29 / 70
第2章 怒涛の学園生活の始まりですわ
或る彼女の悲劇
あの方は何故 私の思いを受け取ってくださらないのだろう?
あの小娘と私の違いはどこにあるのだろう? 納得いかないわ。
あの日園遊会で久しぶりの正装したアルフレッドはとても素敵だった。
本来なら私をエスコートして下さっても宜しいのに彼は今年、入学してきたあの憎たらしい小娘を
パートナーに連れてきた。周りの人間がお似合いだと口々に噂する。
全然似合っておりませんわ。 パーティーの間中アルフレッド様に纏わり着いて目障りでしょうがなかった。
やっと邪魔な女がいなくなったと思ったら直ぐに人に囲まれてしまった。
諦めかけた時彼が人気の無い方へ行った
チャンスだとおもった
「アルフレッド様漸く二人になれましたわね」
「君は・・・」
「失礼、私は大事な婚約者を探しているんだ。アンジェリーナ見かけなかったかい?」
また、その名前・・愛しい方の口から出る憎い女の名前 聞きたくない
「さあ、でもあの方でしたら心配しなくても幾らでも他の殿方が相手なさるんじゃないのかしら?結構な噂でしてよ?毎日の様に殿方と遊んでらっしゃるって」
アルフレッドは冷たい眼をして言った
「アンジェが他の男と?それはありえないな。あれだけ毎日私と一緒なんだ 他の奴の入る隙なんかないさ」毎日一緒ですって? どう言う事なのよ?
「じゃあ、サミュエル王子とかじゃないんですか?」
「私の一番大事な婚約者と大事な幼馴染を愚弄するのは止めていただきたい。」
こんなアルフレッドの顔は見たこと無かった。 拙いわ・・・嫌われたくない。
とっさに私は彼に抱きついていた
「幼き頃よりずっとお慕い申し上げていました。好きなんです・・どうか私の思いを叶えてください」
アルフレッドは強い力で彼女を押し留まらせると
「申し訳ないが想いに答える事は出来ない。私も子供の頃からアンジェ一筋だからね。ランバード嬢失礼するよ」彼は此方を一切見ないで行ってしまった。
その後、友人の下へどうやって辿り着いたか覚えていない
アルフレッドがあの女を抱き上げて何処かに連れて行くのを見た。
「ドロシア、もう諦めたら?脈無しよ」
「諦め切れませんわ 幼い頃からずっと好きだったのに」私は涙を堪えながら言う
「優しく微笑んで下さるのは私にも同じ 皆同じ 全員にお優しいのよ。アンジェリーナ様にだけは違う顔してらっしゃるわ 特別なのよ」
「それでも!私にはあの方しか見えないのに」
打ちのめされながら屋敷に着いた私にもっと酷いお父様とお兄様の言葉が待っていた
「ドロシア お前に縁談だ もう17になるのだからな 丁度良いお相手だ」
縁談・・・?アルフレッド様以外の方と?絶対嫌ですわ
「私は アルフレッド様に嫁ぎたいのです 他の方なんて絶対に嫌です」
父のランバード候は少し苛つきを隠そうともせず
「いい加減に夢を見るのは止めるんだ どんなにお前がアルフレッド様の事を好きでも振り向いても貰えないじゃないか!第一、あの方にはアンジェリーナ様と言う誰が見ても文句の付け所のない婚約者がいらっしゃるんだ。いいな、今度の休みの日に顔合わせだ。婚姻はまだ先になるが婚約は確定だ わかったな」
そう言うと部屋を出て行ってしまった
「ドロシア・・君の相手はジェラルド=アロン 伯爵家嫡男だ 彼の家は資産家だ 判ってるね?」
アロン家は成り上がりの新興貴族・・・その嫡男のジェラルド様は30過ぎで女好きで有名な方
「嫌です、あんな方と一緒になれだなんてお兄様酷い。私はアルフレッド様と添い遂げたいと思っているのに」
ウンザリした顔で兄が履き捨てるように言った
「私も父上と同意見だよドロシア。もういい加減に現実を見なさい。 お前はアルフレッド様に相手にされていないんだよ?今日も言い寄ったみたいじゃないか。これ以上私達の立場を悪くしないでくれないか?」
どういうこと?
「私だって将来はランバードを継がなくてはならない モントローズ家やエトワール家を敵にはしたくない」
「敵にだなんてそんな・・・」
「ドロシア 私だってお前は可愛い けれど叶えられる我儘には限度がある。この国の貴族である以上は王家に匹敵する力のある家がある事を忘れるな。」
アルフレッド様を忘れて他の方に嫁ぐの?そんなの絶対嫌 あの方以外に抱かれるの?絶対に無理
顔合わせだなんて絶対に行かないわ アルフレッド様がきっと助けてくれるに違いないわ
私を抱きしめて けして離さないよって言ってくださるわ
アンジェリーナよりも 私を愛しているって言って下さる筈よ
私は諦めないわ 諦めちゃいけないのよ・・・・・・・
愛しているわ アルフレッド
あの小娘と私の違いはどこにあるのだろう? 納得いかないわ。
あの日園遊会で久しぶりの正装したアルフレッドはとても素敵だった。
本来なら私をエスコートして下さっても宜しいのに彼は今年、入学してきたあの憎たらしい小娘を
パートナーに連れてきた。周りの人間がお似合いだと口々に噂する。
全然似合っておりませんわ。 パーティーの間中アルフレッド様に纏わり着いて目障りでしょうがなかった。
やっと邪魔な女がいなくなったと思ったら直ぐに人に囲まれてしまった。
諦めかけた時彼が人気の無い方へ行った
チャンスだとおもった
「アルフレッド様漸く二人になれましたわね」
「君は・・・」
「失礼、私は大事な婚約者を探しているんだ。アンジェリーナ見かけなかったかい?」
また、その名前・・愛しい方の口から出る憎い女の名前 聞きたくない
「さあ、でもあの方でしたら心配しなくても幾らでも他の殿方が相手なさるんじゃないのかしら?結構な噂でしてよ?毎日の様に殿方と遊んでらっしゃるって」
アルフレッドは冷たい眼をして言った
「アンジェが他の男と?それはありえないな。あれだけ毎日私と一緒なんだ 他の奴の入る隙なんかないさ」毎日一緒ですって? どう言う事なのよ?
「じゃあ、サミュエル王子とかじゃないんですか?」
「私の一番大事な婚約者と大事な幼馴染を愚弄するのは止めていただきたい。」
こんなアルフレッドの顔は見たこと無かった。 拙いわ・・・嫌われたくない。
とっさに私は彼に抱きついていた
「幼き頃よりずっとお慕い申し上げていました。好きなんです・・どうか私の思いを叶えてください」
アルフレッドは強い力で彼女を押し留まらせると
「申し訳ないが想いに答える事は出来ない。私も子供の頃からアンジェ一筋だからね。ランバード嬢失礼するよ」彼は此方を一切見ないで行ってしまった。
その後、友人の下へどうやって辿り着いたか覚えていない
アルフレッドがあの女を抱き上げて何処かに連れて行くのを見た。
「ドロシア、もう諦めたら?脈無しよ」
「諦め切れませんわ 幼い頃からずっと好きだったのに」私は涙を堪えながら言う
「優しく微笑んで下さるのは私にも同じ 皆同じ 全員にお優しいのよ。アンジェリーナ様にだけは違う顔してらっしゃるわ 特別なのよ」
「それでも!私にはあの方しか見えないのに」
打ちのめされながら屋敷に着いた私にもっと酷いお父様とお兄様の言葉が待っていた
「ドロシア お前に縁談だ もう17になるのだからな 丁度良いお相手だ」
縁談・・・?アルフレッド様以外の方と?絶対嫌ですわ
「私は アルフレッド様に嫁ぎたいのです 他の方なんて絶対に嫌です」
父のランバード候は少し苛つきを隠そうともせず
「いい加減に夢を見るのは止めるんだ どんなにお前がアルフレッド様の事を好きでも振り向いても貰えないじゃないか!第一、あの方にはアンジェリーナ様と言う誰が見ても文句の付け所のない婚約者がいらっしゃるんだ。いいな、今度の休みの日に顔合わせだ。婚姻はまだ先になるが婚約は確定だ わかったな」
そう言うと部屋を出て行ってしまった
「ドロシア・・君の相手はジェラルド=アロン 伯爵家嫡男だ 彼の家は資産家だ 判ってるね?」
アロン家は成り上がりの新興貴族・・・その嫡男のジェラルド様は30過ぎで女好きで有名な方
「嫌です、あんな方と一緒になれだなんてお兄様酷い。私はアルフレッド様と添い遂げたいと思っているのに」
ウンザリした顔で兄が履き捨てるように言った
「私も父上と同意見だよドロシア。もういい加減に現実を見なさい。 お前はアルフレッド様に相手にされていないんだよ?今日も言い寄ったみたいじゃないか。これ以上私達の立場を悪くしないでくれないか?」
どういうこと?
「私だって将来はランバードを継がなくてはならない モントローズ家やエトワール家を敵にはしたくない」
「敵にだなんてそんな・・・」
「ドロシア 私だってお前は可愛い けれど叶えられる我儘には限度がある。この国の貴族である以上は王家に匹敵する力のある家がある事を忘れるな。」
アルフレッド様を忘れて他の方に嫁ぐの?そんなの絶対嫌 あの方以外に抱かれるの?絶対に無理
顔合わせだなんて絶対に行かないわ アルフレッド様がきっと助けてくれるに違いないわ
私を抱きしめて けして離さないよって言ってくださるわ
アンジェリーナよりも 私を愛しているって言って下さる筈よ
私は諦めないわ 諦めちゃいけないのよ・・・・・・・
愛しているわ アルフレッド
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
田舎娘をバカにした令嬢の末路
冬吹せいら
恋愛
オーロラ・レンジ―は、小国の産まれでありながらも、名門バッテンデン学園に、首席で合格した。
それを不快に思った、令嬢のディアナ・カルホーンは、オーロラが試験官を買収したと嘘をつく。
――あんな田舎娘に、私が負けるわけないじゃない。
田舎娘をバカにした令嬢の末路は……。
【完結済】隣国でひっそりと子育てしている私のことを、執着心むき出しの初恋が追いかけてきます
鳴宮野々花
恋愛
一夜の過ちだなんて思いたくない。私にとって彼とのあの夜は、人生で唯一の、最良の思い出なのだから。彼のおかげで、この子に会えた────
私、この子と生きていきますっ!!
シアーズ男爵家の末娘ティナレインは、男爵が隣国出身のメイドに手をつけてできた娘だった。ティナレインは隣国の一部の者が持つ魔力(治癒術)を微力ながら持っており、そのため男爵夫人に一層疎まれ、男爵家後継ぎの兄と、世渡り上手で気の強い姉の下で、影薄く過ごしていた。
幼いティナレインは、優しい侯爵家の子息セシルと親しくなっていくが、息子がティナレインに入れ込みすぎていることを嫌う侯爵夫人は、シアーズ男爵夫人に苦言を呈す。侯爵夫人の機嫌を損ねることが怖い義母から強く叱られ、ティナレインはセシルとの接触を禁止されてしまう。
時を経て、貴族学園で再会する二人。忘れられなかったティナへの想いが燃え上がるセシルは猛アタックするが、ティナは自分の想いを封じ込めるように、セシルを避ける。
やがてティナレインは、とある商会の成金経営者と婚約させられることとなり、学園を中退。想い合いながらも会うことすら叶わなくなった二人だが、ある夜偶然の再会を果たす。
それから数ヶ月。結婚を目前に控えたティナレインは、隣国へと逃げる決意をした。自分のお腹に宿っていることに気付いた、大切な我が子を守るために。
けれど、名を偽り可愛い我が子の子育てをしながら懸命に生きていたティナレインと、彼女を諦めきれないセシルは、ある日運命的な再会を果たし────
生まれ育った屋敷で冷遇され続けた挙げ句、最低な成金ジジイと結婚させられそうになったヒロインが、我が子を守るために全てを捨てて新しい人生を切り拓いていこうと奮闘する物語です。
※いつもの完全オリジナルファンタジー世界の物語です。全てがファンタジーです。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――
片思いの貴方に何度も告白したけど断られ続けてきた
アリス
恋愛
幼馴染で学生の頃から、ずっと好きだった人。
高校生くらいから何十回も告白した。
全て「好きなの」
「ごめん、断る」
その繰り返しだった。
だけど彼は優しいから、時々、ご飯を食べに行ったり、デートはしてくれる。
紛らわしいと思う。
彼に好きな人がいるわけではない。
まだそれなら諦めがつく。
彼はカイル=クレシア23歳
イケメンでモテる。
私はアリア=ナターシャ20歳
普通で人には可愛い方だと言われた。
そんなある日
私が20歳になった時だった。
両親が見合い話を持ってきた。
最後の告白をしようと思った。
ダメなら見合いをすると言った。
その見合い相手に溺愛される。
病弱設定されているようです
との
恋愛
『あのようにご立派な家門にお産まれになられたのに⋯⋯お可哀想なご令嬢だそうですのよ』
なんて噂が流れているけれど、誰も会ったことがないミリー・ミッドランド侯爵令嬢。
ネグレクトなんて言葉はない時代に生まれ落ちて、前世の記憶を取り戻したら⋯⋯。
前世の記憶と共に無双します!
再開しました。完結まで続投です。
ーーーーーー
恋愛小説大賞27位、ありがとうございました(感謝)
ゆるふわの中世ヨーロッパ、幻の国の設定。
完結確定、R15は念の為・・
ボロボロになるまで働いたのに見た目が不快だと追放された聖女は隣国の皇子に溺愛される。……ちょっと待って、皇子が三つ子だなんて聞いてません!
沙寺絃
恋愛
ルイン王国の神殿で働く聖女アリーシャは、早朝から深夜まで一人で激務をこなしていた。
それなのに聖女の力を理解しない王太子コリンから理不尽に追放を言い渡されてしまう。
失意のアリーシャを迎えに来たのは、隣国アストラ帝国からの使者だった。
アリーシャはポーション作りの才能を買われ、アストラ帝国に招かれて病に臥せった皇帝を助ける。
帝国の皇子は感謝して、アリーシャに深い愛情と敬意を示すようになる。
そして帝国の皇子は十年前にアリーシャと出会った事のある初恋の男の子だった。
再会に胸を弾ませるアリーシャ。しかし、衝撃の事実が発覚する。
なんと、皇子は三つ子だった!
アリーシャの幼馴染の男の子も、三人の皇子が入れ替わって接していたと判明。
しかも病から復活した皇帝は、アリーシャを皇子の妃に迎えると言い出す。アリーシャと結婚した皇子に、次の皇帝の座を譲ると宣言した。
アリーシャは個性的な三つ子の皇子に愛されながら、誰と結婚するか決める事になってしまう。
一方、アリーシャを追放したルイン王国では暗雲が立ち込め始めていた……。
王太子に「戦友としか思えない」と言われたので、婚約を解消しました
明衣令央
恋愛
婚約者である王太子ヘンリーから「君のことは戦友としか思えない」と告げられた、公爵令嬢アリスティア。
十年以上の王妃教育を積んできた彼女は、静かに婚約解消を受け入れる。
一年後、幸せな結婚を迎えた彼女にとって、ヘンリーのその後は――もうどうでもいいことだった。