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終結
アリスティア王国
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「ははうえ!」
「あの日から調子が良いな」
「ええ、心配ばかりかけたものね。ヨシュア、母と一緒に遊びましょう。父上のお邪魔したら悪いものね」
「はーい!いきましょ!ははうえ。ぼくとたくさんあそんでください」
「ええ、勿論よ。さぁ、いきましょ」
「いくら調子が良いからといって無理はしないでくれよ」
「ふふ、分かってるわ。父上は心配症ですね」
「ぼくがははうえをまもります!」
「ふふ、頼もしいわ」
「息子にしてやられたな。後で父とも遊んでくれ」
「ふふ、嫉妬はいけませんよ」
「おとなげないです」
「どこで覚えたんだ?」
「ははうえがまえにいってました」
「・・・あの時か。盗み聞きは良くないぞ」
「もうしませ~ん」
「(目線を合わせないとは)はっは、困ったやつだ」
「そろそろいきますよ、ガレンまた」
「ああ、いってらっしゃい」
神様に力を分けて貰ってから普通に生活する分には困らなくなった。
まるで何事もなかったかの様に毎日が過ぎていった。
リリアとガレンはヨシュアの成長を見守った。
しかし、ヨシュアが王太子となるのが決まったとき、ヨシュアが7歳になったとき、突然の別れが訪れた。
稀に見る晴天で雲ひとつなく澄みきった空が広がっていたあの日。リリアとヨシュアは庭園を散歩していた。ガレンが王様として即位してから穏やかすぎる日々の中に気が緩んでいたのだろう。
「危ない!」
ヨシュアを狙う暗殺者の影に1番早く気が付いたのはリリアだった。
その瞬間ヨシュアを光が覆った。
リリアがとっさに結界を張ったのだ。
「王妃様申し訳ありませんでした。お怪我はありませんでしょうか?」
「私たちは大丈夫です。早くそいつを連れていきなさい」
「畏まりました」
暗殺者は後から来た兵士に捕まり、地下牢に連れていかれた。
「良かった・・・」
息子の危機に無意識に力を使ってしまった。
これで私の居場所が分かってしまう。
これでおしまい。
「ヨシュア、どこも怪我していない?」
「はい、母上。ありがとうございます」
「良いのよ、あなたが無事なら」
「リリア!ヨシュア!」
「ガレン・・・」
「大丈夫か?」
「はい、母上が守ってくれました」
「そうか・・・リリア?」
「・・・話があるの。落ち着いたらあなたの執務室にお邪魔してもいいかしら?」
「それはもちろん。それはずっとリリアが私に隠してきたことと関係があるんだね?」
「そうね、黙っていたことは謝るわ」
「・・・そうか」
待っている。とだけ残してガレンは兵士を連れ去っていった。
「母上?」
「ん?大丈夫よ。色々あって疲れたでしょ?もう休みなさい」
「はい!お休みなさい」
リリアはヨシュアを侍女に頼んで部屋に帰した。
「ふぅー、どうやって話そうかな」
いつかこうなると分かっていた。
大切にしたいものが増えれば増えるだけその日が早まるのだと。
後悔はしていない、大事な息子を守るためだったのだから。
ガレンはきっと怒るだろう。
私の判断はまた誰かを傷つける。
「ごめんなさい」
廊下で誰の耳に入ることなく消えていく。
ノックする音が聞こえる。
「リリアです」
「入れ」
「失礼します」
「今日こそは聞けるのだろう?」
「・・・そうね、今日が最後になるでしょうし」
ガレンはその一言を聞くと勢いよく立ち上がりリリアに迫った。
「どういうことだ!」
「ごめんなさい」
「聞きたいのはその言葉ではない」
「落ち着いて、ちゃんと話すから」
「あの日から調子が良いな」
「ええ、心配ばかりかけたものね。ヨシュア、母と一緒に遊びましょう。父上のお邪魔したら悪いものね」
「はーい!いきましょ!ははうえ。ぼくとたくさんあそんでください」
「ええ、勿論よ。さぁ、いきましょ」
「いくら調子が良いからといって無理はしないでくれよ」
「ふふ、分かってるわ。父上は心配症ですね」
「ぼくがははうえをまもります!」
「ふふ、頼もしいわ」
「息子にしてやられたな。後で父とも遊んでくれ」
「ふふ、嫉妬はいけませんよ」
「おとなげないです」
「どこで覚えたんだ?」
「ははうえがまえにいってました」
「・・・あの時か。盗み聞きは良くないぞ」
「もうしませ~ん」
「(目線を合わせないとは)はっは、困ったやつだ」
「そろそろいきますよ、ガレンまた」
「ああ、いってらっしゃい」
神様に力を分けて貰ってから普通に生活する分には困らなくなった。
まるで何事もなかったかの様に毎日が過ぎていった。
リリアとガレンはヨシュアの成長を見守った。
しかし、ヨシュアが王太子となるのが決まったとき、ヨシュアが7歳になったとき、突然の別れが訪れた。
稀に見る晴天で雲ひとつなく澄みきった空が広がっていたあの日。リリアとヨシュアは庭園を散歩していた。ガレンが王様として即位してから穏やかすぎる日々の中に気が緩んでいたのだろう。
「危ない!」
ヨシュアを狙う暗殺者の影に1番早く気が付いたのはリリアだった。
その瞬間ヨシュアを光が覆った。
リリアがとっさに結界を張ったのだ。
「王妃様申し訳ありませんでした。お怪我はありませんでしょうか?」
「私たちは大丈夫です。早くそいつを連れていきなさい」
「畏まりました」
暗殺者は後から来た兵士に捕まり、地下牢に連れていかれた。
「良かった・・・」
息子の危機に無意識に力を使ってしまった。
これで私の居場所が分かってしまう。
これでおしまい。
「ヨシュア、どこも怪我していない?」
「はい、母上。ありがとうございます」
「良いのよ、あなたが無事なら」
「リリア!ヨシュア!」
「ガレン・・・」
「大丈夫か?」
「はい、母上が守ってくれました」
「そうか・・・リリア?」
「・・・話があるの。落ち着いたらあなたの執務室にお邪魔してもいいかしら?」
「それはもちろん。それはずっとリリアが私に隠してきたことと関係があるんだね?」
「そうね、黙っていたことは謝るわ」
「・・・そうか」
待っている。とだけ残してガレンは兵士を連れ去っていった。
「母上?」
「ん?大丈夫よ。色々あって疲れたでしょ?もう休みなさい」
「はい!お休みなさい」
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「ふぅー、どうやって話そうかな」
いつかこうなると分かっていた。
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後悔はしていない、大事な息子を守るためだったのだから。
ガレンはきっと怒るだろう。
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「ごめんなさい」
廊下で誰の耳に入ることなく消えていく。
ノックする音が聞こえる。
「リリアです」
「入れ」
「失礼します」
「今日こそは聞けるのだろう?」
「・・・そうね、今日が最後になるでしょうし」
ガレンはその一言を聞くと勢いよく立ち上がりリリアに迫った。
「どういうことだ!」
「ごめんなさい」
「聞きたいのはその言葉ではない」
「落ち着いて、ちゃんと話すから」
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