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レオさん視点

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「誠か」
「はい、確認は出来ていませんが恐らく間違いはないかと」

アオイの言葉にレオはため息を付く。

「我が国から誘拐された子が土の国に囚われていたとなるとやはり」
「我々が土の国に入国した事は漏れていません、あの国は人間主義ですから」

レントの重い口調にレオは眉を寄せる。

「下等生物なのは人間というのにな」

その言葉どうりに、人間以外の国は精霊が見える。
精霊は魔法の源、精霊が見えるのと見えないのでは魔法の力が桁外れになる。

「我々の国から何故遠く離れた土の国に連れ去られたんだ」
「それは、調査をしなければ分かりませんが、今は直ぐに国に帰り神殿にお連れする事が先決です」
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