運命の番はイケメン美形様です

夜ト

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クリス様の若い時の話

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この話はクオン、ソル、クリスが若い時の話です。

「クリスは知らないか」
「えっ、ええっさっきまであそこで勉強をしていた筈ですよ」
「筈ですよって、お前護衛だろう」

剣を腰にかけた若きソルが訪ねると真っ青に成りながら首を振るう。

「勘弁して下さいよ、クリス様の護衛だなんて、冗談じゃありません」
「ソルそれより、追跡魔法で探知出来ないか」
「クオン、無理だ」

ため息を作っく一同、純潔種が本気で姿を消せば同じ純潔種以外は探知出来ない、嫌同じ純潔種ですらクリスの事を捕まえるのは苦難するだろう、

「本気で隠れん坊かよ」
「クオンお前頭を使うの得意だろう」

クオンは苦虫を噛みしめる、タンッと机に地図を広げる。

「なんだ地図なんか広げて」
「この前人間界の話をしていたヤツの話を興味深そうに聞いていた」

クオンの言葉にソルと兵士は青ざめる。

「まさか」
「なっ、なっ、あり得ませんよ、ううっお腹痛い」

護衛の兵士はお腹を押さえる、クオンは精霊を呼び出す、クオンの精霊を見たソルも精霊を呼び出し。

「人間界に行ってきます」
「うっ、私もお供します、流石に未成年者を人間界には連れていくには許可が要ります」

クオンとソルはコクッと頷く。
兵士は安堵の息を付く、単独で人間界に行ったら年単位で人間界に行く事が禁止される。
許可を取り申請が通ってたら話は別でが、大人の保護者が同行する事が条件。

「流石に私一人では無理なので、隊長、はい」

連絡を取る兵士の前にフワッと降り立つ護衛副隊長。

「シイカと俺で行こうか」
「「シンさん」」
「クスクスツ困った坊ちゃまですね」

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