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マナー講師のマナー、ほとんどマイルール説 4
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前回のあらすじ!
マカオとお嬢は、マナー講師マナコの目の前で『上司役に部下役が書類を渡す』というシチュエーションを模擬させられた!彼女たちの書類の渡し方は合っていたのか!?
「では答え合わせをしましょう」
ニッコニコの笑顔でマナー講師のマナコが話す。マナーを知らない人間の常識を打ち砕き、マナーマウントを取って愉悦に浸るのはマナコの悪い癖であった。しかし、世間一般に常識とされていることを教えているだけなので、当然知識として正しいのはマナコなのである。マナーを知らずに皆が恥をかかないよう、マナコは教えているだけだ。
マナコはお嬢の書類を手に持ち、押印した箇所を指差した。同時に、ザザの口から「まさか……」という声が漏れた。
「まずは判子の押し方を勉強しましょう。この書類には、左から上長、主任、担当者の押印欄があります」
それぞれの押印欄を指でなぞる。意味不明に艶めかしくしているが、これは彼女の悪い癖であり、同時にマナコに視線を引き付けるテクニックでもある。
「今回お嬢さんは一般社員という設定ですので、担当の欄に押印しています。これは正解です。では、一体何が間違いだったのか」
マナコは一呼吸二呼吸たっぷりと間を置く。ザザ、嫌な予感。マナコは皆の注意を集めたところで、その続きを話す。
「判子は、自分より上位の役職の人がいる場合、文字を30度くらい反時計回りに傾けて押印するのがマナーです!判子で目上の人におじぎをするんですね!」
「おげええええええ!!!!」
「ざ、ザザ先輩!?大丈夫ですか!?」
「逆に時計回りに30度傾けて押印してはいけません!まるで上司にふんぞり返っているように見えますからね!」
「おろろろろろろろろろろ!!!!」
「ザザ先輩!?ザザ先輩!!!」
「添付書類には、すべてふせんを付けましょう!ちゃんとふせんに『添付書類1』『添付書類2』と書いて、上司がすぐに分かるようにする必要があります!」
「ハァーッハァーッハァーッ!!!!」
「た、大変!ザザ先輩が過呼吸に!!」
「書類を準備できたら、クリップやダブルクリップで丁寧に留め、クリアファイルの中に入れます!」
「カッ……カッ……!!ま、まあ、それくらいならいいんじゃない……!?」
「そしてクリアファイルの中、書類の一番上に、『お疲れ様です、大変お忙しい中恐縮ではありますが、下記の書類をご確認の上ご捺印お願い致します』と書いたふせんを貼ります!」
「カハッ!!!!」
「ザザ先輩!血が!!」
「書類は当然手渡しです!」
「」
「また、上司は一般社員より忙しい身です。部下が締切を設定するのは失礼にあたるので、締切の話はしないようにしましょう!」
「そんなわけねえだろダボが!!!!!」
「ひぃぃいい!!!!」
ザザが大声を上げて机に手を叩き付ける。いわゆる台パンというやつだ。
「我慢して聞いてればウソばっかり教えて、一体何がマナー講師だ!!」
「ま、まあ!!なんて無礼なの!!あなたは来客に対する礼儀も知らないの!?」
「あなたが本物のマナー講師なら、最初にお嬢さんとマカオさんの2人がしたやり取りで80点は付けるはずだ!それをどこから聞いてきたかも分からん田舎者ルールでごちゃごちゃごちゃごちゃと……!!」
「失礼な!!これが正しいマナーなんです!貴方こそマナーのいろはも知らないくせに、ちょっと言いがかりが過ぎるんじゃなくて!!」
ギャースギャース。
「ではマナコさん、こうしましょう。幸いにも、ここには大日本帝国の中枢を担う全ギルドのマスターも集まってくれています。彼らは歴戦の管理職経験者ですし、当然マナーもご存知でしょう。どうですか!?彼ら現役の上長に判断してもらうというのは!?」
「承知致しました!ギルドマスターたちが良いと仰るなら、マナー講師マナコ、自身の身の上をかけて勝負しましょう!」
「だそうですよギルマスの皆さん!!お手元にどっちのマナーが正しいか判定する札は渡りましたね!?」
「え?」
マナコ、目をぱちくり。
「青が行政改革ギルドの2人が実行したマナー、赤がマナー講師マナコさんのマナーです!優れている方を選んで下さい!」
「え?え?」
「いきますよ!!!せーの!どん!!!!はい、青、青、青、青……あ、全員青ですね!!!マナコさん今日はお疲れ様でした!!!!」
「はああああああ!!?!?」
マナコは、この日一番大きな声を出した。
マカオとお嬢は、マナー講師マナコの目の前で『上司役に部下役が書類を渡す』というシチュエーションを模擬させられた!彼女たちの書類の渡し方は合っていたのか!?
「では答え合わせをしましょう」
ニッコニコの笑顔でマナー講師のマナコが話す。マナーを知らない人間の常識を打ち砕き、マナーマウントを取って愉悦に浸るのはマナコの悪い癖であった。しかし、世間一般に常識とされていることを教えているだけなので、当然知識として正しいのはマナコなのである。マナーを知らずに皆が恥をかかないよう、マナコは教えているだけだ。
マナコはお嬢の書類を手に持ち、押印した箇所を指差した。同時に、ザザの口から「まさか……」という声が漏れた。
「まずは判子の押し方を勉強しましょう。この書類には、左から上長、主任、担当者の押印欄があります」
それぞれの押印欄を指でなぞる。意味不明に艶めかしくしているが、これは彼女の悪い癖であり、同時にマナコに視線を引き付けるテクニックでもある。
「今回お嬢さんは一般社員という設定ですので、担当の欄に押印しています。これは正解です。では、一体何が間違いだったのか」
マナコは一呼吸二呼吸たっぷりと間を置く。ザザ、嫌な予感。マナコは皆の注意を集めたところで、その続きを話す。
「判子は、自分より上位の役職の人がいる場合、文字を30度くらい反時計回りに傾けて押印するのがマナーです!判子で目上の人におじぎをするんですね!」
「おげええええええ!!!!」
「ざ、ザザ先輩!?大丈夫ですか!?」
「逆に時計回りに30度傾けて押印してはいけません!まるで上司にふんぞり返っているように見えますからね!」
「おろろろろろろろろろろ!!!!」
「ザザ先輩!?ザザ先輩!!!」
「添付書類には、すべてふせんを付けましょう!ちゃんとふせんに『添付書類1』『添付書類2』と書いて、上司がすぐに分かるようにする必要があります!」
「ハァーッハァーッハァーッ!!!!」
「た、大変!ザザ先輩が過呼吸に!!」
「書類を準備できたら、クリップやダブルクリップで丁寧に留め、クリアファイルの中に入れます!」
「カッ……カッ……!!ま、まあ、それくらいならいいんじゃない……!?」
「そしてクリアファイルの中、書類の一番上に、『お疲れ様です、大変お忙しい中恐縮ではありますが、下記の書類をご確認の上ご捺印お願い致します』と書いたふせんを貼ります!」
「カハッ!!!!」
「ザザ先輩!血が!!」
「書類は当然手渡しです!」
「」
「また、上司は一般社員より忙しい身です。部下が締切を設定するのは失礼にあたるので、締切の話はしないようにしましょう!」
「そんなわけねえだろダボが!!!!!」
「ひぃぃいい!!!!」
ザザが大声を上げて机に手を叩き付ける。いわゆる台パンというやつだ。
「我慢して聞いてればウソばっかり教えて、一体何がマナー講師だ!!」
「ま、まあ!!なんて無礼なの!!あなたは来客に対する礼儀も知らないの!?」
「あなたが本物のマナー講師なら、最初にお嬢さんとマカオさんの2人がしたやり取りで80点は付けるはずだ!それをどこから聞いてきたかも分からん田舎者ルールでごちゃごちゃごちゃごちゃと……!!」
「失礼な!!これが正しいマナーなんです!貴方こそマナーのいろはも知らないくせに、ちょっと言いがかりが過ぎるんじゃなくて!!」
ギャースギャース。
「ではマナコさん、こうしましょう。幸いにも、ここには大日本帝国の中枢を担う全ギルドのマスターも集まってくれています。彼らは歴戦の管理職経験者ですし、当然マナーもご存知でしょう。どうですか!?彼ら現役の上長に判断してもらうというのは!?」
「承知致しました!ギルドマスターたちが良いと仰るなら、マナー講師マナコ、自身の身の上をかけて勝負しましょう!」
「だそうですよギルマスの皆さん!!お手元にどっちのマナーが正しいか判定する札は渡りましたね!?」
「え?」
マナコ、目をぱちくり。
「青が行政改革ギルドの2人が実行したマナー、赤がマナー講師マナコさんのマナーです!優れている方を選んで下さい!」
「え?え?」
「いきますよ!!!せーの!どん!!!!はい、青、青、青、青……あ、全員青ですね!!!マナコさん今日はお疲れ様でした!!!!」
「はああああああ!!?!?」
マナコは、この日一番大きな声を出した。
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