女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第25話 ダンジョンアタック失敗!!

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 村人の少年が勇者に憧れるのはよくある事だと思う。でも実際に勇者になったと勘違いしてしまい、無謀にもダンジョンアタックをしてしまったらどうなるか? 結果は想像するまでもないだろう。

 そう、ボクの愛棒は勘違いしてしまったのだ。桜さんという天使に優しく導かれ、天使の穴チュートリアルダンジョンをクリアしただけなのである。しかもあの時は興奮剤課金アイテムを使っていた為、あれが自分の力だと勘違いしていたのだ。

 童貞を卒業してクラスチェンジしたばかりのLv1の弱弱な愛棒ヒノキの棒では、天使と夜な夜なレベル上げをしまくった年上のお姉さんの神秘の穴初級ダンジョンで力尽きてしまったのだ。そう、ぼろ負けである。たぶん桜さんの天使の穴チュートリアルダンジョンもレベルが上がっているかもしれない……。ガクガクブルブル……。

 神秘の穴初級ダンジョンに侵入した瞬間、理解してしまった。この魔物ひしめく凶悪なダンジョンは、クリア出来ないだろうと……。まず入口が小さく、大人数で責める事は無理だと悟った。つまりソロアタックするしかない。

 そして強引に中を進めば全方位からローパーが襲い掛かってくるのである。ローパーの攻撃に耐えながら進んだところで入口がギュッと閉まってしまい、もう抜け出せないのである。あれは罠だったのだろう。そして捨て身の覚悟でダンジョンコアを守る最奥まで到達したところで、何者かに止めを刺されてしまった。そう、愛棒のカリを締め付けられて一気に刈り取られてしまったのだ。ああ、思い出すだけでも気持ち良い恐ろしい……。

「もうユウタ君ったら。キレイにするのに汚しちゃダメでしょ? しっかりと掻き出してよね」

「す、すみませんでした……」

 ボクは無残にも最奥で力尽きてしまい、ソウルを落としてしまったのだ。そして夏子さんに怒られながら頑張って敗戦処理をしているのでした……。解せぬ。






 あれからシャワーで中までしっかりと洗い流してソウルを回収したボクは、意気消沈してお昼ご飯の準備に取り掛かるのであった。はぁ……あれだけエッチはご飯を食べた後のデザートですよって言っていたのに、誘惑に負けてしまった。情けない……。でもまあ、気を取り直して昼食作りをしよう!

 正直なところお好み焼きなんて作った事が無い。なのでお好み焼きの素に書いてあるレシピで作ってみよう。ふむふむ……買ってきたキャベツを粗目のみじん切りにしておき、ボールにお好み焼きの素と水と卵を入れて良くかき混ぜる。よし、天かすも入れちゃおう! そしてキャベツを入れて良く混ぜて準備完了! すごく簡単じゃないか! よし次からもこのメーカーの商品を買おう。

 フライパンに油を引いて混ぜ混ぜしたものを流し込み、焼けば良いのね。チョロイな! ……って思っていたけど何やら焦げ臭いぞ。レシピによると表面に豚バラ肉を乗せてフライ返しでひっくり返すと書いてあったから急いでひっくり返してみたら、黒焦げだった……。あれぇ?

 どうやら火が強すぎたようだ。ふむふむ、これってホットプレートで作るのが正解な気がしてきたぞ! 今からでも火を弱くして蓋をしてじっくりと蒸し焼きです。……そろそろ良いかな? 蓋を外してひっくり返してみたら、良い感じに焼けていた。よし、次は失敗しないぞ!

 そして次は失敗せずに綺麗に焼けました。こっちは夏子さんの分にしよう。ソースとマヨネーズ、青のりをかけて完成だ!!

 麦茶と一緒にテーブルへ運び、夏子さんを呼ぼう。その前にせっかくだから写真撮って投稿しようかな! 『つぶやいたー』に投稿したら、すぐにイイネが着いた……。もしかして桜さん、ずっと監視してますか!?

「わー、美味しそうね! いただきます~」

「どうぞどうぞ、召し上がれ~」

 ボクも試しに一口食べて見た。表面はサクッとしていて中はフワトロ、そして底面はガリガリという何とも言えない仕上がりでした……。うん、食べられない訳じゃないし味は良い感じですね!

「ん~! 美味しいわ~。愛しの旦那様が作ってくれたって言うだけでも幸せなのに、こんな上手に作ってくれるなんて最高ね~」

「ありがとうございます。そんなに喜んで貰えて嬉しいです。まだまだ料理とか下手なので、もっと上手になれるように頑張りますね!」

 うん、やっぱり誰かに喜んで貰えるのはすごく嬉しいものですね。もっと料理の腕を磨いて彼女達を笑顔にしたいと思った。よし、今度料理の本を買ってこようかな? いや、料理教室に通うのも良いかもしれないな! タイミングを見て二人に相談してみよう。






 そして食後の休憩としてリビングのソファーに座ってテレビを見ていたら、隣に夏子さんが座って来た。夏子さんもバスローブ姿なのでちょっとエッチな気分になってしまう。

「ねえユウタ君、私の事……好き?」

「だ、大好きです!」

 夏子さんがボクの肩のところに頭をコテンと寄りかかり、甘い声で聞いてきた。なるほど、ここから良い雰囲気に持って行ってエッチな流れになるのですね!

「じゃあ、私と桜ちゃんのどっちが好き?」

「うぇっ!?」

 な、なんて恐ろしい質問なんだ!? これってどうやって答えるのが正解なのだろう。ボクの良く知るラブコメ作品だとどうやって返事をしていただろうか……。ここで桜さんですって返事したらバッドエンドだし、夏子さんですって言うのが正解なのか? いや、良く考えたらここは一夫多妻が許されるのだった。つまり答えはこれか!!

「その、二人とも同じくらい好きです。比べる事なんて出来ません!」

「ふふ……そうなのね。じゃあ、私のどこが好き?」

「うぇっ!?」

 乗り切ったと思ったらまだ終わっていかなかった。でもこの質問は簡単だ。

「夏子さんの優しいところが大好きです!」

「えへへ、ありがと」

 チュッと頬っぺたにキスをしてくれた。なんだこの可愛い女性は!? キュンキュンしてしまった。

「じゃあじゃあ、私の体でどこが一番好き?」

「うぇっ!?」

 なんて難しい質問なんだ。ここで全部好きって言うのも違うと思うし……。

「ほらほら、正直に言っちゃいなさい。どこが好きなの~?」

 夏子さんが頭をグリグリと押し付けて来る。甘い香りでクラクラしてしまう。よし、こうなったら本音を言うしかない!

「そ、その……む、胸が好きです!!」

 言ってしまった。ああ、引かれるだろうか。『うわ、サイテー』とか言われてしまうかもしれない。でも、ボクの不安は杞憂だったのだ。

「へぇ……そうなんだ。じゃあサービスしてあげる」

「えっ!?」

 そう言われた瞬間、ボクは夏子さんに引き寄せられてしまい、気が付いたら天井を向いていた。ボクの顔を覗き込む頬を赤くした夏子さんの顔と、バスローブを大きく盛り上げる大きなお胸が視界に飛び込んできた。つまりこれは、膝枕というやつか!! ああ、人生初の膝枕はすごく安心感が満たされる良いものだった。このまま寝ちゃいそうだけど、まだ始まったばかりだった。

 夏子さんがバスローブの胸元をずらして、大きな胸がボロンと飛び出て来た。下から見た大きなお胸は天を向き、ピンク色の突起が微かに見えた。そしてどんどんと迫って来たのだった。

 きっとこれは人間として刻まれた本能なのだろう。口元に来た大きな胸を、ボクは無意識のうちに咥えていたのだった。ああ、これが幸せなのか……。

「うふふ……赤ちゃんみたい」

「……」

 ボクは自然と目を閉じて、夏子さんの愛を受け取っていたのだった……。
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