女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第175話 ――スミレSide―― 面接

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「さて、じゃあ仕切り直して面接を再開するわよ。スミレちゃんはキリリンビールでどんな事をしていたのかしら?」

「はい、私は入社してから今日までの5年間、ずっと広報部に所属しております。主に新作ビールの宣伝における企画から手配、卸先との整合まで一括して行っていました」

「へ~、そういうのって広報の仕事なのね~」

「いえ、本当は他部署と連携してやるのですが、去年から異動してきた部長が改革を推進し出してからおかしくなってしまいました」

 くっ、思い出したらイライラしてきた。あのクソババアが手柄欲しさに独断専行して現場をかき回したのだ。

「面倒くさい上司がいたものね~。それに比べて私は超優しいから大丈夫よ~。ねっ、アヤちゃん?」

「恵美様は別の意味で面倒くさいですね……」

「ちょっと、それどういう事よ!?」

 目の前で恵美様と綾香さんが楽しそうにイチャイチャしています。ああ、こんな素敵な関係を築ける二人を羨ましいと思ってしまった。

「先輩先輩、めっちゃ良い人達っすね!」

「うん、でも今は面接中よ。しっかりね?」

「はいっす!!」

 ふふ、私にも可愛い後輩が居るのだ。千代ちゃんの笑顔を見ると自然と笑みが零れてしまう。もしかしたら千代ちゃんは幸運を運んでくれる幼女なのかもしれない。

「ごほん。じゃあ次は千代ちゃんの履歴書を見せて貰うわね」

「は、はいっす!」

 隣に座る千代ちゃんがカチンコチンに固まってしまった。今度は私がフォローする番よね。

「うわ、千代ちゃんって高卒1年目なの!? しかもまだ18歳!!」

「えへへ、実はどこに就職しようか迷ってたところで学校の先生からゴリ押しされただけなんです。そんなに行きたく無かったけど、先生がここに絶対行けって言われて面倒くさくなって選んだっす!」

「へー、そんな感じでもキリリンビールに受かるのね。運が良かったのかしら?」

 そう、千代ちゃんは幸運のステータスが高いのだ。良く自販機のアタリを引いてるし……不幸な目に遭っているところ何て見た事が無い。幸運の幼女だ。

「でもせっかく入ったキリリンビールを辞めちゃって良いの? 仕事内容だってガラッと変わるわよ? うちの会社より大企業に勤めていた方が何かと便利よ?」

「いえ、キリリンビールの社風は合わなかったっす。きっとあのまま仕事してても辞める自信あるっす! それに恵美様と綾香さんお二人と仕事が出来たら楽しいだろうなって確信したっす!」

 恵美様と綾香さんがウンウンと笑顔で頷いている。やっぱり千代ちゃんは人に好かれる才能があるんだと思う。きっとキリリンビールに受かったのだって運が良かっただけじゃない、この笑顔から滲み出る人柄で選ばれたのだ。

「うん、分かったわ。じゃあ誰か質問ある人いる?」

 恵美様がそう言った瞬間、メイド服を着た女性がシュパっと手を挙げました。そして私の目を鋭く睨み付けて来たのです。……嫌な予感がします。

「桜ちゃんどうぞー」

「ありがとうございます。ではスミレさんに質問です」

「は、はいっ!」

 やっぱり私に来ましたか……。

「ユウタ様をレイプした時の感想を述べなさい」

「か、感想ですか!?」

「そうです。はよはよ!」

 メイドさんが鼻息を荒くしています。レイプした時の感想って言われても……。

「……先輩?」

「うっ……」

 千代ちゃんが不安そうな目で見つめて来ました。周りの女性達もワクワクした目を向けて来ます。はぁ……正直に言うしかないかな。

「事前にユウタ様にシチュエーションの内容を伝えていたのが良かったのかもしれませんが、とても臨場感溢れる演技をして下さいました。私が抵抗するユウタ様を押し倒して『声を出したら殺す』って脅した時の怯えたユウタ様の顔は最高でした」

「なるほど……。後は?」

 何やらメイドさんがメモ帳を胸元から取り出して何か記入しています。そしてメイドさんの隣に座るユウタ様は何故か誇らしげな顔をしていたのです。もしかして臨場感溢れる演技って言ったのが嬉しかったのかもしれません。

「そ、その……嫌がるユウタ様をひん剝いてからおちんちんを勃起させて、セックスしました。ひん剝いてる時もユウタ様が抵抗していて、その時点でもう私のアソコもグチョグチョに濡れてて準備万端でした。モニター越しに見たユウタ様のおちんちんよりも随分と大きくて、膣が広がる感覚が犯しているんだなって感じてしまい、その軽く達してしまいました」

「ふふ……合格です」

「えっ、合格なの!?」

 私も驚いたけどユウタ様が驚いています。どこ辺りが合格だったのでしょうか?

「先輩……エッチっすね」

「ううぅ……」

 千代ちゃんからジト目を向けられてしまいました。まるで性癖の暴露大会をしてるみたいです。

「じゃあ次はあーしが質問ね! 千代ちゃんはエッチした事あるの?」

「ふぇっ!? え、エッチっすか? その……無いっす」

「うんうん、処女で安心だわー。じゃあじゃあ、オナニーの頻度は?」

「ううぅ……実はオナニーした事ないっす」

『ええええええぇぇぇぇ!?』

 部屋中にみんなの言葉が重なりました。まじで言ってんの千代ちゃん……?

「マジで!? 鉄棒でお股をクチュクチュしたり、シャワー当てて気持ち良くなったりとかあるっしょ!? クリちゃん触ってビクンビクンってならないの?」

「そ、その……クリトリスを触ってビクンってなるんすけど、怖くなってそこで止めちゃうっす」

「えええ!? じゃあじゃあ、ユウタのエッチな動画見てもムラムラしなかったの?」

「実はユウタ様の事を知ったのが最近でして、お顔は知っていたのですがエッチなやつはプレミアム会員限定になってるっす。未成年は親の同意が必要っすけど、ウチは親の許可貰ってないから見れないっす」

「うわ……マジか。つまり国宝級の処女って事か……」

 千代ちゃん……恐ろしい子!!

 みんな天然記念物を見つけたみたいな感じで千代ちゃんを見ています。そしてユウタ様が凄く嬉しそうに鼻を伸ばしていますね。あっ、メイドさんに頬を抓られています。

「はぁ~、凄い新人が現れたわね。うんうん、楽しくなりそうだわ。他に質問ないかしら? じゃあ最後に二人から質問ある?」

「はいっす!」

 私は特に質問ないけど、千代ちゃんが勢い良く手を挙げた。まるで授業参観に来た母親に良い子アピールする小学生みたいな手の挙げ方でした。

「あら、千代ちゃん何かしら?」

「はいっす! 恵美様はユウタ様とどういう関係なのでしょうか!?」

『……』

 千代ちゃん……恐ろしい子!!

 きっと禁断の質問だったのだろう。部屋がシーンと静まり返ってしまいました。私の予想じゃ愛人関係かな? 確か動画でお嫁さん以外にも女が居るって言ってた気がする。

「ねぇユウ君……わたしってユウ君の、何かな?」

「うぇっ!? え、えっとぉ……」

 恵美様のキラーパスがユウタ様に行きました。ユウタ様はキョロキョロと目を泳がせてアタフタしていましたが、腹を決めたのかキリっとした顔になりました。

 そして恵美様の肩に両手を置き見つめ合いました。

「ボクが悩んでいる時に優しく慰めてくれるし、困っている時に手を差し伸べてくれる素敵な女の子です。いつもボクを陰から支えてくれる優しいお姉さんです! 恵美さんはお嫁さんじゃないですけど、お嫁さんと同じくらい大切な人です。大好きです、恵美さん!!」

「うん! わたしも好きよユウ君。んっ……」

「はわわわわわわわ」

 こ、こんな女性達の前でキスをしてしまいました。唇を合わせるだけの甘いキスだったのに、徐々に激しくなって口の中に舌を突っ込んでペロペロチュッチュしてます。

 千代ちゃんには刺激が強かったのか顔を真っ赤にして狼狽えています。

「んっ……これで分かったかしら、千代ちゃん?」

「す、凄いっす!! 恵美様、尊敬しまっす!!」

「うふふふふ、千代ちゃんったら若いのに良く分かってるじゃな~い! うんうん、大変に気分が良いわ~。アヤちゃん、二人とも合格だから労働条件提示書の摺り合わせして頂戴ね」

「畏まりました。ではお二人ともあちらのテーブルでお話しましょう」

「先輩、早く行くっすよ!!」

「う、うん……」

 あ、あれ。こんなあっさりと合格で良いのかな? もしかして千代ちゃんの幸運パワーだったり?



   ◇



 リビングから出て客間に案内された私達ですが、そこで提示された労働条件提示書を見てビックリしました。

「こ、こんなにお給料頂けるんですか?」

「はわわわわわわわ」

 ざっくりと今の給料の2倍です。残業代も別にキチンと付くようですし、最高かもしれない!!

「まあぶっちゃけて言いますとお給料はかなり貰えます。でもちょっと激務ですから覚悟して下さいね」

「激務ってどんな感じですか?」

「例えば……」

 綾香さんの口から出る内容は役員との調整や協力会社との打ち合わせ等々、確かに期日が厳しかったり大変そうだけど今の仕事よりも遣り甲斐がありそうだ。しかも上司が綾香さんになるのだ、最高です!

「……とまあ、こんなところですかね。あ、最後に一個だけ大事な事を忘れてました」

「大事な事っすか?」

「はい。これは恵美様の秘書である私達だけの特別な福利厚生です。でも決して他人に漏らしてはなりません。もし外部に漏らしてしまったらクビを覚悟して下さいね」

「な、なんでしょうか?」

「ご、ゴクリっす」

 綾香さんの頬が赤くなり、キョロキョロと周囲を伺っている。そして私達に近づき耳元にそっと囁いてきた。

「週末はここでユウタ様と遊べますから、楽しみにしてて下さいね♪」

「あ、遊べるって……もしかして」

「はわわわわわ」

「ふふ、詳しくは入社してからのお楽しみです。でも、決して期待を裏切らないから安心して良いですよ」

 今までの真面目な顔からメスの顔になった綾香さんが印象的でした。つまりあのレイプのような事が毎週!?

「わ、私明日辞表出します!!」

「う、ウチも綾香さんに着いていくっす!!」

 そうして私と千代ちゃんは、恵美様の会社で秘書として働く事になったのでした!






   ◇―― おまけ(どこかの部長さんSide) ――◇



 ある日の午後、社内で大きな騒動が勃発した。



「では進捗会議を始めます。まずは新作ビールのCMについて広報部から。ユウタ様にCM出演して貰う件はどうなってるのかしら?」

 どうして私がこんな目に……。そう、全部あの岩崎が悪いのよ!! 私に全部仕事を押し付けて逃げやがって!!! 

 辞表を出してきた時は使えない部下が居なくなると思って受理したは良いけど、この案件が止まったままだった。

「う゛っ、そ、その……部下がしくじってユウタとの契約は未だ締結出来ず……」

「あ゛あ゛あ゛ん? 今ユウタって言ったな? おい、ユウタ様だろボケェ!! てめーの汚ねぇ口でユウタ様を呼び捨てにすんじゃねーよ!! 殺すぞ!!」

「し、ししし、失礼しました!! ユウタ様でした、申し訳ございませんー!!!」

 ああ、いつもの調子でユウタって呼び捨てにしてしまった。急いで常務の前に移動して土下座しました。くっ、これも全部岩崎が……!

 いつも大人しい常務が激おこ状態になってしまった。周りの人間からの視線がうざったいわね。

「ふぅ……もう良いです。では本題に入りましょう。既に皆さんの耳にも入っていると思いますが、来年は輝夜かぐや様の『姫始め』が行われるそうです。今まで『姫始め』を頑なに拒否して来た輝夜様が……です。皇室に献上出来る絶好のチャンス、しくじる訳には行きません。千代ちゃんに献上品のアドバイスを頼んでいたけど、進捗はどうかしら?」

 千代ちゃんの名前が出た瞬間、会議に出席している奴らが小声でボソボソと話しながら私を見つめて来る。

 ふん、千代ちゃんって今年入った高卒のチビよね。確か岩崎と一緒に辞めたわね。あんなチビ居ても居なくても変わんねーっての。そんな大事な仕事を高卒のガキに任せるなんて考えられないわね。

 目障りな岩崎と一緒に辞表持って来たから、ついでに人事課で判子貰って来てやったわ。

「常務、荒井千代さんでしたら退社されました」

「…………はっ? 何で?」

「その、先輩をイジメるこんな会社には居たくないっす!! と言って辞めてしまったそうです」

「え、何それ? そんな事聞いてないんだけど? 何で私に言わないの? ていうか千代ちゃんが居なかったら皇室との繋ぎどうすんの? え、誰だよ千代ちゃんの辞表受理したやつは?」

 四方八方から視線が突き刺さります。あ、荒井千代? あのチビ? え、何で?

「またてめーか!! どうして受理した!? 荒井家との付き合いがどれだけ大事か分かってんのか!? 荒井家は皇室の分家様だぞ? あ゛あ゛ん?」

「そ、そんなの聞いていませんでしたっ!! 高卒のチビな女が辞表持って来たので受理しました…………」

「そうだ、人事、人事課で止まってるだろ!? なあ?」

「そ、そのぉ……私も昨日知りまして……残念ながら……もう……。岩崎という子の書類と一緒になっていたようで、深く確認もせず……申し訳ございませんでしたっ!!」

「終わった…………」

 人事課のお偉いさんが悲しそうな顔をしている。

 立ち上がって唾を飛ばしていた常務が魂が抜けたようにストンと力無く崩れ落ちました。

 そして私を殺す勢いで睨み付けて来ました。

「お前をクビにしたいところだけど、最後まで責任取って貰うからな!!」

「ひぃ!!」

 そうして私の地獄の日々が続いたのでした……。
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