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ネマは古株
しおりを挟む「ふふふっ、子守り場に変身しちゃうものね」
ネマはそれなりの古株な為に神殿に行けば、神獣達から父親の様に慕われる。
「でも、ネマ世界樹の世代交代が確認されたよ」
「ーっ、そうか母が」
ネマ達神獣は世界樹から実のる、産まれるには人を概してだが世界樹は神獣達の母親なのだ。
ずっと永遠の命に等しいが、世界樹は元々が木な為に命が終わる時がある。
とは言え、世界樹が産み出した若木や世界樹の種に脈々と世界樹の記憶は受け継がれているが、本人ではなくなるという意味では亡くなるという事だろ。
「久しぶりに会いに行こう」
「ふふふっ、そうした方がいいよ」
ネマはぎゅっと己の身体を抱き締める、ここに今、存在していることを確認するように。
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