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独立篇
秋の美味しい恩恵
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レオが侯爵位に就いて間もなく、ガルディは在学中に戴冠して若き王となった。
異例のことではあるが、持病を長く患っていた陛下は早めの退位を選んだ故である。
もちろんまだ若いガルディだ、成人するまでは元陛下の指示のもと執政に就くそうだ。
そのため通学はひと月に一度になり、「もっと学生を満喫したかった」と週一で届く手紙に綴られていた。
国の天辺に立つというのは想像以上に重く息苦しいようだ。
「つぎの登校は・・・二日後か。なるべく話し相手になろう」
横からぴょこぴょこと尖った耳が悪戯をしてくる「フラ、手紙を見ちゃダメ」と注意する。
友人とはいえ王からの手紙である、気安く見せられない。
ちょっぴり公務にも触れている。
「うぬーフラもお家に手紙だそうかなー」
「モフモフ国にかい?」
「エルンヘルド国だもん!頭悪そうな名前つけないでー!」
「はいはい」
レオが学校へ通い始めてから3人との交流を優先とはいかず、帰宅後はなるべくサロンへ集まるようにしていた。
手紙に集中できないので封筒に戻し、地理の教科書と地図を広げた。
レオは地理に弱く世界情勢に疎い、侯爵家当主になったからには今までのようにはいかないのだ。
ちなみに領地は猫額程度貰ったが、領民がいない未開拓地なので運営で悩むことはない。
しかし冒険者として他国へ足を延ばすつもりならば勉強は避けられない。
「あー地理って苦手だ、覚えた先から忘れる」
「わたしも嫌い、興味ない国だと余計に身につかないよな」バリラが同意した。
「みなさん、林檎が剥けましたわ」
甘い香りに全員の目が輝く、盆に乗ったそれは斑模様のヘンテコな形。
「す、すみません。頑張ったのですけど」ティリルは慣れないナイフを練習中だ。
「まぁまぁ、味は変わらないよ」
サクサクと食めば甘酸っぱい香気が口に広がる、秋の味覚万歳。
「フラは丸かじりが好きだから皮は気にしないよ」
「それな、皮のままのがリンゴは美味い」
収獲期ということで3人は果樹園の依頼をほぼ毎日こなしていた。
ときどき見目の悪い果物を貰ってくる。
「害獣退治ってのもあったけど、やっぱオッサンたちに取られちゃうんだよ」
「害獣か・・・」
農園の美味しい味を知った獣がたまに悪さをするようだ。
山も実りは豊なはずだが魔物との争奪戦に負けたのが下りてくる。
「なぁみんな、豚肉は好きか?」
「豚、ソテーにすると美味いよなー」
「フラも好きー!」
「コートレッタ(カツレツ)が大好きです」
レオがニッと笑う。
「よし!秋の猪豚&山の幸狩り決定な!」
「「「やったー!」」」
こうして10日後の休日は、美味しい山狩ピクニックと決定した。
異例のことではあるが、持病を長く患っていた陛下は早めの退位を選んだ故である。
もちろんまだ若いガルディだ、成人するまでは元陛下の指示のもと執政に就くそうだ。
そのため通学はひと月に一度になり、「もっと学生を満喫したかった」と週一で届く手紙に綴られていた。
国の天辺に立つというのは想像以上に重く息苦しいようだ。
「つぎの登校は・・・二日後か。なるべく話し相手になろう」
横からぴょこぴょこと尖った耳が悪戯をしてくる「フラ、手紙を見ちゃダメ」と注意する。
友人とはいえ王からの手紙である、気安く見せられない。
ちょっぴり公務にも触れている。
「うぬーフラもお家に手紙だそうかなー」
「モフモフ国にかい?」
「エルンヘルド国だもん!頭悪そうな名前つけないでー!」
「はいはい」
レオが学校へ通い始めてから3人との交流を優先とはいかず、帰宅後はなるべくサロンへ集まるようにしていた。
手紙に集中できないので封筒に戻し、地理の教科書と地図を広げた。
レオは地理に弱く世界情勢に疎い、侯爵家当主になったからには今までのようにはいかないのだ。
ちなみに領地は猫額程度貰ったが、領民がいない未開拓地なので運営で悩むことはない。
しかし冒険者として他国へ足を延ばすつもりならば勉強は避けられない。
「あー地理って苦手だ、覚えた先から忘れる」
「わたしも嫌い、興味ない国だと余計に身につかないよな」バリラが同意した。
「みなさん、林檎が剥けましたわ」
甘い香りに全員の目が輝く、盆に乗ったそれは斑模様のヘンテコな形。
「す、すみません。頑張ったのですけど」ティリルは慣れないナイフを練習中だ。
「まぁまぁ、味は変わらないよ」
サクサクと食めば甘酸っぱい香気が口に広がる、秋の味覚万歳。
「フラは丸かじりが好きだから皮は気にしないよ」
「それな、皮のままのがリンゴは美味い」
収獲期ということで3人は果樹園の依頼をほぼ毎日こなしていた。
ときどき見目の悪い果物を貰ってくる。
「害獣退治ってのもあったけど、やっぱオッサンたちに取られちゃうんだよ」
「害獣か・・・」
農園の美味しい味を知った獣がたまに悪さをするようだ。
山も実りは豊なはずだが魔物との争奪戦に負けたのが下りてくる。
「なぁみんな、豚肉は好きか?」
「豚、ソテーにすると美味いよなー」
「フラも好きー!」
「コートレッタ(カツレツ)が大好きです」
レオがニッと笑う。
「よし!秋の猪豚&山の幸狩り決定な!」
「「「やったー!」」」
こうして10日後の休日は、美味しい山狩ピクニックと決定した。
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