みんなの愛らぶyou(仮)

三愛 紫月 (さんあい しづき)

文字の大きさ
17 / 100

苦しいのはなぜ?[月の視点]

しおりを挟む
目を覚ますと矢吹さんが、居た。

何故、この場所にきたのかわからなかった。

矢吹さんに、お金を渡すと言われた。

胸がチクチク傷んだ。

追いかけて、真実を聞こうと思った。

気持ちを言われた時、嬉しいよりも嫌悪感が体を駆け巡った。

俺は、家に戻ってきていた。

シャワーを浴びて、ベッドに横になった。

いつの間にか、眠っていた。

矢吹さん

帰ってきてるかも知れないと、飛び起きた。

なぜ?

飛び起きたのだろうか?

コンコン

コンコン

ノックしても矢吹さんの返事は、ない。

ガチャ…

失礼します。

綺麗な部屋だな。

指輪、落ちてる。

ズキンズキン

何だろう?

苦しい。

本当に、仮装パーティーだったのだろうか?

矢吹さん泣いていたよな。

何で、なんも思い出せないんだよ。

ノート?

[星(ひかる)にプロポーズをした。時計気に入ってくれて嬉しい。]

[手にはいらない幸せの方が多い、それでも傍にいてあげたいと思ってしまう。泣かせたくない]

矢吹さんの彼氏のノートなのか?

矢吹さんは、男が好きなんだよな。

お金が欲しいから俺は、矢吹さんの傍にいるのか?

ブー、ブー

「はい」

「お前の兄貴だ。」  

「誰?」

「橘宇宙(たちばなそら)だ。」

「何の用?」

「結婚したいと思ってるなら、大事な話がある。明日、月城病院にこい」

「大事な話って?」

「くれば、わかる。夕方までにこいよ。じゃあな」

そう言って、電話は切れた。

兄がいたのか、知らなかった。

[俺は、星(ひかる)がいないと生きていけない。例え、どんな事があっても小さな欠片を拾い集めてでも、必ず星(ひかる)への気持ちに辿り着いてみせるから…。]

愛されていたんだな。

この人に…。

矢吹さん、何で、俺。

あんたの匂い嗅いだら、こんな苦しいんだろうか?

何で、俺を捨てるんだよ。

指輪の箱を開けた。

一つ足りない…。

俺は、這いつくばって指輪を探した。

嫌悪感の正体よりも、確かめたいのは、俺の奥底に眠ってる本当の気持ちだ。

「あった」

指輪を見つけた。

ケースにはめた。

矢吹さん…。

何故か、ノートと指輪を持って、キッチンに行った。

帰ってこないのだろうか?

冷蔵庫からビールを、取り出した。

「あっ、何か…」

ビールを机に置いて、紙とペンを探した。

シャッ、シャッって誰かを描(えが)いた。

「女か?誰だ?」

頭の中に流れた映像で、描(えが)いた。

誰か、検討もつかない。

プシュ

ビールを開けて、飲む。

まだ、雨はやみそうにない。

矢吹さん、風邪ひいてないかな?

矢吹さんの泣きすぎて掠れた声が、頭に響いた。

苦しめたかったわけじゃなかった。

ただ、知りたかった。

なんで、マッチングアプリの人の事を尋ねたのかな?

矢吹さんにやめてって言ってほしかったのか?

言われたら、やめたのか?

何も思い出せない。

栞さんが、そんな顔を自分以外に見せるなと言ったのに…。

俺は、何度も矢吹さんに見せた。

その度に、矢吹さんの目が潤んでいた。

何がしたいんだ、俺は…。

明日、兄に会えばわかるのか?

俺は、いったいどんな人間だったんだ。

バサッ…。

紙とペンをしまいにいったら、何かが落ちた。

写真か…。

矢吹さんと俺か…。

いつ撮ったんだろう?

何枚もある。

誕生日か、クリスマス、栞さんも写ってる。

これは、キスしてんのか?

俺は、矢吹さんの頬にキスをしてる。

って事は、あのノートって俺だったりするのか?

時計って、これか?

写真を持ってきてしまった。

ビールを飲みながら、ノートを捲る。

[星(ひかる)を愛している。一番とかそんな事は、もうどうだってよかった。傍にいてあげたいと思ってる。あの俺を見る目が、堪らなく愛しい。泣かないで欲しい。傷つけたくはない。もしもこの先、俺が星(ひかる)を傷つける存在になるなら…。俺を迷わず、捨ててくれ。]

そのページを広げて、置いた。

兄がいるなら、矢吹さんにお金を借りなくていい。

俺は、12万を机の上に置いた。

立ち上がって、ペンをとった。

さっき描(か)いた絵に、ありがとう、近いうちに出ていきます。と書いた。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

『総理になった男』

KAORUwithAI
現代文学
この国の未来を、誰かに任せたままでいいのか。 将来に希望を持てず、社会に埋もれていた一人の凡人――坂本健人(31歳)。 政治家でもなければ、有名人でもない。 それでも彼は決意した。 「自分が変えなきゃ、何も変わらない」と。 無所属で立候補し、泡沫候補と嘲笑されながらも、 一つひとつの握手、一つひとつの言葉が、やがて国を揺らす波になる。 腐敗した政界、動かぬ官僚、報道を操るメディア、利権に群がる財界。 立ちはだかる巨大な壁に、彼はたった一人で挑む。 味方は、心を動かされた国民たち。 言葉と覚悟だけを武器に、坂本健人は“凡人のまま”総理へと駆け上がる――。 希望は、諦めなかった者の手の中に生まれる。 すべての“変わらない”に立ち向かう これは、「総理になった男」の物語である。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

診察室の午後<菜の花の丘編>その1

スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。 そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。 「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。 時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。 多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。 この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。 ※医学描写はすべて架空です。

処理中です...