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心の枷編
拗れた二人
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お茶会からルーナ以外が都に会うことはなかった。
少し魔粒子の吸収率が下がっていて、これ以上魔粒子のバランスが崩れ
ないように都は神力の使い方ルーナと研究していた。
「都、グレース様はどう?」
都はベットの上で仰向けで寝転びながらため息をついた。
「怒ってるし、悲しんで子供みたいに蹲ってる。」
「婚約者のこと?」
ルーナは診療器具を片付けて都の横に寝転んだ。
最近、都はルーナに対して警戒心がなくなっている。グレース以外で
心の内を話せるのはルーナだけだった。
「それもあるだろうけど、婚約者の事を黙ってた事に怒ってて、、」
「みんな知ってて黙ってたって。あと、私に酷いこと言ったヤルダさんに怒って許さないって唸ってる。」
ルーナは都の頭の下に腕を通して肩ごと抱き寄せた。
「都は大丈夫?この世界にまだ慣れなくて、まだ皆んなの事、信じられないんでしょ?」
都はルーナの薄い少年のような胸に額をつけて目を瞑る。
「はぁ、うーん。なんて言えば良いのかな。みんなグレースの仲間であって私の仲間じゃないんだよね。だから、入れない。」
ルーナは都の顎にてをかけて上を向かせた。
「俺は?俺は都のものだよ?グレース様のものじゃない!」
ルーナの男の顔に都は困惑して、眉を下げて笑うしかなかった。
男として見れない。見ていない。そんな言葉は言えなかった。
「ありがとう。そうだね、ルーナには心の内を伝えられる。」
「俺は都にとって恋愛対象に思えない?」
もう逃げられない気がした。
グレース、助けて。苦しい。悲しい。なんでみんな愛や恋ばかり
求めるの?疲れたよ。悲しませるのも、心が冷えていくのも限界だよ。
黙って時が過ぎ去るのを都は待った。
——— そうやって、また逃げるのかよ。
——— その気になれないなら解放してやれよ。残酷だ。
「だって!二択じゃ足りない事だってあるじゃない!」
「私だって、もう少し若かったら!」
急に叫んだ都にルーナは驚いたが、グレースと何かやり取りをしているのだろうと黙って聞いていた。
——— 言い訳すんなよ。都は何を求めてるんだ。
——— こいつら全員俺達より年上なんだよ?分かったように大人ぶるなよ。
「グレース、忘れないで。双葉の事。」
——— 子供ってさ、結果だろ?欲しいって思えば誰とでもヤれるのか?都の嫌いな愛やら恋やらがなきゃ産んでやれないだろ!
——— もし、この旅でルーナが死んでも後悔しないか?愛してやれば良かったって。俺はするよ。
「だったらさっさと出て来なさいよ!」
——— 出れないんだよ。出たくても。
「え?」
——— とっくに怒りは収まってたさ。
「う、、そ、、やだよ!出て来てよ!」
——— じゃあ、都から代わってみて?
いつものように、神格の光を目指して意識を集中させる。
しかし、全く戻れない。都は住処を失った様に愕然としていた。
「都?大丈夫なのか?」
ルーナが心配そうに顔を覗き込むが、カタカタと震えながら都は大量の魔粒子と神力を放出していた。
「都!やめて!そんな事したら消えちゃうよ!」
ルーナは一体何が起きたの分からず、とりあえずビクトラ達を呼びに走った。部屋に集まると都の周りには黒と白の光の粒が集まり渦巻いている。部屋の床には黒く混色した魔粒子がタールのようにへばり付いていた。
「な、何があった?」
アガットがルーナに聞くが、ルーナもグレースとのやり取りの中でそうなったと答えるしか無かった。
後ろから朱雀がビクトラ達を押し退け、結界を張りながら焔を散らし部屋に入る。
「朱雀!大丈夫なのか!?」
無言で朱雀が都に近づく。朱雀は都の神力の渦の中に手を差し入れて、体を抱き寄せた。神力に触れた箇所は切られ、また修復されてを繰り返している。
「朱雀さん、離れて。どっかいって。放っておいて。」
「何故だ?我は都のものでもある。側に居らねば落ち着かぬ」
ぎゅっと都を抱き締め、焔纏う羽で包んだ。
「違う、朱雀さんは私のじゃない。私のじゃない。」
「最初に口付けをしてくれたのは、都ではないか?」
都はハッとして朱雀の顔を見ると、涙を沢山溜めて泣きそうな朱雀がいた。
「我を引き寄せたのは都なのに。我を置き去りにした。酷いぞ」
「うん、そうだね。グレースに押し付けちゃった。」
「ごめん。ごめんね朱雀さん。でも、戻れなくなったの」
「グレースに返せない。どうしよう?」
「月読命やニニギとは話せるか?」
「何度も声を掛けたけどダメだった。」
「そうか。」
朱雀は扉の外にいるルーナを呼んだ。
「兎、都は後どのくらい形を保てる。」
「……見せて、都。神核の位置ここ?」
都はシャツの胸元を開いて見せた。
ルーナは手を当て魔粒子を流す。都の魔粒子の吸収速度と、自身の減少速度を計算する。そして地べたに広がる黒の魔粒子量をみた。
ヒュッと喉が鳴り飲み込む。
「……保たない。」
「今すぐ補充しなきゃ。」
都は自身の頑なさに後悔した。また皆を巻き込み困らせた、と。
すると、ザッザッと数十人の神官達が部屋になだれ込んできた。
「宵闇の神、グレース様。神の使徒として御守りに参りました。」
「なっ!なんで神官がこんなところに!」
廊下で跪く神官達にビクトラ達は戸惑い都達を見つめた。
都は怯えて未だ震えている。
「今朝方、教会の泉にニニギと名乗る神の御使が現れました。」
都は立ち上がり口上を述べた神官に縋りついた。
「ニニギはどこ!?今すぐ会わせて!」
神官は眉間に皺を寄せて慌てた。
「グレース様、このお身体!何をなさっておいでだ!」
「皆、神域結界と補充を!」
すかさずルーナが割って入り騒然とした。
「駄目だ!グレース様には魔粒子核がないんだ!」
「俺と朱雀さんがやる。だからあんたらは出てってくれ!」
地べたに倒れ泣き崩れる都を抱えてルーナは部屋に篭ると
宣言して部屋の戸が閉まった。三時間程、都の泣きながら
殺してくれと叫び続ける声と嬌声の入り混じった叫び声が響いて
皆の心を締め付けていく。程なくして「カチャ」と扉が開いて
顔面蒼白のルーナが出てきて皆を招き入れた。
「大丈夫か?」
「二つ空にし、、ま、した。限界、で、、」
ビクトラはポーションを渡しながらルーナの肩に手を置いた。
「うっ、、まだ、足りないけど。なんとか、、なんで、こうなった。」
ルーナも精神が限界に達しており、その場で泣き崩れていく。
そんなルーナをアガットは背負って部屋へ連れ帰った。
皆が部屋へ恐る恐る入ると、都はベットで眠っていてその姿は
死んでいるようにも見え、誰もが言い知れぬ不安と恐怖で
動けずにいる。
「皆様、今日だけで良いのです。グレース様を教会にお連れしたい。」
ビクトラ達もそれを不服に思ったが、自分達ではどうする事も出来ないのも分かっていた。
「分かった。明日迎えに行く。」
少し魔粒子の吸収率が下がっていて、これ以上魔粒子のバランスが崩れ
ないように都は神力の使い方ルーナと研究していた。
「都、グレース様はどう?」
都はベットの上で仰向けで寝転びながらため息をついた。
「怒ってるし、悲しんで子供みたいに蹲ってる。」
「婚約者のこと?」
ルーナは診療器具を片付けて都の横に寝転んだ。
最近、都はルーナに対して警戒心がなくなっている。グレース以外で
心の内を話せるのはルーナだけだった。
「それもあるだろうけど、婚約者の事を黙ってた事に怒ってて、、」
「みんな知ってて黙ってたって。あと、私に酷いこと言ったヤルダさんに怒って許さないって唸ってる。」
ルーナは都の頭の下に腕を通して肩ごと抱き寄せた。
「都は大丈夫?この世界にまだ慣れなくて、まだ皆んなの事、信じられないんでしょ?」
都はルーナの薄い少年のような胸に額をつけて目を瞑る。
「はぁ、うーん。なんて言えば良いのかな。みんなグレースの仲間であって私の仲間じゃないんだよね。だから、入れない。」
ルーナは都の顎にてをかけて上を向かせた。
「俺は?俺は都のものだよ?グレース様のものじゃない!」
ルーナの男の顔に都は困惑して、眉を下げて笑うしかなかった。
男として見れない。見ていない。そんな言葉は言えなかった。
「ありがとう。そうだね、ルーナには心の内を伝えられる。」
「俺は都にとって恋愛対象に思えない?」
もう逃げられない気がした。
グレース、助けて。苦しい。悲しい。なんでみんな愛や恋ばかり
求めるの?疲れたよ。悲しませるのも、心が冷えていくのも限界だよ。
黙って時が過ぎ去るのを都は待った。
——— そうやって、また逃げるのかよ。
——— その気になれないなら解放してやれよ。残酷だ。
「だって!二択じゃ足りない事だってあるじゃない!」
「私だって、もう少し若かったら!」
急に叫んだ都にルーナは驚いたが、グレースと何かやり取りをしているのだろうと黙って聞いていた。
——— 言い訳すんなよ。都は何を求めてるんだ。
——— こいつら全員俺達より年上なんだよ?分かったように大人ぶるなよ。
「グレース、忘れないで。双葉の事。」
——— 子供ってさ、結果だろ?欲しいって思えば誰とでもヤれるのか?都の嫌いな愛やら恋やらがなきゃ産んでやれないだろ!
——— もし、この旅でルーナが死んでも後悔しないか?愛してやれば良かったって。俺はするよ。
「だったらさっさと出て来なさいよ!」
——— 出れないんだよ。出たくても。
「え?」
——— とっくに怒りは収まってたさ。
「う、、そ、、やだよ!出て来てよ!」
——— じゃあ、都から代わってみて?
いつものように、神格の光を目指して意識を集中させる。
しかし、全く戻れない。都は住処を失った様に愕然としていた。
「都?大丈夫なのか?」
ルーナが心配そうに顔を覗き込むが、カタカタと震えながら都は大量の魔粒子と神力を放出していた。
「都!やめて!そんな事したら消えちゃうよ!」
ルーナは一体何が起きたの分からず、とりあえずビクトラ達を呼びに走った。部屋に集まると都の周りには黒と白の光の粒が集まり渦巻いている。部屋の床には黒く混色した魔粒子がタールのようにへばり付いていた。
「な、何があった?」
アガットがルーナに聞くが、ルーナもグレースとのやり取りの中でそうなったと答えるしか無かった。
後ろから朱雀がビクトラ達を押し退け、結界を張りながら焔を散らし部屋に入る。
「朱雀!大丈夫なのか!?」
無言で朱雀が都に近づく。朱雀は都の神力の渦の中に手を差し入れて、体を抱き寄せた。神力に触れた箇所は切られ、また修復されてを繰り返している。
「朱雀さん、離れて。どっかいって。放っておいて。」
「何故だ?我は都のものでもある。側に居らねば落ち着かぬ」
ぎゅっと都を抱き締め、焔纏う羽で包んだ。
「違う、朱雀さんは私のじゃない。私のじゃない。」
「最初に口付けをしてくれたのは、都ではないか?」
都はハッとして朱雀の顔を見ると、涙を沢山溜めて泣きそうな朱雀がいた。
「我を引き寄せたのは都なのに。我を置き去りにした。酷いぞ」
「うん、そうだね。グレースに押し付けちゃった。」
「ごめん。ごめんね朱雀さん。でも、戻れなくなったの」
「グレースに返せない。どうしよう?」
「月読命やニニギとは話せるか?」
「何度も声を掛けたけどダメだった。」
「そうか。」
朱雀は扉の外にいるルーナを呼んだ。
「兎、都は後どのくらい形を保てる。」
「……見せて、都。神核の位置ここ?」
都はシャツの胸元を開いて見せた。
ルーナは手を当て魔粒子を流す。都の魔粒子の吸収速度と、自身の減少速度を計算する。そして地べたに広がる黒の魔粒子量をみた。
ヒュッと喉が鳴り飲み込む。
「……保たない。」
「今すぐ補充しなきゃ。」
都は自身の頑なさに後悔した。また皆を巻き込み困らせた、と。
すると、ザッザッと数十人の神官達が部屋になだれ込んできた。
「宵闇の神、グレース様。神の使徒として御守りに参りました。」
「なっ!なんで神官がこんなところに!」
廊下で跪く神官達にビクトラ達は戸惑い都達を見つめた。
都は怯えて未だ震えている。
「今朝方、教会の泉にニニギと名乗る神の御使が現れました。」
都は立ち上がり口上を述べた神官に縋りついた。
「ニニギはどこ!?今すぐ会わせて!」
神官は眉間に皺を寄せて慌てた。
「グレース様、このお身体!何をなさっておいでだ!」
「皆、神域結界と補充を!」
すかさずルーナが割って入り騒然とした。
「駄目だ!グレース様には魔粒子核がないんだ!」
「俺と朱雀さんがやる。だからあんたらは出てってくれ!」
地べたに倒れ泣き崩れる都を抱えてルーナは部屋に篭ると
宣言して部屋の戸が閉まった。三時間程、都の泣きながら
殺してくれと叫び続ける声と嬌声の入り混じった叫び声が響いて
皆の心を締め付けていく。程なくして「カチャ」と扉が開いて
顔面蒼白のルーナが出てきて皆を招き入れた。
「大丈夫か?」
「二つ空にし、、ま、した。限界、で、、」
ビクトラはポーションを渡しながらルーナの肩に手を置いた。
「うっ、、まだ、足りないけど。なんとか、、なんで、こうなった。」
ルーナも精神が限界に達しており、その場で泣き崩れていく。
そんなルーナをアガットは背負って部屋へ連れ帰った。
皆が部屋へ恐る恐る入ると、都はベットで眠っていてその姿は
死んでいるようにも見え、誰もが言い知れぬ不安と恐怖で
動けずにいる。
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