転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

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トラント

虎丸の反応

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店を出ると、虎丸は暇そうにうろついていた。
そして、何を持ってないのに気付くと、虎丸はガッカリした顔をした。
だが、少し歩き出すと、後ろから呼び止める声が。
振り返ると、テッドが布に包まれたモノを持ってきた。
布を解くと中には先ほどの剣や篭手が入っていた。
どうやら、クラやダート達が金を返してない事に気付き、ゴルドに詰め寄ったらしく、どうせ二束三文だろうからと商品を渡したらしい。
実際、剣自体は消耗品であったから、それなりの品であれば、充分であった。
だが、本当の掘り出し物は篭手であった。
鑑定眼はそれなりの自信があったので、損はしてないはずだ。
虎丸はそれらを見て、嬉しそうにしていた。
「ねぇ、主……どれくれるの?」
3本ある剣は虎丸が使っても、直ぐにはダメにはならないと思う。
篭手に関しては片方は鋲が打たれており、武具としての篭手であった。
自分用に買った篭手だけを取り、他を手渡すと、虎丸は嬉しそうにしまった。
どういう仕組みか分からないが、虎丸の何処かに収納する仕組みがあるらしい。
虎丸は興奮を抑えきれずに。
「ねぇ、主……次、何する?試しに行く?」
虎丸は早く新しい剣を使いたいらしい。
だが、反乱軍のウワサで目立つ行動は控えておいた方が良いだろう。
それを何となく虎丸に告げると、少しテンションが下がった。
その代わりに食事に行こうかと言うと、また嬉しそうに。
「ご飯、早く行こう。ご飯、ご飯……。」
先に聞いてたオススメの店へ来た。
リーズナブルで量も多く、味も良いと。
ただ店主の口が悪く、客も粗暴な感じなのがたまにキズらしい。
店に入ると、確かに客層はお世辞にも良いとは言えなかった。
だが、運ばれてくるメシは味はよかったし、量も多かった。でも、注文した際はそんなに食えるのかとストップされた。
だが、どんどん食べる虎丸を見て、少し感心しながら、出してくれた。
虎丸は満足したのか、お腹をさすりながら、イスにもたれていた。
「虎丸、そんなに食べて、大丈夫なのか?これからギルドで審査あるのに……。」
虎丸はその言葉に唖然としながら、こちらを見た。
「主、それ……聞いてないよ。しばらくは戦えないよ。」
虎丸の反応が見たくて、言ってみただけであった。
ギルドへは明日行く事にしていた。
自覚はないが、疲れが溜まっていたりするものだから。
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