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拓夢の話2
店内
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「ですよね」
店長さんが、ニコニコ笑ってると店員さんが珈琲を持ってきてくれた。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
店員さんは、珈琲を置くと去って行った。
「看板の交換とお店のレイアウトですよね」
「そうなんです!お昼ご飯食べて帰ってもらえませんか?」
「はい、勿論です」
「12時前のピーク時になると、この今のレイアウトじゃ厳しいかな?って思っていて」
「カウンターを作るんですか?」
「こことここに備え付けの机があったら、違うのかな?って…。でも、通路とか考えたらどうなのかな?とか見てもらえますか?」
「わかりました。店内は、お昼にします。で、看板の方なんですが…」
溝口が、鞄から資料を取り出して並べていた。
「看板の業者さんも色々なんですね」
「そうなんですよ」
俺達の会社は、看板の取り付けはしているが看板じたいは作ることが出来ない。だから、別業者に発注するのだ!その業者も何件か候補があるから、お客さんに選んでもらうのだ。
午前中は、店長さんと看板の打ち合わせをしていた。そして、11時半を過ぎた。
「じゃあ、こちらで発注させていただきます」
溝口は、ファイルをしまっていた。
「よろしくお願いします。じゃあ、店内に」
「はい」
店長さんに連れられて、店内にやって来る。
「メニューは、こちらです」
「俺は、ハンバーグで」
「じゃあ、俺はオムライスで」
「パスタは何にしますか?」
「俺は、このクリームパスタがいいです。先輩は?」
「俺は、ミートソースで」
「かしこまりました」
店員さんがいなくなった。
俺と溝口は、店内を見つめる。
「俺、右回りに見て来ますね」
「はいよ」
溝口とバラバラになった。
歩いて行くと俺の視界に見た事がある人が映った。
【凛だ……】
あの横顔は、紛れもなく凛だ。でも、顔は見えないけれど向かいに男が座っている。あれが、凛の旦那さんなのか?俺は、仕事中のくせに凛を見つめていた。
何だよ!思ったより、幸せそうじゃないかよ。
もっと楽しくなさそうにしていたらよかった。昨日の凛とはまるで違っていた。
本当に旦那さんが好きなんだな!俺は、店内をぐるっと回って戻った。恋とか愛の類いには、辿り着けていないくせに…。さっきの凛の顔を見たら、胸に小さなトゲが刺さったのを感じた。
「先輩、もう来てますよ」
「あっ、ごめん」
戻るとテーブルに料理がやってきていた。
「いただきます」
外観のイメージとは、全然違って美味しくてビックリした。溝口と二人、夢中で食べていた。
「ご馳走さまでした」
食べ終わると店長さんがやってきた。
店長さんが、ニコニコ笑ってると店員さんが珈琲を持ってきてくれた。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
店員さんは、珈琲を置くと去って行った。
「看板の交換とお店のレイアウトですよね」
「そうなんです!お昼ご飯食べて帰ってもらえませんか?」
「はい、勿論です」
「12時前のピーク時になると、この今のレイアウトじゃ厳しいかな?って思っていて」
「カウンターを作るんですか?」
「こことここに備え付けの机があったら、違うのかな?って…。でも、通路とか考えたらどうなのかな?とか見てもらえますか?」
「わかりました。店内は、お昼にします。で、看板の方なんですが…」
溝口が、鞄から資料を取り出して並べていた。
「看板の業者さんも色々なんですね」
「そうなんですよ」
俺達の会社は、看板の取り付けはしているが看板じたいは作ることが出来ない。だから、別業者に発注するのだ!その業者も何件か候補があるから、お客さんに選んでもらうのだ。
午前中は、店長さんと看板の打ち合わせをしていた。そして、11時半を過ぎた。
「じゃあ、こちらで発注させていただきます」
溝口は、ファイルをしまっていた。
「よろしくお願いします。じゃあ、店内に」
「はい」
店長さんに連れられて、店内にやって来る。
「メニューは、こちらです」
「俺は、ハンバーグで」
「じゃあ、俺はオムライスで」
「パスタは何にしますか?」
「俺は、このクリームパスタがいいです。先輩は?」
「俺は、ミートソースで」
「かしこまりました」
店員さんがいなくなった。
俺と溝口は、店内を見つめる。
「俺、右回りに見て来ますね」
「はいよ」
溝口とバラバラになった。
歩いて行くと俺の視界に見た事がある人が映った。
【凛だ……】
あの横顔は、紛れもなく凛だ。でも、顔は見えないけれど向かいに男が座っている。あれが、凛の旦那さんなのか?俺は、仕事中のくせに凛を見つめていた。
何だよ!思ったより、幸せそうじゃないかよ。
もっと楽しくなさそうにしていたらよかった。昨日の凛とはまるで違っていた。
本当に旦那さんが好きなんだな!俺は、店内をぐるっと回って戻った。恋とか愛の類いには、辿り着けていないくせに…。さっきの凛の顔を見たら、胸に小さなトゲが刺さったのを感じた。
「先輩、もう来てますよ」
「あっ、ごめん」
戻るとテーブルに料理がやってきていた。
「いただきます」
外観のイメージとは、全然違って美味しくてビックリした。溝口と二人、夢中で食べていた。
「ご馳走さまでした」
食べ終わると店長さんがやってきた。
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