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61話

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「さっきも言ったように、レベル8ダンジョンがある、『未知の島』の攻略は、学校が夏休み期間に入る時にやりますので、その時はどうぞよろしくお願いします」

「ちゃんとTwitterで呟くのでその時は拡散もよろしくでーす」

「もちろん、僕も拡散しますよ!」

「私もする」


『俺もする!』


『鍵アカウントが拡散するぜ!』


『俺はフォロワー2人だ!』


『なんなら私はフォロワーいませんなき(  ; _q  )』


『裏垢でも拡散しちゃおうかな』


「頼もしい視聴者さん達だね」

「一部可哀想な人もいた気がします…」

「よし、じゃあこれで【白夜】からのお知らせは終わりだな」

「【白夜】からは終わり?……ってことは!」

「ん。今度は…私から…お知らせ」

バッとミオを見ると、ミオは手を挙げる。

「1人で……配信やります……」

「「「「「お~!!!」」」」」


『えっ、まじ!?』


『やった!!!!』


『うおおおおおお!!!』


『ʚ( ˘꒳​˘ )ɞ』


今日一僕らが驚くことだった。
コメント欄の流れも速くなっている。

「確かに、ミオはシオンとコラボ配信するぐらいで、自分から配信すること無かったわね」

レオナのその問いに、ミオはコクッと小さく頷いた。

「ん。元々……シオンくんと……配信することが……目的だったから……するつもりはなかった……けど、シオンくんも……配信してるから……私もちゃんと……配信することに……した」

えっへんと胸を張るミオに、みんな自然と笑顔がこぼれる。

「む……真面目な……話なのに」

「す、すみませんミオちゃん。本当にシオンさんが好きなんだなって思ったんです」

「もちろん!」

「今までにない力強い返事だな!それで、配信はいつするんだ?」

「………」

「「「「「決めてないんかい!?」」」」」

「うそ……今度の……日曜にするつもり」

「「「「「ほっ……」」」」」

ちゃんと決めていたようで安心だ。


『コントかよwww』


『重要なのに面白いwww』


『案外ミオちゃんって、冗談好きなんだ』


『めっちゃ可愛い』


『そんなことよりシオンとミオたんのてぇてぇの波動で逝きそう』


『俺はもう死んだ』


「けど……話すのは……苦手だから……歌うのがメイン……Twitterで……リクエスト募集する」


『分かった!』


『めっちゃ楽しみ!』


『早く日曜日来ないかなぁ』


「途中で……シオンくん……召喚する」

「僕は召喚獣か何かなの!?」

「うん」

「否定してぇ!!??」

「シオン召喚魔法陣とか考えてみようかしら」

「レオナも乗り気にならないで!?」

「「冗談よ」」

「目が笑ってないんですけど……」

やばい、日曜が怖くなってきた。
遠くに逃げようかな……。

「よし、俺らとミオからのお知らせは以上だな。雑談配信だし、まだ30分過ぎたくらいだから、適当に質問に答えてみるか」

「今Twitterで呟いたので、頂いたコメントから適当に答えていきますね」

さすがユイ。行動が早い。


「じゃあ一旦CM入ります」

「「「「どこのテレビだよ!」」」」

ナツが僕のギターをジャラーンと鳴らす。

「あなたと車、どんな物語がありますか」

「本当にCMの真似事!!??」

「ごめん、最初の1音しか知らない」

「僕も知らないよ!」

「運転できる年齢まであと数年だよなぁ」

「車の話するの!?」

とかいう茶番を演じていると、続々とコメントが送られてきた。

「じゃあ質問コーナーやっていきますか!」

「「「「「「おー!」」」」」」
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