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第27話 マッサージは難しいですね!
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あれからかなりの時間をマッサージしていた。この一見ローターのような卵型のマッサージ器は優秀で、どうやら女性を気持ち良くさせる事が出来るようなのだ。更に女性の好みに合わせてマッサージの強さを変更する事まで出来るのです。こんな器機を開発した人は天才だと思う。
最初は『弱』で耳とか首筋とかにチョコンと当てたり、それから大きなお胸に円を描くようにマッサージしました。やっぱり夏子さんは胸が大きいので凝ったりするのでしょう。ベッド下の引き出しの中に同じタイプの黒いやつもあったので、両胸を同時に優しくマッサージ出来ました。
「ん゛ん゛ん゛っ!!」
「あっ、ちょっと夏子さんったら暴れちゃダメですよー! おっぱい気持ち良いですか?」
「ん゛~!」
夏子さんが『もっと気持ち良くしてー!』と言って体をクネクネさせて喜んでくれました。うん、やり甲斐がありますね。きっとこれも主夫の仕事の一つなのでしょう。
でも不思議なことに、胸の中央にあるピンク色の突起は中々凝りが取れず、ピンピンに硬くなってしまうのでした。もう、しょうがないなあ夏子さんは。徹底的に凝りを解してあげましょう。
あんまり上半身ばかりやっていると体のバランスが悪くなってしまうので、次は下半身をマッサージします。胸から徐々に下へ移動し、おへその周りもマッサージしておきました。ちょっとくすぐったそうにしていたので、控えめに。
そして夏子さんのデリケートゾーンへやってきました。ここはリンパが集中する部分なので、丁寧にマッサージする必要があります。黒いセクシーなパンツを膝の辺りまで下げたところ、パンツはぐっしょりと濡れていた。もう夏子さんったら、汗っかきなんだから。
デリケートゾーンを直接マッサージ器で当てるのは痛いかもしれないので、ローションを使ってお肌を守ります。またベッド下へ降りて引き出しからローションを取り出した。
そして夏子さんのデリケートゾーンへドロドロと垂らして行くのだった……。
「ん゛ん゛ー!」
「あ、ごめんなさい。冷たかったですね。いま温めますね」
ボクは急いでデリケートゾーンに手を当ててローションを温めた。そしてデリケートゾーン全体に行き渡るように丁寧に広げて行くのだった。よし、こんなところかな?
それから太股の付け根から順番に丁寧にマッサージ器を当てていたが、神秘の穴の上の方に小さな突起があった。もしやこれは、ダンジョン攻略のギミックかもしれない! そう思ったボクは執拗にマッサージ器を当てたところ、神秘の穴から白いスライムが飛び出て来た。ふふ……他愛もない。
攻略方法を見つけたボクは、しばらくスライム退治に没頭していた。たまに勢い良く透明で液体状のスライムが大量に飛び出て来た。もしかしてこれが噂のスライム大繁殖だろうか……?
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!」
きっとこれが攻略法なのだろうと重点的にギミックを攻略していたところ、夏子さんから大きな悲鳴が上がった。なんだろうか? ちょっと口の封印を解除してみよう。
「ど、どうしたんですか夏子さん!?」
「……ふぅ……ふぅ……ひ、ひどいわユウタ君。もうやめてって何度も言ってるのに止めてくれないんだから!」
「えええぇぇ!? すいません、全然聞こえませんでした……」
夏子さんは汗だくで、前髪も肌に張り付いていた。ちょっとやりすぎてしまったのだろうか?
「も、もう良いから、早く貴方のをちょうだい!」
「わ、分かりました! あ、その前にちょっとお水飲みましょう」
ベッド脇に置かれたペットボトルを手に取り、一口飲んでみる。うん、スポーツドリンクのようだ。横になっている女性にペットボトルを飲ませたら、きっと吹き出してしまうだろう。よし、こうなったらアレしかない! スポーツドリンクを口に含み、夏子さんにキスをした。
「んん!?」
目隠しをしているため、きっと驚いたのだろう。でも流れ込んできたものを理解したのか、ゴクゴクと飲んでくれた。
「急にごめんなさい。もう少し飲みましょう」
「ええ、もっと欲しいわ」
そしてペットボトルの中身を二人で飲みきり、ついにダンジョンアタックだ。
「さ、さあ早くちょうだい。もう待てないの!」
モジモジする夏子さんを見下ろし、ふと自分の愛棒に問いかけた。
――今のままで、ダンジョンを攻略する事が出来るのか?
臨戦態勢に入っているボクの愛棒は自信満々だ。だがしかし、今日は2回も惨敗しているのだ。2回目なんて酷いもので、あっという間だったのだ。ボクは愛棒を信じたい、でも不安だった。そんな時、脳裏に天使の声が浮かんできた。
『……先生はバックで奥を突かれるとすぐに果ててしまいます。果てた後も決して攻撃を緩めてはダメですよ。そのうち耐えられずにうつ伏せに倒れ込みますので、そこから追い打ちのチャンスです。あと、もしもピンチになった時はキッチンの食器棚に隠してある手紙を読んで下さい。頑張って下さいね……』
そうだ、今朝桜さんが出掛ける時に言っていたじゃないか。このままじゃ無様に終わると感じたボクは、キッチンへ行こうと決めた。きっと桜さんが更なる助言を残してくれているのだ!
「ご、ごめんなさい夏子さん。ちょっとトイレ行って来ますので待ってて下さい!」
「そ、そんなー! むぐっ!?」
夏子さんの口を封印し、さすがに一人ぼっちで放置するのも悪いと思ったのでピンクと黒のマッサージ器を手に取った。ピンクのブルブルを神秘の穴に詰め込みスライム退治を任せ、黒いブルブルをダンジョン上のギミックへセットしてパンツを引き上げ固定する。
「ん゛ん゛ー!?」
「すぐに戻りますからー!」
そしてボクは、急いでキッチンへ向かったのだった。あれ、食器棚ってどれだろう? この部屋のキッチンに備え付けられている食器棚は、小さいものを含めて4個もあるのだった。しょうがない、総当たりだな!
……順番に食器をどかして手紙を探したが、中々見つからない。やばい、かなり時間が過ぎてしまった。はやる気持ちを抑えて最後の食器棚を開けた。この食器棚は珈琲カップなどのコップ類が多くあり、そして一番下の段の奥にあるワイングラスの下に白い封筒のようなものを見つけた。
グラスを割らないように一個ずつ丁寧に取り出してキッチンの作業台の上に置き、やっと封筒を取り出す事ができた。あまり待たせる訳にもいかないから、コップを元に戻すのは後にしよう。そして封筒を開けると一枚のメッセージカードがあった。なになに……?
『力が欲しいですか……? ならばこれを飲みなさい』
書いてあったのは一文だけだった。どういう事だろうか……。封筒をよく見ると、底に白い錠剤が1個あったのだ。これはもしや、興奮剤か!!
もうこれに賭けるしかないと思ったボクは、錠剤を飲み込んだ。……漫画見たいに錠剤だけ飲み込もうと思ったけど、ボクは水が無いと飲み込めませんでした。テヘペロ!
そして急いで寝室に戻ったら、夏子さんが悲鳴を上げていた。
「ん゛ん゛ん゛ー! ん゛ん゛ん゛ー!」
「ご、ごめんなさい夏子さん。遅くなりました!!」
ボクは勢い良くパンツを完全に脱がせ、マッサージ器を引っこ抜いた。
「ん゛ん゛!」
夏子さんの口の封印を解いたら怒られると思いますので、このままダンジョンアタックです!! 天使の助言を胸に、突っ込もう。
仰向けでグタっとしている夏子さんをひっくり返し、大きなお尻を上に向けさせた。蠢く神秘の穴の入り口が、ボクを嘲笑っているかのように見えた。でも大丈夫、ボクには天使が付いているのだ。いくぞ愛棒!!
「お待たせしました~! 今から中をマッサージしますからね~♪」
「ん゛ん゛ー!?」
そしてボクは、手じゃ届かない大事なところのマッサージを始めたのだった……。
◇ 桜ちゃんSide ◇
時刻は5時を過ぎた。もうユウタさん達は終わっているでしょうか? ユウタさんから送られて来た写真を見るに、今日は先生の大好きな拘束トロトロ絶頂プレイなのでしょう。ああ見えて先生は、M気質なところがあるのです。普段は優しいお姉さんですが、先生が秘蔵する薄い本の内容はと言えば、最初はショタな男の子をイジメているのですが、最後は逆転されて襲われてしまうのです。そう、それが先生の大好きなプレイ。他にもショタを調教する内容のものもありますが、イマイチなようでした。私はこっちの方が好きですけどね……。
ユウタさんがこの家に住むまでは、私がピンクの玩具でマッサージしてあげましたが、先生ったら良い声で泣いてしまい、ついつい私のドSな部分が出て来てしまったのです。先生をマッサージするのも楽しかったですが、ユウタさんをイジメるのはすごく楽しくて、心が満たされます。でも今日のユウタさんが調子に乗っているようだったら、ふふ……徹底的にわからせる必要がありそうですね。
とんかつ屋で買ったお弁当をお土産に、やっと自宅へ着きました。玄関の鍵を開けて中へ入ったけど、二人の気配がしません。もしかして?
キッチンにお弁当を置きに行ったら、食器棚からグラスが取り出されていた。……はぁ、ユウタさんったら薬を使っちゃったんですね。つまり、まだ発情しているのでしょう。これはもう、お仕置きが必要ですね。自然と笑みが零れてしまった。
手洗いうがいをして寝室の扉を開けた時、中からむせる程の濃厚な匂いが全身に纏わりついてきた。ベッドの上ではうつ伏せに倒れた先生に向けて、無我夢中で腰を振っているユウタさんが居た。ああ、私もちょっとサービスし過ぎちゃいましたね。あんな助言、する必要無かったかもしれません。
ベッドへ近づきながら服を脱いでいく。そして全裸になった私は、足元に落ちている拘束具を手に取り、ユウタさんを強引に先生の上から降ろした。そして先生と同じように拘束具でベッドフレームに両手を固定したのだ。仰向けになったユウタさんは目を大きく開いて驚いた表情をしていたのだった。
「えっ!? なんでここに桜さんが!?」
「先生大丈夫ですか?」
先生の拘束を解き、口にハマったボールギャグを取り外した。先生は意外と大丈夫そうだけど、ちょっとお冠のようです。目隠しを外した先生の目は、普段見たことの無いものでした。
「……はぁ……はぁ……ひどい目にあったわ。ありがとう桜ちゃん。ユウタ君がこんなに激しいなんて思ってもみなかったわ。お風呂とかだとすぐに果ててたのに、一体どうしたのかしら」
私はベッド下に置かれていたペットボトルを手渡してから謝罪をした。
「すみません先生。ユウタさんに搾精の時に使うお薬を1錠渡してしまいました……」
「ああ、それでこんなに元気いっぱいなのね」
「うう……」
スポーツドリンクを一気に飲み干した先生は、ユウタさんのいまだ衰えぬ股間に手を這わせて納得しているようだった。ユウタさんは現状を理解したのか、少し怯えているようです。
「うふふ……どうしたのかしらユウタ君? そんなに怯えちゃって、まるで子犬のようね」
「ご、ごめんなさい夏子さん。調子に乗っちゃいました……」
先生がボールギャグを片手にユウタさんへ近づき、ユウタさんの口を封印してしまった。ああ、きっとこれからユウタさんはお仕置きされてしまうのだろう。そう考えたら下腹部がキュンキュンしてしまった。
「ん゛ん゛ー!?」
ユウタさんが涙目になりながら悲鳴を上げている。あの怯えた表情といい、ああ……どうしてそんなにユウタさんは私達を誘惑するのでしょうか。
「さ~て、今日はもう許さないわよ。大丈夫、ちゃんとご飯は食べさせて上げるわ。でも、イかせてあげない。絶対にイかせてあげないからね。ふふ……泣いてもダメなんだからね……」
「ん゛ん゛ー!!」
ああ、先生がキレている所を初めてみました。きっと先生も、ユウタさんに責められるよりも責めたいって事に気が付いたのでしょう。眠れる獅子を起こしてしまったのですね。哀れなユウタさんです。でも大丈夫。あの月刊めちゃシコ!!に書いてありました。ノーマルだった男の子も、焦らして焦らしてイジメてあげると、自分がどれだけちっぽけな存在であるかを認識するそうです。ああ、楽しみです。
そして私と先生の、楽しい夜が始まったのです。
最初は『弱』で耳とか首筋とかにチョコンと当てたり、それから大きなお胸に円を描くようにマッサージしました。やっぱり夏子さんは胸が大きいので凝ったりするのでしょう。ベッド下の引き出しの中に同じタイプの黒いやつもあったので、両胸を同時に優しくマッサージ出来ました。
「ん゛ん゛ん゛っ!!」
「あっ、ちょっと夏子さんったら暴れちゃダメですよー! おっぱい気持ち良いですか?」
「ん゛~!」
夏子さんが『もっと気持ち良くしてー!』と言って体をクネクネさせて喜んでくれました。うん、やり甲斐がありますね。きっとこれも主夫の仕事の一つなのでしょう。
でも不思議なことに、胸の中央にあるピンク色の突起は中々凝りが取れず、ピンピンに硬くなってしまうのでした。もう、しょうがないなあ夏子さんは。徹底的に凝りを解してあげましょう。
あんまり上半身ばかりやっていると体のバランスが悪くなってしまうので、次は下半身をマッサージします。胸から徐々に下へ移動し、おへその周りもマッサージしておきました。ちょっとくすぐったそうにしていたので、控えめに。
そして夏子さんのデリケートゾーンへやってきました。ここはリンパが集中する部分なので、丁寧にマッサージする必要があります。黒いセクシーなパンツを膝の辺りまで下げたところ、パンツはぐっしょりと濡れていた。もう夏子さんったら、汗っかきなんだから。
デリケートゾーンを直接マッサージ器で当てるのは痛いかもしれないので、ローションを使ってお肌を守ります。またベッド下へ降りて引き出しからローションを取り出した。
そして夏子さんのデリケートゾーンへドロドロと垂らして行くのだった……。
「ん゛ん゛ー!」
「あ、ごめんなさい。冷たかったですね。いま温めますね」
ボクは急いでデリケートゾーンに手を当ててローションを温めた。そしてデリケートゾーン全体に行き渡るように丁寧に広げて行くのだった。よし、こんなところかな?
それから太股の付け根から順番に丁寧にマッサージ器を当てていたが、神秘の穴の上の方に小さな突起があった。もしやこれは、ダンジョン攻略のギミックかもしれない! そう思ったボクは執拗にマッサージ器を当てたところ、神秘の穴から白いスライムが飛び出て来た。ふふ……他愛もない。
攻略方法を見つけたボクは、しばらくスライム退治に没頭していた。たまに勢い良く透明で液体状のスライムが大量に飛び出て来た。もしかしてこれが噂のスライム大繁殖だろうか……?
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!」
きっとこれが攻略法なのだろうと重点的にギミックを攻略していたところ、夏子さんから大きな悲鳴が上がった。なんだろうか? ちょっと口の封印を解除してみよう。
「ど、どうしたんですか夏子さん!?」
「……ふぅ……ふぅ……ひ、ひどいわユウタ君。もうやめてって何度も言ってるのに止めてくれないんだから!」
「えええぇぇ!? すいません、全然聞こえませんでした……」
夏子さんは汗だくで、前髪も肌に張り付いていた。ちょっとやりすぎてしまったのだろうか?
「も、もう良いから、早く貴方のをちょうだい!」
「わ、分かりました! あ、その前にちょっとお水飲みましょう」
ベッド脇に置かれたペットボトルを手に取り、一口飲んでみる。うん、スポーツドリンクのようだ。横になっている女性にペットボトルを飲ませたら、きっと吹き出してしまうだろう。よし、こうなったらアレしかない! スポーツドリンクを口に含み、夏子さんにキスをした。
「んん!?」
目隠しをしているため、きっと驚いたのだろう。でも流れ込んできたものを理解したのか、ゴクゴクと飲んでくれた。
「急にごめんなさい。もう少し飲みましょう」
「ええ、もっと欲しいわ」
そしてペットボトルの中身を二人で飲みきり、ついにダンジョンアタックだ。
「さ、さあ早くちょうだい。もう待てないの!」
モジモジする夏子さんを見下ろし、ふと自分の愛棒に問いかけた。
――今のままで、ダンジョンを攻略する事が出来るのか?
臨戦態勢に入っているボクの愛棒は自信満々だ。だがしかし、今日は2回も惨敗しているのだ。2回目なんて酷いもので、あっという間だったのだ。ボクは愛棒を信じたい、でも不安だった。そんな時、脳裏に天使の声が浮かんできた。
『……先生はバックで奥を突かれるとすぐに果ててしまいます。果てた後も決して攻撃を緩めてはダメですよ。そのうち耐えられずにうつ伏せに倒れ込みますので、そこから追い打ちのチャンスです。あと、もしもピンチになった時はキッチンの食器棚に隠してある手紙を読んで下さい。頑張って下さいね……』
そうだ、今朝桜さんが出掛ける時に言っていたじゃないか。このままじゃ無様に終わると感じたボクは、キッチンへ行こうと決めた。きっと桜さんが更なる助言を残してくれているのだ!
「ご、ごめんなさい夏子さん。ちょっとトイレ行って来ますので待ってて下さい!」
「そ、そんなー! むぐっ!?」
夏子さんの口を封印し、さすがに一人ぼっちで放置するのも悪いと思ったのでピンクと黒のマッサージ器を手に取った。ピンクのブルブルを神秘の穴に詰め込みスライム退治を任せ、黒いブルブルをダンジョン上のギミックへセットしてパンツを引き上げ固定する。
「ん゛ん゛ー!?」
「すぐに戻りますからー!」
そしてボクは、急いでキッチンへ向かったのだった。あれ、食器棚ってどれだろう? この部屋のキッチンに備え付けられている食器棚は、小さいものを含めて4個もあるのだった。しょうがない、総当たりだな!
……順番に食器をどかして手紙を探したが、中々見つからない。やばい、かなり時間が過ぎてしまった。はやる気持ちを抑えて最後の食器棚を開けた。この食器棚は珈琲カップなどのコップ類が多くあり、そして一番下の段の奥にあるワイングラスの下に白い封筒のようなものを見つけた。
グラスを割らないように一個ずつ丁寧に取り出してキッチンの作業台の上に置き、やっと封筒を取り出す事ができた。あまり待たせる訳にもいかないから、コップを元に戻すのは後にしよう。そして封筒を開けると一枚のメッセージカードがあった。なになに……?
『力が欲しいですか……? ならばこれを飲みなさい』
書いてあったのは一文だけだった。どういう事だろうか……。封筒をよく見ると、底に白い錠剤が1個あったのだ。これはもしや、興奮剤か!!
もうこれに賭けるしかないと思ったボクは、錠剤を飲み込んだ。……漫画見たいに錠剤だけ飲み込もうと思ったけど、ボクは水が無いと飲み込めませんでした。テヘペロ!
そして急いで寝室に戻ったら、夏子さんが悲鳴を上げていた。
「ん゛ん゛ん゛ー! ん゛ん゛ん゛ー!」
「ご、ごめんなさい夏子さん。遅くなりました!!」
ボクは勢い良くパンツを完全に脱がせ、マッサージ器を引っこ抜いた。
「ん゛ん゛!」
夏子さんの口の封印を解いたら怒られると思いますので、このままダンジョンアタックです!! 天使の助言を胸に、突っ込もう。
仰向けでグタっとしている夏子さんをひっくり返し、大きなお尻を上に向けさせた。蠢く神秘の穴の入り口が、ボクを嘲笑っているかのように見えた。でも大丈夫、ボクには天使が付いているのだ。いくぞ愛棒!!
「お待たせしました~! 今から中をマッサージしますからね~♪」
「ん゛ん゛ー!?」
そしてボクは、手じゃ届かない大事なところのマッサージを始めたのだった……。
◇ 桜ちゃんSide ◇
時刻は5時を過ぎた。もうユウタさん達は終わっているでしょうか? ユウタさんから送られて来た写真を見るに、今日は先生の大好きな拘束トロトロ絶頂プレイなのでしょう。ああ見えて先生は、M気質なところがあるのです。普段は優しいお姉さんですが、先生が秘蔵する薄い本の内容はと言えば、最初はショタな男の子をイジメているのですが、最後は逆転されて襲われてしまうのです。そう、それが先生の大好きなプレイ。他にもショタを調教する内容のものもありますが、イマイチなようでした。私はこっちの方が好きですけどね……。
ユウタさんがこの家に住むまでは、私がピンクの玩具でマッサージしてあげましたが、先生ったら良い声で泣いてしまい、ついつい私のドSな部分が出て来てしまったのです。先生をマッサージするのも楽しかったですが、ユウタさんをイジメるのはすごく楽しくて、心が満たされます。でも今日のユウタさんが調子に乗っているようだったら、ふふ……徹底的にわからせる必要がありそうですね。
とんかつ屋で買ったお弁当をお土産に、やっと自宅へ着きました。玄関の鍵を開けて中へ入ったけど、二人の気配がしません。もしかして?
キッチンにお弁当を置きに行ったら、食器棚からグラスが取り出されていた。……はぁ、ユウタさんったら薬を使っちゃったんですね。つまり、まだ発情しているのでしょう。これはもう、お仕置きが必要ですね。自然と笑みが零れてしまった。
手洗いうがいをして寝室の扉を開けた時、中からむせる程の濃厚な匂いが全身に纏わりついてきた。ベッドの上ではうつ伏せに倒れた先生に向けて、無我夢中で腰を振っているユウタさんが居た。ああ、私もちょっとサービスし過ぎちゃいましたね。あんな助言、する必要無かったかもしれません。
ベッドへ近づきながら服を脱いでいく。そして全裸になった私は、足元に落ちている拘束具を手に取り、ユウタさんを強引に先生の上から降ろした。そして先生と同じように拘束具でベッドフレームに両手を固定したのだ。仰向けになったユウタさんは目を大きく開いて驚いた表情をしていたのだった。
「えっ!? なんでここに桜さんが!?」
「先生大丈夫ですか?」
先生の拘束を解き、口にハマったボールギャグを取り外した。先生は意外と大丈夫そうだけど、ちょっとお冠のようです。目隠しを外した先生の目は、普段見たことの無いものでした。
「……はぁ……はぁ……ひどい目にあったわ。ありがとう桜ちゃん。ユウタ君がこんなに激しいなんて思ってもみなかったわ。お風呂とかだとすぐに果ててたのに、一体どうしたのかしら」
私はベッド下に置かれていたペットボトルを手渡してから謝罪をした。
「すみません先生。ユウタさんに搾精の時に使うお薬を1錠渡してしまいました……」
「ああ、それでこんなに元気いっぱいなのね」
「うう……」
スポーツドリンクを一気に飲み干した先生は、ユウタさんのいまだ衰えぬ股間に手を這わせて納得しているようだった。ユウタさんは現状を理解したのか、少し怯えているようです。
「うふふ……どうしたのかしらユウタ君? そんなに怯えちゃって、まるで子犬のようね」
「ご、ごめんなさい夏子さん。調子に乗っちゃいました……」
先生がボールギャグを片手にユウタさんへ近づき、ユウタさんの口を封印してしまった。ああ、きっとこれからユウタさんはお仕置きされてしまうのだろう。そう考えたら下腹部がキュンキュンしてしまった。
「ん゛ん゛ー!?」
ユウタさんが涙目になりながら悲鳴を上げている。あの怯えた表情といい、ああ……どうしてそんなにユウタさんは私達を誘惑するのでしょうか。
「さ~て、今日はもう許さないわよ。大丈夫、ちゃんとご飯は食べさせて上げるわ。でも、イかせてあげない。絶対にイかせてあげないからね。ふふ……泣いてもダメなんだからね……」
「ん゛ん゛ー!!」
ああ、先生がキレている所を初めてみました。きっと先生も、ユウタさんに責められるよりも責めたいって事に気が付いたのでしょう。眠れる獅子を起こしてしまったのですね。哀れなユウタさんです。でも大丈夫。あの月刊めちゃシコ!!に書いてありました。ノーマルだった男の子も、焦らして焦らしてイジメてあげると、自分がどれだけちっぽけな存在であるかを認識するそうです。ああ、楽しみです。
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