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見え方
しおりを挟む「なずなみんなの前で言う必要あるか」
「んー言う必要あるかと言われるとないな、だが言わないとならないと言うか」
あの禍々しい感じは何だ。
今までにない感覚にゾッとする、つい口から出てしまったのだ、教室で言う必要は無かったが、口は災いの元と言う言葉が身に染みる。
「あー例のか」
最初は信じてくれなかったが、俺と毎日の様に行動を共にしていたせいか、ある日にサイと明良は真っ青な顔をして俺に抱き付いてきた日が合った、あの日はまだ小学生で感受性が高い中1ヶ月晴れの日や曇りの日が数日しかなく、毎日毎日雨で、気分も塞ぎ負の感情が集まりやすく成りやすい最悪な条件下の元に遂に人とこの世とあの世が混ざり合う時が。
あの世とこの世が生き者が判別出来なくなり、サイと明良は落とし物をした人に落とし物を渡そうとしたらしく、その人物の首が長くなり首だけで胴体を残し二人を追い駆けて来たらしい。
「俺は雨が続かないと、違和感に気付かないタイプだからなぁ」
「そうだな、サイは俺が近くに至り俺がプレゼントしたモノを身に付けたり、触っているとくっきり見えるけれど、普段は見えない良く分からない体質だよな」
手芸部のクラスメイトは悪い多分悪霊に取り憑かけれている。
昨日よりもみずな達と関わってしまったからか、ハッキリとくっきりと判別が難しい程に人間との違いが分からなく成っている。
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