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友人にオヤツを
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「気持ちは嬉しいわ」
テントウムシはそう言って触覚を震わした。
でも食べるものが違い過ぎると思うのと、ボクのキッチンを見る。
「アブラムシはどんな味なの?」
ボクは諦めないで質問してみる、絶対なにかあるはずだよ。
「えーとそうねぇ」テントウムシは前足を口元にそえて考えている。
「お尻に甘い蜜がたまっているわ、蟻が私達から守る代わりに貰って舐めたりしてるわね」
また蟻か・・
「あとは……齧りついてる草の味がするわ」
「それから?」
「うーん、プニプチって感じ?」
擬音で返されてしまった、難しいなー。
「それから冬はほとんど食べないわ、仲間と一緒にじっとしてるの」
たまに木の蜜を舐める程度らしい。
蜜と草の風味、プニプチ?
美味しい草・・・野菜?夏だったらたくさんあったけど、今は果実が熟れる季節。
「例えば果実の香りって好き?」
「んーそうね嫌いじゃないわ」
そうか、ならばあとは食感だね(プニプチ)
でも一番の問題は、ボクらが一緒に食べて美味しいものじゃなければ意味がない。
アブラムシってゴマみたいな形だったよね、色は緑。
小さい小さいエビカズラの房のイメージがわいた。
ボクはエビカズラが大好き。
齧ればプチっと弾けて、あまーい汁が口いっぱいに広がる。
色は濃い紫だけど、受け入れて貰えるだろうか。中身は緑だから平気?
遠い国には緑の房もあるって聞いたけど、旅する時間はない。
『南の国にはエメラルドみたいな美味しい果実があるのよ』
あの姫がウットリ顔で話してくれたことを思い出しチクリと痛む。
いつか行ってみたいな、暑くて豊かだという南国へ。
見知らぬ国を想像しながら、お菓子のレシピに頭をひねった。
グリーンの果実が、夏にしか食べられないことを彼は知らずに。
テントウムシはそう言って触覚を震わした。
でも食べるものが違い過ぎると思うのと、ボクのキッチンを見る。
「アブラムシはどんな味なの?」
ボクは諦めないで質問してみる、絶対なにかあるはずだよ。
「えーとそうねぇ」テントウムシは前足を口元にそえて考えている。
「お尻に甘い蜜がたまっているわ、蟻が私達から守る代わりに貰って舐めたりしてるわね」
また蟻か・・
「あとは……齧りついてる草の味がするわ」
「それから?」
「うーん、プニプチって感じ?」
擬音で返されてしまった、難しいなー。
「それから冬はほとんど食べないわ、仲間と一緒にじっとしてるの」
たまに木の蜜を舐める程度らしい。
蜜と草の風味、プニプチ?
美味しい草・・・野菜?夏だったらたくさんあったけど、今は果実が熟れる季節。
「例えば果実の香りって好き?」
「んーそうね嫌いじゃないわ」
そうか、ならばあとは食感だね(プニプチ)
でも一番の問題は、ボクらが一緒に食べて美味しいものじゃなければ意味がない。
アブラムシってゴマみたいな形だったよね、色は緑。
小さい小さいエビカズラの房のイメージがわいた。
ボクはエビカズラが大好き。
齧ればプチっと弾けて、あまーい汁が口いっぱいに広がる。
色は濃い紫だけど、受け入れて貰えるだろうか。中身は緑だから平気?
遠い国には緑の房もあるって聞いたけど、旅する時間はない。
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あの姫がウットリ顔で話してくれたことを思い出しチクリと痛む。
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見知らぬ国を想像しながら、お菓子のレシピに頭をひねった。
グリーンの果実が、夏にしか食べられないことを彼は知らずに。
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