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第120話 恵美さんへの恩返し
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夏子さんとの通話も終わり、桜さんも落ち着かせる事が出来たと思います。桜さんも本職のメイドさんと張り合うなんて無謀な事しないでも良いのになぁ。桜さんはコスプレエロエロメイドさんで良いよね♪
不安に思っていた案件が片付き、ボクはホクホク顔で席に戻りました。すると、浮かない顔でスマホを見つめる恵美さんがいたのでした。寂しそうで悲しそうな、今まで見た事が無い顔でした。どうしたのでしょうか?
「ただいまです。どうしたんですか?」
「あ、おかえりー。えっと、何でもないよ? それよりそっちは大丈夫だった?」
「はい、バッチリです!」
席に座り恵美さんを見つめるけど、元気がありません。ボクが電話をしている間にどんな事があったのでしょうか……。恵美さんには色々と助けて貰っているので何かお手伝いが出来ればいいな。よし、ここは恩返しをする時だよね!
「恵美さんの元気が無くて心配です。えっと、ボクに出来る事だったら何でもしますから、言って下さい。恵美さんの力になりたいんです!」
「ユウ君……」
ボクが男らしくビシッと伝えたところ、恵美さんが薄っすらと涙を浮かべていた。きっと辛い事があったのだろう。悲しんでいる恵美さんは見たくない。恵美さんには笑っていて欲しいのです。
「話すだけでも楽になるかもしれませんよ? ボクじゃ頼りないかもしれませんけど……」
「………………そんな事ないよ。ユウ君、ちょっと聞いてくれる?」
「はい!」
そんな事ないよって言う前にやたらと悩んでいたのが気になりますが、まあ良いでしょう。きっと嬉しくて喉が詰まったんだよね。
「実はね、私の秘書にアヤちゃんっていう子が居るんだけど、もう私には付いていけないから辞めるって連絡が来たの……」
「えっ!?」
想像以上に重い話だった。これはボクが踏み込んで良い話なのだろうか……。秘書のアヤちゃんって人には会った事がないけど、恵美さんに付いていけないって事は仕事のトラブルか何かだろうか?
「アヤちゃんって私よりも若くて凄く頭が良いのよ。海外の有名な大学を飛び級で合格したとか聞いたわ。本当に仕事の出来る女性でね、私の仕事の調整とか代役とか色々とお願いしてて、彼女が居なくなったらマズいわね……」
はは~ん、つまりエリートさんですね。恵美さんに付いていけないって事は、仕事の量が多すぎたりお給料が少ないとかだろうか?
「凄い方なんですね。えっと、こんな事言って良いか分からないですけど……、お金とか仕事量とかですかね?」
「そうじゃないの。ただ…………これは私とアヤちゃんのプライベートな事なのよね。だから、ちょっと無理かもしれないわね」
「……」
お金や仕事じゃない事か……。ボクは社会に出て働いた事が無いから分からないけど、きっと遣り甲斐とかそんな事かな? そうなって来るとボクに出番は無いかもしれないな……。
でも……、聞いている限りでは二人は仲が良かったのだろう。普通に仕事を辞めるだけだったら辞表を出して終わりだもんね。こうやってプライベートに連絡して来るって事は、まだチャンスはあるのではないだろうか?
「えっと、良かったら直接会ってみたらどうでしょうか? 直接話せば問題が分かったり、解決策が浮かぶかもしれません」
「そうね、そうしようかしら……。でも、どうしようかしら……」
珍しく恵美さんがウジウジと悩んでいる。ボクの顔をチラチラと見ながら思い悩む姿が、見ていて心苦しかった。ああ、きっとこれから二人でお出掛けする件を気にしているのかもしれない。どこか寄り道したいとか言ってたよね。よし、ここはボクがフォローするしかない!!
「分りました。アヤちゃんさんを恵美さんのお家に招待して下さい。ボクが手料理を作りますので、腹を割って話してみて下さい!」
「ユウ君……!!」
目に涙を浮かべた恵美さんがボクに抱き着いてきた。ふふ、琴音さんのところで習った手料理を披露する時が来ましたね。『んほー!』って感じになる料理を作って、恵美さんとアヤちゃんさんの仲直り大作戦ですね!
「じゃあ恵美さん、帰りに食材とかお酒を買いに行きましょう。今日はパーティーですよ!」
「うんっ!!」
笑顔の恵美さんは美しかった。やっぱり恵美さんは笑顔が似合いますね。今日は徹夜になるかもしれない。夏子さんと桜さんには申し訳ないけど、帰れないって連絡を入れておこう。
これはお世話になっている恵美さんへの恩返しなのです。ごめん、二人とも……。
そして東京駅に付いてからタクシーに乗り込み、ボクの住むマンションに寄って恵美さんのスポーツカーを取りに行った。この時間は夏子さんも桜さんもお仕事に行っているので留守なはずです。家には寄らないでおきました。
真っ赤なスポーツカーに乗り込み出発です。
「もうお昼の過ぎてるし、何か食べましょうか?」
言われて気付いたけど、時刻は13時を回っていた。確かにお腹ペコペコですね。
「そうですね。じゃあ打ち合わせもしたいですし、落ち着いたところが良いですね。ファミレスとか!」
「おっけ~!」
暗かった恵美さんですが、だいぶ元気を取り戻して来ました。よし、しっかりとプランを練ってアヤちゃんさんとの仲を取り持とう!!
さて、ファミレスと言ったらドリンクバーがあったりキッズメニューがあったり、一人でも気軽に入れるようなところを想像するだろう。
今ボクが来ているお店はそんなものは存在しないし、ドリンクバーなんてどこにもありません。一人じゃ絶対に入れないようなオシャレな高級店です。
恵美さんは顔馴染みなのか、店員さんに一言伝えるだけで奥にある個室に入ってしまいました。まさに高級レストランですよ。ドリンクバーで謎ジュース作りたかった……。
「ここなら落ち着いて打ち合わせ出来るでしょ? ふふ、ユウ君ったらポカーンとしちゃって可愛いねっ」
「あの、全然ファミレスじゃないんですけど。ドリンクバーとか見当たりませんよ?」
「ぷふふー。大丈夫よ、好きな物をいくらでも飲んで良いからね!」
恵美さんとメニューを見ますけど、ドリンクのジュース1杯で千円超えてますよ……。ボクは庶民なのでファーストフードとかで全然大丈夫なのに。あ、ハンバーガー食べたいな。あるかな?
「いただきますー!!」
「本当にそれで良かったの? もっと違うのもあったのに……」
恵美さんが『マジかぁ』って顔で見て来ますが、これがボクの食べたかったものなのです。そう、ハンバーガーセット!!
こっちの世界に迷い込んで初めて食べるハンバーガーです。うう、涎が出て来る。ジューシーで肉厚なパティにフレッシュなトマトやレタス、とろけるチーズ、それらがふんわりとしたバンズに挟まれているのです。もう見ただけで美味しいって分かるね!
「うん、美味しいです!!」
「まあユウ君が美味しいなら良かったね」
ジューシーなお肉とチーズ、そしてシャキッとしたレタスが甘辛いソースと混ざり合い、至高のハンバーガーが誕生していた。今度ファーストフード店のものも食べてみたいですね。ちなみに、恵美さんは洋食の日替わりランチですね。ハンバーグとかコロッケがありました。
コーラをチューチューしてポテトをモシャモシャと食べていたところ、恵美さんから打ち合わせのお話が来ました。そうです、これから秘書のアヤちゃんさんと仲直りするための大事な会議です!
「アヤちゃんには19時にうちに来て貰えるように話がついたわ」
「おぉー! 第一関門突破ですね。アヤちゃんさんは会った事無いですけど、好きな食べ物とか知ってますか?」
「うーん、お酒が大好きなのよね」
「なるほど、お酒に合う料理ですね……」
…………マズい、お酒に合う料理なんて習ってないぞ。取り敢えず唐揚げとかお刺身を用意すれば良いかな!?
「じゃあボクがお料理作ってお酌すれば良いんですね、任せて下さい!!」
「えっ!? ユウ君がお酌してくれるの?」
「もちろんです。恵美さんのために一肌脱ぎますよ!」
「でも、彼女に男だって事がバレちゃうわよ? 本当に良いの?」
「任せて下さい! ボクが二人の仲を取り持ってみせます!!」
「……ユウ君!!」
ふふ、決まったな。これで恵美さんの好感度もグングンUPするだろう。恵美さんが信頼する秘書さんなら男だってバレても大丈夫でしょ。うん、行ける気がしてきた!!
そうしてボク達は、アヤちゃんさんの仲直り会の計画を練るのでした。
不安に思っていた案件が片付き、ボクはホクホク顔で席に戻りました。すると、浮かない顔でスマホを見つめる恵美さんがいたのでした。寂しそうで悲しそうな、今まで見た事が無い顔でした。どうしたのでしょうか?
「ただいまです。どうしたんですか?」
「あ、おかえりー。えっと、何でもないよ? それよりそっちは大丈夫だった?」
「はい、バッチリです!」
席に座り恵美さんを見つめるけど、元気がありません。ボクが電話をしている間にどんな事があったのでしょうか……。恵美さんには色々と助けて貰っているので何かお手伝いが出来ればいいな。よし、ここは恩返しをする時だよね!
「恵美さんの元気が無くて心配です。えっと、ボクに出来る事だったら何でもしますから、言って下さい。恵美さんの力になりたいんです!」
「ユウ君……」
ボクが男らしくビシッと伝えたところ、恵美さんが薄っすらと涙を浮かべていた。きっと辛い事があったのだろう。悲しんでいる恵美さんは見たくない。恵美さんには笑っていて欲しいのです。
「話すだけでも楽になるかもしれませんよ? ボクじゃ頼りないかもしれませんけど……」
「………………そんな事ないよ。ユウ君、ちょっと聞いてくれる?」
「はい!」
そんな事ないよって言う前にやたらと悩んでいたのが気になりますが、まあ良いでしょう。きっと嬉しくて喉が詰まったんだよね。
「実はね、私の秘書にアヤちゃんっていう子が居るんだけど、もう私には付いていけないから辞めるって連絡が来たの……」
「えっ!?」
想像以上に重い話だった。これはボクが踏み込んで良い話なのだろうか……。秘書のアヤちゃんって人には会った事がないけど、恵美さんに付いていけないって事は仕事のトラブルか何かだろうか?
「アヤちゃんって私よりも若くて凄く頭が良いのよ。海外の有名な大学を飛び級で合格したとか聞いたわ。本当に仕事の出来る女性でね、私の仕事の調整とか代役とか色々とお願いしてて、彼女が居なくなったらマズいわね……」
はは~ん、つまりエリートさんですね。恵美さんに付いていけないって事は、仕事の量が多すぎたりお給料が少ないとかだろうか?
「凄い方なんですね。えっと、こんな事言って良いか分からないですけど……、お金とか仕事量とかですかね?」
「そうじゃないの。ただ…………これは私とアヤちゃんのプライベートな事なのよね。だから、ちょっと無理かもしれないわね」
「……」
お金や仕事じゃない事か……。ボクは社会に出て働いた事が無いから分からないけど、きっと遣り甲斐とかそんな事かな? そうなって来るとボクに出番は無いかもしれないな……。
でも……、聞いている限りでは二人は仲が良かったのだろう。普通に仕事を辞めるだけだったら辞表を出して終わりだもんね。こうやってプライベートに連絡して来るって事は、まだチャンスはあるのではないだろうか?
「えっと、良かったら直接会ってみたらどうでしょうか? 直接話せば問題が分かったり、解決策が浮かぶかもしれません」
「そうね、そうしようかしら……。でも、どうしようかしら……」
珍しく恵美さんがウジウジと悩んでいる。ボクの顔をチラチラと見ながら思い悩む姿が、見ていて心苦しかった。ああ、きっとこれから二人でお出掛けする件を気にしているのかもしれない。どこか寄り道したいとか言ってたよね。よし、ここはボクがフォローするしかない!!
「分りました。アヤちゃんさんを恵美さんのお家に招待して下さい。ボクが手料理を作りますので、腹を割って話してみて下さい!」
「ユウ君……!!」
目に涙を浮かべた恵美さんがボクに抱き着いてきた。ふふ、琴音さんのところで習った手料理を披露する時が来ましたね。『んほー!』って感じになる料理を作って、恵美さんとアヤちゃんさんの仲直り大作戦ですね!
「じゃあ恵美さん、帰りに食材とかお酒を買いに行きましょう。今日はパーティーですよ!」
「うんっ!!」
笑顔の恵美さんは美しかった。やっぱり恵美さんは笑顔が似合いますね。今日は徹夜になるかもしれない。夏子さんと桜さんには申し訳ないけど、帰れないって連絡を入れておこう。
これはお世話になっている恵美さんへの恩返しなのです。ごめん、二人とも……。
そして東京駅に付いてからタクシーに乗り込み、ボクの住むマンションに寄って恵美さんのスポーツカーを取りに行った。この時間は夏子さんも桜さんもお仕事に行っているので留守なはずです。家には寄らないでおきました。
真っ赤なスポーツカーに乗り込み出発です。
「もうお昼の過ぎてるし、何か食べましょうか?」
言われて気付いたけど、時刻は13時を回っていた。確かにお腹ペコペコですね。
「そうですね。じゃあ打ち合わせもしたいですし、落ち着いたところが良いですね。ファミレスとか!」
「おっけ~!」
暗かった恵美さんですが、だいぶ元気を取り戻して来ました。よし、しっかりとプランを練ってアヤちゃんさんとの仲を取り持とう!!
さて、ファミレスと言ったらドリンクバーがあったりキッズメニューがあったり、一人でも気軽に入れるようなところを想像するだろう。
今ボクが来ているお店はそんなものは存在しないし、ドリンクバーなんてどこにもありません。一人じゃ絶対に入れないようなオシャレな高級店です。
恵美さんは顔馴染みなのか、店員さんに一言伝えるだけで奥にある個室に入ってしまいました。まさに高級レストランですよ。ドリンクバーで謎ジュース作りたかった……。
「ここなら落ち着いて打ち合わせ出来るでしょ? ふふ、ユウ君ったらポカーンとしちゃって可愛いねっ」
「あの、全然ファミレスじゃないんですけど。ドリンクバーとか見当たりませんよ?」
「ぷふふー。大丈夫よ、好きな物をいくらでも飲んで良いからね!」
恵美さんとメニューを見ますけど、ドリンクのジュース1杯で千円超えてますよ……。ボクは庶民なのでファーストフードとかで全然大丈夫なのに。あ、ハンバーガー食べたいな。あるかな?
「いただきますー!!」
「本当にそれで良かったの? もっと違うのもあったのに……」
恵美さんが『マジかぁ』って顔で見て来ますが、これがボクの食べたかったものなのです。そう、ハンバーガーセット!!
こっちの世界に迷い込んで初めて食べるハンバーガーです。うう、涎が出て来る。ジューシーで肉厚なパティにフレッシュなトマトやレタス、とろけるチーズ、それらがふんわりとしたバンズに挟まれているのです。もう見ただけで美味しいって分かるね!
「うん、美味しいです!!」
「まあユウ君が美味しいなら良かったね」
ジューシーなお肉とチーズ、そしてシャキッとしたレタスが甘辛いソースと混ざり合い、至高のハンバーガーが誕生していた。今度ファーストフード店のものも食べてみたいですね。ちなみに、恵美さんは洋食の日替わりランチですね。ハンバーグとかコロッケがありました。
コーラをチューチューしてポテトをモシャモシャと食べていたところ、恵美さんから打ち合わせのお話が来ました。そうです、これから秘書のアヤちゃんさんと仲直りするための大事な会議です!
「アヤちゃんには19時にうちに来て貰えるように話がついたわ」
「おぉー! 第一関門突破ですね。アヤちゃんさんは会った事無いですけど、好きな食べ物とか知ってますか?」
「うーん、お酒が大好きなのよね」
「なるほど、お酒に合う料理ですね……」
…………マズい、お酒に合う料理なんて習ってないぞ。取り敢えず唐揚げとかお刺身を用意すれば良いかな!?
「じゃあボクがお料理作ってお酌すれば良いんですね、任せて下さい!!」
「えっ!? ユウ君がお酌してくれるの?」
「もちろんです。恵美さんのために一肌脱ぎますよ!」
「でも、彼女に男だって事がバレちゃうわよ? 本当に良いの?」
「任せて下さい! ボクが二人の仲を取り持ってみせます!!」
「……ユウ君!!」
ふふ、決まったな。これで恵美さんの好感度もグングンUPするだろう。恵美さんが信頼する秘書さんなら男だってバレても大丈夫でしょ。うん、行ける気がしてきた!!
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