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19.魔法VS剣技
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「キリカ、動け!死ぬぞ!」
「うるさい!PE持ちのくせに!!」
「はぁ!?」
キリカは恐怖の表情を僕に向けたまま、剣先を下さない。
こうも簡単にPEに対する境遇を知った。こんなに世間に嫌われていたとは思わなかった。
「今はお互い助け合う時だ!今は死ぬぞ!」
「別にいい!」
「はぁ!?」
「おや、仲間割れかね?そんな時間はあるのかな?」
ツルバは杖を構えた。
「アイスランス!さぁ!避けきってみろ!」
多数の氷の槍が、空気中の魔法陣から出現、射出された。
その一つひとつを弾き、前へ進む……いや、出来ない。僕は後ろへ戻った。
「あ」
槍は恐怖で動けないキリカへと真っ直ぐ飛んできた。
「間に合え……」
僕は鬼神剣を発動し、キリカの前へと急いだ。
「あ、え?」
何とか移動速度上昇で追いつき、護衛の剣改で盾のように防いだ。
この頑丈さ、信頼できる。
足腰に加わった、衝撃が逃げていく。大丈夫、防ぎ切った。
「何で?PEのくせに……人を守るなんて……」
「PEなんて関係ない!お前が……キリカが僕の仲間だからだ!」
自分自身のことなんてほとんど知らない。世間のことも知らない。それでも今やるべきことはしっかりわかるし体はそれに向かおうとしている。
「な、なーんてね?」
ぼけっとしたキリカに結構恥ずかしいことを言ってしまった。
「ごめん」
キリカの中の時が止まっては動き出した。
彼女の中で何かが解放された。キリカの顔がいつもの様に戻ったようだ。
刀を構え直す。すると右腕、肘から先が青いオーラのようなものに包まれた。
それは刀へと流れていく。
剣先はツルバへ、眼光は一点を見つめている。
「ありがとう、少しそこどいてて」
キリカは僕の右から飛び出して、ツルバへと走る。
追加射出された氷の槍を全て切断しつつ間を詰める。
「何だその力は!」
ツルバは盾を作る。持てる最大の盾で斬撃を防ぐつもりだ。
「脆い……」
キリカはボソッと呟き、盾を切断し、ツルバの体を切り裂いた。その残光は美しい青で僕を魅了した。
「グッ……斬っただと?」
「これは?」
キョウスケに訊ねる。
「キリカの『ユニークスキル』が覚醒しました。命名権利より『青の剣閃』」
「青の剣閃……」
「効果、万物を切断する。射程距離の自由化」
「めちゃめちゃ強いじゃないか!負けちゃいられないな!」
僕も前進して斬りかかる。
ツルバはキリカの刀を避けつつ僕の剣を盾で止める。このまま接近戦を続けていれば倒せる。
攻撃のスキを与えさせるな。
「めんどくさいヤツらだ……」
ツルバは唐突にカイナの元へ行き、杖を頭へ突き立てた。
「お前!カイナを人質に!」
ツルバは息を切らしている。年齢もそこそこ限界なのだろう。
「はぁはぁ、私は目に興味があるのだよ……」
ツルバがカイナの目を手を伸ばした。
「ッ!」
僕は咄嗟にストレージからCR1を取り出しツルバへ向け発砲した。どうやら僕は銃の扱いが上手いらしい。
ツルバの肩へ命中。さらにカイナを拘束していた何か機械のようなものも破壊した。
「はぁ……ふー、オトメ君……」
まるで呼吸を忘れたように話す。
「カイナ、ようやく喋れるようになったか!」
「拘束魔術が弱まったから……」
まだ目が虚ろでどこを見ているのかわからない。
今まで辛い思いをしてきたかもしれない。考えるだけでも心が痛い。
「キリカ、カイナをとりあえずツルバから離す、援護してくれ」
「うん!」
僕はカイナを抱えツルバから離した。
その間キリカはツルバをけん制した。
何とか三人で、距離をとることに成功。
「立てるか?」
「うん……」
徐々に回復しているようだ。
「オトメ君、来るよ!」
「お前らのせいだ……台無しだ……私は必ず!」
ツルバは杖を両手でしっかり構える。
「エーテルグロウ……必ず殺す!」
周囲の空気がツルバに集まっているようだ。
左側の胸から違和感を感じる。吐き気に近いものが同時にこみあげてきた。
杖が発光、あれには触れたくない。
「マズイ気が……」
「届けよぉお!アイスフィールド!エーテル場なんて知るかぁ!」
周囲に氷が展開された。冷気を感じる。床、壁から不快なものを感じる。
その不快感が集中した場所から、先程とは比べ物にならない大きさ長さの氷の槍が無数に出現、天井までを貫いた。
僕にはまだ攻撃予測地点が見える。一つの安置を見つけた。
「キリカ、カイナ、そこに行け!」
CR1を構え、安置に打ち込む。
「わかった!」
安置は狭い。僕は入らないだろう。
回避ポイントを吟味してテンポよく回避する。
「あれ、回避するスペースが……」
「そこだぁ!」
ツルバが巨大な氷槍を射出した。
「ハハハハ!さすがに死んだだろう!」
辺りを冷気が包み、視界が悪い。
よく見ると、貫いたのは護衛の剣改だった。
「なに!?オトメはどこだ!」
キリカは苦笑いをして、そっと人差し指を上に指す。
「なっ──」
僕は上へ跳躍、杖を抑えて動けないツルバへ向かってスキルを放つ。
「上にスペースがあってよかった!」
発動したのは『兜割り・天』独特な浮遊感が胃の内容物をかきまぜた。
「間に合え……アイスシー……」
振り下ろした剣は氷の盾と杖を切断し、ツルバの体を引き裂いた。ついでに僕の腕も吹き飛ばした。
本当に兜を割らなくて良かった。
「これが本当の痛み……か」
『出血』を受け倒れた。即時治療は難しいだろう。白い髪は赤く染まった。
「ああ、僕も腕が無くてとても痛いぞ」
僕は無い右腕を押さえて笑う。落とした剣を左手で握った。
「これでも死なないように加減したんだ……」
僕はフラフラの足でカイナとキリカの方へ歩く。
キリカ、やったぞ僕。
カイナ、ようやく助けてやれる。
視界が霞んできた。早く再生しないと。
「オトメ君、後ろ!伏せて!」
カイナが叫んだ。
僕はスグに地べたに伏せた。
「クソがぁ!」
僕の後方、ツルバはポーションを使い、回復、アイスランスを飛ばしてきた。
僕の前方、カイナは槍を装備、『サイクロンスラスト』を放った。
「殺させない!」
カイナは大きくタメを作り、槍から衝撃波を放った。
それは矛先を中心に渦を巻き、前方へ展開、徐々に広がりアイスランスを全て破壊した。
「痛い痛い!」
もちろん僕にも多少当たった。
ツルバにスキルが直撃し、胴体を渦状に何度も切り裂いた。
「ハハハハ……負けだ」
僕たちは何とか勝利できた。
「うるさい!PE持ちのくせに!!」
「はぁ!?」
キリカは恐怖の表情を僕に向けたまま、剣先を下さない。
こうも簡単にPEに対する境遇を知った。こんなに世間に嫌われていたとは思わなかった。
「今はお互い助け合う時だ!今は死ぬぞ!」
「別にいい!」
「はぁ!?」
「おや、仲間割れかね?そんな時間はあるのかな?」
ツルバは杖を構えた。
「アイスランス!さぁ!避けきってみろ!」
多数の氷の槍が、空気中の魔法陣から出現、射出された。
その一つひとつを弾き、前へ進む……いや、出来ない。僕は後ろへ戻った。
「あ」
槍は恐怖で動けないキリカへと真っ直ぐ飛んできた。
「間に合え……」
僕は鬼神剣を発動し、キリカの前へと急いだ。
「あ、え?」
何とか移動速度上昇で追いつき、護衛の剣改で盾のように防いだ。
この頑丈さ、信頼できる。
足腰に加わった、衝撃が逃げていく。大丈夫、防ぎ切った。
「何で?PEのくせに……人を守るなんて……」
「PEなんて関係ない!お前が……キリカが僕の仲間だからだ!」
自分自身のことなんてほとんど知らない。世間のことも知らない。それでも今やるべきことはしっかりわかるし体はそれに向かおうとしている。
「な、なーんてね?」
ぼけっとしたキリカに結構恥ずかしいことを言ってしまった。
「ごめん」
キリカの中の時が止まっては動き出した。
彼女の中で何かが解放された。キリカの顔がいつもの様に戻ったようだ。
刀を構え直す。すると右腕、肘から先が青いオーラのようなものに包まれた。
それは刀へと流れていく。
剣先はツルバへ、眼光は一点を見つめている。
「ありがとう、少しそこどいてて」
キリカは僕の右から飛び出して、ツルバへと走る。
追加射出された氷の槍を全て切断しつつ間を詰める。
「何だその力は!」
ツルバは盾を作る。持てる最大の盾で斬撃を防ぐつもりだ。
「脆い……」
キリカはボソッと呟き、盾を切断し、ツルバの体を切り裂いた。その残光は美しい青で僕を魅了した。
「グッ……斬っただと?」
「これは?」
キョウスケに訊ねる。
「キリカの『ユニークスキル』が覚醒しました。命名権利より『青の剣閃』」
「青の剣閃……」
「効果、万物を切断する。射程距離の自由化」
「めちゃめちゃ強いじゃないか!負けちゃいられないな!」
僕も前進して斬りかかる。
ツルバはキリカの刀を避けつつ僕の剣を盾で止める。このまま接近戦を続けていれば倒せる。
攻撃のスキを与えさせるな。
「めんどくさいヤツらだ……」
ツルバは唐突にカイナの元へ行き、杖を頭へ突き立てた。
「お前!カイナを人質に!」
ツルバは息を切らしている。年齢もそこそこ限界なのだろう。
「はぁはぁ、私は目に興味があるのだよ……」
ツルバがカイナの目を手を伸ばした。
「ッ!」
僕は咄嗟にストレージからCR1を取り出しツルバへ向け発砲した。どうやら僕は銃の扱いが上手いらしい。
ツルバの肩へ命中。さらにカイナを拘束していた何か機械のようなものも破壊した。
「はぁ……ふー、オトメ君……」
まるで呼吸を忘れたように話す。
「カイナ、ようやく喋れるようになったか!」
「拘束魔術が弱まったから……」
まだ目が虚ろでどこを見ているのかわからない。
今まで辛い思いをしてきたかもしれない。考えるだけでも心が痛い。
「キリカ、カイナをとりあえずツルバから離す、援護してくれ」
「うん!」
僕はカイナを抱えツルバから離した。
その間キリカはツルバをけん制した。
何とか三人で、距離をとることに成功。
「立てるか?」
「うん……」
徐々に回復しているようだ。
「オトメ君、来るよ!」
「お前らのせいだ……台無しだ……私は必ず!」
ツルバは杖を両手でしっかり構える。
「エーテルグロウ……必ず殺す!」
周囲の空気がツルバに集まっているようだ。
左側の胸から違和感を感じる。吐き気に近いものが同時にこみあげてきた。
杖が発光、あれには触れたくない。
「マズイ気が……」
「届けよぉお!アイスフィールド!エーテル場なんて知るかぁ!」
周囲に氷が展開された。冷気を感じる。床、壁から不快なものを感じる。
その不快感が集中した場所から、先程とは比べ物にならない大きさ長さの氷の槍が無数に出現、天井までを貫いた。
僕にはまだ攻撃予測地点が見える。一つの安置を見つけた。
「キリカ、カイナ、そこに行け!」
CR1を構え、安置に打ち込む。
「わかった!」
安置は狭い。僕は入らないだろう。
回避ポイントを吟味してテンポよく回避する。
「あれ、回避するスペースが……」
「そこだぁ!」
ツルバが巨大な氷槍を射出した。
「ハハハハ!さすがに死んだだろう!」
辺りを冷気が包み、視界が悪い。
よく見ると、貫いたのは護衛の剣改だった。
「なに!?オトメはどこだ!」
キリカは苦笑いをして、そっと人差し指を上に指す。
「なっ──」
僕は上へ跳躍、杖を抑えて動けないツルバへ向かってスキルを放つ。
「上にスペースがあってよかった!」
発動したのは『兜割り・天』独特な浮遊感が胃の内容物をかきまぜた。
「間に合え……アイスシー……」
振り下ろした剣は氷の盾と杖を切断し、ツルバの体を引き裂いた。ついでに僕の腕も吹き飛ばした。
本当に兜を割らなくて良かった。
「これが本当の痛み……か」
『出血』を受け倒れた。即時治療は難しいだろう。白い髪は赤く染まった。
「ああ、僕も腕が無くてとても痛いぞ」
僕は無い右腕を押さえて笑う。落とした剣を左手で握った。
「これでも死なないように加減したんだ……」
僕はフラフラの足でカイナとキリカの方へ歩く。
キリカ、やったぞ僕。
カイナ、ようやく助けてやれる。
視界が霞んできた。早く再生しないと。
「オトメ君、後ろ!伏せて!」
カイナが叫んだ。
僕はスグに地べたに伏せた。
「クソがぁ!」
僕の後方、ツルバはポーションを使い、回復、アイスランスを飛ばしてきた。
僕の前方、カイナは槍を装備、『サイクロンスラスト』を放った。
「殺させない!」
カイナは大きくタメを作り、槍から衝撃波を放った。
それは矛先を中心に渦を巻き、前方へ展開、徐々に広がりアイスランスを全て破壊した。
「痛い痛い!」
もちろん僕にも多少当たった。
ツルバにスキルが直撃し、胴体を渦状に何度も切り裂いた。
「ハハハハ……負けだ」
僕たちは何とか勝利できた。
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