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獣王国篇
ペットでも良いですご主人様!
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記憶をほぼ取り戻した俺は荒れた屋敷へ帰宅早々に掃除と修繕に追われた。
「どーすりゃこんなに荒れるのかね!」
各居室はともかく、共有スペースの居間は足の踏み場が無いし、キッチンは生ゴミの山で異臭を放っていた。
そして床には何カ所か穴が空いていた。
「が、がんばって生きてたんだよ?ね、皆!」
「ソウダヨォ!お金ないから自炊して生焼けでも我慢したもん!」
「はい、頑張って生きました!」
悪気がないのは理解した、だがな女3人もいて掃除すらしないってどういうこと?
「とにかく不衛生極まりない部屋を掃除するから!バリラは空の木箱と麻袋をたくさん持ってきて!ティルとフラは清浄魔法をかけて!」
「「「了解!」」」
相変わらず返事は良いんだよな……。
散らかった謎物体を拾い上げては袋へ入れていく、すると部屋の隅に座る人物と目が合った。
「……どちらさま?」
「な!私を忘れたままなわけ?あんたのこと探した功労者なのよ!ひどくない?」
いやそう言われてもな、うーん。
なんかわからんが物凄く腹立つ顔だっていうのはわかるんだけど。
「功労って、別に探してくれなくても人魚の薬で記憶を修復して自力で戻ったし……。結果は意味なくね?」
「なんですって!?あんたを失って消沈してた彼女たちを元気づけたのは私よ!?」
そうかぁ?
訝しい目をむければソイツの目は若干泳いでいた。
大袈裟に話を盛って言っているんだろうな。
「ティル、この人の言ってること正しい?」
「えー……まぁ大まかに言えば私達が早めに再会するきっかけは……作りましたわね」
そーだろそーだろ!とその人物は踏ん反り返った。自画自賛するヤツってロクなもんじゃないから。
「そうですか、それじゃ礼金を渡してご退去願おうか?」
「あら、報酬なら払いましたよ。寝床と食事が対価でしたから。というか払い過ぎてますね、発見できるまでの約束でしたがずーーーーとっここに居座ってます。部屋が荒れたのはこの方のせいでもあります。こうしてレオは戻ってきてますし用は無いのですよ」
ティルがそういうとその人物は急激に青褪めた。
「ま、待ってよ!行く当てがないのよ!恩人を住まわせるくらい良いじゃないの!」
「あんたなぁ……恩着せがましいに変化してる事を理解してるか?バカなのか?」
ナケナシの金を数枚出して握らせた。
女は素早くそれを奪ったが「ここにいたい!」と粘る。
「バリラ……」
「了解!」
なおも居座ろうとした女の首根っこをバリラは掴むと居間続きのベランダから放り投げた。
「一応あんたには世話になったがこれ以上は無理だからね?ただ飯ばかりたかっていい加減迷惑なのOK?」
「待ってよぉ!仲間にしてってお願いしたじゃない!」
とうとう泣き喚き庭先から不快音を垂れ流し始めた。
あーもうイライラするな。
「おい、そこの不審人物!」
「ジェイラよ!」
なんだい、嘘泣きじゃねーかよ!
「名はどうでもいい、仲間の募集はしてない。魔法使いは間に合ってるから」
「私の魔法は便利よ!なんでも探せるわ!ダンジョンでも迷子にならないし!超オススメ!」
「……ログの魔道具あれば良くね?他は?」
「う……か、風魔法と雷魔法が使える」
「それフラと被るから要らなーい!ね?レオ!」
「そうだな、要らないな。フラは闇以外使えるから有能だ」
それを聞いたジェイラとやらは叫んだ。
「いやーーー!お願いお願い!屋敷の隅っこでもいいの!なんなら眷属契約してもいいから!」
「おい、眷属契約って……ほぼ奴隷じゃねーか?俺が死ねばお前も死ぬよ?」
眷属契約、主には一切逆らえない。
身を挺して主に尽くす代わりに、生涯にわたり衣食住の世話を受けられる恩恵が約束される。
どちらかがそれを反故した場合、一方は死の罰が与えられる。
「冗談だろ、メンドクセー!絶対やだね!」
「じゃ、じゃぁ……ペットでも良いですご主人様!可愛がってください」
はぁ!?
「どーすりゃこんなに荒れるのかね!」
各居室はともかく、共有スペースの居間は足の踏み場が無いし、キッチンは生ゴミの山で異臭を放っていた。
そして床には何カ所か穴が空いていた。
「が、がんばって生きてたんだよ?ね、皆!」
「ソウダヨォ!お金ないから自炊して生焼けでも我慢したもん!」
「はい、頑張って生きました!」
悪気がないのは理解した、だがな女3人もいて掃除すらしないってどういうこと?
「とにかく不衛生極まりない部屋を掃除するから!バリラは空の木箱と麻袋をたくさん持ってきて!ティルとフラは清浄魔法をかけて!」
「「「了解!」」」
相変わらず返事は良いんだよな……。
散らかった謎物体を拾い上げては袋へ入れていく、すると部屋の隅に座る人物と目が合った。
「……どちらさま?」
「な!私を忘れたままなわけ?あんたのこと探した功労者なのよ!ひどくない?」
いやそう言われてもな、うーん。
なんかわからんが物凄く腹立つ顔だっていうのはわかるんだけど。
「功労って、別に探してくれなくても人魚の薬で記憶を修復して自力で戻ったし……。結果は意味なくね?」
「なんですって!?あんたを失って消沈してた彼女たちを元気づけたのは私よ!?」
そうかぁ?
訝しい目をむければソイツの目は若干泳いでいた。
大袈裟に話を盛って言っているんだろうな。
「ティル、この人の言ってること正しい?」
「えー……まぁ大まかに言えば私達が早めに再会するきっかけは……作りましたわね」
そーだろそーだろ!とその人物は踏ん反り返った。自画自賛するヤツってロクなもんじゃないから。
「そうですか、それじゃ礼金を渡してご退去願おうか?」
「あら、報酬なら払いましたよ。寝床と食事が対価でしたから。というか払い過ぎてますね、発見できるまでの約束でしたがずーーーーとっここに居座ってます。部屋が荒れたのはこの方のせいでもあります。こうしてレオは戻ってきてますし用は無いのですよ」
ティルがそういうとその人物は急激に青褪めた。
「ま、待ってよ!行く当てがないのよ!恩人を住まわせるくらい良いじゃないの!」
「あんたなぁ……恩着せがましいに変化してる事を理解してるか?バカなのか?」
ナケナシの金を数枚出して握らせた。
女は素早くそれを奪ったが「ここにいたい!」と粘る。
「バリラ……」
「了解!」
なおも居座ろうとした女の首根っこをバリラは掴むと居間続きのベランダから放り投げた。
「一応あんたには世話になったがこれ以上は無理だからね?ただ飯ばかりたかっていい加減迷惑なのOK?」
「待ってよぉ!仲間にしてってお願いしたじゃない!」
とうとう泣き喚き庭先から不快音を垂れ流し始めた。
あーもうイライラするな。
「おい、そこの不審人物!」
「ジェイラよ!」
なんだい、嘘泣きじゃねーかよ!
「名はどうでもいい、仲間の募集はしてない。魔法使いは間に合ってるから」
「私の魔法は便利よ!なんでも探せるわ!ダンジョンでも迷子にならないし!超オススメ!」
「……ログの魔道具あれば良くね?他は?」
「う……か、風魔法と雷魔法が使える」
「それフラと被るから要らなーい!ね?レオ!」
「そうだな、要らないな。フラは闇以外使えるから有能だ」
それを聞いたジェイラとやらは叫んだ。
「いやーーー!お願いお願い!屋敷の隅っこでもいいの!なんなら眷属契約してもいいから!」
「おい、眷属契約って……ほぼ奴隷じゃねーか?俺が死ねばお前も死ぬよ?」
眷属契約、主には一切逆らえない。
身を挺して主に尽くす代わりに、生涯にわたり衣食住の世話を受けられる恩恵が約束される。
どちらかがそれを反故した場合、一方は死の罰が与えられる。
「冗談だろ、メンドクセー!絶対やだね!」
「じゃ、じゃぁ……ペットでも良いですご主人様!可愛がってください」
はぁ!?
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