【完結】復讐に燃える帝国の悪役令嬢とそれに育てられた3人の王子と姫におまけ姫たちの恋愛物語<キャラ文芸筆休め自分用>

書くこと大好きな水銀党員

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王子と姫

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 ラファエルは先ず。レイチェルのドレスを服屋に預け。平民の冬服のワンピースに着替えさせる。ドレスは城に運び込むことお願いし平民服をレイチェルは……初めて着た瞬間。恥ずかしくなる。


「似合ってますね。胸もそこそこ大きいですね」


「ラファエル王子。下品です……」


「きれいに纏まってると……人間味が変で歪過ぎるでしょう? それに呼び捨てで構いません。綺麗なお嬢様」


「………むぅ」


 レイチェルはドキドキが止まらなかった。初めての護衛なしは学園でしか経験がなく。店員もへぇ~王国の姫なんですね~サインください程度しか騒がなかった。サインはもちろんした結果。お金はいらないと言われて驚く。王国ではがめつい商人ばかりなためだ。お金を寄越せと欲望が見えてしまう。


「えっと……ありがとうございます。服」


「いいえ。王国の姫様に着ていただけるだけで嬉しいです。頑張ってくださいね。女王様あれだから……」


「は……はい」


 ミェースチの事だろうとレイチェル姫は思うそして……笑顔でレイチェルを撫でるラファエルの手を摘まむ。


「触りすぎです」


「中々……いい体だと値踏みしただけです。すいません」


「本当に下品ですね!!」


「嫌われてもいいのですから。好きにしますよ」


「……くぅ」


 レイチェルはラファエルのその裏表のない所に緊張する。さっきは格好いい大人騎士。抜け出すときは物語の王子。今は……少年のような無邪気な人。


 コロコロと変わる部分でいいように翻弄される。触れるたびに人が変わるぐらいに飄々としていた。


「むぅ……むぅ……むぅ!!」


「何か言いたいことありますか?」


「あの女の息子らしいわ!! 変人!!」


「ああ、でしょうね。ははははは」


 ラファエルは笑いながらレイチェルの手を取り店を出るのだった。







「何食べますか?」


「えっと……」


 ラファエルはレイチェルを連れて大衆の食堂に来た。大きいお店であり、冒険者と非番の騎士が美味しそうに酒を飲んでいたり、独楽で遊んでいたりする。昼間なのに…… 大人なのに……


「昼間に飲んでる……大人が遊んでる」


「夜勤開けですね。飲むのは今、娯楽が少ないですから……あと1週間後お祭りですがね」


「1週間後?」


「独楽の冬の大会があるんです。もちろん私も参加します。賞金が膨大で騎士団の資金にするために参加です。参加費高いですがね。参加費は個人持ちです。金貨10枚ですから……高いでしょう」


「あっ……」


 レイチェルは独楽をやっていたためスゴく気になった。しかし……明日死んでしまうため。参加したいと思ったのに……諦めてしまう。


「何か気になることが?」


「いいえ……」


「それよりも決まりましたか?」


「まって!! まってください……その……どんな料理かわからないです。わかるのもあるんですけど……」


「あー絵がないですね。待っていてください。店員さん」


「はい……お決まり? ラファエル様?」


「いいえ。魔法使いたい。許可をいただける?」


「はい。待ってくださいね。どうぞ……使用許諾」


「レイチェル……どうぞ。見えるかい?」


「えっと……えっ?」


 レイチェルは目の前に料理が並び驚く。しかし触れるとそれは掴めず驚く。メニュー表と照らし合わせてこれは何とラファエルに聞き、一つ一つ答えていく。


「スゴい……魔法……」


「料理を知らない冒険者もいらっしゃりますからね。しかし、魔法は禁止されているので許可をしないと練ることも出来ないです。でっ……どれが食べたいですか?」


「むぅ……余計に決められません」


「全部頼んじゃいますか?」


「でも……多い」


「残してもいいですよ。店主に相談していきます」


 ラファエルが立ち上がり店の長に色々と相談する。店主がラファエルの背中をたたき。二人が笑いながら頷く。それをレイチェルは見ながら……何故か寂しさを覚えるとともにあんなに人と楽しく会話が出来るのかと驚いたのだ。何を話してるのか気になる。


「お待たせしました。一個一個……少なく少なく出てきます。シチューはコップで出てくるでしょうね」


「あ、ありがとうございます。あ、あの!! 他に何を語りあってたんですか?」


「新しい彼女かと言われたり。独楽で前回戦ったんですがそれのリベンジだと言うんですよ。自分も1個壊れてしまって次の時に不戦勝なってしまったんですけどね……相手が兄上だったので余計に悔しかったですね」


「そうなんですね。平民と仲がいいんですね」


「あれ騎士ですよ元」


「はい?」


 すっとんきょんな声を出してしまうレイチェル。


「騎士を辞め。新しい事に挑戦したんです。まぁ騎士内で料理をして好評だったので閃いたらしいです」


「そうなんですの?」


「そうなんです。騎士なら割り引きありますし……だからあそこで飲んでるんですよ」


 レイチェルは……王国と比較をしなくなる。王国もこんな場所があるのだろうかわからないからだった。そう.…レイチェルは気が付いた。箱庭に飼われていたこと。


「レイチェル姫……」


「はい」


「後で玩具屋行きましょう」


「わかってしまいました? あ……う……子供ぽいですか?」


「大丈夫です。私の父の方が子供ぽいです」


 ラファエルは笑顔でそう答えた。








「いっぱい……食べちゃいました。怒られる物ばかりで……初めての物もあったのですが。揚げ豆腐が美味しかったです。ちょっとお腹が重いです~」


「それはよかった。では……こちらです」


 ラファエルの手を迷いなく掴むレイチェル姫は笑みを溢しながらこの瞬間を楽しむ。自由な自由な……まるで知らない世界を旅している気がしてビックリし続ける。最初の暗い雰囲気が全くなく……まるで死に間際に神がくれた夢の中とレイチェルは思う。


 そんな中で、ガラス張りの店を指差ししていたラファエルが固まる。


「父の方が子供っぽいと言いましたね。忘れてください……子供でした」


「はい?」


「今、見えだろう事を忘れてください」


「は、はい」


 メイチェルがガラスから店の中を見ると多くのお菓子と一緒に独楽が並んでいた。それを一生懸命に大人たちが眺めている。中には手に取り悩んだり。奥で遊んでいる人もいた。大人が多い。とにかく大人が多い。店員は女性の方だった。


 カランカラン……


「いらっしゃい。あら……王子」


「王子? ラファエルじゃないか」


 一生懸命に独楽の部品を一個一個吟味していた人が振り返る。ミェースチと同じ赤い髪に赤い髭の皇帝が護衛らしい人と一緒に来ていたのだ。ラファエルは思う……なぜここにと。


「……父上。ここでなにを。いや……今日は会議でしょう。サボりですか?」


「いや違うぞ。休憩中だ。お前こそ女を連れて……」


「この人は……あれです。それより母上にチクっても?」


「ま、まて……落ち着いてくれ、これも外交で……」


「そうです。会議は終わり……私たちが来週のために考える時間を設けたのです」


「ヴァレンタイン伯爵。そういうことですか……」


 伯爵と言われた方眼鏡の紳士が独楽を眺めて父上をフォローする。辺境を治める重役で昔は王だった人だが……今では帝国の属国民だ。しかし……悪感情はない。どころか友好ですらある。


「中々、面白いですからね。すいませんこれをいただけないかな? 行くぞロイド」


「へいへい、ワシはこれを」


「じゃぁ俺はこれ」「ワシこれ」


 買い占め禁止されているため決められた数を買う大人たちが独楽の部品を買い。専用の独楽ボックスに納めて店を出ていく。ラファエルは……驚き後ろに隠れるレイチェルの手を強く握る。


「ラファエル……その子は? 王国の姫様か?」


「……ええ。襲わないでください」


「安心しろ。もう枯れておる。それよりも……フム」


「……えっと。レイチェル・グローライトです」


「可愛いな。ヨシヨシ………苦労してるだろうな。色々。頑張りな」


「は……はい?」


 敵国の王に頭を撫でられ驚くレイチェル。ラファエルはその手を払い除ける。


「嫌がってる」


「そうか……お爺ちゃんやもんな。ラファエルしっかり護ってやれよ」


「はい」


「あと、来週優勝はワシな」


「ロイド。寝言を言うな。私である」


「……前哨戦でその自信折ってやるよ」


「ふふ……鏡を見せてやろう」


 仲がいいのか悪いのかわからない煽り合いを行い。皆が遊びに行ってしまう。そんな平和な日常とラファエルとロイドの絡みにレイチェルは……自分の父親を思い出し……少し悲しい気分になるのだった。


 男なら愛してくれたのだろうかと……思い切なくなる。頭の撫でてくれた暖かさや器の大きさを感じる。人が変われると皇帝は示した。


「レイチェル?」


「……ごめんなんでもないです」


「そうか……独楽は2つまでしか買えないから気を付けてね」


「えっ? どうして?」


「大人買いが起こってしまう。金がアホほど入れるバカもいる。ここでしか買えない地方民のが特に顕著だな」


「うん。わかった」


 レイチェルは気分を変えて時間をかけて独楽を選ぶのだった。


「……持久力型にしよう。いや……攻撃型が……」


「レイチェル……君結構やってたね……驚きだよその裏を見て吟味するのが」


「もちろんです!!」


 レイチェルはミェースチが作った事と時間を忘れるぐらいに独楽選びに悩むのだった。



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