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婚約破棄
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降り積もる雪が何かを訴えかけているようだ。
寒い。身体は寒さで震えている。
今年の冬は平年よりも低いと予報が出ている。
その通りに、頻繁に寒波が来ては雪を降らせている。
雪の高さもまた半端ではなく、お屋敷の半分以上が雪に埋もれている。
例年なら、ここまで雪が降る事は無い。
しんしんと降る雪ではなく、雷を伴って激しく降る。いわば、吹雪だ。
今日もまた吹雪だ。
ここ、グラントラル王国はツンドラ気候。
夏は短く、冬が長い。
なかんずく、オゴール領オゴール湿原は豪雪地帯で有名だ。
フィリッパは冬が苦手だ。
細身の身体には冷気は天敵。
おまけに冷え性。
指先が冷えてかじかみ、足先も冷える。
まるで、氷でも触っているかのようだ。
フィリッパは婚約者であるアントニオから彼の執務室に呼ばれた。
執務室は暗い。
外が吹雪いているからだろう。
天井からは豪勢なシャンデリアがぶら下がっている。
四方は本棚になっているが、至る箇所に木彫りの人形が置かれている。
本はごく僅かだ。
窓のすぐ右側には柱時計があり、コチコチ音を立てている。
窓の外は中庭を埋め尽くす雪の壁。
煙い。おまけに臭い。
部屋の中は煙が充満している。
目の前には肩まで伸びた茶色の髪をど真ん中から分け、セピア色した瞳につり上がった目、
尖った鷲鼻に上下共に分厚い唇をした中肉中背の男がソファにふんぞり返り、足を組んでいる。
右手にはパイプが握られていた。
この男こそがオゴール公爵家の長男、アントニオだ。
オゴール公爵家は筆頭公爵家になる。
その横には腰まである波打った金髪に茶色いチェックのヘアバンド、満月のようなまんまるの目にエメラルドグリーンの瞳。雫のような形をした鼻、上唇が異様に薄い唇、耳にはフープのピアスが揺れている。
細身で今にも折れそうな足。
その女性は姉、ベアトリスの同級生のシモーネだった。
シモーネはスターマー公爵令嬢で、貴族界隈ではモテモテだ。
シモーネとはパーティーや夜会、お茶会などで顔を合わせているため、顔なじみだった。
しかし、なぜアントニオはシモーネと一緒にいるのだろうか?
甚だ疑問だった。
嫌な予感がした。
フィリッパは唾を飲み込んでつとめて冷静を装った。
「実はな、フィリッパ」
アントニオはパイプをテーブルの上に置き、立ち上がった。
「どういう事なんですの? ご説明願えないでしょうか?」
フィリッパはアントニオを睨みつけた。
アントニオはニヤリと含み笑いを浮かべた。
何やら、勝ち誇ったような仕草を見せつける。
シモーネも隣で呑気にパイプを吹かしている。
「見てわかると思うが、俺はシモーネが好きになった。お前の事は冷めてしまった」
「だから何ですの? わたくしとアントニオ様は婚約をしているんですわよ」
「フフフ。だからさ。潔く婚約破棄しないか?」
「こ……婚約破棄ですか?」
俄に受け入れられるわけはない。
しかし、アントニオが浮気をしているのではないか? と示唆される行動はとっていた。
まずは帰りが遅い。
そして、決まって酔っ払って帰って来る。
服装も華やかになった。
それまでは寒色が好きだったが、いつの間にか暖色の色を好むようになった。
香水の匂いが変わった。
それまでは柑橘系の匂いを好んでいたが、いつの間にか甘味の匂いを好むようになった。
これだけの変化で、「何かあるのではないか?」と感づいてはいた。
それが浮気だったのだ。
「婚約は白紙撤回だ」
「受け入れられませんわ!! どうしてここに来て婚約を白紙にするんですの? これはマジョ家とオゴール家両家の繋がりではありませんこと? それに……」
目からは涙が零れ落ちた。
涙は頬を伝い、顎から床に落ちた。
フィリッパは続けた。
「それに……」
「それにどうした?」
アントニオは再び嫌味な笑みを見せた。
「それに……わたくしとアントニオ様は婚約するって女王陛下にも挨拶したではありませんか。なぜ白紙撤回をそう易易としてしまうのです?」
アントニオは白い歯を見せながら笑った。
「えへん。あのな」
どんな言い訳が飛んでくるのだろうか?
鼻水が出てきた。
フィリッパは持参したティッシュをバッグから引っ張り出した。
そして、音が出ないよう、静かに鼻を噛んだ。
涙は止まる気配はない。
「フィリッパよ。わかっていると思うが、フィリッパの姉、ベアトリスはシモーネの恋路を邪魔してばかりいる。まぁ、それはともかくも、お前は頭が良すぎる。父親を見て、医者を目指しているんだろ? 結婚なんかしていないで医者として生涯独身でいたらどうだ? うん、それがお似合いだ。わははは」
アントニオのみならず、シモーネまでが手を叩いて笑い出した。
フィリッパの父、ヨシュアは王族の侍医。
手術の腕前も隣国にも名を轟かせるほどだ。
フィリッパは医者など目指してはいない。
母のマリアは結婚前、聖女だった。
聖女の道も考えていた。
聖女として医師を支えたかったのだ。
だから、聖女としての教育も受けてきた。
「違いますわ、アントニオ様。わたくしは聖女を志しています。それに、生涯独身なんて嫌ですわ!!」
確かに、仕事を生き甲斐にしたかった。
結婚してからも、聖女として働く事を決めていた。
「俺はな、家庭に入る女が欲しかったんだよ。そして、家庭に入ってくれると言ってくれたのがシモーネだった。次期オゴール公爵夫人はシモーネが相応しい」
どこまでも悪態をついてくるこの男。
お互い譲らない。
このままでは平行線を辿るだけ。
もはや、埒は明かないと思い、婚約破棄を受け入れる事にした。
「わかりましたわ。婚約破棄、受け入れますわ。ではわたくし、今からマジョ家に戻ります。今までありがとうございました」
「ありがとうございました」を半ば不貞腐れるように、強調して言った。
アントニオは咳払いをしながらソファに腰を下ろした。
「ありがとう、フィリッパ。わたくしはこれでアントニオ様としあわせになれるわ♡」
横でパイプを吹かしていたシモーネが口を開いた。
何がしあわせだ。
神様は全てお見通しなのだ。
二人が恣意的に婚約破棄をしたのは事実。
ご守護を受けられるわけはない。
それに、アントニオとの婚約は政略結婚のようなもの。
破綻するのも仕方はない。
フィリッパは移動の間へ行き、呪文を唱え、実家に戻った。
寒い。身体は寒さで震えている。
今年の冬は平年よりも低いと予報が出ている。
その通りに、頻繁に寒波が来ては雪を降らせている。
雪の高さもまた半端ではなく、お屋敷の半分以上が雪に埋もれている。
例年なら、ここまで雪が降る事は無い。
しんしんと降る雪ではなく、雷を伴って激しく降る。いわば、吹雪だ。
今日もまた吹雪だ。
ここ、グラントラル王国はツンドラ気候。
夏は短く、冬が長い。
なかんずく、オゴール領オゴール湿原は豪雪地帯で有名だ。
フィリッパは冬が苦手だ。
細身の身体には冷気は天敵。
おまけに冷え性。
指先が冷えてかじかみ、足先も冷える。
まるで、氷でも触っているかのようだ。
フィリッパは婚約者であるアントニオから彼の執務室に呼ばれた。
執務室は暗い。
外が吹雪いているからだろう。
天井からは豪勢なシャンデリアがぶら下がっている。
四方は本棚になっているが、至る箇所に木彫りの人形が置かれている。
本はごく僅かだ。
窓のすぐ右側には柱時計があり、コチコチ音を立てている。
窓の外は中庭を埋め尽くす雪の壁。
煙い。おまけに臭い。
部屋の中は煙が充満している。
目の前には肩まで伸びた茶色の髪をど真ん中から分け、セピア色した瞳につり上がった目、
尖った鷲鼻に上下共に分厚い唇をした中肉中背の男がソファにふんぞり返り、足を組んでいる。
右手にはパイプが握られていた。
この男こそがオゴール公爵家の長男、アントニオだ。
オゴール公爵家は筆頭公爵家になる。
その横には腰まである波打った金髪に茶色いチェックのヘアバンド、満月のようなまんまるの目にエメラルドグリーンの瞳。雫のような形をした鼻、上唇が異様に薄い唇、耳にはフープのピアスが揺れている。
細身で今にも折れそうな足。
その女性は姉、ベアトリスの同級生のシモーネだった。
シモーネはスターマー公爵令嬢で、貴族界隈ではモテモテだ。
シモーネとはパーティーや夜会、お茶会などで顔を合わせているため、顔なじみだった。
しかし、なぜアントニオはシモーネと一緒にいるのだろうか?
甚だ疑問だった。
嫌な予感がした。
フィリッパは唾を飲み込んでつとめて冷静を装った。
「実はな、フィリッパ」
アントニオはパイプをテーブルの上に置き、立ち上がった。
「どういう事なんですの? ご説明願えないでしょうか?」
フィリッパはアントニオを睨みつけた。
アントニオはニヤリと含み笑いを浮かべた。
何やら、勝ち誇ったような仕草を見せつける。
シモーネも隣で呑気にパイプを吹かしている。
「見てわかると思うが、俺はシモーネが好きになった。お前の事は冷めてしまった」
「だから何ですの? わたくしとアントニオ様は婚約をしているんですわよ」
「フフフ。だからさ。潔く婚約破棄しないか?」
「こ……婚約破棄ですか?」
俄に受け入れられるわけはない。
しかし、アントニオが浮気をしているのではないか? と示唆される行動はとっていた。
まずは帰りが遅い。
そして、決まって酔っ払って帰って来る。
服装も華やかになった。
それまでは寒色が好きだったが、いつの間にか暖色の色を好むようになった。
香水の匂いが変わった。
それまでは柑橘系の匂いを好んでいたが、いつの間にか甘味の匂いを好むようになった。
これだけの変化で、「何かあるのではないか?」と感づいてはいた。
それが浮気だったのだ。
「婚約は白紙撤回だ」
「受け入れられませんわ!! どうしてここに来て婚約を白紙にするんですの? これはマジョ家とオゴール家両家の繋がりではありませんこと? それに……」
目からは涙が零れ落ちた。
涙は頬を伝い、顎から床に落ちた。
フィリッパは続けた。
「それに……」
「それにどうした?」
アントニオは再び嫌味な笑みを見せた。
「それに……わたくしとアントニオ様は婚約するって女王陛下にも挨拶したではありませんか。なぜ白紙撤回をそう易易としてしまうのです?」
アントニオは白い歯を見せながら笑った。
「えへん。あのな」
どんな言い訳が飛んでくるのだろうか?
鼻水が出てきた。
フィリッパは持参したティッシュをバッグから引っ張り出した。
そして、音が出ないよう、静かに鼻を噛んだ。
涙は止まる気配はない。
「フィリッパよ。わかっていると思うが、フィリッパの姉、ベアトリスはシモーネの恋路を邪魔してばかりいる。まぁ、それはともかくも、お前は頭が良すぎる。父親を見て、医者を目指しているんだろ? 結婚なんかしていないで医者として生涯独身でいたらどうだ? うん、それがお似合いだ。わははは」
アントニオのみならず、シモーネまでが手を叩いて笑い出した。
フィリッパの父、ヨシュアは王族の侍医。
手術の腕前も隣国にも名を轟かせるほどだ。
フィリッパは医者など目指してはいない。
母のマリアは結婚前、聖女だった。
聖女の道も考えていた。
聖女として医師を支えたかったのだ。
だから、聖女としての教育も受けてきた。
「違いますわ、アントニオ様。わたくしは聖女を志しています。それに、生涯独身なんて嫌ですわ!!」
確かに、仕事を生き甲斐にしたかった。
結婚してからも、聖女として働く事を決めていた。
「俺はな、家庭に入る女が欲しかったんだよ。そして、家庭に入ってくれると言ってくれたのがシモーネだった。次期オゴール公爵夫人はシモーネが相応しい」
どこまでも悪態をついてくるこの男。
お互い譲らない。
このままでは平行線を辿るだけ。
もはや、埒は明かないと思い、婚約破棄を受け入れる事にした。
「わかりましたわ。婚約破棄、受け入れますわ。ではわたくし、今からマジョ家に戻ります。今までありがとうございました」
「ありがとうございました」を半ば不貞腐れるように、強調して言った。
アントニオは咳払いをしながらソファに腰を下ろした。
「ありがとう、フィリッパ。わたくしはこれでアントニオ様としあわせになれるわ♡」
横でパイプを吹かしていたシモーネが口を開いた。
何がしあわせだ。
神様は全てお見通しなのだ。
二人が恣意的に婚約破棄をしたのは事実。
ご守護を受けられるわけはない。
それに、アントニオとの婚約は政略結婚のようなもの。
破綻するのも仕方はない。
フィリッパは移動の間へ行き、呪文を唱え、実家に戻った。
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