今日からのんびり過ごしたいのです。

本来の姿に

「アレン様は朝湯して来たらどうですか」
「気持ちいいですよ」

僕は二人の言葉に頷き部屋の中にあるシャワーをする事に決めた。

レントさん視点に変わります。

「主起きて下さい、はぁーっアオイ、アレン様にいらない事を言うな」
「すまねぇ、今の内に魔力を渡す」

アレン様にはバレる訳にはいかない、レオ皇子も例外なく呪いに掛かっている事を。
アオイの馬鹿な発言で、誤魔化せれば良いが聡いアレン様には悟ってしまっているだろう。

「主も漸く番様が見つかったのだから、大分良くなるはずだ」
「アレン様が本来の姿に変わり安定しなければ難しいだろう」