71 / 72
後ろからオッパイを鷲掴みしたかった~スタンリー視点~
しおりを挟む
※次回完結になります!
――――――――――――――――――――――
薬が切れたニーナは、細心の注意を払いながら抱かなければならない。
怖がらせないように、慈しむように、優しく優しく扱うのだ。
しかし興奮は冷めやらず、俺の息は荒くなる一方だった。
くそっ、落ち着け俺! 媚薬もどきが薄れたんだし、ここからが俺のテクニックの見せ所。
ケダモノの様になってはいけない。
ニーナに気持ちよくなってもらうんだ。
ズルッズルッと、ニーナのふわふわな尻に向かって、醜い肉棒を突っ込む。
そのたびに、ぷりんっと真っ白な憎いやつは戦慄くのだ。
「もっと、激しくていいよ?」
恥ずかしそうに、こちらを振り返るニーナ。潰れたカエルが尻だけ突き上げているような情けない姿が、どれほど俺を煽っているか分からないだろう。自分では見えないだろうからな。
細い首筋に汗で張り付いたクリームブロンドも、上気した頬も、快楽に潤んだ瞳も、何もかもが色っぽい。
「いや、激しくは……だめだ。できない。爪の先程も痛いとか怖いとか、感じさせたくない」
本当は叩きつけたい。パンパン音がなるほど激しく。
手首の拘束を解きたい。腕をついて上半身を支えて欲しい。
そうすれば、下向きに落ちた二つの白い塊は──赤い紐でしばられてせり出した乳房は、俺が突くたびに衝撃でプルプル震えるのだろう。
ああ、見たい。ニーナを後ろから犬のように犯すところを、前から見たい。俺が二人いれば! 次は絶対姿見を用意するんだ。
「あんっ──あっ……ん……はぁっ……はぁ……スタンリー様、乱暴にして。今の貴方は怖くない」
絡みつく膣の持ち主は、震える声でもう一度言った。
プツッと何かがコメカミで切れる音がした。これは、依頼だ。激しく、乱暴にしろと、俺に頼んでいるのだ。
手を回し、わしっと乳房を掴み、上半身を持ち上げた。
紐から窮屈そうに飛び出した乳房は、弾力があり、揉みごたえがある。手の平をつついてくる尖端が、遊んでほしそうだ。
お望み通り、指先で転がした。
「ニーナのツンて尖ってるところ、ニーナそっくりだ」
白く滑らかな首筋を舐めると、耳たぶをしゃぶりながらそう囁く。
巻きついたスタンリーバンドを撫でるように、片手を鼠径部まで這わせて。
「ここも」
紐で押し広げられた、むき出しの花芯を摘んだ。
「きゅ~っ!」
ニーナがガクガクと腰を振る。本能で腰が動くんだろう。
その振動は、刺さったままの辺境伯を刺激した。
俺は膝立ちになり、ギリギリまで抜く。
「はうんっ」
恥骨の下のざらっとした部分に傘が当たったせいで、ニーナの喘ぎが蕩けた。俺も一気に達しそうになって、息を止めた。この姿勢はヤバい。
「君のいい場所は、俺にもすごい刺激を与えるのだな」
ニーナはこちらを振り返り、潤んだ若草色の瞳を瞬かせた。
「いい場所?」
それを見てさらに頭に血が上る。無垢で無自覚で、体だけが淫乱とは。
「俺はダメなやつだ」
彼女のみっともなく広がった秘部から抜けそうなほど引き抜いていた楔を、大きく突き上げていた。
「いあぁぁぁっ!」
涙を飛び散らせた彼女に気を使えない。何度も腰を叩きつけながら、止められない己を呪う。
優しくすると言っておきながら。
「ニーナ、ニーナ」
揺れる乳房を掴みあげながら、ガツガツ穿つ俺を今度こそ許してくれないに違いない。
「嫌いにならないで」
ふわふわの尻の割れ目の奥にも突っ込みたい。
口にも耳にも毛穴にも。
ニーナの穴という穴全てに、この辺境伯を突っ込みたい。
醜すぎる拗らせインポテンツを許してくれ。君だけにしか勃たない俺は、君を壊してしまうんじゃないかと不安になる。
俺の性欲の全てが彼女に一人に集中してしまう。離れていた四年分も含め、全ての性欲が。
「ニーナごめん」
肉のぶつかり合う音に、恐怖しながらもやはりしなる腰は止まらず、俺は謝ることしかできなかった。クズすぎる。
彼女のあげる甘く蕩けそうな喘ぎ声だけが、唯一の救いだった。
なんで縛られて乱暴に犯されているのに、そんな声出すの?
俺の手の平を突き破りそうなほど尖った乳首を抓る。
「きゃうんっ!」
犬かよ。でも、どうしてこんな気持ちよさそうな顔で、振り返るの? スリスリ弄ぶと結合部から愛液が溢れ出てくる。アレクサーの名残か?
「もっと、激しくして……スタンリー様」
巨乳は感度が悪いなんて誰が言った? 煽ってくるニーナは、今は本当にただの淫乱だった。
紐から飛び出た肉の芽も弾いてやる。まるで勃起だ。
「あんっ!」
あちこち尖らせながら、下の口からも上の口からも涎を垂らし、虚ろな目になっているニーナは、アレクサー漬けの時よりよほど、正気を失っているように見えた。
「愛してる」
耳元で囁く。彼女が俺を嫌いでも、それだけは真実だから。
「うわっ」
ニーナの膣が搾り取るように絡みつき、俺の辺境伯を締めつけた。すり潰される!
たまらず、俺は彼女の中に小さなエイベルの素たちを解き放っていた。
二人の荒い呼吸しか、しばらく聞こえなかった。俺はあられもない格好のニーナから、紐を解いてやる。
拘束を解いた途端、ニーナはベッドの上に崩れた。
「赤くなってる」
網の目がついた白い肌を擦った。
「いいんです、気持ちよかった」
ニーナはうっとり目をつぶる。
「でも、少し疲れました」
「ニーナ」
俺はこれ以上彼女を貪らないように、ベッドを降りた。サイドの椅子に座って、はだけたガウンを直す。
「ニーナ、聞いてほしい」
どうしても、言っておきたいことがある。ずっと、伝えられなかったことだ。
「無垢な善人の君を陥れ、傷つけて、すまなかった」
許さなくてもいい。
「あんな忌まわしい経験だったのに……エイベルをこの世に生んでくれてありがとう」
ニーナは、未だにピンク色に染まったままの体を隠すようにしながら起き上がった。
「エイベルを育ててくれて、ありがとう」
こんなこと言われたくないだろうか。
「会わせてくれてありがとう」
父親面するんじゃない、と思うだろうか。お前のために産んだわけじゃない、と。
ニーナがじっと俺を見ているだけだから、緊張する。
「こんな強姦魔みたいな俺だが」
俺のあそこはすっからかん。そしてニーナもアレクサーが切れた状態だ。
やっぱりこれがいい。すっきりした状態ではっきり言いたい。何度でも、俺は言える。もう、ずっと前から。
「……俺は、ニーナの全てを愛している」
ニーナの唇が上がり、ペコッと両脇に穴が空く。
「強姦魔は、今さらですよ」
ニーナは枕を抱きしめたまま、ふっと、真剣な顔になる。
「自分の気持ちが、どうにもならないことに気づいて絶望です」
「ニーナ……」
「私も、愛してます。スタンリー様」
「──っ……俺の妻でいてくれるのか? 離婚なんてしないでいてくれるか?」
ニーナは目を丸くした。それから俺の不安げな顔に気づき、さらに笑顔を深くする。
「あなたが望む限り」
安堵のあまり、全身の緊張がすっと抜けてしまった。ふうっと汗を拭い、サイドテーブルのグラスを取る。
全部言えた。良かった!
「許してくれてありがとう。でも……まめに君を抱きたい。でないと本当にただの強姦魔になってしまう」
グラスを飲み干して、フフッと笑いが漏れる。
「その時は、君が俺を縛ってくれてもいいよ?」
冗談で言った時、ニーナの青ざめた視線とぶつかる。
「……?」
その視線は、俺の手にした空のグラスに注がれていた。
「あ……」
――――――――――――――――――――――
薬が切れたニーナは、細心の注意を払いながら抱かなければならない。
怖がらせないように、慈しむように、優しく優しく扱うのだ。
しかし興奮は冷めやらず、俺の息は荒くなる一方だった。
くそっ、落ち着け俺! 媚薬もどきが薄れたんだし、ここからが俺のテクニックの見せ所。
ケダモノの様になってはいけない。
ニーナに気持ちよくなってもらうんだ。
ズルッズルッと、ニーナのふわふわな尻に向かって、醜い肉棒を突っ込む。
そのたびに、ぷりんっと真っ白な憎いやつは戦慄くのだ。
「もっと、激しくていいよ?」
恥ずかしそうに、こちらを振り返るニーナ。潰れたカエルが尻だけ突き上げているような情けない姿が、どれほど俺を煽っているか分からないだろう。自分では見えないだろうからな。
細い首筋に汗で張り付いたクリームブロンドも、上気した頬も、快楽に潤んだ瞳も、何もかもが色っぽい。
「いや、激しくは……だめだ。できない。爪の先程も痛いとか怖いとか、感じさせたくない」
本当は叩きつけたい。パンパン音がなるほど激しく。
手首の拘束を解きたい。腕をついて上半身を支えて欲しい。
そうすれば、下向きに落ちた二つの白い塊は──赤い紐でしばられてせり出した乳房は、俺が突くたびに衝撃でプルプル震えるのだろう。
ああ、見たい。ニーナを後ろから犬のように犯すところを、前から見たい。俺が二人いれば! 次は絶対姿見を用意するんだ。
「あんっ──あっ……ん……はぁっ……はぁ……スタンリー様、乱暴にして。今の貴方は怖くない」
絡みつく膣の持ち主は、震える声でもう一度言った。
プツッと何かがコメカミで切れる音がした。これは、依頼だ。激しく、乱暴にしろと、俺に頼んでいるのだ。
手を回し、わしっと乳房を掴み、上半身を持ち上げた。
紐から窮屈そうに飛び出した乳房は、弾力があり、揉みごたえがある。手の平をつついてくる尖端が、遊んでほしそうだ。
お望み通り、指先で転がした。
「ニーナのツンて尖ってるところ、ニーナそっくりだ」
白く滑らかな首筋を舐めると、耳たぶをしゃぶりながらそう囁く。
巻きついたスタンリーバンドを撫でるように、片手を鼠径部まで這わせて。
「ここも」
紐で押し広げられた、むき出しの花芯を摘んだ。
「きゅ~っ!」
ニーナがガクガクと腰を振る。本能で腰が動くんだろう。
その振動は、刺さったままの辺境伯を刺激した。
俺は膝立ちになり、ギリギリまで抜く。
「はうんっ」
恥骨の下のざらっとした部分に傘が当たったせいで、ニーナの喘ぎが蕩けた。俺も一気に達しそうになって、息を止めた。この姿勢はヤバい。
「君のいい場所は、俺にもすごい刺激を与えるのだな」
ニーナはこちらを振り返り、潤んだ若草色の瞳を瞬かせた。
「いい場所?」
それを見てさらに頭に血が上る。無垢で無自覚で、体だけが淫乱とは。
「俺はダメなやつだ」
彼女のみっともなく広がった秘部から抜けそうなほど引き抜いていた楔を、大きく突き上げていた。
「いあぁぁぁっ!」
涙を飛び散らせた彼女に気を使えない。何度も腰を叩きつけながら、止められない己を呪う。
優しくすると言っておきながら。
「ニーナ、ニーナ」
揺れる乳房を掴みあげながら、ガツガツ穿つ俺を今度こそ許してくれないに違いない。
「嫌いにならないで」
ふわふわの尻の割れ目の奥にも突っ込みたい。
口にも耳にも毛穴にも。
ニーナの穴という穴全てに、この辺境伯を突っ込みたい。
醜すぎる拗らせインポテンツを許してくれ。君だけにしか勃たない俺は、君を壊してしまうんじゃないかと不安になる。
俺の性欲の全てが彼女に一人に集中してしまう。離れていた四年分も含め、全ての性欲が。
「ニーナごめん」
肉のぶつかり合う音に、恐怖しながらもやはりしなる腰は止まらず、俺は謝ることしかできなかった。クズすぎる。
彼女のあげる甘く蕩けそうな喘ぎ声だけが、唯一の救いだった。
なんで縛られて乱暴に犯されているのに、そんな声出すの?
俺の手の平を突き破りそうなほど尖った乳首を抓る。
「きゃうんっ!」
犬かよ。でも、どうしてこんな気持ちよさそうな顔で、振り返るの? スリスリ弄ぶと結合部から愛液が溢れ出てくる。アレクサーの名残か?
「もっと、激しくして……スタンリー様」
巨乳は感度が悪いなんて誰が言った? 煽ってくるニーナは、今は本当にただの淫乱だった。
紐から飛び出た肉の芽も弾いてやる。まるで勃起だ。
「あんっ!」
あちこち尖らせながら、下の口からも上の口からも涎を垂らし、虚ろな目になっているニーナは、アレクサー漬けの時よりよほど、正気を失っているように見えた。
「愛してる」
耳元で囁く。彼女が俺を嫌いでも、それだけは真実だから。
「うわっ」
ニーナの膣が搾り取るように絡みつき、俺の辺境伯を締めつけた。すり潰される!
たまらず、俺は彼女の中に小さなエイベルの素たちを解き放っていた。
二人の荒い呼吸しか、しばらく聞こえなかった。俺はあられもない格好のニーナから、紐を解いてやる。
拘束を解いた途端、ニーナはベッドの上に崩れた。
「赤くなってる」
網の目がついた白い肌を擦った。
「いいんです、気持ちよかった」
ニーナはうっとり目をつぶる。
「でも、少し疲れました」
「ニーナ」
俺はこれ以上彼女を貪らないように、ベッドを降りた。サイドの椅子に座って、はだけたガウンを直す。
「ニーナ、聞いてほしい」
どうしても、言っておきたいことがある。ずっと、伝えられなかったことだ。
「無垢な善人の君を陥れ、傷つけて、すまなかった」
許さなくてもいい。
「あんな忌まわしい経験だったのに……エイベルをこの世に生んでくれてありがとう」
ニーナは、未だにピンク色に染まったままの体を隠すようにしながら起き上がった。
「エイベルを育ててくれて、ありがとう」
こんなこと言われたくないだろうか。
「会わせてくれてありがとう」
父親面するんじゃない、と思うだろうか。お前のために産んだわけじゃない、と。
ニーナがじっと俺を見ているだけだから、緊張する。
「こんな強姦魔みたいな俺だが」
俺のあそこはすっからかん。そしてニーナもアレクサーが切れた状態だ。
やっぱりこれがいい。すっきりした状態ではっきり言いたい。何度でも、俺は言える。もう、ずっと前から。
「……俺は、ニーナの全てを愛している」
ニーナの唇が上がり、ペコッと両脇に穴が空く。
「強姦魔は、今さらですよ」
ニーナは枕を抱きしめたまま、ふっと、真剣な顔になる。
「自分の気持ちが、どうにもならないことに気づいて絶望です」
「ニーナ……」
「私も、愛してます。スタンリー様」
「──っ……俺の妻でいてくれるのか? 離婚なんてしないでいてくれるか?」
ニーナは目を丸くした。それから俺の不安げな顔に気づき、さらに笑顔を深くする。
「あなたが望む限り」
安堵のあまり、全身の緊張がすっと抜けてしまった。ふうっと汗を拭い、サイドテーブルのグラスを取る。
全部言えた。良かった!
「許してくれてありがとう。でも……まめに君を抱きたい。でないと本当にただの強姦魔になってしまう」
グラスを飲み干して、フフッと笑いが漏れる。
「その時は、君が俺を縛ってくれてもいいよ?」
冗談で言った時、ニーナの青ざめた視線とぶつかる。
「……?」
その視線は、俺の手にした空のグラスに注がれていた。
「あ……」
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
1,582
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる