268 / 646
拓夢の最後の話
楽しい晩御飯
しおりを挟む
案内されたのは、座敷になってる部屋だった。
「好きなの頼んで!」
相沢さんは、端の席に座った。俺達も靴を脱いで上がる。かねんとしゅんは、相沢さんとメニューを見ている。
「拓夢は、何食べる?」
「適当に頼んでよ」
「わかった」
かねやんは、そう言って相沢さんとしゅんとメニューを見てる。
「気になるの?」
スマホを取ろうとして、やめた俺にまっつんが声をかけてきた。
「あー、うん。来てくれるかなーって」
「返事は?」
そう言われてスマホを見るけど、メッセージはなかった。
「ない」
「忙しいんだろ?そのうち来るよ」
「そうだよな」
店員さんが、やってきてビールを五つ持ってきてくれた。
「じゃあ、明日に乾杯だね」
相沢さんは、そう言ってグラスを持った。
「明日の成功に乾杯」
『かんぱーい』
ゴクゴクと喉を鳴らしながら、全員がビールを飲んだ。
「うまー」
「生きかえった」
「最高です」
「よかった、よかった」
相沢さんは、ニコニコしながらみんなを見つめている。かねやんとしゅんと相沢さんは、店員さんに料理を注文してる。
「凛さんと別れるつもりだよな!」
まっつんは、俺にしか聞こえない声で話してくる。
「うん」
「そうだよな!これが、うまく行ったら拓夢は顔さされるようになるし。世間は、許さないよな」
「わかってる」
「でも、本当は悲しいだろ?」
まっつんは、そう言ってビールを飲んだ。
「俺の気持ち何かどうだっていいんだよ」
「そっか…」
「だってさ!俺が邪魔してるわけだろ?今…」
「邪魔だなんて思ってないだろ?」
「でも、イケナイ事なんだよ!どう頑張ったって」
まっつんは、俺の言葉に眉間に皺を寄せて、「旦那さんと別れないってわかってるんだな」と小さな声で呟いてきた。
「当たり前だろ!入れないんだ。俺は、そこに割って入れない」
「そっか…。仕方ないな」
まっつんは、泣きそうな顔を一瞬、俺に向けて頷いていた。
「お待たせしました」
相沢さん、かねやん、しゅんが頼んだ料理が運ばれてくる。
『いただきまーす』
俺達は、お腹がすいていたから食べた。
「うまー」
「最高です」
下らない話をしながら、沢山笑って、ご飯を食べる。
『ごちそうさまでした』
「いやー、楽しかったよ!未来あるバンドと食べる晩御飯は最高だよ」
相沢さんは、そう言って嬉しそうにニコニコ笑ってくれていた。
「俺達も、めちゃくちゃ楽しかったです」
かねやんの言葉に、俺達全員頷いた。
「明日は、リハーサルもあるから!四時には、ライブハウスに来てもらえるかな?」
『はい』
「ハハハ!元気だねー」
相沢さんは、そう言いながらニコニコと楽しそうにしている。
「好きなの頼んで!」
相沢さんは、端の席に座った。俺達も靴を脱いで上がる。かねんとしゅんは、相沢さんとメニューを見ている。
「拓夢は、何食べる?」
「適当に頼んでよ」
「わかった」
かねやんは、そう言って相沢さんとしゅんとメニューを見てる。
「気になるの?」
スマホを取ろうとして、やめた俺にまっつんが声をかけてきた。
「あー、うん。来てくれるかなーって」
「返事は?」
そう言われてスマホを見るけど、メッセージはなかった。
「ない」
「忙しいんだろ?そのうち来るよ」
「そうだよな」
店員さんが、やってきてビールを五つ持ってきてくれた。
「じゃあ、明日に乾杯だね」
相沢さんは、そう言ってグラスを持った。
「明日の成功に乾杯」
『かんぱーい』
ゴクゴクと喉を鳴らしながら、全員がビールを飲んだ。
「うまー」
「生きかえった」
「最高です」
「よかった、よかった」
相沢さんは、ニコニコしながらみんなを見つめている。かねやんとしゅんと相沢さんは、店員さんに料理を注文してる。
「凛さんと別れるつもりだよな!」
まっつんは、俺にしか聞こえない声で話してくる。
「うん」
「そうだよな!これが、うまく行ったら拓夢は顔さされるようになるし。世間は、許さないよな」
「わかってる」
「でも、本当は悲しいだろ?」
まっつんは、そう言ってビールを飲んだ。
「俺の気持ち何かどうだっていいんだよ」
「そっか…」
「だってさ!俺が邪魔してるわけだろ?今…」
「邪魔だなんて思ってないだろ?」
「でも、イケナイ事なんだよ!どう頑張ったって」
まっつんは、俺の言葉に眉間に皺を寄せて、「旦那さんと別れないってわかってるんだな」と小さな声で呟いてきた。
「当たり前だろ!入れないんだ。俺は、そこに割って入れない」
「そっか…。仕方ないな」
まっつんは、泣きそうな顔を一瞬、俺に向けて頷いていた。
「お待たせしました」
相沢さん、かねやん、しゅんが頼んだ料理が運ばれてくる。
『いただきまーす』
俺達は、お腹がすいていたから食べた。
「うまー」
「最高です」
下らない話をしながら、沢山笑って、ご飯を食べる。
『ごちそうさまでした』
「いやー、楽しかったよ!未来あるバンドと食べる晩御飯は最高だよ」
相沢さんは、そう言って嬉しそうにニコニコ笑ってくれていた。
「俺達も、めちゃくちゃ楽しかったです」
かねやんの言葉に、俺達全員頷いた。
「明日は、リハーサルもあるから!四時には、ライブハウスに来てもらえるかな?」
『はい』
「ハハハ!元気だねー」
相沢さんは、そう言いながらニコニコと楽しそうにしている。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
13
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる