【完結短編】勇者が魔王を倒しに来ます。どうすればいいでしょうか?((((;゜Д゜))))【緊急】

書くこと大好きな水銀党員

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【魔王】女になったぞ糞野郎共。何すればいいか教えろ【魔王】

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「おはようございます」



「……ああ……おはようございます」



「今日も麗しのお姿で。綺麗な燃えるような髪にチャーミングな角。睫毛も長く。やはり生まれを間違っていたようですね」



「……」



「不満ですか?」



「不満も不満だ……長く共にした戦友をなくしたからな……下半身が変だ」



「一回も使われず。しかもたかだか16年ぐらいでしょう」



「くぅ……そんなことは……」



「あら? お使いになられたんですかぁああ~?? ん? ん?」



「くぅ。側近。最近なれなれしい。はぁ……昔はもっと頼れる年上かと思ったのにな……」



「まぁまぁ。では今日も色んな魔王からの応援を読ましていただきます」



「応援なのか嘲笑なのか……」



「応援ですよ。色んな魔王から注意することを受けとりました」



「……聞こうか」



「胸は揉みすぎるな」



「ぶぅ!? な!! 何を!!」



「………確認しましたね。鏡で」



「う!! うるさい!! うるさい!!」



「可愛いですねぇ~と魔王たちが和んでます」



「くっそ!! 我に見えぬから余計に腹立つ!! 我にも見せろ!!」



「お子ちゃまには早いです。もっと強くなってから見てください」



「おう……では先ずお前から始末しよ……なに!? 力が出ない!!」



「魔王様に呪いをかけたようです。人形……げふんげふん……訓練です」



「………我。生まれて何度も死線を潜ったが情けなくなってきた……うぅうぅ」



「泣き芸も頑張ってくださいby魔王」



「ちくしょうめぇえええ!!」











 女になって気を付けること



「胸の揉みすぎは痛めますので気を付けてください」



「もう……揉まん」



「揉みすぎはダメですのでマッサージはいいと思います。あと勇者に揉まれる場合気を付けてください」



「……触らせんぞ」



「理由は自分で揉む場合はマッサージですが。人に揉まれますと"感じる"ようになり。ひどい場合は声が漏れ、腰が落ちそうになるらしいです」



「お、おう……具体すぎるぞ」



「皆さん、あるあるらしいですね」



「くっそリア充魔王たちめ……」



「では……次に」













 髪は手入れを怠らない。



「髪は伸びたら先端を切りゆっくりと伸ばすと綺麗になるそうです。あと……結構魔王様はバサバサの癖毛ですが……これについて魔王達が議論中です」



「議論中?」



「ストレートかストレートパーマかと議論中です。癖毛を少し残すのが優勢ですね。あっ……結果は癖毛残しがいいらしいですね。ボムリュームのある赤い髪を羨ましいと言う声もあります」



「………えらく。細かく。こだわるな」



「大多数が女性ですからね」



「ふむぅ」



「では、次に行きましょう」











 ブラジャーは絶対につけること。



「……うぅうぅ」



「魔王様泣かないでください。大胸筋サポーターです。男でもブラジャーはします」



「女の物をつけるなぞ……屈辱すぎる」



「魔王様……ではこのバニーガール。メイド服。穴空きランジェリーを着ますか? いいですよ?」



「うぐぅ!? な、なんだその破廉恥な服は!!」



「勝負服です。難易度が高いので慣れていきましょう」



「あぐぅ……お、女になるとはこんなにも厳しく険しいのだな……しくしく」



「これも勇者を倒すためです」



「……倒せるのか?」



「全意見が肯定ですね。魔王様には魔王様の加護があります!!」



「……呪いだろう」



「では……着替えてきてくださいね~」



「ひっく……もうやだぁ……」









「……」



「着ましたね。赤いドレスお似合いです」



「……」



「あっ……」



「……」



「現実逃避で意識が何処かにいってますね」



「……」



「よし。イタズラして……いや。スカートをめくって……」



バチバチバチバチ!!



「青い霹靂!!」「ライトニングボルテックス!!」「サンダーブレス!!」



「ぐはっ!?」



「……ん、側近。どうした?」



「はぁはぁはぁ……いえ。魔王様。ご安心を……今の魔王様を汚す輩は近付けません」



「そうか……それにしてもメイドがニヤニヤして気色が悪いな……」











「魔王様。今日の躾は以上です。大雑把でしたが明日からはメイドが躾を行います。料理、洗濯などの家事全般も教えて貰ってください」



「……わしは令嬢や姫じゃないというのに」



「令嬢や姫は家事しませんが。長であるのですからその大変さを知るべきです。魔王界では常識らしいです」



「………はぁ。魔王界ねぇ」



「まぁ、勇者も時間かかるようなので大丈夫でしょう。今、魔王様達が神にちょっかいをかけ勇者が誕生するのを阻止して時間を稼いでますので時間はたっぷりあります」



「……ふむ。ふ!?」



「皆の期待を裏切らないように頑張ってください」



「お、おう……プレッシャーを感じるぞ」



「感じてください……失敗した場合……いえ。なんでもないです」



「こ、こわい含みを……」













 ある日魔王は気分が晴れなかった。というのも下半身が重たいのである。



「うぐぅ……なんだこのドロドロ……ひゃう!? ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ」



「魔王様!?」



「トイレに入ってくるな!! 側近!! 見るな!!」



「安心してください。五感のうち。視覚と嗅覚、触感が一瞬で奪われました。声しか聞こえません。ちょっと魔王連!! 過保護すぎですよ!!」



「そ、そうか……そ、それよりも!! 血が!!」



「生理です。今日はお赤飯ですね」



「わーい、お赤飯……じゃ!! ないわ!! うぐ……叫んだら気分が……」



「それは生理らしいです。子供を作るための普通の事なので安心してください。ここに他魔王から生理用品が届けられたので説明書を読んでください。あと、辛い生理を緩和してくれるお薬を処方していただきました。あとで飲んでくださいね」



「う、うぐ……わかった……女とは……大変なんだな」



「まぁ。まだ序の口らしいです」



「……男に戻りたい」



「男に戻るために薬がここにあります」



「な、なんと!!」



「それをこのように!! 洗面器に流します」



ジャババババ



「うわああああああ!! なんということを……ここから動けないのに……それよりもよく五感不満足で動けるな……」



「空間把握です。だから……魔王様の体のラインや………ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!?」



「側近!?」



「……あれ? 私は何を?」



「…………なんでもないぞ!!」にっこり













 寝室



「はぁ……辛い」



「何もぜず寝ていていいと言うのは……辛いな」



「四天王……大丈夫だろうか?」



「………不安だ」



「このままでいいのだろうか?」



「……」



コトンッ



「ん? なんだ? 篭?」



「これでも食べて元気出して? マドレーヌか……じゅる」



「ふ……全く。異世界の魔王と言うのは優しいのだな」



「………いや。ちょっとまて。見られ続けてるのか?」



「………////」



「お前ら!! プライベードはさすがに勘弁だ!! 頼む!!」



コトンッ



「わかったか……ほっ……」



 プライベードは守られた魔王だった。



















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