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※おひさしぶりです。
ここから三巻目分になります。
またお付き合いいただけると嬉しいです。
◇
「――か、可愛い女の子になってみたいんだ!」
かわいいグリーンパンティをジーンズの下に穿く小森貞丸は、夜の公園で性癖を大々的に発表していた。
もしかしたら発表することまで含めて彼の性癖なのかもしれない。
彼と向き合っている藤堂夏弥は、変な汗をだらだらと流したまま声を出せずにいる。
当たり前だ。
近くで身を潜めていた鈴川美咲も以下同文。
当たり前だ。
夜風がふっと自分の頬に当たったところで、夏弥はハッと我に返った。
「ま、まぁとにかく…………彼女に付きまとうのはやめて差し上げろ。嫌がってるだろうし」
「ぬぬ……」
(女友達に縁のなかった俺でもコレはわかる。ストーカー行為は、美咲に限らず女子全員がイヤと答える行為だ。ていうか、男子側だってされたらイヤだよ怖いよ)
「イヤなら仕方ない、けど……」
貞丸は唇をぎゅっと噛みしめていた。
一件落着。この話はそこで終わったように思われた。のだが。
「わかったけども」
「うん?」
「じゃあ藤堂、ちょっと俺に協力してくれよ!」
貞丸は曇りのない眼差しで夏弥を見つめ、そのように叫んだ。もう性癖もぶっちゃけたわけだし、吹っ切れてヤケクソモードに突入し始めているのかもしれない。
その表情には清々しさすらある。
もちろん美咲にもこの会話は筒抜けなのだが。
「協力? 俺が小森に?」
「そうだよ! 俺の挑戦を邪魔する気はないんだろ? なら頼まれてくれよ!」
「挑戦てお前……」
夏弥が戸惑うのも無理はないだろう。
何しろ相手は、その一見何の変哲もないTシャツやジーンズの下に、きらきら輝ける女の子の魂、ランジェリーを装着しているのだから。
すでにレベルが違う。
住んでいる世界が違うというものである。
貞丸が口にする「協力」という名の何事かは、大方ロクなもんじゃない。
挙句「挑戦」などと供述しており。
(……この流れは非常にまずいな。俺までソッチの道に踏み外すような事になったら、もうまともな学生生活を送れなくなるような気が……)
押し寄せる不安。見えている後悔。
夏弥の顔色がだんだん蒼くなっていく。
しかし貞丸は「協力」の内容をポツポツと切り出し始めた。
夏弥の顔色なんてお構いなしである。
「藤堂って、鈴川美咲とある程度話したことあるよね……?」
「え? それは……話せなくもないけど。洋平と一緒で幼馴染みみたいなものだし」
(――それどころか一緒に暮らしてるし、何なら今も近くで聞き耳立ててるんだけど)
「じゃあ結構イケそうなんだ? やったね! それじゃあ――」
貞丸は「すぅ」と小さく息を吸い込み、
「――頼む! 鈴川美咲の下着姿を撮って、俺に送ってくれっ‼」
「「……はあ~~ぁっ⁉」」
貞丸の発言に、夏弥と美咲の大きな声がハモった。
低空飛行から弧を描いて急上昇するジェット機のような、その「~~ぁっ⁉」の抑揚に至るまでハモっていた。
夏弥は貞丸の言葉にも驚いたのだけれど、それ以上に美咲の声にも続けて驚いていた。
もちろん、その美咲の声は貞丸の耳にも届いていて。
「――ん? なんだ?」
美咲の隠れているブロック塀に貞丸が目を向ける。
かろうじて見えるか見えないか。
暗闇で貞丸の視界は曖昧だった。
「おい小森っ!」
夏弥は慌てて彼に話し掛ける。
(まずい。美咲の存在がバレるわけには……)
「……小森。それは、さすがにダメだと思うんだけど」
夏弥は急いで二の句を継ぐ。無論、彼の視線をこちらへ戻すためだ。
「……ダメ?」
「ダメだ」
「あれもダメ、これもダメって……。ああもう! どうすりゃいいのさっ!」
貞丸は両手で頭を抱え、その綺麗なマッシュヘアをグシュッと崩してみせた。
「藤堂! お前はお話できるからまだいいだろ⁉ 俺なんてこれっぽっちも関わりがないんだ。写真くらい撮ってくれたっていいだろうに!」
貞丸はがくんっと膝を地面に落として「あぁ!」とわなないている。
感情が爆発しているらしく。
そこだけ切り取ったらちょっとカッコイイ舞台演劇のようだ。もちろん、これまでの言動とランジェリー装着済みという余計な事前情報がなければ。
「写真くらいって……。お前がそれを誰かに見せない保証もないし、悪用する可能性もゼロじゃないからだろ。今はSNSでリベンジポルノとかもあり得る時代だしな。何かとリスキーなんだよ。ノーフォトガールなんだよ」
「あ、悪用? ……心外だ! 偏見だぞそれは‼」
貞丸は右手をブンブンと動かしてノーを主張する。
「これはいわゆる探求心なんだ! 混じりっ気ナシの探求心! かわいい女の子の研究! そのための資料として提供してくれよ。あんな美少女は重要文化財だろ? みんなで共有してなんぼじゃねぇのか? 頼むよマジで!」
「うーん……。う、うーん……」
腕組みして悩む夏弥を前に、貞丸はぱしんと手を合わせている。
謎の誠意が感じられるその姿勢に、夏弥も困る一方だ。
もはや自分が折れるしかない。そんな風に考えてしまうのも無理はなくて。
「し、仕方ない、か……」
「お?」
「じゃあ美咲に話してみる……。ただし、話を持ち掛けてみるだけな。それで断られたら終了だ」
「マジか? やったー!」
急に貞丸の顔から笑みがこぼれる。
「いやぁ~ありがとうっ。さすがにこんな話、洋平には出来ないからさ~」
「まぁ確かにな……。その点は同意なんだけど。でも喜ぶのは早いよ。実際難しいと思うし、下着姿なんて普通に考えたら無理だ。仮に恋人同士でも断られるんじゃね?」
「ま、そしたら普段着でも可! 俺がかわいい女の子になるためには、かわいい女の子の資料が必要なんだ!」
「なるほど……ただ俺には普段着すら撮るのは難しい気がしてるんだけどな……」
そうは言いつつも、夏弥はこの落としどころでよかったのかもしれないとも思っていた。
なぜなら、夏弥にはどうしても見過ごせない懸念材料があったからだ。
それは貞丸が、夏弥に内緒で再びストーカー行為を働く可能性である。
この懸念を少しでも取り除くには、夏弥の認知する範囲で動いてもらうべきである。その考え方のもと、夏弥は貞丸の提案を呑むことにしたのだった。
(俺の知っている範囲でなら、行き過ぎた結果の悲劇は先回りして防げるだろうしな。何より俺自身、このまま小森を突き放すと、その後の様子が気掛かりになることは簡単に想像できるし……うん。これでいいのかもしれない)
「あまり期待はしてないけど、頼んだわ~」
「ハハハ……。期待されても困るな。なんとか美咲に話してはみるけど」
二人の話はそこで無事に終わりを迎えた。
約束の三條第一公園での密会は、こうして幕を閉じたのだった。
貞丸は元来た道へと帰っていき、残された夏弥は民家の陰に隠れていた美咲のほうへと歩いていった。
「無事、話は終わったよ」
「うん」
美咲はさりげなく自分の髪を手で撫でながら、夏の夜空を少し見上げていた。
黒く沈んだ色の雲に、月明かりがじわっと透けて見えていた。
美咲はその見上げた姿勢のまま、ぽつりと言葉を漏らすようにして口をあけ、
「てか、ぜんぶ聞こえてたけど」
「そうだろうなと思ったよ。とりあえず帰る?」
「そう――だね。帰る」
意外にも、美咲はそれほど嫌悪感や不快感をあらわにしていなかった。
しかし話の内容からすれば、少しくらいは不快感をおくびに出してもよさそうなものである。
もしかしたら、それほど気持ち悪いと思わなかったのかもしれない。が、
「ていうか、あの人なかなか気持ち悪かったね」
「……たっ、多様な社会だからな」
――――顔に出さないだけでガッツリ不快に思っていたらしい。
ここから三巻目分になります。
またお付き合いいただけると嬉しいです。
◇
「――か、可愛い女の子になってみたいんだ!」
かわいいグリーンパンティをジーンズの下に穿く小森貞丸は、夜の公園で性癖を大々的に発表していた。
もしかしたら発表することまで含めて彼の性癖なのかもしれない。
彼と向き合っている藤堂夏弥は、変な汗をだらだらと流したまま声を出せずにいる。
当たり前だ。
近くで身を潜めていた鈴川美咲も以下同文。
当たり前だ。
夜風がふっと自分の頬に当たったところで、夏弥はハッと我に返った。
「ま、まぁとにかく…………彼女に付きまとうのはやめて差し上げろ。嫌がってるだろうし」
「ぬぬ……」
(女友達に縁のなかった俺でもコレはわかる。ストーカー行為は、美咲に限らず女子全員がイヤと答える行為だ。ていうか、男子側だってされたらイヤだよ怖いよ)
「イヤなら仕方ない、けど……」
貞丸は唇をぎゅっと噛みしめていた。
一件落着。この話はそこで終わったように思われた。のだが。
「わかったけども」
「うん?」
「じゃあ藤堂、ちょっと俺に協力してくれよ!」
貞丸は曇りのない眼差しで夏弥を見つめ、そのように叫んだ。もう性癖もぶっちゃけたわけだし、吹っ切れてヤケクソモードに突入し始めているのかもしれない。
その表情には清々しさすらある。
もちろん美咲にもこの会話は筒抜けなのだが。
「協力? 俺が小森に?」
「そうだよ! 俺の挑戦を邪魔する気はないんだろ? なら頼まれてくれよ!」
「挑戦てお前……」
夏弥が戸惑うのも無理はないだろう。
何しろ相手は、その一見何の変哲もないTシャツやジーンズの下に、きらきら輝ける女の子の魂、ランジェリーを装着しているのだから。
すでにレベルが違う。
住んでいる世界が違うというものである。
貞丸が口にする「協力」という名の何事かは、大方ロクなもんじゃない。
挙句「挑戦」などと供述しており。
(……この流れは非常にまずいな。俺までソッチの道に踏み外すような事になったら、もうまともな学生生活を送れなくなるような気が……)
押し寄せる不安。見えている後悔。
夏弥の顔色がだんだん蒼くなっていく。
しかし貞丸は「協力」の内容をポツポツと切り出し始めた。
夏弥の顔色なんてお構いなしである。
「藤堂って、鈴川美咲とある程度話したことあるよね……?」
「え? それは……話せなくもないけど。洋平と一緒で幼馴染みみたいなものだし」
(――それどころか一緒に暮らしてるし、何なら今も近くで聞き耳立ててるんだけど)
「じゃあ結構イケそうなんだ? やったね! それじゃあ――」
貞丸は「すぅ」と小さく息を吸い込み、
「――頼む! 鈴川美咲の下着姿を撮って、俺に送ってくれっ‼」
「「……はあ~~ぁっ⁉」」
貞丸の発言に、夏弥と美咲の大きな声がハモった。
低空飛行から弧を描いて急上昇するジェット機のような、その「~~ぁっ⁉」の抑揚に至るまでハモっていた。
夏弥は貞丸の言葉にも驚いたのだけれど、それ以上に美咲の声にも続けて驚いていた。
もちろん、その美咲の声は貞丸の耳にも届いていて。
「――ん? なんだ?」
美咲の隠れているブロック塀に貞丸が目を向ける。
かろうじて見えるか見えないか。
暗闇で貞丸の視界は曖昧だった。
「おい小森っ!」
夏弥は慌てて彼に話し掛ける。
(まずい。美咲の存在がバレるわけには……)
「……小森。それは、さすがにダメだと思うんだけど」
夏弥は急いで二の句を継ぐ。無論、彼の視線をこちらへ戻すためだ。
「……ダメ?」
「ダメだ」
「あれもダメ、これもダメって……。ああもう! どうすりゃいいのさっ!」
貞丸は両手で頭を抱え、その綺麗なマッシュヘアをグシュッと崩してみせた。
「藤堂! お前はお話できるからまだいいだろ⁉ 俺なんてこれっぽっちも関わりがないんだ。写真くらい撮ってくれたっていいだろうに!」
貞丸はがくんっと膝を地面に落として「あぁ!」とわなないている。
感情が爆発しているらしく。
そこだけ切り取ったらちょっとカッコイイ舞台演劇のようだ。もちろん、これまでの言動とランジェリー装着済みという余計な事前情報がなければ。
「写真くらいって……。お前がそれを誰かに見せない保証もないし、悪用する可能性もゼロじゃないからだろ。今はSNSでリベンジポルノとかもあり得る時代だしな。何かとリスキーなんだよ。ノーフォトガールなんだよ」
「あ、悪用? ……心外だ! 偏見だぞそれは‼」
貞丸は右手をブンブンと動かしてノーを主張する。
「これはいわゆる探求心なんだ! 混じりっ気ナシの探求心! かわいい女の子の研究! そのための資料として提供してくれよ。あんな美少女は重要文化財だろ? みんなで共有してなんぼじゃねぇのか? 頼むよマジで!」
「うーん……。う、うーん……」
腕組みして悩む夏弥を前に、貞丸はぱしんと手を合わせている。
謎の誠意が感じられるその姿勢に、夏弥も困る一方だ。
もはや自分が折れるしかない。そんな風に考えてしまうのも無理はなくて。
「し、仕方ない、か……」
「お?」
「じゃあ美咲に話してみる……。ただし、話を持ち掛けてみるだけな。それで断られたら終了だ」
「マジか? やったー!」
急に貞丸の顔から笑みがこぼれる。
「いやぁ~ありがとうっ。さすがにこんな話、洋平には出来ないからさ~」
「まぁ確かにな……。その点は同意なんだけど。でも喜ぶのは早いよ。実際難しいと思うし、下着姿なんて普通に考えたら無理だ。仮に恋人同士でも断られるんじゃね?」
「ま、そしたら普段着でも可! 俺がかわいい女の子になるためには、かわいい女の子の資料が必要なんだ!」
「なるほど……ただ俺には普段着すら撮るのは難しい気がしてるんだけどな……」
そうは言いつつも、夏弥はこの落としどころでよかったのかもしれないとも思っていた。
なぜなら、夏弥にはどうしても見過ごせない懸念材料があったからだ。
それは貞丸が、夏弥に内緒で再びストーカー行為を働く可能性である。
この懸念を少しでも取り除くには、夏弥の認知する範囲で動いてもらうべきである。その考え方のもと、夏弥は貞丸の提案を呑むことにしたのだった。
(俺の知っている範囲でなら、行き過ぎた結果の悲劇は先回りして防げるだろうしな。何より俺自身、このまま小森を突き放すと、その後の様子が気掛かりになることは簡単に想像できるし……うん。これでいいのかもしれない)
「あまり期待はしてないけど、頼んだわ~」
「ハハハ……。期待されても困るな。なんとか美咲に話してはみるけど」
二人の話はそこで無事に終わりを迎えた。
約束の三條第一公園での密会は、こうして幕を閉じたのだった。
貞丸は元来た道へと帰っていき、残された夏弥は民家の陰に隠れていた美咲のほうへと歩いていった。
「無事、話は終わったよ」
「うん」
美咲はさりげなく自分の髪を手で撫でながら、夏の夜空を少し見上げていた。
黒く沈んだ色の雲に、月明かりがじわっと透けて見えていた。
美咲はその見上げた姿勢のまま、ぽつりと言葉を漏らすようにして口をあけ、
「てか、ぜんぶ聞こえてたけど」
「そうだろうなと思ったよ。とりあえず帰る?」
「そう――だね。帰る」
意外にも、美咲はそれほど嫌悪感や不快感をあらわにしていなかった。
しかし話の内容からすれば、少しくらいは不快感をおくびに出してもよさそうなものである。
もしかしたら、それほど気持ち悪いと思わなかったのかもしれない。が、
「ていうか、あの人なかなか気持ち悪かったね」
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