮れるだろうというレベルだった。
そんなムービースターっぽい美咲の事情を踏まえた上で、夏弥は溜め息をもらす。
「けどそれって自業自得じゃね? 今まで、ラブレターの中身も読まずに捨ててきたとかって前に言ってたし。そういう心無いことやってたツケだろ」
「そんなんわかってる。……な、夏弥さんが「何か困ってることないか?」って訊いてきたんじゃん」
(確かにそうだな……。洋平から言われてたこと、早速頭から抜けてたかも……)
夏弥は、自分がすでにモテるためのアドバイスから離れた言動をしていることに気が付いた。
モテるためには自分の意見の押し付けじゃなく、相手の意見や考え方を理解する必要がある。
そもそも、自業自得だという意見はラブレターを送る側に肩入れをした意見であって、受け取る側の意見じゃない。美咲の気持ちを理解するなら、「迷惑であること」を念頭に置くべきだったのかもしれなくて。
(俺に長年染み付いている悪いクセみたいなものだ。恋愛をするなら、こういった意見は、一度自分のなかでじっくり見据えてから外に吐き出す必要があるのかもしれない)
そう感じて、夏弥は慌てて言葉を訂正した。
「ごめん。まぁさ、美咲自身の対応のせいでこうなったってことを踏まえておくのは大事なことだと思うから。……それで? 俺はどうすればいい? いっそ彼氏役にでもなればいい……?」
「いや、違うから。そうじゃないでしょ?」
(え。この流れって、そういう、異性だからこそできる手助けカモンみたいな話じゃないの? 協力プレイで巻き返そう。みたいな)
「違うなら俺はどうすれば……? それ以外だと、なんかまともに手伝えそうにない気がするけど」
「決まってんじゃん。夏弥さんも、あたしに付きまとってくんない?」
「なるほどな、わかった。俺も美咲に付きまとって――は?」
(今、付きまとってくれって言った?)
思わず夏弥は自分の耳の裏に手を当てそうになった。
そんな夏弥とは対照的に、美咲は真面目な面持ちでまっすぐ夏弥を見つめている。
微動だにしないその目は、いかにも今のセリフが正しい意見だと信じているようだった。
洋平の言うところの「男子として尽くす」とは、今のところ「元カノと別れた悲しさを表に出さない」程度のことしか話されていないのだけれど。
とにかく、一人の女子に何か尽くしてみたらいい。という事らしい。
夏弥はそう解釈していた。
「まぁ…………無いこともないけど。困ってること」
ソファに深く腰掛けていた美咲は、自分の髪の毛に触れながら答える。
「お」
美咲の反応が、夏弥には意外だった。
夏弥のなかでは八割方「は? そんなん、あったとしても夏弥さんに話すわけないじゃん」と冷たくあしらわれて終わるかと思っていたからだ。
「どんなこと? 何に困ってるの?」
「あ……いや、やっぱいい。別に困ってなかった」
「え」
「だからいいってば! その……やっぱいい。……困ってないって」
「……」
(これ……本当は困ってることあんのに、なんか恥ずかしいとか、めんどくさいとか、自分の中で色々理由付けてごまかしてるのかな)
冴えない夏弥でもこれには気が付いた。
何に対してそんなに困っているのかまではわからない。が、やはり美咲が素直じゃないことは、一か月も同居していればイヤでも理解できるわけで。
夏弥は、どうしたら美咲が悩みを吐き出すのかと考えてみた。
そして、彼は駆け引きに出る。
「美咲。まぁ、無理に言わなくていいよ」
「え?」
「本当は何かあるんだろうけど」
「……」
「言いたくなきゃ言わなくていい。ただ、今日から俺は料理を作らない」
「……は?」
夏弥は、美咲を目の前にして「料理作らない宣言」をしてやった。
主婦業ストライキ。これが効果テキメンだと踏んだのである。
スト宣言を耳にした美咲の表情は、パキッと音を立てて一瞬で固まった。
最新冷凍庫も驚き。あっという間の瞬間冷凍。ある意味でこれは当然の反応かもしれない。
ここ一か月あまりの食事。主に朝食と夕食。
そのほとんどが夏弥の素晴らしい手料理だった。
和洋折衷、料理の三加減ぬかりなく。
ソレは、まぎれもなく美咲の胃袋をぎゅっと握っていた。
握りしめていたと言ってもいい。
弱みを握るよりもはるかに効果があるだろう。
人間、胃袋を握られてしまうと、はっきり言ってどうしようもない。上げられてしまった生活水準は、簡単には下げられないものである。コンビニ弁当やパック惣菜のお手軽な味も、デリバリーフードも、決してマズイわけじゃない。
けれど、少しずつ美咲の舌に合うよう微調整を繰り返してきた夏弥の手料理のほうが、明らかに、したたかに、美咲の胃袋を飼い慣らしていたのである。
さらば出前〇。さらばウーバーイー〇。
「さあて、今日から夕飯どうしよっかなー? コンビニに行って買ってくるかぁ。……ま、仕方ないよな。美咲が困りごとを打ち明けないんだから」
「……」
夏弥の言葉を聞いても、未だ美咲はカチコチに固まったままのようである。
「……じゃ、じゃあ俺、制服着替えたら外に行ってくるから――うわっ⁉」
そう言って、夏弥が着替えの服を取りに脱衣室へ向かおうとした。その時。
彼の肩を、美咲が後ろからガッと掴んでいた。
「え……なんですか?」
どこにそんな力が? と思えてしまいそうなくらい、美咲の手には力が込められていた。
引き留められる形になった夏弥は、そのまま後ろを振り返る。
美咲は目をそらしたまま、なんとか夏弥に聴き取れそうな声で話し始めた。
「……うから」
「ん?」
「言うから。……言うから作ってよ。料理」
「あれ? さっき困ってないって言ってたじゃん」
「……」
「……」
お互いひと呼吸置いて。
「夏弥さんの料理……食べられないのは…………その……。イヤだし」
美咲は、その小さくて可愛らしい唇をきゅっと噛みしめているようだった。
「そ、そっか」
夏弥は少しだけ感動していた。
美咲の言ったそのセリフの内容も、言い方も。前よりもずっと感情的で、急にいじらしく見えてしまっていたからだ。
「まぁ、困ってること言ってくれるなら、今日も料理作るよ」
「うん」
(胃袋を掴むのっておそろしいのかもしれないな……。覚えとこ)
一か月以上ツンツンした態度が当たり前だった美咲だけれど、どうやら胃袋の意志には抗えないらしい。
こうして、夏弥は駆け引きに勝つことができたのだった。
実際のところ、夏弥も美咲が折れてくれるのか半信半疑だった。
デリバリーの料理とはつまるところプロの料理なわけだし、夏弥もそこまで行きすぎた自信家じゃない。
幸い、結果的には望んだ未来になった。
夏弥は、ひとまずそのことに胸をなでおろす。
「――で、なんなんだよ。困ってることって」
「そ、その……」
すぅっと一つ息を吸って、美咲は重大なことを告げるようにして言った。
「実は、ある人からつきまとわれてるんだよね。あたし」
「え⁉ マジ……?」
「うん」
「いつから? 心当たりとかある……?」
「いや、心当たりとかは――」
「そ、そうだよな。あるならとっくにわかって「ありまくるし」
夏弥が言い終える前に、美咲の言葉が割り込んできた。
夏弥はコケそうになった。
(そっちね……)
ありまくって当然だった。
なぜなら美咲は入学してから七月の現在まで、山のように男子をフリ続けてきていた。そんな死屍累々の彼らをカウントしていけば、心当たりがどうとかいう問題ではなくなってくる。
彼ら全員が心当たりの対象である。全員が怨嗟の声をあげていて、これを原作にサイコホラー映画の一本でも撮れるだろうというレベルだった。
そんなムービースターっぽい美咲の事情を踏まえた上で、夏弥は溜め息をもらす。
「けどそれって自業自得じゃね? 今まで、ラブレターの中身も読まずに捨ててきたとかって前に言ってたし。そういう心無いことやってたツケだろ」
「そんなんわかってる。……な、夏弥さんが「何か困ってることないか?」って訊いてきたんじゃん」
(確かにそうだな……。洋平から言われてたこと、早速頭から抜けてたかも……)
夏弥は、自分がすでにモテるためのアドバイスから離れた言動をしていることに気が付いた。
モテるためには自分の意見の押し付けじゃなく、相手の意見や考え方を理解する必要がある。
そもそも、自業自得だという意見はラブレターを送る側に肩入れをした意見であって、受け取る側の意見じゃない。美咲の気持ちを理解するなら、「迷惑であること」を念頭に置くべきだったのかもしれなくて。
(俺に長年染み付いている悪いクセみたいなものだ。恋愛をするなら、こういった意見は、一度自分のなかでじっくり見据えてから外に吐き出す必要があるのかもしれない)
そう感じて、夏弥は慌てて言葉を訂正した。
「ごめん。まぁさ、美咲自身の対応のせいでこうなったってことを踏まえておくのは大事なことだと思うから。……それで? 俺はどうすればいい? いっそ彼氏役にでもなればいい……?」
「いや、違うから。そうじゃないでしょ?」
(え。この流れって、そういう、異性だからこそできる手助けカモンみたいな話じゃないの? 協力プレイで巻き返そう。みたいな)
「違うなら俺はどうすれば……? それ以外だと、なんかまともに手伝えそうにない気がするけど」
「決まってんじゃん。夏弥さんも、あたしに付きまとってくんない?」
「なるほどな、わかった。俺も美咲に付きまとって――は?」
(今、付きまとってくれって言った?)
思わず夏弥は自分の耳の裏に手を当てそうになった。
そんな夏弥とは対照的に、美咲は真面目な面持ちでまっすぐ夏弥を見つめている。
微動だにしないその目は、いかにも今のセリフが正しい意見だと信じているようだった。
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