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第3話
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前半を1-0で折り返し、チーム内で守備の連動は概ね上手くいっている。カウンター時の連動も昔中学で練習していた数パターンを軸に上手く展開できている。しかしパスで崩してという形はあまり作れていない。裏へのロングフィードを警戒してこちらの最終ラインが低く相手のSTとOMFが楔を受けに降りてくるためボランチ二人の位置も低い状態が多い。
FWとボランチの距離が遠いためボールを奪い攻守が切り替わる際に縦にボールを入れることができず、一度サイドに展開する形が多くなってしまっている。どちらかと言うとサイドに追いやられ守備の整った状態でクロスを上げさせられている感覚だ。このままでは追加点は奪えないだろう。
後半は何かアイデアが必要だと考えていると篠原が話しかけてきた。
「やっぱハルは前向いてプレーした方がいいよ。いつもより色々な物が見えてこない?」
たしかにトップ下でプレーしていたときはポストプレーが多く後ろを向いた状態で受け、自陣の展開を見てどこから攻めていくかということを考えていた。溜めを作り、攻める武器を準備し、限られた武器でしか戦えなかった。でも今は違う。自分が攻めの起点になれるのだ。前半はボランチの仕事はどうだったかという堅いことを考えていたがそんなことを篠原は俺に求めていないのだろう。よく考えればそうだ。どこへ展開するか、速攻なのかゆっくりパスを繋ぐのか、裏のスペースやDFの戻りきれていないサイドを攻めるのか、ボールを持った際、既にいくつもの武器を使用可能なのだ。自分のレベル不足で使うことができない武器もあるだろう。
「後半好きにやっていい?」
「バランスは取ってあげるから思いっきりやんなさい。守備はサボるなよ!」
輝君も呼び3人で意識を共有し、他の皆も集め大きなテーマを伝えた。
後半、このチームでのテーマはチャレンジとコンパクトなサッカーだ。
後半早速効果が出たのはディフェンスだ。全体の距離を詰めコンパクトにするのにはまずは最終ラインを高く保つことが重要だ。相手のFWは後半序盤からオフサイドを繰り返している。相手の裏への飛び出しを前半は最終ラインを自陣深めに守り、CBを一人余らせて裏へのボールを対処していた。後半は逆にラインを高く保ちCBが最終ラインをコントロールしオフサイドトラップをかけることで裏への対処をしている。相手の使える裏のスペースが広くなるのでパスが通れば1点取られてしまう可能性も高い。DF全員の度胸とCBの技量が試される。しかしコンパクトにすることで選手間の距離が近くなるため攻守が切り替わった際に多彩な攻めが可能になる。その点攻めの基点となるボランチはチームとしての出来に直結するとも言える。
更に後半掲げたもう一つのテーマはチャレンジだ。前半の攻めあぐねた膠着した状態にはいつもと違う何かプラスαが必要だ。ハーフタイムにそのことを二人に話すと篠原が皆を呼んで後半について話を始めた。
「後半はいつもと違うことをやっていこうよ。前半みたいにどうしても攻めあぐねることもあるからさ、それを打開するのは個人のアイデアや相手の意表をつくプレーだと思うんだよね。だから前半やってない、普段やらないようなこともやっていこうよ。ドリブル突破やミドルシュート、ディフェンスからFWへの長い楔、サイドバックのオーバーラップとかそれぞれがプラスαを掲げて後半に挑もうよ。」
一人の選手が挙手した。何か意見があるようだ。
「でも、普段やらないことって上手くいかないと逆にボール取られてピンチになるんじゃないの?」
輝君がそれにフォローを入れる。
「たしかにボールを失う回数は増えるかも知れない。でも後半はコンパクトにすることで全員がサボらなければ高い位置でボールをすぐに奪い返せるしパスコースが無い状態で相手が焦って裏へ蹴ればオフサイドに出来る。一番恐い高橋先輩(相手のDMF)は俺が前を向かせないから安心してチャレンジしてくれ。いつもと同じことしてたって上手くなれないだろ?それに今日はお祭りみたいなもんなんだから楽しまないとさ。こんなことも出来ますって監督にアピールするチャンスだと思えよ。」
二人ともすごいな。俺にはとても出来ないことだ。俺が伝えたかった以上のことが伝わりチームの士気も上昇していた。
「二人ともありがとう。」
「なになに?かわいいんだけどこの子w」
「あんまからかうなよ。俺だってちょっとびっくりしてるんだから。どうした?変なモン食ったか?」
なんだろう。すごく腹が立つ。笑いながらピッチに向かう二人に駆け寄りそれぞれのケツに軽く蹴りを入れた。
「お前俺は先輩なんだぞ!」
「アタシなんて先輩だし女子なんですけど!」
そんな二人の抗議は無視して自分のポジションに向かう。
「二人とも後半もしっかり頼むよ。」
「「あいよ!」」
後半はワンサイドゲームとなった。戦術を変えたこちらに対し前半と同じロングカウンター主軸の攻めは慣れると対処は簡単だ。コンパクトにすることで前半奪われていたルーズボールもこちらが取る割合が増えてきている。さらにそれぞれのチャレンジが功を奏し多彩な攻撃を可能としていた。そのおかげで追加点を2点奪い最終的には3-0の快勝だった。皆楽しくボールを蹴ることが出来た。疲れているのに身体は軽く今までに無い感覚に戸惑っていた。まだ全然走れるのに試合は終わってしまった。
こんなに楽しかったのは初めてだ。ピッチに立つ仲間を自分で動かしているような感覚が確かにあった。それは試合が進むにつれて自分のチームと言うよりこのゲームを自分が支配しているような快感へと変わっていた。
もっとキレイなパスを通したい。もっとゴールを決めたい。もっと沸かせたい。
もっとサッカーがやりたい。そう思った。
「集合!」
キャプテンの呼びかけで皆が輪になった。
「監督より今日の試合について一言もらい本日の練習を終了とします。自主練習後はグランドを整備して帰るように。監督お願いします。」
「皆さんお疲れ様でした。今日は私も来て本当に良かったと思っています。たくさんの収穫がありました。その最たるものはここにいる1年生の皆さんです。今日練習に来てくれてありがとう。できればこのまま部員となってもらえることを願っています。今日はお疲れ様でした。」
皆で礼をして解散となった。
「で、ほんとに入らないの?ねえねえ?」
「なに?お前サッカーやらないの?」
ダウンのストレッチをしながら二人が聞いてきた。
「今日初めてサッカーが楽しかった。試合が終わった時もまだやれるのに、もっと蹴りたいのにって初めて思った。ここでなら今日みたいに俺もサッカー楽しめるかもってちょっとだけ思った。」
「だからやっぱりやりたいんでしょー?ほら、サッカーやりたいですってお姉さんに言ってみ?」
「煽るねーお姉ちゃん。まぁ残ってくれるようで良かったよ。」
このババア本当に許さん。
俺は立ち上がると篠原に近づいた。警戒した篠原は立ち上がりファイティングポーズを取る。俺は彼女の前に手を突き出し握手を要求した。
和解の握手と勘違いした篠原はすっと手を握ってきた。
「ここからだね。皆でがんばろう。」
などといい感じの言葉を並べているが、俺は今日この女にされた全ての嫌がらせを思い出し、握った手に力を込め始めた。
「あの、ハル?痛いんだけど?」
俺は無言で笑顔を作り更に力を込めていく。
「痛い!イッタイってば!痛い痛い痛いホントに折れるからやめて!ねえハル!ハル君!ハルさん!ごめん!ごめんなさーい!」
やっと謝罪の言葉が出てきたところで手の力を緩めた。手は握ったまま再び少しだけ強く握り言葉を添えた。
「足引っ張んなよ。」
「だからアタシ先輩だし女子なんだってば!」
涙目の篠原を輝君と二人で笑ってやった。
今日確かに俺の中で何かが変わった。それが何かはわからない。それでも、この変化はきっと成長なんだと思う。
FWとボランチの距離が遠いためボールを奪い攻守が切り替わる際に縦にボールを入れることができず、一度サイドに展開する形が多くなってしまっている。どちらかと言うとサイドに追いやられ守備の整った状態でクロスを上げさせられている感覚だ。このままでは追加点は奪えないだろう。
後半は何かアイデアが必要だと考えていると篠原が話しかけてきた。
「やっぱハルは前向いてプレーした方がいいよ。いつもより色々な物が見えてこない?」
たしかにトップ下でプレーしていたときはポストプレーが多く後ろを向いた状態で受け、自陣の展開を見てどこから攻めていくかということを考えていた。溜めを作り、攻める武器を準備し、限られた武器でしか戦えなかった。でも今は違う。自分が攻めの起点になれるのだ。前半はボランチの仕事はどうだったかという堅いことを考えていたがそんなことを篠原は俺に求めていないのだろう。よく考えればそうだ。どこへ展開するか、速攻なのかゆっくりパスを繋ぐのか、裏のスペースやDFの戻りきれていないサイドを攻めるのか、ボールを持った際、既にいくつもの武器を使用可能なのだ。自分のレベル不足で使うことができない武器もあるだろう。
「後半好きにやっていい?」
「バランスは取ってあげるから思いっきりやんなさい。守備はサボるなよ!」
輝君も呼び3人で意識を共有し、他の皆も集め大きなテーマを伝えた。
後半、このチームでのテーマはチャレンジとコンパクトなサッカーだ。
後半早速効果が出たのはディフェンスだ。全体の距離を詰めコンパクトにするのにはまずは最終ラインを高く保つことが重要だ。相手のFWは後半序盤からオフサイドを繰り返している。相手の裏への飛び出しを前半は最終ラインを自陣深めに守り、CBを一人余らせて裏へのボールを対処していた。後半は逆にラインを高く保ちCBが最終ラインをコントロールしオフサイドトラップをかけることで裏への対処をしている。相手の使える裏のスペースが広くなるのでパスが通れば1点取られてしまう可能性も高い。DF全員の度胸とCBの技量が試される。しかしコンパクトにすることで選手間の距離が近くなるため攻守が切り替わった際に多彩な攻めが可能になる。その点攻めの基点となるボランチはチームとしての出来に直結するとも言える。
更に後半掲げたもう一つのテーマはチャレンジだ。前半の攻めあぐねた膠着した状態にはいつもと違う何かプラスαが必要だ。ハーフタイムにそのことを二人に話すと篠原が皆を呼んで後半について話を始めた。
「後半はいつもと違うことをやっていこうよ。前半みたいにどうしても攻めあぐねることもあるからさ、それを打開するのは個人のアイデアや相手の意表をつくプレーだと思うんだよね。だから前半やってない、普段やらないようなこともやっていこうよ。ドリブル突破やミドルシュート、ディフェンスからFWへの長い楔、サイドバックのオーバーラップとかそれぞれがプラスαを掲げて後半に挑もうよ。」
一人の選手が挙手した。何か意見があるようだ。
「でも、普段やらないことって上手くいかないと逆にボール取られてピンチになるんじゃないの?」
輝君がそれにフォローを入れる。
「たしかにボールを失う回数は増えるかも知れない。でも後半はコンパクトにすることで全員がサボらなければ高い位置でボールをすぐに奪い返せるしパスコースが無い状態で相手が焦って裏へ蹴ればオフサイドに出来る。一番恐い高橋先輩(相手のDMF)は俺が前を向かせないから安心してチャレンジしてくれ。いつもと同じことしてたって上手くなれないだろ?それに今日はお祭りみたいなもんなんだから楽しまないとさ。こんなことも出来ますって監督にアピールするチャンスだと思えよ。」
二人ともすごいな。俺にはとても出来ないことだ。俺が伝えたかった以上のことが伝わりチームの士気も上昇していた。
「二人ともありがとう。」
「なになに?かわいいんだけどこの子w」
「あんまからかうなよ。俺だってちょっとびっくりしてるんだから。どうした?変なモン食ったか?」
なんだろう。すごく腹が立つ。笑いながらピッチに向かう二人に駆け寄りそれぞれのケツに軽く蹴りを入れた。
「お前俺は先輩なんだぞ!」
「アタシなんて先輩だし女子なんですけど!」
そんな二人の抗議は無視して自分のポジションに向かう。
「二人とも後半もしっかり頼むよ。」
「「あいよ!」」
後半はワンサイドゲームとなった。戦術を変えたこちらに対し前半と同じロングカウンター主軸の攻めは慣れると対処は簡単だ。コンパクトにすることで前半奪われていたルーズボールもこちらが取る割合が増えてきている。さらにそれぞれのチャレンジが功を奏し多彩な攻撃を可能としていた。そのおかげで追加点を2点奪い最終的には3-0の快勝だった。皆楽しくボールを蹴ることが出来た。疲れているのに身体は軽く今までに無い感覚に戸惑っていた。まだ全然走れるのに試合は終わってしまった。
こんなに楽しかったのは初めてだ。ピッチに立つ仲間を自分で動かしているような感覚が確かにあった。それは試合が進むにつれて自分のチームと言うよりこのゲームを自分が支配しているような快感へと変わっていた。
もっとキレイなパスを通したい。もっとゴールを決めたい。もっと沸かせたい。
もっとサッカーがやりたい。そう思った。
「集合!」
キャプテンの呼びかけで皆が輪になった。
「監督より今日の試合について一言もらい本日の練習を終了とします。自主練習後はグランドを整備して帰るように。監督お願いします。」
「皆さんお疲れ様でした。今日は私も来て本当に良かったと思っています。たくさんの収穫がありました。その最たるものはここにいる1年生の皆さんです。今日練習に来てくれてありがとう。できればこのまま部員となってもらえることを願っています。今日はお疲れ様でした。」
皆で礼をして解散となった。
「で、ほんとに入らないの?ねえねえ?」
「なに?お前サッカーやらないの?」
ダウンのストレッチをしながら二人が聞いてきた。
「今日初めてサッカーが楽しかった。試合が終わった時もまだやれるのに、もっと蹴りたいのにって初めて思った。ここでなら今日みたいに俺もサッカー楽しめるかもってちょっとだけ思った。」
「だからやっぱりやりたいんでしょー?ほら、サッカーやりたいですってお姉さんに言ってみ?」
「煽るねーお姉ちゃん。まぁ残ってくれるようで良かったよ。」
このババア本当に許さん。
俺は立ち上がると篠原に近づいた。警戒した篠原は立ち上がりファイティングポーズを取る。俺は彼女の前に手を突き出し握手を要求した。
和解の握手と勘違いした篠原はすっと手を握ってきた。
「ここからだね。皆でがんばろう。」
などといい感じの言葉を並べているが、俺は今日この女にされた全ての嫌がらせを思い出し、握った手に力を込め始めた。
「あの、ハル?痛いんだけど?」
俺は無言で笑顔を作り更に力を込めていく。
「痛い!イッタイってば!痛い痛い痛いホントに折れるからやめて!ねえハル!ハル君!ハルさん!ごめん!ごめんなさーい!」
やっと謝罪の言葉が出てきたところで手の力を緩めた。手は握ったまま再び少しだけ強く握り言葉を添えた。
「足引っ張んなよ。」
「だからアタシ先輩だし女子なんだってば!」
涙目の篠原を輝君と二人で笑ってやった。
今日確かに俺の中で何かが変わった。それが何かはわからない。それでも、この変化はきっと成長なんだと思う。
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