ざまぁされた小悪党の俺が、主人公様と過ごす溺愛スローライフ!?

嶋紀之/サークル「黒薔薇。」

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 晴れて両思いとなり、恋人同士となったセインとヒイロ。思いが通じ合ったことで、二人の生活は大きく変化――していなかった。

「なあ、信じられるか!? せっかくその……、り、両思いになったのに、ヒイロの野郎、キスのひとつもしてこないんだぞ!?」
『はいはい、そりゃ大変だったわねー』
「絶対そう思ってないだろ!?」

 セインは現在、ヒイロの元パーティーメンバーである少女、マジカと水晶玉通信――魔法を使ったビデオ通話のようなものだ――で会話していた。
 彼女の襲来をきっかけにヒイロへの思いを自覚し、両思いになれたということもあり、セインはマジカに感謝の念を抱いていた。
 お人好しのマジカも、ストーカー気味のヒイロとよろしくやっているセインを心配しているらしく、たびたび連絡をとっており……二人はすっかり通話友達になっている。

 現在、ヒイロは魔物狩りのために家を出たばかりだが、いつも通りなら、30分もしないで帰ってくることだろう。
 先程まではヒイロも含めた3人で通話していたのだが、結界の近くに魔物の気配を探知したので、慌ててヒイロが退治に向かったのだ。

 そして――ヒイロがいなくなったのをいいことに、セインは、ここぞとばかりに本人には聞かせられない愚痴をこぼしているところなのである。

「あいつ、マジで意味わかんねえ。人の寝顔は盗撮するし年がら年中張り付いてるくせに、キスどころか添い寝も無理とか、羞恥心どうなってんだ?」
『あたしとしては、ヒイロのストーカー行為をナチュラルに受け入れてるあんたにもドン引きだわ……。しかもそれ、付き合う前からそうなんでしょ?』
「あ、ああ。ヒイロのやることだし、仕方ねーなと思って……」
『どうかしてるわよあんたたち……』

 マジカはげんなりした顔を見せる。ヒイロの暴走ぶりも問題だが、それを苦にしないセインもセインだ。

『よくもまあ、ヒイロのあの激重ぶりを受け止められるもんよね。破れ鍋に閉じ蓋ってヤツかしら?』
「まあ……ちょっとキモいけど、悪くねえぞ。あ、愛されてるって感じで……」
『うわぁ……。よくやるわー』

 呆れた様子で頭を抱えながらも、マジカはマジカなりに、二人が結ばれたことを祝福していた。
 なにせ、一歩間違えば犯罪者になりかねない勢いでセインを追いかけていたヒイロがとうとう報われて、ストーカーまがいの言動まで許容されているのだから……呆れもあるが、元仲間として祝福したい気持ちも当然、存在するのであった。

『まさかあのセイン・シャーテが、こんな変人だとは思わなかったわ。もっとお高くとまったヤツだと思ってた』
「? あ、ああ……口調の話か? その……ヒイロが、『素のほうがかわいい』って言うからよ……。まあ、あんたはヒイロの友達で、おまけに俺らのキューピッドだし。変に取り繕うのもな、と思って……」
『誰がキューピッドよ!? そこじゃないけど……もういいか』
 マジカはセインの外面について指摘したのだが、本人は、自分の外面モードが『お高くとまっている』と見られている自覚はないらしい。
 なお、口調に関しては、当初は取り繕っていたのだが……ヒイロも交えて通話するうちに、素の口調が漏れてしまうようになり、なし崩し的にマジカの前でも素で喋るようになっていたのだ。
 なお、ヒイロは、セインが自分以外の前でも素を見せるようになったことに、僅かながらの嫉妬を見せているらしい。相変わらず愛が重い男である。


「まあ……愛されてるのは嬉しいんだけどな? ヒイロって過保護すぎるんだよ。もうすっかり元気になったのに、狩りに行くのも許してくれないし……」
『……やっぱりあんた軟禁されてない? 大丈夫? 助けてあげよっか?』
「い、いや、ヒイロになら軟禁されたって構わねーし。それは……別にいいんだけど」
『いいの!? 馬鹿じゃないの!?』

 話題はヒイロの愚痴……というか、彼の過保護ぶりへの呆れに終始する。
 マジカの襲来から数週間経ち、セインがこの山小屋で暮らすようになってから一月半ほどが経過したにも関わらず、ヒイロは、未だにセインを家の外に出したがらないのだ。
 衰弱した体はすっかり回復し、魔法や剣術の鍛錬だってしているのに、家の敷地内を覆う結界の外には出られない。

 マジカの言うとおり、軟禁と言ってもおかしくはない状況なのだが……セインは、それ自体に不満があるというわけではない。それがヒイロの愛ならば、まあ、受け入れてやってもいいかなとは思っていた。
 ただ一点、あることが気にかかっているだけで。


「その……、ひ、ヒイロに世話になるばっかで、今の俺は、あいつのためになんにもできないだろ。それが情けなくてさあ……」
『……たしかに、ちょっと妙よね。あいつ、あんたにだけ異常に過保護だもの』
「だよな!? 俺の気のせいじゃないよな!?」
『まあ……あいつ、あんたのこと箱入りのお姫様かなんかと誤解してるとこあるから、そのせいじゃない? いっそ、目の前で魔法でもぶっ放したら、あんたの実力認めるかもよ?』
「いやいやいや!! 脳筋すぎるだろ!?」
『力こそ正義、魔力こそパワーよ!! ……っと、そろそろクエスト行く時間だわ。またね、セイン・シャーテ』
「あ、ああ……。付き合ってくれてありがとな、マジカ」

 セインは、ヒイロの役に立ちたいと思っていたのだ。彼が自分にしてくれるように、なにか、献身を返してやりたいと思っていた。
 恋人いない歴イコール年齢だった彼だが、物語や世間一般論を信じるならば、恋人とは対等であるべきなのではないかと思うのだ。少なくとも、ヒイロに一方的に守られているだけでは、彼の恋人として不釣り合いな気がして落ち着かなかった。


 マジカは用事があるから、と通話を切ってしまったので、続きは、一人で悶々と考えるしかなくなった。

(やっぱり……、ヒイロのやつ、過保護すぎだよな!? もう怪我は治ったのに、未だに結界の外に出してくれないとかどんだけだよ!! ……いやまあ、俺を心配してのことだから、あんまり強く言えねえんだけど……)

 拾われたばかりのセインは本当に衰弱死寸前だったので、ヒイロが過保護になってしまうのも、わからなくはないのだ。
 やはりマジカの言うように、魔法でもブチかまして、元気になったアピールをするべきだろうか……などと物騒なことを考えていると、魔物を倒したヒイロがちょうど帰ってくる。

「ただいま! ……って、あれ? マジカとの通話は?」
「あー。クエスト行く時間だ、つって切れちまった」
「そっか、入れ違いになっちゃったね」

 倒した魔物は解体して空間収納にしまってあるらしく、ヒイロは手ぶらである。本人どころか装備にすら傷のない様子は、さすが主人公とでも言うべきか。
 彼の強さがあれば、魔物狩りなど一人で片手間にできてしまうのはわかっていた。病み上がりの自分がいても足手まといになるかもという思いもあり、今までは遠慮し続けていた。

 だが……せっかく恋人になったのだ。頼りきりでいるのはやはり、腑に落ちない。
 セインは勇気を出して、切り出すことにした。

「……なあ、ヒイロ。さっきマジカとも話してたんだけどよ……。最近のおまえ、ちょっと、俺に対して過保護すぎねえか……?」
「えっ!? ……どこが……?」
「自覚ねえのかよっ!?」

 おずおずと切り出せば、返ってきたのはきょとんとした顔である。ヒイロならばあるいは、と薄々危惧していたが、本当に無自覚に過保護だったようめある。
 呆れてツッコミをいれつつ、セインは続ける。

「た、たしかに拾われたばっかの頃は、ボロボロに弱ってたぜ? けどさ……元々俺、おまえとタメ張れるくらいには強い冒険者だったんだけど? ……なんで、結界の外に出してくれねーんだよ」
「それは……、だって! セインにもしものことがあったら、って思うと……!」
「この森の奥なら人間なんざ滅多に来ねえし、俺が……犯罪奴隷として見つかって面倒ごとになる、っつー心配はねえだろ? な、なあ……そんなに俺って頼りない? ……おまえの役に立ちたい、とか、思っちゃだめなのかよ」
「っ!!」

 セインの言葉に、ヒイロはハッと顔色を変えた。

「ご、ごめん……、セイン……。僕、ただ君が心配で……」
「それなら! お、俺だって、おまえを心配する権利があるはずだろ!? いくらおまえが強いとはいえ……たった一人で魔物狩りとか、行くなよ……。なにかあったらどうすんだよ!?」

 声を荒上げるセインに、ヒイロは、またもきょとんとした顔をする。

「セイン……、僕のこと、心配してくれるの……?」
「あっ、当たり前だろ!? その……、こ、恋人……なんだから……」
「っ~~!!」

 ヒイロの瞳に驚きの色が浮かび、そして――それは歓喜へと切り替わる。
 飼い主に飛びつく大型犬のごとく、ヒイロは、セインに抱きついた。その背後に、ブンブンと尻尾が揺れる幻影が見えそうな勢いだ。

「ごめんっ、セイン! 僕、君の気持ちを全然考えてなかった……! つい、独りよがりで突っ走って……、また君を傷つけるところだったよね……」
「また……? べ、べつに、おまえなんぞに傷つけられるほどザコくねえっつーの!! ……わかればいいんだよ、わかれば」
「でも……、やっぱり不安だよ。君が誰かに傷つけられたりしたら、僕、多分正気じゃいられないし……」
「だぁあ~~っ!? まだ言うか!?」

 なおも不安を口にするヒイロに、セインの堪忍袋の緒が切れた。
 苛立ちに任せて魔力を練り上げると、仰々しい詠唱を唱えていく。

「ちっ……、脳筋マジカの入れ知恵通りにするのは悔しいけど! そこまで言うなら、よく見てろ! 俺の……今の俺の、本気をさあ!!」
「ちょっ……、セイン!?」
「熱き血潮よ、赤き闘志よ、獄炎となって燃え盛れ……、【バーニング・トルネード】!!」

 途端――ゴウッ!! と、二人の話す部屋の外、庭の一画に……捨てる予定の雑草置き場に、炎が現れる。苛立っているセインにも、整えた庭や畑を燃やさないだけの理性は残っていたらしい。

 現れた炎は、竜巻のように渦を巻いて燃え上がり、大きな火柱となっていく。
 見た目通りの、魔力消費も大きく派手な魔法だが……セインに疲れた様子はない。炎が他の場所に飛び火しないようにと絶妙にコントロールしているあたり、魔力の制御は完璧と言っていいだろう。

「…………すごい、遠隔魔法……! それに……、なんて、綺麗な……」

 ヒイロが思わず、といった様子で呟いた。

 そもそも、魔法の遠隔操作――離れた場所に発生させる、というのが、大きく魔力や精神力を使う高度な技なのだ。窓を隔てた家の外に、これだけ大きな火柱を立たせる、というのは、かなり実力のある魔法使いでないとできない技である。
 セインも、伊達にチート転生者をやっていたわけではないのだ。ヒイロと並ぶと、スペックで見劣りしてしまうところもあるだけで。

「なー!? ほら、これでわかっただろ!! この辺の雑魚魔物なんざ、このセイン様の敵じゃねえ、ってな!! ……わかったら、もう一人で勝手に狩りとか行くんじゃねえぞ!?」
 ヒイロの反応に気を良くしたのか、調子に乗ってイキリつつ、魔法を消してセインは言う。
 こうやってすぐ調子に乗るあたりが、彼が妬まれて断罪された理由の一端なのだが、本人はまったく気づいていない。

「……う、うん。ごめんね、セイン……。僕、すっかり忘れてたよ。君が僕より強くてカッコいい、最強の冒険者なんだって……!」

 なお――今、セインの隣にいるのは、彼限定で全肯定botと化す、セイン大好き男のヒイロである。
 素直に目を輝かせてあれこれ褒められれば、逆に、羞恥心が出てきてしまうもの。なにせ実力で言えばヒイロのほうが上なのに、惚れた弱みか、セインを全力でヨイショしてくるのだから。

「なっ……! ば、ばか、おまっ……そーゆー恥ずかしいこと言うんじゃねえっつの!! ……つか、おまえがそれを言うとか嫌味か!? ナメてんのかよっ!?」
「え? いや、本心だけど……? セインはいっつも僕を褒めてくれるけど、本気を出したセインには叶いっこないよ!! 惚れた弱みだってあるしね!!」
「ッ~~、ば、ばかっ! おまえ、ほんと馬鹿……!!」

 コントじみたやり取りをしながらも、今後の狩りは、二人で協力してやっていくことを決めたのだった。
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