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宴の後
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宴の翌朝みんなが二日酔いで寝ているとき、俺はクロードやマッドと一緒にエド兄ちゃんやラッド兄ちゃんに食堂に呼ばれた。
昨日の件で話したいがしたいと言うんだ。
兄ちゃんたちはニーナちゃんに昨日は酒のつまみみたいになったことを謝まった。
ニーナちゃんが勇気を出して告白してくれたのには驚いたけど嬉しかったそうだ。
満更でもない顔してたもんな。
「ただ、シズがいる。」ラッド兄ちゃんは話し出した。
「一目惚れだった。一目見て自分の番だと感じたんだ。普通なら礼を言って終わりにするところ、絶対に離れたらいけないと感じたんだ。」
「俺もそうさ。本当なら自分だけの者にしたいと思ったさ。ただ、あの場でロイやジイ、ラッドも同じように感じたのが分かったのさ。」
「メンバー全員がマジならしょうがないだろう。」
「ラッドの言う通りさ。シズに冗談みたいに迫ったがスルーされてどうしょうかと思ったぜ。」
シズは冗談とスルーするわ、アクトは無意識にシズを自分の者のようにするので本当に参ったと兄ちゃんたちは話す。
「今は俺たち全員が幸せだと思う。俺たちはシズに溺れていると思う。
ニーナちゃんに魅力がないわけではないし、女性として惹かれないとは言わない。
ただ、先にシズに出逢った。」とエド兄ちゃん
「「すまないとしか言えない。俺たちは一生シズと生きていきたい。シズに子供を産んでもらいたいと思っているんだ。」」
「ニーナちゃんには幸せになって欲しい。俺たちの自慢の妹みたいなもんだからな、ニーナちゃんは。」
とエド兄ちゃんが言うとラッド兄ちゃんも
「スイツやマッドやクロードも5年経つと、俺たちみたいにいい男になると思う。ギースさんにも認められる男になるだろう。だから、ちゃんと考えてやってくれ。」
ラッド兄ちゃんありがとな。俺たち、5年もかからない間に絶対、兄ちゃんたちよりいい男になって見せるからな。
ニーナちゃんは泣きそうな顔をしながらラッド兄ちゃんやエド兄ちゃんに
「サトウのお姉さんが相手なら仕方ないと半分あきらめてたの。でも、アガサやルミイに先を越されるのは絶対嫌だったの。いつか、いい女になってエドさんやラッドさんにしまったって後悔させてあげるから…」
そう言ったニーナちゃんをギースさんは黙って抱きしめた。
良かったな、こんな時に抱きしめてくれる父ちゃんがいるなんて。ニーナが羨ましいぜ。
俺たち、ニーナちゃんに惚れてもらえるよう精進するぞ。
「あっ、サトウの姉ちゃんおはよう。姉ちゃんが、前に持って帰った木な、実が落ちたからザルに入れといったぞ。木は食堂の前に植えといたぞ。」
「ありがとう、スイツ」
嬉しそうにザルの中を見る姉ちゃん。
「さっ、俺たちは遅い朝食を作ろう。姉ちゃん、おじやでいいよね。
ニーナちゃん、クロードとマッドと一緒にナイ(人参)とポイ(サツマイモ)とクロ(小芋)ホウ(ほうれん草) を持ってきてくれ。俺は湯を沸かしておくからな。サトウの姉ちゃん、半蝙蝠族のみんなは血でいいかな?大きな深皿に血を入れコップに注ぐようにすればいいな。肉は焼かなくていいか?昨日はコロコロになって「半蝙蝠族は朝が遅いから血だけで大丈夫だろう。」そうか、ギースのおっちゃんが言うなら大丈夫だな。」
「スイツ、気を遣わせたな。ありがとう。」
「ギースのおっちゃん、感謝するならニーナちゃんと仲良くしていいか。」
「メルトか俺がいるときじゃないとダメだ。許さんぞ!」
「ギースさん、来年ニーナちゃん成人だよ。スイツたちが話しするぐらいいいじゃない。」
サトウの姉ちゃんだってそう思うよな。
「サトウの姉ちゃん、暇があるとき氷魔法教えてくれ。ジュースとか水や氷作れて便利だし。」
え、冷やすだけでなくいろいろ料理も作れる。甘味がおもだけどって。分かったみんなで考えてみる。
スイツたちが取りおいてくれたザクロのようなもの。外側ザクロで中は黒粒がミカンのように詰まっている。
ちょっと気持ちが悪いけど、この粒、潰せるかな。結構、力いるよね。すり鉢かなんかあればいいのに。なかなか固い。袋に入れてトンカチで叩いてみるか。潰れたら、刺激臭がほのかに。ひょとしたら、こ・こ・胡椒ですね。
見つけた、やっと見つけた。こちらの世界の胡椒なるもの。
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