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俺は校舎中を探し回り、ようやく最後に、屋上にいたマサキを見つけた。
「マサキ!!!」
俺は大声で呼びながらマサキに駆け寄る。マサキは少し驚いたように俺を見ていた。
「どうした?タクミ。そんなに必死になってーーー」
「なんでこんなとこにいるんだよ!めちゃくちゃ探したじゃん!」
「え?あぁ。ちょっと呼び出されてーーー」
「呼び出し!?それってまさか…喧嘩?誰かに喧嘩売られたりしてんの!?俺のせい!?」
「は?喧嘩?何のこと?」
「俺があんまり人前でマサキにくっついてないから…なんだかマサキが番犬扱いになってるって…」
「番犬?よく分からないけれど…今の所、誰からも喧嘩は売られてないよ」
「本当か?でも、このままだったら、マサキに酷い事するやつが出てきたりするのか?俺、やっぱりみんなの前で…やった方が良い?」
俺は必死にマサキにしがみついて言っていたが、マサキの表情はずっと変わらない。俺は段々と不安になっていく。
「俺、マサキに怪我して欲しくないっ!人前でやるっていうか、人目を気にするのは性分の様なもので…でも、マサキが怪我しないならキスだったら…。それでもやっぱり、人目が多い場所では勘弁して欲しい…。校舎の端とか…いや、あんまり人がいない場所だと意味無いのか…え、どれくらいだと良いんだ?どれくらいすればいい?」
一人パニックになっている俺に、マサキは何故か噴き出していた。
「タクミ…っ…そんなに心配しなくても大丈夫だ」
「えっ?でもさ…」
「確かに、俺たちは他のやつらと違うかもしれない。けど、タクミが嫌なら別に無理する必要はない」
「でも、それじゃ…」
「タクミは今でも記憶が完璧に戻ってないし、まだここでの生活に慣れようと必死だろ?悪い、俺に余裕が無くて。最近は調子に乗ってたかもな」
「…っでもさ!」
「俺は大丈夫。”強欲”が印まで付けたんだ。誰も軽い気持ちでお前に手を出さない。逆に、それでもお前に手を出そうって事なら、俺が全力でそいつを潰さないと」
「潰すって…それ本気で言ってるよな?」
「え?当然だろ?」
再びキョトンとするマサキ。またマサキと感覚の違いを感じる。マサキは悪魔だから…いや、俺も悪魔なのに…。
俺の様子を見て、マサキが優しく声を掛けてくれる。
「タクミはタクミで良いんだよ。淫魔だからとか、周りの事は気にしなくていい」
「…すっごく有難いお言葉なんだけどさ!!!でも…本当に大丈夫なんだな?」
「うーん。そこまでタクミが積極的なら、断るのがもったいないとは思っている」
「ちょ!?」
「本当に大丈夫だよ。別に人前でやらないだけだろ?」
「そう…なんだけどさ…」
俺は人間だった事を、マサキに打ち明けるべきなんだろうか?こんなにも悪魔の常識に合わないことを、説明しなくてはいけないのでは?いつまでも、マサキがこんな俺に理解を示してくれるだろうか?
「あのさ、マサキ…俺…その…聞いて欲しいんだけど…さ…」
「…タクミ。その話、今じゃないと駄目?」
「え?別にーーー」
「なんだかあまり言いたくなさそうだし、それに…ちょっと今はーーー」
どうしたのかと思ったら、マサキが俺を抱き寄せて、肩に顔をうずめてきた。
「え?マサキ?どうした?」
「あー俺さ…お前の必死な顔に弱いのかも…」
「はっ?え?何それちょっと待て。え?何?スイッチ入ったの???」
「さっきからずっとやばい…」
「俺めちゃくちゃ真剣なのに!?」
「タクミが真剣だから、俺も我慢してたんだけど…そろそろ限界…」
「…っ、せめて…部屋に戻ってから…」
「そうだよな…ここ外だし…誰か来るかも」
マサキが俺の肩にうずめた頭を左右に動かす。
なにスリスリしてんだよ!!!
俺は必死に冷静を装って言う。
「…マサキ、早く…部屋に戻ろう…」
「うーん…」
マサキは先ほどから俺にくっついたまま動きそうにない。俺は心臓が痛いくらいに飛び跳ねてるのが分かる。すると、俺は肩に振動を感じ、マサキが笑いを堪えて震えているのが分かった。
「タクミ…なんでそんなに緊張してんの…っ…ごめんごめん。ちょっと抱きしめただけ…。部屋に戻ろう」
マサキは笑いを堪えて言った。
こいつ、俺がびびっているのを…楽しんでるな!
マサキが俺から体を離し、手を取って部屋に戻ろうとする。けれど、今度は俺が動かずにマサキの手を強く握った。
「タクミ…?」
マサキが振り返って俺を見る。俺は精一杯の勇気をかき集めて言った。
「別に…進んで人前でやる気はないけどさ…今、誰もいなしし…気になんないし…ここでも…」
「…いいの?」
「やりたいのにすぐやらないのって…その、変なんだろ…?」
「…タクミ。俺が以前にタクミの事、悪魔っぽくないって言ったの覚えてる?」
「…うん」
俺は下を向いた。先ほどとは違う意味で心臓がうるさくなっている。
「で、さっき俺が、タクミの必死な顔に弱いって言ったのも?」
「…うん?」
俺は話が見えず、顔を上げてマサキを見ると、マサキは何故か嬉しそうにほほ笑んでいた。
どうして?と思う俺に、マサキは俺に近づいて優しく抱きしめた。
「俺、タクミの悪魔っぽくない所にも弱い。というか…すごく好きだよ」
マサキの言葉を聞いた瞬間、ずっと俺の奥にあった、最後の最後まで残っていた小さくて硬い何かが、今ようやく無くなった気がした。
俺は泣きそうになるのを必死に堪え、優しくマサキを抱き返していた。
二人から少し離れた屋上の片隅で、一人の人物が座っている。ちょうど建物の陰に隠れていて、二人からは見えない位置にいた。
その人物は、ウサギのような人形を握りながらそっと呟いた。
「天使って、恋を成就させる業務もあるんだよねー」
そう言って、可愛い笑顔で人形を見つめた。
次の日、なぜか俺がマサキと屋上で仲良く過ごしていたことが噂になっていた。
どうしてだ!?え、あの場に誰かいたのか!?マサキは気にすることなく涼しい顔をしているけれど…これ、謀られたのか!?
昨日なぜ屋上にいたのかとマサキを問い詰めると、元々誰かに屋上へ呼び出されていたのだが、誰から呼び出されたのか覚えていないそうだ。結局その相手は来なくて俺がやって来て…それからは呼び出されたこと自体忘れていたそうだ。
まぁ…嘘をついてなさそうだったし…もしかしたら、呼び出した奴が俺の後に来て…もしかしてそいつが見てた…噂も…よし。もう深く考えるのはやめよう…。
でも噂のおかげか、俺とマサキは仲良しということで、今のところマサキに喧嘩を売る奴もいないようだし、俺の体調も良いし問題なく過ごせている。
唯一気になることがあるといえば…俺にはどうも変な癖があるようなのだ。
何も入っていないポケットの中に手を入れて、何かを掴もうとしてしまう時がある。ずっと大切なものをここに入れていたような…なんとなく物寂しい感覚がある。
そこで俺は、軽い気持ちで、マサキにある提案をする事にした。
「なぁマサキ。マサキの使い魔を貸してくれない?」
「…どうして?」
「マサキの使い魔を持っていたら、マサキは俺の居場所が分かるよな?もしもの時のお守りみたいな感じで…出来ればポケットに入れられるサイズが嬉しいんだけれど。ずっと持っていたいし…駄目?」
「駄目というか…タクミ、他人に使い魔を借りるってどういうことか分かってる?」
「え?どういうって…?今俺が言ったようなことでは?」
「確かにそうだけれど…。誰にそんな事教わったんだ…?でも…うん、分かった…貸すよ」
「ありがとう!」
「だけど…今後、絶対他の奴から借りるなよ?」
「え?別に借りないけど?なんで?」
「…上手く言えない」
「?」
そうして俺はマサキから、ネコのような人形の使い魔を借りることになった。
後日、俺がマサキから使い魔を借りていると周りに知られ…なぜか”印”の時のように…いや、それ以上に騒がれてしまう。
俺はまだ悪魔の常識を完全に理解していないから、なぜそんなに騒がれるのか分かっていない。けれど、これから分かっていくだろう。
まだ知らないことだらけのこの世界を、焦らずゆっくりと知っていけばいい。隣には、俺を好きでいてくれるマサキもいることだし。
なぜかは分からないけれど、こうして淫魔になったんだしさ。
【終】
「マサキ!!!」
俺は大声で呼びながらマサキに駆け寄る。マサキは少し驚いたように俺を見ていた。
「どうした?タクミ。そんなに必死になってーーー」
「なんでこんなとこにいるんだよ!めちゃくちゃ探したじゃん!」
「え?あぁ。ちょっと呼び出されてーーー」
「呼び出し!?それってまさか…喧嘩?誰かに喧嘩売られたりしてんの!?俺のせい!?」
「は?喧嘩?何のこと?」
「俺があんまり人前でマサキにくっついてないから…なんだかマサキが番犬扱いになってるって…」
「番犬?よく分からないけれど…今の所、誰からも喧嘩は売られてないよ」
「本当か?でも、このままだったら、マサキに酷い事するやつが出てきたりするのか?俺、やっぱりみんなの前で…やった方が良い?」
俺は必死にマサキにしがみついて言っていたが、マサキの表情はずっと変わらない。俺は段々と不安になっていく。
「俺、マサキに怪我して欲しくないっ!人前でやるっていうか、人目を気にするのは性分の様なもので…でも、マサキが怪我しないならキスだったら…。それでもやっぱり、人目が多い場所では勘弁して欲しい…。校舎の端とか…いや、あんまり人がいない場所だと意味無いのか…え、どれくらいだと良いんだ?どれくらいすればいい?」
一人パニックになっている俺に、マサキは何故か噴き出していた。
「タクミ…っ…そんなに心配しなくても大丈夫だ」
「えっ?でもさ…」
「確かに、俺たちは他のやつらと違うかもしれない。けど、タクミが嫌なら別に無理する必要はない」
「でも、それじゃ…」
「タクミは今でも記憶が完璧に戻ってないし、まだここでの生活に慣れようと必死だろ?悪い、俺に余裕が無くて。最近は調子に乗ってたかもな」
「…っでもさ!」
「俺は大丈夫。”強欲”が印まで付けたんだ。誰も軽い気持ちでお前に手を出さない。逆に、それでもお前に手を出そうって事なら、俺が全力でそいつを潰さないと」
「潰すって…それ本気で言ってるよな?」
「え?当然だろ?」
再びキョトンとするマサキ。またマサキと感覚の違いを感じる。マサキは悪魔だから…いや、俺も悪魔なのに…。
俺の様子を見て、マサキが優しく声を掛けてくれる。
「タクミはタクミで良いんだよ。淫魔だからとか、周りの事は気にしなくていい」
「…すっごく有難いお言葉なんだけどさ!!!でも…本当に大丈夫なんだな?」
「うーん。そこまでタクミが積極的なら、断るのがもったいないとは思っている」
「ちょ!?」
「本当に大丈夫だよ。別に人前でやらないだけだろ?」
「そう…なんだけどさ…」
俺は人間だった事を、マサキに打ち明けるべきなんだろうか?こんなにも悪魔の常識に合わないことを、説明しなくてはいけないのでは?いつまでも、マサキがこんな俺に理解を示してくれるだろうか?
「あのさ、マサキ…俺…その…聞いて欲しいんだけど…さ…」
「…タクミ。その話、今じゃないと駄目?」
「え?別にーーー」
「なんだかあまり言いたくなさそうだし、それに…ちょっと今はーーー」
どうしたのかと思ったら、マサキが俺を抱き寄せて、肩に顔をうずめてきた。
「え?マサキ?どうした?」
「あー俺さ…お前の必死な顔に弱いのかも…」
「はっ?え?何それちょっと待て。え?何?スイッチ入ったの???」
「さっきからずっとやばい…」
「俺めちゃくちゃ真剣なのに!?」
「タクミが真剣だから、俺も我慢してたんだけど…そろそろ限界…」
「…っ、せめて…部屋に戻ってから…」
「そうだよな…ここ外だし…誰か来るかも」
マサキが俺の肩にうずめた頭を左右に動かす。
なにスリスリしてんだよ!!!
俺は必死に冷静を装って言う。
「…マサキ、早く…部屋に戻ろう…」
「うーん…」
マサキは先ほどから俺にくっついたまま動きそうにない。俺は心臓が痛いくらいに飛び跳ねてるのが分かる。すると、俺は肩に振動を感じ、マサキが笑いを堪えて震えているのが分かった。
「タクミ…なんでそんなに緊張してんの…っ…ごめんごめん。ちょっと抱きしめただけ…。部屋に戻ろう」
マサキは笑いを堪えて言った。
こいつ、俺がびびっているのを…楽しんでるな!
マサキが俺から体を離し、手を取って部屋に戻ろうとする。けれど、今度は俺が動かずにマサキの手を強く握った。
「タクミ…?」
マサキが振り返って俺を見る。俺は精一杯の勇気をかき集めて言った。
「別に…進んで人前でやる気はないけどさ…今、誰もいなしし…気になんないし…ここでも…」
「…いいの?」
「やりたいのにすぐやらないのって…その、変なんだろ…?」
「…タクミ。俺が以前にタクミの事、悪魔っぽくないって言ったの覚えてる?」
「…うん」
俺は下を向いた。先ほどとは違う意味で心臓がうるさくなっている。
「で、さっき俺が、タクミの必死な顔に弱いって言ったのも?」
「…うん?」
俺は話が見えず、顔を上げてマサキを見ると、マサキは何故か嬉しそうにほほ笑んでいた。
どうして?と思う俺に、マサキは俺に近づいて優しく抱きしめた。
「俺、タクミの悪魔っぽくない所にも弱い。というか…すごく好きだよ」
マサキの言葉を聞いた瞬間、ずっと俺の奥にあった、最後の最後まで残っていた小さくて硬い何かが、今ようやく無くなった気がした。
俺は泣きそうになるのを必死に堪え、優しくマサキを抱き返していた。
二人から少し離れた屋上の片隅で、一人の人物が座っている。ちょうど建物の陰に隠れていて、二人からは見えない位置にいた。
その人物は、ウサギのような人形を握りながらそっと呟いた。
「天使って、恋を成就させる業務もあるんだよねー」
そう言って、可愛い笑顔で人形を見つめた。
次の日、なぜか俺がマサキと屋上で仲良く過ごしていたことが噂になっていた。
どうしてだ!?え、あの場に誰かいたのか!?マサキは気にすることなく涼しい顔をしているけれど…これ、謀られたのか!?
昨日なぜ屋上にいたのかとマサキを問い詰めると、元々誰かに屋上へ呼び出されていたのだが、誰から呼び出されたのか覚えていないそうだ。結局その相手は来なくて俺がやって来て…それからは呼び出されたこと自体忘れていたそうだ。
まぁ…嘘をついてなさそうだったし…もしかしたら、呼び出した奴が俺の後に来て…もしかしてそいつが見てた…噂も…よし。もう深く考えるのはやめよう…。
でも噂のおかげか、俺とマサキは仲良しということで、今のところマサキに喧嘩を売る奴もいないようだし、俺の体調も良いし問題なく過ごせている。
唯一気になることがあるといえば…俺にはどうも変な癖があるようなのだ。
何も入っていないポケットの中に手を入れて、何かを掴もうとしてしまう時がある。ずっと大切なものをここに入れていたような…なんとなく物寂しい感覚がある。
そこで俺は、軽い気持ちで、マサキにある提案をする事にした。
「なぁマサキ。マサキの使い魔を貸してくれない?」
「…どうして?」
「マサキの使い魔を持っていたら、マサキは俺の居場所が分かるよな?もしもの時のお守りみたいな感じで…出来ればポケットに入れられるサイズが嬉しいんだけれど。ずっと持っていたいし…駄目?」
「駄目というか…タクミ、他人に使い魔を借りるってどういうことか分かってる?」
「え?どういうって…?今俺が言ったようなことでは?」
「確かにそうだけれど…。誰にそんな事教わったんだ…?でも…うん、分かった…貸すよ」
「ありがとう!」
「だけど…今後、絶対他の奴から借りるなよ?」
「え?別に借りないけど?なんで?」
「…上手く言えない」
「?」
そうして俺はマサキから、ネコのような人形の使い魔を借りることになった。
後日、俺がマサキから使い魔を借りていると周りに知られ…なぜか”印”の時のように…いや、それ以上に騒がれてしまう。
俺はまだ悪魔の常識を完全に理解していないから、なぜそんなに騒がれるのか分かっていない。けれど、これから分かっていくだろう。
まだ知らないことだらけのこの世界を、焦らずゆっくりと知っていけばいい。隣には、俺を好きでいてくれるマサキもいることだし。
なぜかは分からないけれど、こうして淫魔になったんだしさ。
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