転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

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賊討伐

作戦失敗?

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カシューをチラッと見たが、動こうとする気配はない。
「たった4人なのか?あちらもたった3人だという事は偵察任務か?」
こちらの手数すら把握されており、普通に考えれば、作戦は大失敗でしかない。
「虎丸、ちょっと休んでろ。」
虎丸は立ち上がろうとするのが視野に入り。
「脳みそまで筋肉なのか?お前らにとって、相性の悪い魔術士が相手だと分かってるのか。そちらも1人、連れてるみたいだが。」
チラッとカシューを見ながら。

ここで突然だが、説明します。
この世界には魔法を使う職業の呼び方には段階がある。
魔法を覚えたてで直ぐに成れるのが魔術士→魔術師→魔道士→魔道師→魔導士→魔導師になる。
カシューは魔導士であり、相手はヨジとか言う相手のトップは魔道士だろうとの報告であった。
カシューは明らかにガッカリした表情を浮かべながら、「早くヨジとか言う魔道士を呼べよ。」などと怖い事をいう始末。
そんな言葉に1番反応したのは先程から偉そうに言ってる男であった。
一番、厄介なのは魔道士から上は言葉にすると、全部同じな事であった。
だから、区別しやすい魔術士、師は下に見られてしまう。
「軽々しく、ヨジ様の名を口に致すな。このデムもヨジ様に後を託された魔道士である。」
カシューはその言葉に笑みを浮かべ。
「リョー、らしいよ。じゃあ、頑張れ。」
……煽るだけ煽っといて、やらないのか。
「ちょっと待て。そいつの相手はオレがする。ちょっと因縁エンがあるのでな。」
そう言いながら、現れたのは引き締まった肉体に左頬にキズのあるリザードマンであった。
因縁エンって、何の事か分からずにいると。
「お前にはうちの若い者が世話になったらしいな。」
一瞬、何の事か分からずに居ると、そのリザードマンは後ろを振り返り。
「コイツで間違いないのか?」
その視線の先には見覚えのある?実際、判別出来てる自信はなかったが、身に付けてるモノを見て。
「もしかして、あの湖の?」
「間違いない様だな。姑息な手段でうちの者が世話になったそうだな。」
えっ?正々堂々、戦ったよね?
溜息をつき、腰の剣に手をかけた。
「姑息な手段?それも変なプライドのせいかな?事実は事実で伝えないと……。こちらの作戦がバレてる以上、手加減してるヒマはないからね。」
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