16 / 38
16.君に合う名はなんですか?②
しおりを挟む
「タイム」
タイム?????
『ほう……タイムとな』
クックと喉で笑う精霊獣様。いやはやこいつは何を言いたいんだと頭が混乱する我らとは違い、悠然と構えているいらっしゃる。兄貴とお呼びしたい。はっ!いや、もう名前兄貴でいいんじゃないか?
「契約するのに名前が必要なのは存じています」
『……………………』
そう。精霊獣とは名前を与えると契約することができる。面白そうに目を細めている精霊獣様。もしや、面白いことが好きなのだろうか……だからこの少々変わり者のこの友人をお選びになったのだろうか…………。
「ですが、どれだけ考えても名前が出てこないのです!」
ーーーだろうな。
皆思った。じゃなければタイムなんて言葉出てこない。
「貴方様にふさわしい名前をつけてみせますので、お時間を頂けないでしょうか?」
とても真剣な表情。
男から見ても見惚れる。
言ってることは常識外れだが。
だが皆息を呑む。精霊獣様の返答によってはこの最高の相棒を得るチャンスを失うのだから。
『構わぬ。長い時を生きている故な数日のことなどそなた達の1秒にもならぬわ。その代わり……私に見合う名前を頼むぞ』
そう言って、精霊獣様はポンと可愛らしい片手で抱っこできるミニチュアサイズになった。しかも凛々しさは消え、なんか顔の周りがモフッとして身体も筋肉を失いポチャッとした可愛らしい感じになっている。
小型犬みたいで非常に愛らしい。撫で撫でしたい。
『ではな』
そう言って去っていく精霊獣様。精霊獣は普段天界にいる。人と契約すると長時間人間界にいられるようになるが、それでもずっとというわけにはいかない。
一般的な精霊獣が契約無しの状態で人間界に留まることは難しい。だがリカルドが召喚した精霊獣様は契約無しでも人間界に暫く留まれるようだ。それだけ強いということが伺い知れる。
だが、それにしても………………
その後ろ姿
かわええなぁ。
ーーーーーーーーー
教室に戻ったリカルドはクラスメイトに取り囲まれていた。なぜかって、もちろんのこと精霊獣の名前についてだ。
「ねえねえ何にするの?」
「リカルド羨ましいぜ!あんなかっこいい精霊獣様!俺は……俺は…………誰も出てきてくれなかった…………っ……っ……」
「それにしても精霊獣様素敵よね~」
皆口々に好き勝手思うことを言っていく中、
「リカルドお前、何様だよ」
聞いているものが不快になるような物言いをするのは同じクラスのジェラスだ。燃えるような赤髪と瞳、顔立ちは中の中、身長も平均、頭の出来は中の上、子爵家の長男。モテレベルは性格の悪さもあり皆無。
ジェラスは何かと優秀で超絶イケメンのリカルドに突っかかってくる。まあ嫉妬丸心出しで見るに耐えないが。リカルドはすっとジェラスに視線を向ける。気丈に睨み返しているがびくっと震えたの見たぞ。
「何様?」
「精霊獣を喚べる人間は少ない。皆必死なんだよ……願って願って願いまくるんだよ。それなのになんなんだよお前!もし精霊獣が嫌だって言ったらどうするつもりだったんだよ!たかが名前くらい適当につければいいだろうが!皆喚び出せたやつが羨ましくて仕方ないんだよ!なのに何なんだよお前!……名前考える時間を欲しいとか!先に考えとけよ!っていうかもしかして自分だったらまた喚べば他にも召喚に応じてくれる精霊獣がいるとか思ってるんじゃないのか!?どれだけ傲慢なんだよ!ふざけんじゃねえぞ!!!」
しーーーんと静まり返る室内。
ふんっと腰に手をあて言い切ったとばかりのジェラス。
まあ別にその剣幕に黙った訳じゃないんだが……
どちらかというと空気よめねー…………と言った感じだ。
そんな思いに気づかぬジェラスの鼻が微妙に膨らんでいる。皆の注目を浴びているからか、言い負かしてやったという思いからか……そんな自分ってかっこいいと思っているようだがなんかカッコ悪い。
ゆらりと立ち上がるリカルド。
おいおいリカルドは立っただけなのに腰が引けてるぞジェラス。
「まあ色々思うことは人それぞれだよな。俺の言動で不快に思った人がいたら悪かった。申し訳ない」
ペコリと軽く頭を下げる。
「だがそもそもどんな言葉だって行動だって全員が同じ思いを持つということ自体ほとんどないことだと思う」
それはそうだ。ある行いを善い行いだと褒める人もいれば偽善者だと言うやつもいる。全員に認められる言動というものは案外ないものだ。
「だからまあ気をつけはするがこれからも不快な思いをさせることはあると思う。皆勘弁な」
周囲の者はそもそもあいつみたいに思ってないしーという感じの者が多そうだ。
「だがなジェラス。俺は精霊獣に待ってくれと言ったことは後悔していないし、お前に言われた後に召喚していたとしても同じことを言ったぞ」
まあこいつならそうだろうな。
「まず俺は今回名前をさっとつけられたやつは俺と違って決断力があって尊敬する」
おっ、おお。自分を指しているわけじゃないんだろうがなんか照れる。
「ジェラス。自分の子供に名前をつけるとき何時間も何日もかけて悩まないか?」
まあ、悩む人は多いだろうな。
「先に決めておけば良いという意見もあるだろう。たぶんこのクラスにも喚べたらこういう名前をつけたいと一生懸命考えたやつもいるだろう」
うんうん、と頷く者が何人もいる。
なのに…………なんで応じてくれないんだという悲しい声も聞こえてくる。
「だが、中には顔を見てその子にあった名前をつけようという人だっているはずだ」
そらそうだ。
「俺はそういうタイプの人間なんだ」
そうか。
「そして、すぐには決められないタイプの人間なんだ。だからそう言っただけだ。それで精霊獣が納得してくださらなかったら諦めるしかないだろう。精霊獣は大切なパートナーだ。失礼があってはならない。自分も精霊獣も納得いかない名前を適当につけるくらいなら……俺は一人でいい」
おお!決断力ないことを超かっこいい感じに言っている。いや、そりゃあ名前は大事だが、とりあえず契約するためには早急に名前をつけなければならない。それ以外の選択などないのだ。ダサかろうが似合わなかろうがつける。それが当たり前というものだ。
チャンスを不意にするのは愚か者のすることだ。
まあ今回恐らく初めての事例となったわけだが。
普通はそもそも契約がなかったら人間界にいられないわけで、リカルドが呼び出したライオン激似の精霊獣が規格外だから叶ったものなのだ。
即ち彼はかっこいいことを言っているようで、非常に運が良かっただけと言えるのだが、なんかかっこいい選択みたいに見えるのは顔のお陰だろうか。
それにしても二人共まともなことを言ってないのに、片方はダサく、片方はかっこよく見えるのが不思議だなぁ。
タイム?????
『ほう……タイムとな』
クックと喉で笑う精霊獣様。いやはやこいつは何を言いたいんだと頭が混乱する我らとは違い、悠然と構えているいらっしゃる。兄貴とお呼びしたい。はっ!いや、もう名前兄貴でいいんじゃないか?
「契約するのに名前が必要なのは存じています」
『……………………』
そう。精霊獣とは名前を与えると契約することができる。面白そうに目を細めている精霊獣様。もしや、面白いことが好きなのだろうか……だからこの少々変わり者のこの友人をお選びになったのだろうか…………。
「ですが、どれだけ考えても名前が出てこないのです!」
ーーーだろうな。
皆思った。じゃなければタイムなんて言葉出てこない。
「貴方様にふさわしい名前をつけてみせますので、お時間を頂けないでしょうか?」
とても真剣な表情。
男から見ても見惚れる。
言ってることは常識外れだが。
だが皆息を呑む。精霊獣様の返答によってはこの最高の相棒を得るチャンスを失うのだから。
『構わぬ。長い時を生きている故な数日のことなどそなた達の1秒にもならぬわ。その代わり……私に見合う名前を頼むぞ』
そう言って、精霊獣様はポンと可愛らしい片手で抱っこできるミニチュアサイズになった。しかも凛々しさは消え、なんか顔の周りがモフッとして身体も筋肉を失いポチャッとした可愛らしい感じになっている。
小型犬みたいで非常に愛らしい。撫で撫でしたい。
『ではな』
そう言って去っていく精霊獣様。精霊獣は普段天界にいる。人と契約すると長時間人間界にいられるようになるが、それでもずっとというわけにはいかない。
一般的な精霊獣が契約無しの状態で人間界に留まることは難しい。だがリカルドが召喚した精霊獣様は契約無しでも人間界に暫く留まれるようだ。それだけ強いということが伺い知れる。
だが、それにしても………………
その後ろ姿
かわええなぁ。
ーーーーーーーーー
教室に戻ったリカルドはクラスメイトに取り囲まれていた。なぜかって、もちろんのこと精霊獣の名前についてだ。
「ねえねえ何にするの?」
「リカルド羨ましいぜ!あんなかっこいい精霊獣様!俺は……俺は…………誰も出てきてくれなかった…………っ……っ……」
「それにしても精霊獣様素敵よね~」
皆口々に好き勝手思うことを言っていく中、
「リカルドお前、何様だよ」
聞いているものが不快になるような物言いをするのは同じクラスのジェラスだ。燃えるような赤髪と瞳、顔立ちは中の中、身長も平均、頭の出来は中の上、子爵家の長男。モテレベルは性格の悪さもあり皆無。
ジェラスは何かと優秀で超絶イケメンのリカルドに突っかかってくる。まあ嫉妬丸心出しで見るに耐えないが。リカルドはすっとジェラスに視線を向ける。気丈に睨み返しているがびくっと震えたの見たぞ。
「何様?」
「精霊獣を喚べる人間は少ない。皆必死なんだよ……願って願って願いまくるんだよ。それなのになんなんだよお前!もし精霊獣が嫌だって言ったらどうするつもりだったんだよ!たかが名前くらい適当につければいいだろうが!皆喚び出せたやつが羨ましくて仕方ないんだよ!なのに何なんだよお前!……名前考える時間を欲しいとか!先に考えとけよ!っていうかもしかして自分だったらまた喚べば他にも召喚に応じてくれる精霊獣がいるとか思ってるんじゃないのか!?どれだけ傲慢なんだよ!ふざけんじゃねえぞ!!!」
しーーーんと静まり返る室内。
ふんっと腰に手をあて言い切ったとばかりのジェラス。
まあ別にその剣幕に黙った訳じゃないんだが……
どちらかというと空気よめねー…………と言った感じだ。
そんな思いに気づかぬジェラスの鼻が微妙に膨らんでいる。皆の注目を浴びているからか、言い負かしてやったという思いからか……そんな自分ってかっこいいと思っているようだがなんかカッコ悪い。
ゆらりと立ち上がるリカルド。
おいおいリカルドは立っただけなのに腰が引けてるぞジェラス。
「まあ色々思うことは人それぞれだよな。俺の言動で不快に思った人がいたら悪かった。申し訳ない」
ペコリと軽く頭を下げる。
「だがそもそもどんな言葉だって行動だって全員が同じ思いを持つということ自体ほとんどないことだと思う」
それはそうだ。ある行いを善い行いだと褒める人もいれば偽善者だと言うやつもいる。全員に認められる言動というものは案外ないものだ。
「だからまあ気をつけはするがこれからも不快な思いをさせることはあると思う。皆勘弁な」
周囲の者はそもそもあいつみたいに思ってないしーという感じの者が多そうだ。
「だがなジェラス。俺は精霊獣に待ってくれと言ったことは後悔していないし、お前に言われた後に召喚していたとしても同じことを言ったぞ」
まあこいつならそうだろうな。
「まず俺は今回名前をさっとつけられたやつは俺と違って決断力があって尊敬する」
おっ、おお。自分を指しているわけじゃないんだろうがなんか照れる。
「ジェラス。自分の子供に名前をつけるとき何時間も何日もかけて悩まないか?」
まあ、悩む人は多いだろうな。
「先に決めておけば良いという意見もあるだろう。たぶんこのクラスにも喚べたらこういう名前をつけたいと一生懸命考えたやつもいるだろう」
うんうん、と頷く者が何人もいる。
なのに…………なんで応じてくれないんだという悲しい声も聞こえてくる。
「だが、中には顔を見てその子にあった名前をつけようという人だっているはずだ」
そらそうだ。
「俺はそういうタイプの人間なんだ」
そうか。
「そして、すぐには決められないタイプの人間なんだ。だからそう言っただけだ。それで精霊獣が納得してくださらなかったら諦めるしかないだろう。精霊獣は大切なパートナーだ。失礼があってはならない。自分も精霊獣も納得いかない名前を適当につけるくらいなら……俺は一人でいい」
おお!決断力ないことを超かっこいい感じに言っている。いや、そりゃあ名前は大事だが、とりあえず契約するためには早急に名前をつけなければならない。それ以外の選択などないのだ。ダサかろうが似合わなかろうがつける。それが当たり前というものだ。
チャンスを不意にするのは愚か者のすることだ。
まあ今回恐らく初めての事例となったわけだが。
普通はそもそも契約がなかったら人間界にいられないわけで、リカルドが呼び出したライオン激似の精霊獣が規格外だから叶ったものなのだ。
即ち彼はかっこいいことを言っているようで、非常に運が良かっただけと言えるのだが、なんかかっこいい選択みたいに見えるのは顔のお陰だろうか。
それにしても二人共まともなことを言ってないのに、片方はダサく、片方はかっこよく見えるのが不思議だなぁ。
26
あなたにおすすめの小説
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
【完結】長男は悪役で次男はヒーローで、私はへっぽこ姫だけど死亡フラグは折って頑張ります!
くま
ファンタジー
2022年4月書籍化いたしました!
イラストレータはれんたさん。とても可愛いらしく仕上げて貰えて感謝感激です(*≧∀≦*)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
池に溺れてしまったこの国のお姫様、エメラルド。
あれ?ここって前世で読んだ小説の世界!?
長男の王子は悪役!?次男の王子はヒーロー!?
二人共あの小説のキャラクターじゃん!
そして私は……誰だ!!?え?すぐ死ぬキャラ!?何それ!兄様達はチート過ぎるくらい魔力が強いのに、私はなんてこった!!
へっぽこじゃん!?!
しかも家族仲、兄弟仲が……悪いよ!?
悪役だろうが、ヒーローだろうがみんな仲良くが一番!そして私はへっぽこでも生き抜いてみせる!!
とあるへっぽこ姫が家族と仲良くなる作戦を頑張りつつ、みんなに溺愛されまくるお話です。
※基本家族愛中心です。主人公も幼い年齢からスタートなので、恋愛編はまだ先かなと。
それでもよろしければエメラルド達の成長を温かく見守ってください!
※途中なんか残酷シーンあるあるかもなので、、、苦手でしたらごめんなさい
※不定期更新なります!
現在キャラクター達のイメージ図を描いてます。随時更新するようにします。
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる